長い階段を上った先にある旅館だった女子寮の地下室の一室で一人の青年が天井まで届く機材に囲まれ、薄暗い部屋でモニターに見入っていた。画面には裸の女性達の入浴シーンが流れている。
青年の名は浦島 景太郎・・・。その名の精神は醜作という男に乗っ取られて以来、深い眠りについてしまった。醜作は50年前に、まだここが女子寮になる前の旅館の女将、景太郎の祖母に夜這いを掛けて事故で死んだ男だ。
肉体すら滅んでもなお醜作は執念となって地下で苦しみ続けて存在し続けた。そこへ景太郎が飛び込んできたのだ。チャンスを逃すわけも無く、瞬時に景太郎の身体を乗っ取った醜作は景太郎の知識と経験を手に入れ、手始めに叔母の浦島はるかの高価な着物を売り飛ばし、まとまった金で盗撮の道具を手に入れ、住人のあられもない姿を写しまくった。
写真はインターネットの世界を経由して労せず大金が転がり込んできた。なんせネタは抜群の美少女や金髪の小学生だ。値はいくらでもついた。集金システムを構築した景太郎こと醜作は様々な淫具を買い求め、各部屋を監視するケーブル網を設置し地下の隠し部屋に山となる編集機材と調教用具を用意した。
醜作は便宜状、ここを盗撮室と呼んでいる。
春のひなたのような雰囲気から僅か壁一枚の地下室への場面を移す。
盗撮室はむせるようなよどんだ空気が充満し人間のものとは思えない熱気が景太郎の身体から噴出していた。モニターを見入る眼鏡の下からギラつく目。口元からはご馳走を前にした獣のようにヨダレを流していた。それは狂った野獣そのものだった。
青い果実、それも極上の果実を前にして醜作の我慢は限界に来ていた。
耐えているのは景太郎が今だ童貞であったためだった。浦島 景太郎として生まれ変わった醜作は最高の初体験を経験するつもりだ。至高の食材を究極の調理で味わう・・・。
景太郎は画面を見ながら口元を歪める。かつての凡庸な面影はすでに無く、伺えるのは邪悪そのもの獣だけだ。
景太郎「むつみ・・・・ぎょべへべうぶへぼうぼびゃ」
我慢しすぎて可笑しくなっている様だ・・・・・。理性的な人間性はない。
そして話はちょっと前にもどる。
さわやかな朝だ。
目の前には小鳥が戯れて愛を歌っている。空を見上げれば雄大な空には果てしない青が広がり雲が緩やかに万の形を作りどれ一つ同じ形が無い。ああ、自然とはかくも望遠なり・・。
オレ様って何て詩人なんだろう。
胸一杯にさわやかな空気を吸いこむ。なにせ夜を徹して編集作業をしてたからフラフラだぜ、そんな心地好い疲労感も入金残高を見ると吹っ飛んじてしまうんだけどよ。
安息を土足で蹴破るやかましい音が廊下の奥から聞こえて来る。諦めにも似た境地で黙って立ち尽くした。
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
が、ガキ共だ・・・。廊下は走ってはいけません! という常識を知らないのかねぇ。
「おっはよー、けいたろー。キャハハハハ」 笑いながらサラが助走の勢いでジャンプした。
「オーッス!!」 サラも負けじと続けてジャンプする。
加速がついて体重の良く乗った蹴りが仰角75度、俯角15度の角度でオレ様の後頭部にヒットした。「こうとうぶ」ってワープロで変換出来ないんだな。殴られる瞬間そう思った・・・。
「はんぎょろも」
身体が覚えているのだろう。避ける事も出来ないないで意味不明の叫びを上げた。
一回転、ニ回転、三回転っと、おもしろい玩具のように廊下を転がって壁に激突するかに見えた。その時、オレ様に奇跡が起こった。
朝練に向う剣道馬鹿が廊下の角を曲がって来たのだ。
何て不幸なんだ・・・。 激突する瞬間までそんなことを考えていた。
ヤツの手にはもちろん木刀が握られていた。フッ・・・。
ガッ(木刀が景太郎の腹部にめり込んだ音)
そしてオレ様は小鳥のように空を飛んだ。高く高く・・・。どこまでも遠くに落ちたら死ぬぜ。
