チア3人娘
「美砂、来週渋谷で買い物にいこうよ」
元気良く話しかけてきたのが出席番号17番の椎名桜子。
横には黒髪をショートにそろえた出席番号11番、釘宮円がいた。
「えーっと…来週はその用事があって…」
あさっての方向を見て出席番号7番、柿崎美砂が応えた。
「えーなんでー、来週は部活とかないのにー行こうよー」
「ほら…桜子…美砂はね…」
子猫のように桜子が美砂の周りでぶーぶーと言っていると円が遠慮がちに肘でつついた。
「そっかー美砂彼氏とデートか! いいなぁ じゃ、円と二人で行くから楽しんできてねー」
桜子と円はワイワイいいながら教室の外に出て行った。
そんな二人の姿を見送る美砂の顔はどこか影があった。
美砂は携帯を取り出して、一人で握ったまま迷いながら何処かに電話した。
【生贄 1】
週末、円と桜子は二人で渋谷の街をウインドウショッピングを楽しんでいた。
「いいよね。美砂は彼氏がいて」
「ん? そ、そうね。やっぱり、その桜子は彼氏欲しいの?」
「うん。ほしー」
桜子は即答した。
(えええっ、彼氏って…桜子は大胆だなー。キ、キスとか、浜辺で手をつないだり…ふったりきりで…きゃぁぁぁぁ)
円は自分の妄想をかき消すように手で煙を払うように両手をばたつかせた。
「だって、彼氏とかいればおいしーものとかいっぱい食べれそうじゃん。いいなぁ彼氏がいる人は」
「え!? そ、そうよね…」
円が一人で赤面していると桜子の携帯が鳴った。着信は美砂からだった。
【生贄 2】
「もしもし 美砂どうしたの?」
「ひゃん…んん…んんぅ」
「あれ? もーしもーし」
「ん…なんでもないの。円と一緒?」
「そだよー 電話変わろうかー」
「いいの…渋谷にいるのよね…んっ」
「うん。駅降りたばっかり、これからブラブラ買い物してカラオケに行くとこ」
「じゃぁ…道玄坂のいつものデパートに円と一緒に来て……………待ってるから…」
電話は返事を待たないで切られた。
「美砂から? 何だって」
「道玄坂のとこに来てだって」
「それだけ?」
「それだけ」
二人は美砂に言われた通りにやって来た。
再び携帯が鳴る。美砂からだ。
「ついたよー」
「こんにちわ」
桜子のノーテンキな声に、太い男の声がかぶさる。
「えーと…美砂の彼氏さんですかー!」
「はは、ちょっと君たちに頼みたいことがあるんだけどいいかな?
実は美砂の服が汚れてしまってね。
着替えを用意したいんだが、私は女物の服を用意できないし、
かといってこのままで歩き回るわけにもいかない。
そうしたら、美砂の友達が渋谷に来てるってね。
申し訳ないが目の前にあるビルの地下駐車場まで服を買って来てくれないかな?
もちろんお金は私が払うよ」
何故、美砂が汚れたことや、電話口に出ないのかを男は説明しなかった。
「いいですよー はい、はい、わかりました。じゃぁ30分後に…」
美砂が好きそうなトレーナーとフレアスカート、
それに必要かどうかもわからないので下着を買ってから地下に降りた。
【生贄 3】
「ねぇ 桜子…ほんとにここ? 誰もいないじゃん…車も一台も無いし違うビル地下じゃないのー」
「電話でここだって言ってたよ。目の前にある缶コーヒーの看板があるビルの地下だって」
たしかに、いつもの道玄坂のところから見える缶コーヒーのビルはここだけだった。
「美砂は他に何か言ってた?」
「んーん。彼氏さんが言ってた。ここだって」
「え、美砂からの電話じゃないの? おかしくない?
普通、自分の電話で彼氏に服の調達って頼む?」
「いやだって彼氏だし」
円は桜子の袖を引っ張るように後をついていく。逃げるほど決定的な違和感でもないし、
美砂が心配で逃げるわけにもいかなかった。
手に持った美砂の服が入った紙袋をぎゅっと握る。
薄暗い地下駐車場でとても心もとなかった。
「えーっと、椎名さんと釘宮さん?」
突然、後ろから声をかけられた。
円があわてて振り返ると柱の影に2メートル以上ある全身を隠すコートを着た大男がいた。
「…はい。そうです。あのぅ美砂は何処ですか?」
円が恐る恐る聞く、美砂の彼氏なのに怖くてしょうがなかった。
「とりあえず、これを見てくれないかな、最近撮った美砂の写真だよ」
封印された茶封筒を地面を滑らせるように二人の足元に放り投げた。
分厚い封筒。写真だとしたら100枚以上入ってる。
「なんですかこれは?」
「察しの通り脅迫の材料だよ」
駆け引きも何も無い。
桜子は事情が飲みこめないまま、封を切って写真の束を取り出す。
「きゃぁぁぁぁぁぁ」
写真は二人の足元に散らばる。どの写真の美砂は笑っている。
泣きながら笑顔を強要されているのだろう。
足元に広がる美砂の顔。
一枚もまともな服を着ているものはない。服とは言えないような布切れ。
下着の意味がまったくない下着。
「なんなの…」
桜子は腰が抜けたのかガクガク震えながら円を見上げて助けを求めて視線を泳がせている。
円は何も考えないで走り出した。
頭の中にグルグルと美砂のことが頭をめぐる。どうして何も言ってくれなかったの?
