ちかのお医者さんゴッコだったのに、何故か風景につながる話 75分版   提供 桃色戦車様 著 管理人

 

「んふ・・んん・・ふぅーんん」

 真っ白でまるでお姫様が眠る天蓋つきのベットの上から鼻にかかった甘い声が聞こえる。もし、だれかが声の主を確認するため覗きこめば絶句するに違いない。

 声の主は、まるでお姫様なかわいい女の子だった。

 ただし、服は一枚も着ていない。両膝はガムテープで二重にも三重にも貼られ、左右の足の裏を合わされて、やはりガムテープで幾十にも張り合わされていた。そうなると女の子、秘所は隠すことなく強制的に開かれたままの状態になる。手は後ろに回されている。もしかしたら足のようにガムテープで固定されているのかもしれない。

 甘い声に注意を払って、聞きとればカタカタとプラスチックの衝突音とモータの回転音が聞こえてくる。音の場所を耳で追えば女の子の身体の中からだ。ベットの上に無造作に置かれたコントローラからコードが股間の穴に何本も入って機械的な力で強制的に刺激しているのだろう。よりもよって、一番敏感なクリトリスの部分にはパールロータと呼ばれる淫具が、用途も理解できない女の子の大事な部分に医療用のテーピングでしっかりと固定され、大人の女性でも耐えられない刺激を強制的に受けていた。

 お尻の穴から一つ、おしっこする穴から一つ、クリトリスに固定されているのが一つ。ソレだけではない。両方の乳首にもやはりテーピングでしっかり固定されたパールロータが無慈悲に何の容赦もなく身を震わせ刺激を与えつづけていた。

 女の子は涙を出して刺激に絶えつづけた。うめくような声も好きで出しているのではない。後頭部まで回った女の子には似つかわしくない皮の拘束具が口腔を塞ぎ言葉を紡ぐのを禁じているのだ。

 腰は間断なく、与え続けられている機械的な刺激に女の子とは思えないぐらいいやらしくピクピクと動いて観察者の眼を楽しませていた。

 そう、この部屋には女の子の視線の向こう側。慈しむように枕元に優しく座った男の子がいた。

 女の子は、涙目で訴えるように男の子を見ていた。

 

『あにくんになら何をされてもいいの』

 

 モノを言わぬ眼は、女の子だと感じさせない強い意思で語りかけるような視線で訴えている。

「ちか・・・・かわいいよ・・・・そう・・・・だね。大好き・・・・だ・・・・ちか」

 男の子は、いくつかあるコントローラの一つを拾って、ちかと呼んだ女の子の前に持ってきた。朝から、この淫靡な遊びの中で何度も繰り返されている光景。

 ちかはビクンと身体を強張りさせた。

「どれが・・・・動くか・・・・」

「んんふぅ・・・・んんんん」

 しきりに首を振って嫌々のポーズを取る。無駄だと知りつつも拒否を望むのは女の本能だろうか? もっとも、そのような拒絶を喜ぶのも男の本能かもしれない。

 男の子はコントローラのスイッチONにする。最初、下から来る刺激が何処から来るものか解らなかった。直ぐにお尻の中のものが暴れて意思とは無関係に敏感な部分を刺激する。男の子は適当にコントローラを取ってはスイッチを最大まで上げては下げて、適当に五つのコントローラを使ってちかの身体を弄んでいるのだ。

 初潮どころか痴毛すら生えそろってない性感帯でも、繰り返し続けられる激しいローター責めに急激に開発されていた。

 ピンク色のすぼまりからはだらしないよだれのように後から後から汁がにじみ出ている。

「もう・・・・一息か・・・・」

 それだけ言うと、今度は今までと違って持っているコントローラをOFFにしないで次々と最大に設定する。

 五つの場所から最大の音量でチカの大事な部分を全力で刺激し始めた。

「あっぶぉぉぉぉ」

 皮の拘束具から悲鳴のような声が吐き出され、本人との意思とは無関係に大量のよだれが拘束具の隙間から顎から首筋へ、そして胸へと滑り落ちていく。

 焼ききれるような刺激から逃れるため暴れるが、うまれて初めての絶頂までは遠くは無かった。

「あごぉうぶぉっぷ…んごぉぉぉぉぉおおおおぉおおおう」

 小さな手をぎゅっと握って最後のときを耐える。チカは、まだ、経験的にも知識的にも最後を知らないのだ。

 気持ち良いの向こう側の快楽。

 背筋がピーンっとのばされて、腰が自然に浮き上がった。いよいよフィナーレの時が近づいているのだ。

「んんんんんんぐぅんぐんぐんぐんぐんふぅぅうぅぐふぅぅううぅうぅ」

 腰が完全に浮き上がって激しく痙攣して、潮がビュクビュクとシーツに小さな水溜りをつくっていく。

 大きく痙攣するたびに、かわいい水鉄砲がビュクンビュックンと噴出した。おさまるかと思うと痙攣して吹き出す。

余韻を味わうようにビュクビュクと続く。

 