数十秒の空中散歩の後、急速に温泉に落下。朝風呂を楽しんでいた女(はるかとなるがいて狂暴な方に)に無言でアッパーカットされ、吹っ飛んだ。不幸とは続くものだ。脱衣所にしのぶがいた。
その後はよく思い出せない・・・。しのぶの悲鳴を薄れていく意識で聞いた。おそらく暴力女に止めを指されたのだろう。気づけば温泉の波間に浮かんでいた。
「殺す。今日という今日はゆるせん。ガキどもにオレ様の怖さを教えてやる」
それだけははっきりと誓った。
温泉から上がった時には時間は9時を少し回った所だった。軽く1時間は気絶していたようだ。台所でしのぶの用意した朝食をかき込んでから地下の盗撮室に引きこもり盗撮テープを拝んで気を落ちつけた。
最初のターゲットは決っていた。
サラ・マクドゥガル10歳。小生意気なクソガキだ。他の住人は大なり小なり、景太郎を異性として意識しているので醜作には悪い気がしなくも無かったが金髪の小娘だけは違っていた。
最初に選んだ理由はそれだけだった。どうせ全部食っちまう気でいたから。手頃で気に入らない順番で良かった。
小学生の帰宅は早い。これもやり易い理由だった。
特に大人びた性格のサラは同級生との付き合いも良いとは言えず、寄り道もしないでまっすぐ帰ってくる。スゥが帰ってくるまで亀のタマと遊ぶか喫茶ひなたではるかと話すぐらいしかサラの時間のつぶし方はない。
モニターにランドセルを背負ったサラが長い階段を駆け上がってくる。さっそくチャンスが訪れた。景太郎は無造作に転がっているガラスの小瓶を持って部屋を出て行った。
「なんだ浪人いたのか? 急に後ろに立ったからビックリしたぜ」 本当にびっくりしたから醜作も正体がバレたかと思って内心ヒヤっとした。
「ごめんごめんサラちゃん。さっき、温泉に入りに来ていたお婆さんからケーキを貰ったんだ食べる?」
「食べる♪」
元気に返事をしてサラは手を洗いに洗面所に走っていった。
手を振って水を切りながら台所にサラが来ると、既に机の上にイチゴのショートケーキがあって、ホットココアとフォークが並べてあった。
「どうぞ サラちゃん」
「ジロジロ見んなよ」
景太郎のコメカミに青筋が出来たのをサラは見落としていた。
そのままフォークを進めて綺麗に平らげた。込み上がってくる笑いに顔を歪めながら景太郎は自分の腰下にも届かないサラの手を掴む。
王女に仕える従僕のようなうやうやしさだったのだ。何の警戒もしないで手首を握られてしまった。
ほとんど同じに猛烈な便意がサラの下腹を突き上げた。急に襲ってくる便意は強烈でサラの表情は激変する。立つことも出来なくなる程で、その場に空いた手で下腹部を押さえながらうずくまった。
「あれー、サラちゃんも一応は女の子だねー。ガサツだと思っていたけど、ちゃんと内股で座って可愛いよ」
口調こそ丁寧だが表情は残忍で楽しそうな笑顔を浮かべている。
「はっうああぁぁ。うぐぅ。は、離せよ」 何とか口を開けて弱々しく命令する。
サラは思春期を迎えたばかりの多感な年頃の少女だ。只でさえ大人びた彼女にとって、情けない男と思っている景太郎に、トイレに行きたいなどプライドが許さなかった。
何とかして手を振り解きたいが手はしっかりと握られている。腹筋に力を入れると漏れてしまいそうだ。
「まだたくさんあるんだ。もう一つ食べる?」 意地の悪そうな口調。サラの身体に起きた異変を知っておきながら聞く。
「う、い、いらない・・・・ぐっ!」
「遠慮なんかしないで」
見上げれば景太郎の口元は薄ら笑いを浮かべて自分の苦しんでいる姿を見下していた。サラは全身から脂汗が吹き出てくるのを自覚しながら一服盛られたのを悟った。
「お前・・・いぐぅうう・・何・・・」
景太郎が手を離す。サラが感づいたの察したのだ。こうなればサラは景太郎を詰問するよりも早くトイレに向ってヨタヨタと動き出した。
小走りでトイレに飛びこむ。
