クレールのおやつ  
 
 ジュ〜。  
 どこにでもあるようなマンションの平凡な1LDKの一室。  
 家具も黒を基調としたありふれた物で揃えられていたが、見る人が見れば賞賛の声を上げるほどの上等な品である。  
 2人用のソファとテーブルだけのシンプルなリビングの脇にあるキッチンで、黒のTシャツとジーパンを身に着けたラフな格好の中肉中背の男が鼻歌を歌いながらフライパンを片手に料理をしている。  
 熱せられたフライパンからは白い煙が上がり、甘い匂いを部屋の中に充満させていた。  
 ソファには人形と見間違おうと思うほどの美しい幼い少女がちょこんと座っている。  
 柔らかく波立つ金色のシルクのような髪の毛に筋が通った小ぶりの鼻、薄桃色の蕾のような唇、エメラルドのように透き通った綺麗な緑の瞳、フリルで飾られた桃色のドレスで包まれたその姿は可憐な百合のようだ。  
 それに加え、背筋を伸ばして両手をひざの上に軽く乗せ、無表情で料理をする男をジッと見つめる姿は、誰もが極上のフランス人形に見間違えてしまうだろう。  
 その少女が人形ではないのは甘い匂いに反応してヒクヒクと動く形の良い鼻を見れば気づく事が出来る。  
 
 ホットケーキを焼いていた男、坂上闘真が振り向き、ソファに座っている少女に優しく話しかける。  
 「クレール、ホットケーキ焼けたよ」  
 クレールと呼ばれた少女は無表情のままだが、目が輝いたような気がしたのは気のせいではないカも知れない。  
闘真は皿に盛り付けたホットケーキをクレールの前に置き、小さな手にナイフとフォークを握らせてあげた。  
 クレールは待ってましたとばかりに、不器用にナイフとフォークを操ってホットケーキを切り分け、口に運んでいく。  
 一仕事を終えた闘真はホットケーキと格闘を続けるクレールの隣に深く身を沈める。  
 「クレール、口の周りベタベタだよ」  
 「……ん」  
 闘真はクレールの愛らしい口をティッシュで優しく拭いてあげる。  
 クレールの視線はホットケーキに注がれたままだが、口を拭き終えるのを素直に待ってくれている。  
 口の周りが綺麗になったクレールは食事を再開し、直ぐに皿は空になってしまった。  
 「ごちそうさま」  
 「うん、お粗末様」  
 そういうと、立ち上がってリビングと玄関を繋ぐ通路の間にある扉を開けて寝室に使っている部屋に入って行った。  
 闘真は食器を流し台へ運んで、洗剤をつけたスポンジで洗っていく。  
 不座と行動をともにしてからは3,4日に1回のペースで誰かからの襲撃が相次いで、その度に住居が変わって落ち着く暇もなかった。  
 しかし、最近は襲撃される事も少なくなってきて、今の場所は住み始めてからもう2週間は経っている。  
 食器を洗い終えると、先ほどクレールと一緒に座っていたソファに寝転がり目を閉じて平穏な時間を満喫する。  
 
 ・  
 ・  
 ・  
 
 夕方を告げるチャイムの音で闘真は意識が覚醒した。  
 いつの間にか眠ってしまっていたようだ。  
 そろそろ夕飯を買いに行かないと行けない時間だ。  
 まどろんだ目でリビングの中を見渡すと、クレールの姿が見当たらない。  
 夕飯を買うときはクレールを連れて行かないと不機嫌になってしまうので、いつも一緒に買いに行くのだった。  
 「……ん。クレールは?」  
 「部屋にいるのかな?」  
 「クレール、いる?」  
 寝室に使っている部屋の扉を開けた。  
 寝室は2つのベッドとわずかばかりの2人の私物が置かれているだけのシンプルな部屋だ。  
 いつも直ぐに引っ越してしまうため、2人とも私物はほぼ無い。  
 闘真が部屋の中に目を向けると、ベッドに座って雑誌を読むクレールが目に写った。  
 クレールは闘真に顔を向けることなくずっと雑誌に目を落として、時折手元でページをめくる音を響かせる。  
 「あれ?何読んでいるんだい」  
 クレールの隣に座って手元を覗き込んだ瞬間、心臓が口から飛びだした。  
 「え…ちょ、ちょっとっ!クレール何読んでるの!」  
 羞恥のあまり顔を真っ赤にして声を上げるが、クレールは完全無視で手元の雑誌を読み続ける。  
 