「んふぅ」「んふう」

 初めての絶頂は、例えようも無い刺激だった。腰から全身に激しく広がって揺さぶる腰から下の感覚が無くなってしまったように力が入らなかった。

 余韻で腰から膝がピクピクと震え、ぐったりとベットに身を預けていた。

 肩で息をするチカの口腔から拘束具の留め金を外す。

ぐったりと俯いた、ちかの口にまきついたベルトを取ってやる男の子。クチビルを割って赤いゴム球が唾液にまみれてテラテラと白い肌を転がる。

「ふーっ、ふーっ、ふーっ、ふーっ」

 拘束具がようやく取れて激しく肩で息をするちか。そして、愛しげの眼差しで男の子を探す。

 疲労で意識がはっきりしないのか、焦点が空をさ迷い、まだ生まれたての子猫が母を捜すようにフラフラとゆれる。

「はひーはひーはひー」

 呼吸がとぎれ、軽い酸欠になっているのだろう。

「これが、肉の喜びだよ」

「・・・・・・」

 小さい身体を使って声の方向に顔を傾ける。まだ、ぼやけた視界の向こうに愛しい人の姿を見て、ぱあぁと顔が明るくなる。

「あうぅ」

 甘えるのような声でぬくもりを求めるちか。

「・・・・あにくん。あにくん。あにくん」

 胸元に抱き寄せて、男の子はちかの髪にキスをする。

 抱擁され男の子の胸元にじゃれつき、頬をすりつけるちか。自分の匂いをすりつける子猫のように。

「・・・・好き、あにくん好き」

「・・・・・・・・今日も遊ぼう・・・・二人でお医者さんゴッコ・・・・」

「・・・・うん。ちか・・がんばる」

「・・エライ・・・」

 髪の匂いをかぎながら唇をすべらせてちかの顔の前に鼻先をふれる。

 お互いの息遣いを合わせるように息を整える。

 ちかはやっと男の子の顔をみつけた。

「はう・・・・あにくん」

 眼をうるませて男の子をみつめた。

 