慌ててオーバーオールの肩の止めボタンを外そうとする。しかし、上下一体になった造りの服は脱ぐのが困難で簡単には脱げない。
腸の煽動がサラの括約筋の限界を超えて肛門から割るような音を上げ噴出し勢いよくひり出された。
脱げなかったパンツの中に固形物がみるみるタマっていく。慌ててパンツを下ろせば便器やタイル、壁にまで飛び散って個室をクソまみれに汚していった。
力無く便器に座る。お尻と自分の出した物が便座の上に挟まって広がる。気色悪い感触がぬるぬるする。その後も断続的に排出が続く。サラは泣き出したい気分になった。
排出が止まり、落ち着くとおもらしをしたという羞恥に襲われた。
「とにかく拭いて、バレ無いように綺麗に・・」
トイレットペーパーのホルダーに手を掛けてサラは絶望的な気分になった。紙が無いのだ。それどころか水も流れない。
景太郎の陰湿な手段に怒りを覚えてもどうする事も出来ない。
「サラちゃん大丈夫?」
タイミング良く甘く優しい声を掛けて来る景太郎。よけい惨めな気持になる。あんな馬鹿に嵌められたのだ。
サラは怒りと情けなさで黙って答えない。
「紙は無いし水も出ないでしょ。掃除したいから出てくれないかな? 早くしないとスゥちゃんが帰ってきちゃうよ。見られたらみんなに言うだろうなー」
恐ろしい想像がめぐる。あの褐色娘は、それこそそこら中に言いふらすに違いなかった。住人に、クラスメートに、それに一生いわれるに違いない・・・。
「僕は誰にも言わないよ」
悪魔の選択だった。だがしかたない屈辱だがスゥに見られるという展開だけは避けなければならなかった。
「開けるよ」
心臓が凍りついた。鍵も取り外されているのだ。ドアノブの回す音、扉が開かれた。
「見るな、見るなよ」
洋式トイレなので、サラは座ったまま景太郎に見下ろされた格好になる。足首にはパンツが引っかかって茶色の軟便が小山を作っている。何か投げつけたくても当然だが何も無い、せめて顔だけ隠したくても手は排出物が付着して隠す所ではない。ただ悔しさと恥かしさで下を向くばかりだ。
「うわー、汚い。それに臭いなー」 大げさに驚いて見せる景太郎。
「う、うぅぅぅ」
すでに目に涙が溜まっていた。
「綺麗にしてあげるよ」
そう言ってサラの上着の淵を持ってバンザイの格好で脱がしてしまう。
「うわ」
「ほら、下も脱がないと」
手を掴んで軽々と立ちあがらせると、足首を掴んで右足、左足、汚物まみれの下着を足首から抜いていく。サラは恥かしさで景太郎のしゃがみこんでいる頭を離そうとしても体力差と汚物まみれの身体ではどうしょうもなく、なすすべもなく裸にされてしまった。
あわててお尻のアザを隠すために後ろに手を回す。
景太郎の前には少女の割れ目が目に前にあった。股間を胸も隠さないで、見せつけるようなポーズで腕が後ろに回っている予想外の風景に心が踊る。
やや膨らんだ胸は正確に反して控えめで蕾のように可憐で、股間は恥毛など生えているわけも無く、見事な一本線が形成されていた。
「どこ見てんだ! 子供の裸なんて・・」
いい終わる前に景太郎はサラの背中に腕を回して、うつ伏せのままの状態で小脇に抱えてしまった。サラは両足をバタつかせて抗議の声を上げる。
「コラ、降ろせよ。離せー」
空いている手を振り上げて少し力を込めてサラのお尻を叩く。肉の破裂音。久しぶりの肉鞭の音。
「きゃう!」
「おもらししたお仕置きだよ」
冷たい声でサラは思わず息を呑んだ。
「とりあえずお風呂に入ろう。うんちまみれの身体をきれいにしないと。温泉はお客さんがいるから使えないから僕の部屋のお風呂を使うといい。その間にトイレを綺麗にして着替えを持ってくるよ」
言いながら景太郎は全裸のままのサラを脇に抱えてひなた荘の廊下を歩いて行った。
サラは喚き暴れながら裸で家の中にいる事にドキドキしていた。
解説
やべぇ。修正版じゃない方を乗っけてました。
今日のは修正版です。
さぁ、続きをサクサク書くぞ。