 クレールが読んでいる雑誌、それは闘真が密かに買って隠していたエロ漫画本だった。  
 ちょうどクレールと同じ位の年齢の幼女が液まみれで肉棒を加えて悦んでいる絵が大きく載っていた。  
 「クレール!そんなの見ちゃダメ!」  
 「痛っ」  
 クレールの手の中にあるエロ本を取り上げようと伸ばした手を叩かれてしまう。  
 クレールはそこで初めて闘真の方へと目を向ける。  
 「う……」  
 宝石のような純真な緑の瞳でジッと見つめられて、闘真は思わず目を逸らしてしまう。  
 横目でチラリとクレールへ目を向けると、いつの間にか先ほどのエロイページを開いて中をこちらに向けていた。  
 「ク、クレール。早くそれ閉じて」  
 その状況に耐えられず、闘真はクレールを見ることが出来ないでうつむいてしまう。  
 羞恥のあまり固まってしまった闘真、闘真にエロシーンを見せ続けるクレール。  
 その状況のまま固まり、闘真の中で永遠とも思えるほどの長い時が流れる。  
 その状況を破ったのはクレールだった。  
 「おいしい」  
 「……えっ」  
 「おいしい」  
 何を言っているのか分からず、思わずクレールの顔に視線を向けて聞き返してしまったが、同じ言葉しか返ってこない。  
 少し視線を落とすと、卑猥なシーンが目に入る。  
 それは、ちょうどクレールくらいの幼女が男の股間から生えている肉棒を咥えて、その先端から迸る液体を飲みながらうっとりとした表情で「美味しい」と呟いているシーンだった。  
 「え、ええっ!」  
 思わずクレールの顔を見返すと、いつの間にかクレールの無機質な視線はが闘真の股間を見つめていた。  
 あまりの事に思考停止をして固まってしまう闘真。  
 クレールは雑誌を脇においてベットから降り立ち、闘真へ近づいてくる。  
 クレールの言葉と行動の意味が分かったときには、既にクレールは闘真の目の前に立っていた。  
 「だ、ダメっ!」  
 闘真は腰を浮かして離れようとするが、下半身に飛び掛ってきたクレールにベッドの上に押し倒されて押さえ込まれてしまう。  
 