 男の子はちかのガムテープを時間をかけて丁寧にはがしてやってから、汗と涙とそれ以外の体液を大きなフカフカなバスタオルで包むようにふいてやった。

 視界から消えるのをいやがって、ちかは自由になった手で上着の裾をぎゅっとにぎり続けた。

「・・・・はなして・・・」

 言い聞かせるように言うと、残念そうに手を離す。

それから笑顔を向けてやるとちかはにっこりと笑い返した。

新しいバスタオルでちかをつつんでやってから男の子も服を脱ぎ出した。

 その間、バスタオルについた男の子のぬくもりとにおいを確かめるようにちかは抱きしめてじゃれついた。

「ふんんん・・・・・あにくんの・・・・におい・・・・好き」

 男の子のアレは、まだ無毛で皮の被った幼稚なつくりだった。だが、先は痛いくらい天井に向かって反り返っていた。

「ちか・・・・・」

 タオル遊びに夢中のちかのまえにモノを出す。

「・・・・うん・・・・あにくん」

 コレで何度目かのいけない遊び。

 まだ細い強張りの堅さを確かめながら、ちかは股間に顔をうずめてから小さい舌を必死に伸ばす。

 根元から亀頭部にかけてゆっくり丁寧に唾液を塗りたくる。

 必死でちかが舌を動かせば熱い吐息が当って何ともいえない。息吹が当るたびにビクビクと振るえる男の子をちかはかわいいと思った。不思議でたのしい気分になる。

「?」

 怪訝な顔でちかをみおろす男の子。

ちかは両手で自分の唾液でねろねろになったおちんちんに手を伸ばして軽く握った。ドクドクと血流を』感じる。小さい手で握っても、なお余る未成熟なおちんちん。

ちかは、なれない手つきで包皮をめくろうとして唾液でぬめって力が入らない。何度かの試みでようやく包皮がめくりあがる。

赤くはれ上がった亀頭が顔を出してから、口元をよせて口の中にいれる。

ほっぺたがかわいく膨らむ。お菓子で頬を膨らますのがお似合いの少女が、よくばって奥へ奥へとおちんちんをすいつく。

音を立てないように、こぼさないように。

「あっくあっくあっくん・・・・んぐ」

 長い時間必死で咥えしゃぶり、舌で舐る。男の子は痺れたような震えで声が出るのを唇を結んで耐える。

 左右の頬の粘膜に亀頭をすりつけながらちかはおちんちんを出し入れして、細い肉の棒に指を交互にそえて、皮をしごき始める。紅葉のような小さな手を使ってカリ部の皮をこする。唾液以外の少年の先から粘液がにじみ、動きをスムーズに激しくして快感が増す。

「あにくん・・・・でるの・・・・」

 いったん口を離してちかが聞く。それでいながら、手はゆるゆると動いて快感を絶やさないようにする。

 無言で限界が近いことを眼で教えると、ちかは大きく息を吸い込んでガシガシと指と手を使って導こうとする。舌を亀頭に押し付け吸引を緩めなく続ける。

「んんんーんん」

 口の中に熱いものが大量にあふれ出る。鼻を使って息をしてこぼさないように口の中に含む。その後、ゴクゴクと精液を飲み下していった。

「ぷはぁ」

 餌をもらう小鳥のように口をあけて精液を飲み下したのを教えた。

「あにくん・・・・・にがいよ・・・・」

「はは・・・・全部飲んでるな・・・・エライぞ・・・ちか」

 男の子にほめられただけで股間が熱くなる。

「ん? ちか・・・・濡れてる?」

 ふるふると首を振る。

「ちがうの・・・・ちか・・・・ちがうの」

 泣き出しそうなちかの膝から手を回して持ち上げる。男の子はよたよたと振るえながらお姫様抱っこ形でベットに横たえた。

 それから、しめった秘所に指を立ててやると、招くように包み込んでしまう。

 ちかが黙って耐えて、男の子はすごく浅いところを繰り返し出し入れする。ちょうど、尿道の下あたりを刺激するように動かす。

「ああ・・・・あにくん、あにくん、でちゃうよ」

 ちかが訴えても指使いは止まらない。

「ゆっくり・・・・ゆっくりして・・・」

 単調な前後の責めから。手首をかいしての回転も加わる。

 指から逃げるように腰が自然に浮き上がって、オシッコが溢れ出す。シーツに当るオシッコの音が恥かしくて眼が開けられなかった。シーツに水溜りをつくってから、ようやく腰がおちた。

「ココが・・・・弱いな・・・・おもらし・・・・いけない娘だぞ・・・・ちか」

「くしゅ・・・・あ、あにくん・・・・ごめんなさい・・・ちかね・・・がまんできなかったの」

「いいよ・・・今日は・・・こっちの穴を使ってみよう」

 男の子はちかのお尻に、根元までいっきに人差し指を押し刺した。ちかは最初、何が起きたか理解できなかった。圧倒的な圧迫感を感じた。

「へん・・・」

「お医者さんは・・・・ちかの健康を・・・・みるんだぞ」

「へん・・・・あにくん・・・とって」

 男の子はゆっくりと指を抜いた。

「ひゃん」

 男の子はちかの腰に手を当てて持ち上げると。まんぐり返しポーズをとらせてから、お尻に舌を入れた。4444444444444

「くひぃ・・・あにくん・・・」

「消毒だよ」

 朝のローターと同じくらい時間をかけてお尻の穴をほぐした。

 

 

 指変えて唾液をまぶし、ついに指が二本入るようになっていた。

「中が・・・テラテラしてる」

 ちかの口元にまでよって、甘く口唇で頬にキスしてからささやいた。

先程までとは全然違う態度。優しい声にちかは泣きそうになってしまった。何度もいやだといっても男の子はやめたりしなかった。ちかは優しいあにくんが帰ってきたと思ってうれしくて泣きたくなってしまったのだ。

