<<希望>>という都市の中央にKIBOUという都市の名を冠した超高層ビルが存在する。  
その都市の地下には峰島勇次郎の遺産が存在している。  
マジシャンと名乗る人物が率いる組織、真目家と峰島由宇、元人だった化け物が三つ巴でその遺産を奪い合っていた。  
そんな緊迫した状況の中にあったある秘密のお話である。  
 
3つ巴の争いの直前という緊迫した状況の中、KIBOUのとある階の一室で、奇妙な光景が広がっていた。  
どこにでもいそうな普通な感じの男が椅子に座り、後ろ手に縛り付けられていた。  
いかにもお嬢様といった感じのショートヘアーの美少女がその男の前に跪き、ズボンのチャックに手をかけている。  
パーフェクトと言っていいほどの均整の取れた顔立ちをしたロングヘアーの美少女がそのかたらわに立って、男の股間を見つめている。  
何故こんな状況になったのだろうか……。  
 
 
………十数分前。  
遺産の奪い合いの緊迫した状況の中、麻耶と闘真と由宇の3人は打てる手は全て打ち、決戦に向け休養をとっていた。  
 
中小企業のオフィス程度の広さを持つ部屋に、その3分の1を占めるほど巨大なコンピュータが壁際に置かれている。  
それは名はトゥルーアイといい、真目家が誇るスーパーコンピュータである。  
そのコンピュータから少し離れたところに机と椅子が並んでいる。  
トゥルーアイの操作席の前に由宇と呼ばれるロングヘアーの美しい少女が座ってものすごい勢いでキータイピングして操作を行っている。  
その後ろに並んでいる机に着いて様子を見ているのが鳴神尊の継承者の闘真とその妹の麻耶であった。  
 
「よし、準備は完了した。後は時間が来るのを待つだけだ」  
トゥルーアイと呼ばれるスーパーコンピュータの前の席から由宇は立ち上がった。  
そして、後ろへ振り返って控えていた麻耶と闘真へニヤッと笑みを向ける。  
「事が始まったら忙しくなる。今は休んでおいた方がいいぞ」  
「そうですね。気を張っていて体力を消耗してもしょうがありません」  
麻耶はうなずき、怜を呼ぶ。  
すると、すぐに入り口のドアが開き、人が入ってきた。  
「御呼びでしょうか?麻耶様」  
「私達は少し休憩を取ります。お茶を入れてください。銘柄は怜に任せます。」  
「はっ。少々お待ちを」  
怜は優雅に一礼をして、外へ出て行く。  
「ふぅ……少し疲れたな…」  
と由宇は呟き、麻耶と闘真の対面の椅子を引いて腰を下ろす。  
「お疲れ様です」  
「由宇。お疲れ様」  
麻耶と闘真は一仕事終えた由宇にねぎらいの言葉を投げかける。  
「やっぱり由宇はすごいなぁ。何をしたのか良く分からないけど……」  
感心したような表情で闘真は由宇を褒める。  
その言葉に由宇は呆れたようにため息を吐く。  
「まったく。キミはいつも呑気なものだな」  
「う……。僕だって今が大変なときだって分かってるよ」  
「とてもそうには見えないが……。  
 私はキミを能天気でいつもぼんやりしていて、馬鹿で無茶を平気でする男だと思っているが…。  
 ああ…そうそう、女性に対する配慮ができないということも付け加えておこう」  
身に覚えがあるようなことばかりで闘真はうっと息が詰まって冷や汗をかく。  
「え、えーと。そんなk……」  
「そんな事ありません!!」  
 
闘真がひどい自分の評価に対して言い訳をしようと口を開いたが、麻耶がそれを遮ってドンッ!と机を叩き、前のめりになって由宇の評価に抗議する。  
「兄さんは優しくて大きな包容力を持っています。純朴でおおらかで、でもいざというときにはとても勇敢なんですっ!」  
言う事を言った麻耶はふぅ…と前のめりになった体を戻し、落ち着いたように言う。  
「それに、ズボラなあなたに対して女性に対する配慮なんて必要あるのかしら?」  
麻耶は椅子に深く腰掛け紅茶に口をつける。  
由宇はその言葉に少し眉をひそめる。  
「失礼だな。私だって一応生物学的には女性に分類されるんだぞ?  
 自分の陰部を女性である私に晒すのはどうかと思うのだが。私にも一応恥じらいというものがある」  
ぶっ!  
麻耶は生まれて初めて飲みかけた紅茶を思い切り拭いてしまった。  
「なっ、なっ……あ……ぅぅ…」  
ものすごく動揺しているのか、麻耶は顔を真っ赤にして体が硬直して言葉が口から漏れるばかりである。  
さらに、闘真も妹がいる場でのいきなりの台詞に動揺して何も言えず硬直している。  
動揺している麻耶と闘真を尻目に由宇は続けざまに言う。  
「まったく…闘真は己の汚らわしいものを女性に晒すのが当たり前の破廉恥で恥知らずな男なのだ」  
以前見た闘真の陰部を思い出し、由宇は頬を染める。  
「に、兄さんのは……汚らわしくなんて…ありませんっ!」  
「ふんっ、見た事がないからそんな事がいえるんだ」  
「み、見たことくらいありますっ!小さい頃ですが…」  
麻耶は動揺していて自分が何を言っているのかすらよく分かっていない状態になっている。  
「あ、あの……もうその話題は…」  
闘真が何とか話題の矛先を変えようと発言するが、麻耶に遮られてしまう。  
「分かりましたっ!私が兄さんのが汚らわしくない事を証明しますっ!」  
麻耶がとんでもない事を言い出した。  
「ほう、どうするつもりだ?」  
「え…あ…、そ、そうだわ。兄さん!ズボンを脱いでください!」  
顔を真っ赤にして闘真に向かって麻耶が叫ぶ。  
それを聞いた闘真は身の危険を感じ、ズボンを抑えて椅子ごと後ろにじりじり下がる。  
「ちょ、ちょっと待って。麻耶、落ち着いて」  
顔を真っ赤にしながら目を血走らせて興奮している麻耶をなだめようとするが、麻耶はじりじりと闘真ににじり寄ってくる。  
闘真は後ろに下がるが、コツンッと何かにぶつかって下がれなくなる。  
振り返ってみてみると、由宇が立って道をふさいでいた。  
「ゆ、由宇?」  
 