 長刀を軽々と扱うクレールの力は意外と力が強い。  
 下半身に抱きついているクレールを突き飛ばす訳にもいかず、闘真は完全に身動きできなくなってしまった。  
 もちろん闘真の方が力が強いが、幼い少女に対して乱暴な事が出来るはずもなく、クレールの細い肩を弱弱しく押し返す程度の抵抗しかできない。  
 「ク、クレール!そんなの別に美味しくないから!離して!」  
 懇願する闘真を完全無視し、クレールはもたもたと手馴れない手つきでベルトを外すとズボンを力任せに引き下ろした。  
 「ちょっ!それはダメ!」  
 すでにクレールの小さく愛らしい白い手は闘真のトランクスのゴム部分をぎゅっと掴んでいた。  
 幼女の前で情けなくトランクスを晒す闘真は、それだけはダメだとばかりに自分のトランクスを全力で抑えて最後の砦を必死に守る。  
 「クレール!伸びちゃう!伸びちゃうってば!」  
 全力で上下に引っ張り合っているのだから既に伸びきってしまっているが、闘真は必死すぎて気づかない。  
 闘真もエッチなことにはもちろん興味はあるが、相手がクレールのような幼い子を相手にするわけにはいかない。  
 急にトランクスに掛けられていた力が消え、闘真は自分で思いっきり股に食い込ませてしまう。  
 「ひぎぅ!」  
 その痛さのあまり端に雫が浮かぶ目をクレールに向ける。  
 トランクスをひき下ろそうとする力を緩めたクレールは、涙目の闘真を感情の無い瞳で見上げて呟く。  
 「お腹すいた」  
 「えっ」  
 クレールの力が緩んだことで、闘真は無意識のうちに手を離してしまっていた。  
 その瞬間、闘真のトランクスは一気に引き摺り下ろされた。  
 「ああっ!」  
 「ちょっ、ちょっと!それ返してクレール!」  
 相変わらずの闘真の言葉は完全無視で、手にしたトランクスを無造作に後ろに投げ捨てる。  
 クレールはすかさず闘真の下半身に顔を寄せ、まだ柔らかい肉棒を両手で乱暴に掴んだ。  
 「痛っ!」  
 敏感なところを乱暴に捕まれて痛さに顔をしかめる。  
 しかし、クレールの口から漏れるクールな吐息が敏感な棒をくすぐり、思わず反応してしまう。  
 恥ずかしいやら、痛いやら、くすぐったいやらで混乱してしまっている頭を思わず抑える。  
 クレールは股間のモノを握る力を弱め、ゆっくりとぎこちなく扱き始める。  
 「あ…っ。や、やめっ!」  
 テクニックも何もあったものではない。  
 しかし、何時も自分で行う行為の感覚とはまったく違う他人に触られる新しい快感に腰を浮かせてしまう。  
 クレールと一緒に生活しているせいで自慰行為がご無沙汰で貯まってしまっているからか、淫猥さのまったく無いクレールの純真な手淫にすら熱く反応してしまった。  
 股間へ吐息をかけるクレールの小さな頭を両手で何とか押しのけようとするが、力が抜けてしまっていてクレールの頭を撫でているのと変わらない。  
 その頭を撫でられる感覚にクレールは気持ちよさそうに少し目を細めながらも、触るか触らないか程度の柔らかい力で不器用に半分充血した男性器を上下に扱き続ける。  
 幾度となく続くクレールの手のピストンに闘真は完全に体の力が抜けてしまってぐったりしている。  
 闘真にとっては永遠かと思えるほどの長い時間扱かれ、すっかり充血しきった男根へ突然新しい刺激が与えられる。  
 
 ぴちゃ……ぴちゃ……  
 
 2人きりの寝室に粘液の弾ける音が響く。  
 クレールの小さい両手に包まれてガチガチになった肉のキャンディに可愛い舌が伸ばされていた。  
 クレールの口内から小さな舌が伸びて先端を一舐めしては引っ込む。  
 そんな行為を何度も何度も、何度も何度も繰り返す。  
 もちろんクレールにそんな知識は無い、きっとエロ本の内容を思い出したのだろう。  
 「あ、あぅっ!ぐっ!」  
 プリンの様に柔らかい舌で一番敏感な部分をくすぐられ、熱い粘液を塗りたくられ、闘真の体は背筋に電気が走ったかのようにベッドの上で跳ねる。  
 初フェラをされてしまった。  
 しかも相手は小学校低学年程度の幼女である。  
 羞恥心と罪悪感で絶望する闘真のことなどまったく気にせず、クレールは闘真の股間にある熱いキャンディを両手で扱きながら舐め続ける。  
 既に闘真の股間の淫棒はこれ以上無いくらいに硬くなっている。  
 「クレール、ほんとに……もう……やめて……」  
 闘真の頭の中はもうぐちゃぐちゃに乱され、快楽への抵抗に負けそうだ。  
 その時、クレールは股間から顔を上げて闘真を責めるように見つめた。  
 周りを唾液で濡らせている口が開く。  
 「……クリーム出ない」  
 「……え?……ク…リーム?」  
 「こうすると出てた」  
 と言って、鋼鉄のように硬くなった剛直を強めに扱く。  
 どうやらエロ本に載っていた精液のことを甘いクリームだと思っているようだ。  
 「うぅ…。あ、あれはクリームじゃなくて……」  
 「早く頂戴」  
 いいから早くしろと言わんばかり肉棒を咥え込もうとするが、限界まで反り返った淫棒は上の方を向いてしまってなかなか咥えられない。  
 「……ん、食べにくい」  
 そう呟くと、クレールはお尻を闘真の頭の方へ向けて体に跨り、ガチガチに反り返った肉棒と顔の向きを合わせた。  
 小振りのお尻が目の前で揺れ、乱れたドレスのスカートから見える白い太ももが眩しい。  
 闘真がクレールのお尻と太ももに見とれていると、突然自分の股間が灼熱の熱に包まれて叫び声を上げてしまう。  
 溶けてしまうかと思うほどの熱さを感じる間もなく、突然与えられた強烈な刺激に意識が飛びそうになる。  
 