男の子は二本の指、左右の人差し指を入れてちかのお尻を広げた。

内壁の腸壁が奥まで見え、まるで粘膜が何かを欲しがるように見えた。

「いたい?」

痛いけどちかは、ふるふると唇を噛みながら首を振った。

おちんちんは既に回復して完全に立ち上がっていた。カウパーの淫液が零し、新しいシーツの汚れを作っていた。

男の子は更に指に力を入れて排出器を広げる。

「・・・・」

「・・・」

 無言で二人はみつめあった。

「うん・・・」

ベッドに横たえられた。

ちかの紫色の髪がサラサラと広がる。激しい愛撫で髪留めが取れてしまったのだ。

シーツに広がる髪はちかより大きくて、とてもきれいだと男の子は思った。

とても優しい目が、大好きだとちかは思った。

そんな瞳で見ないでほしかった。酷く懐かしくて切ない記憶。愛されていると信じたくなる。適わないと知って・・・・、何故だかとてもさびしいとちかは思った。

「あにくん・・・」

誰の心だろう。こんなにも懐かしいのに思い出せない。

あにくんが好き・・好きがあふれてくる。感情が言葉にできない。禁忌ということ言葉が記憶がちかを苦しめる。

ちかの全ての思いが溢れ出した。

男の子のおちんちんがちかの中に入る。

あにくんの想いが、ちかをゆさぶる。

「きみは・・・・あにくん?」

ちかの声に男の子はすべてを悟った。

「思い出してくれた・・・・」

「はっ・・・あくん・・・」

見開いたままの瞳から涙だけが流れて、ちかの両手が男の子の首にまわる。

「ちか!しっかり見て!」

言われなくてもちかの瞳には男の子しか映っていない。

「あああ・・・あに・・くん・・・」

しっかりと回された懐かしい手も身体に感じるぬくもりも他でもないたった一人だけの愛しい人のもの。

あにくん。

生まれ変わって、小さな身体になっても、あの時のままにあにくんを感じることができる。呼吸が静かに落ち着いて目が合うだけで分かり合える気がする。

「大丈夫か? もう、はなれたりしない。ずっと貴方の傍にいる・・・何度だって・・・」

「うん・・あにくん」

おちんちんが脈打つのが感じる。愛されている証。

隙間など入りこむ余地がないほどひろがる。

もう、動く必要がなかった。胎内に感じているだけで幸せだった。

「・・好きだ・・・・」

「・・・は・・・・くぁ・・・」

さんざん焦らされていたちかの性感帯は幼くても柔軟に受け入れた。まるで今の気持ちのように。

二人は時の狭間で邂逅を確かめ合うように互いを求め合った。

「あっ・・・あくっ・・あにぃくぅん」

愛液が止まらない、出し入れするたびに音を出して肉壁を削るような動きと圧迫感がちかを慰める。

後には戻れない。きっと何度でも思って、何度でも越えてしまうだろう。

あにくんと肌を重ねることがなしでは、いられない身体になってしまう。もう、そうかもしれない。でも、それで満足だと思った。

抱いてくれる時間がすべてで良いと思えた。

「平気か・・・・小さくなって・・・苦しいだろう」

「き・・気持ち・・・いい・・よぉ・・・」

身体よりも心がいっぱいになっていた。忘れ得ない気持ち、秘めた想いだけが、満たされ溢れ出ていた。

重なりあった身体が、ようやく一つになった時、鼓動だけがちかに答えていた。

「あっ・・・・あぁ・・・っ」

終りがやってくる。

おちんちんから熱いものがほとばしって、二人は全身を硬直させ重なり合って、眠りについた。

 

 

 

 

えっと、この後、魔王にばれてあにくんだけ記憶が失うシーンが入りますが後で・・・来年?

 

 

 

 それから何年もたったある日の夜

 

「ねぇ・・・兄くん・・・知っていたかい? 私は兄くんを追ってこの世に生まれてきたんだよ・・・兄くんは思いもよらないこと・・・・なのだろけど・・・・ふふ」

 

 今度は私が兄くんを・・・・・

 

 

『千影が見た風景』 序章でした。

 

 

解説

 にゅ? 最後雑だな・・・詰め込み過ぎ。強制リクエスト受けシリーズ第1弾でした。

 純愛なのか? たまにはね?

 鬼畜版もあったのですが痛すぎて公開見送り。

 せっかくだから千影が見た風景のOPに使ってしまったり、ごめんなさい桃色戦車さん。

 また、今度、書きなおした鬼畜版を公開します。

 

 後、外道小説にしたときは、もう少し、構成を直します。

 75分だとコレが限界です。

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