由宇は自分たちが着いていた机の小さなテーブルクロスを使って一瞬で当麻を後ろ手に縛り、椅子に押さえつける。  
「往生際が悪いぞ。せっかく妹が兄の名誉を守ろうとしているんだ、あきらめろ」  
「ちょ、ちょっと!由宇、離して!」  
と、やっている内に麻耶が四つん這いでにじり寄ってきて、既に闘真の足の間に体を滑り込ませている。  
「兄さん……」  
麻耶の手が闘真のチャックにゆっくりと伸ばされる。  
ジ…ジジ………ジ……  
チャックが静かに音を立てて引きおろされていく。  
その隙間から闘真の黒のブリーフが覗く。  
「あ……あぁ………」  
麻耶は手も声も震わせながらチャックの隙間に手を滑り込ませる。  
そのやさしくもむず痒い感覚に、闘真の体はビクンッと跳ねる。  
「麻耶、や、やめて……」  
自分のズボンの股間の中で麻耶の手がもぞもぞと蠢いて微妙な刺激を与えてくる。  
その刺激に闘真は自分のものが反応していくのを止められない。  
「兄さんは…わ、私の事がお嫌いですか?」  
悲しそうな顔で聞いてくる。  
「んっ…い、いや……あ、あっ……そんなことないよ…っ……麻耶の事は好き……だ…けどっ」  
「うれしいです。兄さん…。私、兄さんのなら平気です……だから………」  
麻耶の手がズボンの中で下着をずり下ろしてしまう。  
そして、麻耶の白魚のような白く細い指が闘真の少し硬くなった肉棒にやさしく絡みつく。  
闘真は拙いと思いながらも、ゆっくりズボンの中から己の肉棒が引きずり出されていく感覚にゾクゾクしてしまい、その行為を止める事ができない。  
由宇は恥ずかしいのか頬を染めてあさっての方を向きながらも、横目でチラチラとその様子を伺っている。  
そしてついに、ぽろんっと闘真の熱い肉棒が冷たい外気と麻耶と由宇の目に晒されてしまう。  
闘真はあまりの恥ずかしさに目に涙を溜めてしまうが、妹に陰部を見られているのみならず握られてしまっているという背徳感に快感を覚えてしまい、抵抗できない。  
「け…汚らわしい……」  
由宇はそういいながらも興味津々で、チラチラと闘真の陰部に目を走らせてしまう。  
 
麻耶は見るだけのつもりだったのだが、愛する兄の陰部をいざ目の前にしたら理性が飛んでしまったのだろうか…。  
「兄さん…兄さん…兄さんのはこんなに素敵なんですから…汚らわしくなんてありません……にいさん……にいさぁんっ!」  
麻耶はうっとりした表情で、目をとろんと蕩けさせながら兄の肉棒をしごき始めた。  
由宇はいつしか麻耶に扱かれまくっている闘真の肉棒を赤い顔で太ももをこすり合わせながら息を荒くして凝視している。  
そこら辺のアイドルや女優程度ではお目にかかれないほどの2人の美少女が己の肉棒に夢中になっている……闘真はその事実にぼーっとしてくる。  
3人の理性は溶け始め、頭の中で禁忌や常識が崩れていく。  
肉棒はすでに完全に勃起してしまっており、麻耶の手の動きに合わせて腰を振り始めている。  
3人の熱気が部屋に充満し、さらに思考を蕩けさせていく。  
「にいさんっ!にいさんっっ!」  
麻耶の手の動きがどんどん熱を帯び、激しくなっていく。  
闘真はお腹の奥がきゅっと締め付けるように窄むのを感じ、腰を思い切り突き出す。  
頭の中が一瞬で真っ白になる。  
びゅぐっ!びゅぐっ!びゅぐっ!  
何度も何度も射精を繰り返し、目の前に跪きながら肉棒を扱いていた麻耶の顔や髪に大量に降り注ぐ。  
「ふぁぁぁぁっ!にいさんんぅぅぅ!!」  
愛する兄が自分に射精したという事実に麻耶が歓喜の悲鳴を上げる。  
麻耶の頬を伝い美しい顎からから精液がとろぉっとスカートへ落ちていく。  
びゅぐっ!びゅぐ……  
ようやく射精が終わると、麻耶は顔についた精液を人差し指で拭って愛しそうに口に含む。  
「ん……ぺろ…ちゅぷっ………はぁはぁはぁ…おいしいです…兄さん…」  
3人はそのまま呆然と時を過ごす。  
数分後、突然我に返った麻耶が騒ぎ出し、この事は口外は一切なしと相談で決めて3人の秘密にしたのだった。  
以上が、峰島勇次郎の遺産をめぐる『希望』での争い前に起きた秘密の出来事である。  
 
 
ちなみに、その部屋の外では……。  
冷めた3杯の紅茶を手に、疲れた表情で立ち尽くす怜の姿があったそうな……。  
 

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