何で…美砂…友達…。
目の前の男まで10メートル。
円は走り出していた。男の顔を引っ叩かずにおられなかった。
男は円の平手を身動きもしないで受けた。
「くくく」
男がコートを開くと…中には美砂がいた。
男の太ももと美砂の太もも同士をベルトのようなもので拘束し、
足は折りたたんで足首と太ももベルトに引っ掛けていた。
両手は男の背中にわきの下で輪を作るようにまわされている。
口には大きなボールギャグを押し込まれて口を封じられ、目隠しまでされていた。
何本もの太い黒いベルトが美砂と男の体を固定している。
「中々かわいいシャツだろ?」
【生贄 4】
「んほぉぉぉ」
篭った美砂の声は円の恐怖を引き起こすのには十分だった。
「いやぁぁぁぁぁぁぁ」
地下駐車場を引き裂く絶叫。
「美砂…どうして美砂ぁぁぁ…美砂を放してよ」
美砂の身体を掴んで男から引き剥がそうとする。
服の下から伝わる熱気。
拘束され、身動きを封じられている他に円が気づかないが、
美砂の二つの膨らみには小粒のローターがそれぞれテープで貼り付けられて悩ましい刺激で美砂を苦しめていた。
「んくぅ…んほぉう」
「くぅ…」
「あんまし、引っ張ると美砂が痛がるぜ。友達ならもっと考えないと」
男の手が美砂の服の下に伸びて、乱暴に胸をまさぐる。
「ぐぅぅぅ」
首を振って降り解こうにも男とは無理やり拘束されているのだから痛みに耐える
しかない。
「よーし」
円の手首を掴んで腰が抜けている桜子の傍に引きずり放り投げた。
「きゃぁ」
桜子が飛びつくように円に抱きついてガクガク震えた。
震えが伝染して窓かも感情の針が急速に冷えてくるのがわかる。
円の手が桜子の肩に触れて、一緒に振るえることしかできなかった。
【生贄 5】
「そう怖がるなよ。別に殺そうとかじゃない。安心しろ何も考えなきゃ美砂と同じで幸せになれるぜ」
言いながら、美砂の身体を優しくなでる。
「ひぃあ…」
桜子が円を拒絶するように立ち上がって逃げ出した。
「あっ」
円が息を呑んで声をかけた時、桜子は男からというより二人のクラスメートから逃げだした。
「待って!」
呼びかけて一瞬止まった桜子は振り向くことなく再び走り出そうとする。
「いいのか?」
腹のそこから響く太い声。
怖くて桜子は振り向くことすらできないで入ってきた場所を目指して一目散で逃げ出してしまった。
「いちゃったな…」
「なによ、あんたには関係ない…」
「まあ落ち着けよ。美砂が囚われて、桜子に見捨てられて、これから何をされるかドキドキするかい」
多いかぶさるように円のジーンズのベルトを緩めてゆっくりと脱がそうとする。
円は身体を捻って逃れようとしても力の差がありすぎた。
白い無地のパンツが晒される。
気丈にも反撃を試みて平手を男の顔に振り上げる。
「白いパンツが中学生らしくにあってるじゃねぇか」
「いい加減にしてよ。この変態!」
「その変態にパンツ丸出して見られてどんな感じだよ」
男の視線が円の股間に集中する。こんな場所で見られるのを急速に意識して円は頬を染める。
「へへ、美砂や桜子には見せても平気なんだろ」
「馬鹿じゃない。女同士なんだからあたりまえじゃない」
男の指がグッとパンツに食い込む。円は小さく呻く。
「ちょっと、どこ触ってんのよ」
それならばと、今度は円の胸を掴んだ。
「きゃああああ!」
恐怖の悲鳴があがった。
「ブラはどんなのつけてんだ」
トレーナーの上着を捲りあげる。パンツとおそろいの純白のブラジャーが露わになった。
柔らかいコットン素材でできたティーンズ向けのブラジャー。カップはCサイズ。
下着の上からでも、小ぶりだが形のいい胸の盛りあがりが感じる。
「いやぁ、お願いやめて」
【生贄 6】
「やめてよ。これ以上は……」
言いよどむ円に、男は躊躇無くブラをめくりあげる。まだ固い青い二つのふくらみがプルプルと震えている。
「どうだ。恥ずかしいか? オッパイ見られて感じてるな。