 じゅるぅぅううぅう!!  
 
 「あああああああああああああっ!」   
 漫画で見た美味しそうな白いクリームを早く出せと言わんばかりに思い切り肉ストローを吸い上げられる。  
 その瞬間、闘真は耐え難いほどの快楽の中で、今まで耐えて守ってきたものが崩れ落ちる音を聞いた気がした。  
 
 闘真は虚ろな目で目の前で左右に揺れる可愛らしいお尻を両手で鷲掴みにして、クレールの軽い体を固定する。  
 闘真の頭の中にはもう射精のことしかない。  
 体が1秒でも早く射精を求め、闘真の意識を無視して勝手に腰を振らせる。  
   
 じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!  
 
 闘真の腰の動きにあわせて卑猥な音が鳴り響く。  
 クレールの小さな口へとグロテスクな棒が激しく出入りするが、闘真からはクレールのお尻しか見えない。  
 しかし、見えないことで逆に想像を狩りたててしまい、闘真はさらに興奮していく。  
 まだ硬さを残したクレールの小振りのお尻を荒々しく揉みしだきながら腰のスピードを上げていった。  
 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、クレール!クレールッ!」  
 「んっ、んくっ、んんっ」  
 「も、もう出るっ!クレール!でちゃうよぉおおおお!」  
 「んぅぅっ!」  
 闘真は反射的に思いっきり腰を前に突き出し、クレールの喉の奥までパンパンに膨れ上がった熱い棒を突っ込む。  
 全身に電流が走り、体をビクビク痙攣させる闘真の目の前で光が弾ける。  
 闘真の世界が真っ白に染まった。  
 子種棒の中を通って白い濁流がクレールの口の中で暴れ狂い、喉へ襲い掛かる。  
 射精に合わせてクレールの喉が何度も鳴り、闘真の子種を必死に飲み込む。  
 あまりにも大量の白い粘液の流れに、クレールの小さな口では全部受け止めきれずに口の端から泡だった精液が噴出し、闘真の下半身に飛び散る。  
 壮絶といえるほどの強烈な勢いの射精が終わると闘真の全身の力が抜け、体がベッドの中に沈みこむ。  
 闘真は朦朧とした意識の中で、クレールが身軽な動作で自分の体から降りて脇に置かれたエロ本に非難の視線を向けているのを視界に捕らえた。  
 「嘘吐き。甘くない……」  
 そのまま部屋の外へ出て行ってしまうのを視界の隅に捕らえつつも、闘真は体を動かす力がない。世界が暗転していくのに逆らえない。  
 すぐに深い眠りの中へ落ちていった。  
 
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 お腹をすかせたクレールに叩き起こされるまで闘真は眠り続けた。  
 それからは何事もなかったかのように一緒に買い物をして、夕食を食べて1日が終わる。  
 しかしその日以降、甘くないと愚痴をこぼしたにも拘らず「お腹すいた」と言って、たまに闘真の熱いクリームを求めてくるクレールをあしらう事に頭を悩ませることになったのだった。  
 
 

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