美砂はここをペロペロすると気持ちよさそーに鳴くんだぜ」
美砂が何をされたか想像すると、自分に置き換えると抵抗する気力がなえる。「い、いやぁ」
「美砂と比べると固くてプルプルしてる。触り心地はまだ硬い。美砂の方がもみ応えはこっちが面白いな」
男が両手で美砂の乳房を揉みじたく。乱暴に扱われて苦痛を訴えた。
「い、痛い」
「我慢しろ。大人しくすれば優しく扱ってやる」
男が笑う。美砂が首を振って暴れている。
目隠しの下からでもわかるぐらいふた筋の涙腺。美砂は泣いている。
「わ、わかったわ、大人しくする。だから、美砂を放してあげてよ… いたっ」
円の言葉の隙を突くように、男が円の乳首を摘みあげた。恐怖で縮こまっている乳頭は、
指先でコリコリと固く刺激を送りこまれると指先に隆起してくるのがわかった。
「乳首が勃ってきた。早すぎるな…」
男は円の提案などまったくの無視だ。
「コラ! 美砂を放してよ!」
男の手は乳首から離れると腹をさすりながら下半身へと移動する。
「まず、素っ裸になってもらう。それから美砂を放してやるよ」
素っ裸と聞いて円の顔が引きつった。
「………」
無言でうなづく、桜子と一緒に逃げても良かった。でも、それだと美砂とは二度と会えない気がした。
今は桜子が逃げてくれたことで一途の望みがあった。ここは大人しく従うしかないと円は判断した。
男の手がジーンズに手をかける。膝までずり下げられたジーンズを引っつかんで、
足首までおろし、そこから抜き去ってしまう。
そして、いよいよ円の下着に手をかける。
「だめっ」
無駄と知りつつも、円は下着を抑えて抵抗する。
冷たい駐車場に組み敷きながら脚を曲げてなんとか脱がされまいと暴れるのだった。
【生贄 7】
「大人しくしろよ。テナントが入ってない地下駐車場に人なんか来るわけが無い。
美砂と友達なら大人しくしてろよ」
大きな手がパンツをつかんで引きずりおろす。円の動きなど意に返さない、体格も腕力も違いすぎた。
円はショックで悲鳴を出そうとしても声すら上げられなかった。
「ひゃぁ」
薄暗い蛍光灯の下に照らされた円の下半身が露になる。
薄く全体的に産毛のように生えている恥毛は、土手から全体をようやく隠すほどしかなく、
頭髪と同じで黒くテカテカ輝いていた。
「やっぱ美砂より薄いな」
「んぐふぉぉぉん」
聴覚は奪われていない美砂には、男と円のやり取りは聞こえている。
意味が分かるからこそ暴れて円を助けようとする。それも無駄な努力だった。
四肢を完全に密着されて拘束している以上純粋な筋力だけで外さなければならないからだ。
「へへ、美砂は濃かったからなぁ」
トレーナーはブラごとたくし上げられ肘の部分で引っかかって丁度、手錠のような感じで拘束し、
スレンダーな肢体を露にしている。
下半身はジーパンとパンツがずり下ろされやはり膝の部分で引っかかって手錠のように足の自由を奪っていた。
円は肉付が良いわけではなくやせ過ぎてるぐらいだ。
それが、黒髪に合って中性的な魅力をかもし出すが、全裸の肢体は暴力に屈した哀れな肉にしか見えない。
「放してよ」
男の視線が上から下、下から上えと全身くまなく舐め回す。
「胸以外は、腰も尻も肉付きが悪いな」
「あんたには関係ないでしょ変態」
円の股の間に腕を突っ込んで膝裏に手をかけて太股と腹をくつっけようと片足だけ持ち上げる。
ジーパンから右足が抜けると片足をおっぴろげてワレメがヒクヒクと蠢くのがわかった。
【生贄 8】
男の指先が股間の間にすべり落ちてくる。
「んひぃ!!!!」
身体の中に裂けるような異物感。円は身体を弓なりに反らせて生まれてはじめて感じる種類の痛みに耐えた。
「ば、ばか…どこに、指を入れてんのよ! ぬ、抜いて、いやぁぁぁ」
男の指がゆっくりと沈むのに合わせて華奢な少女の身体はビクビクと跳ねる。
「痛いの! 早く抜いてよ!」
涙目で男をにらみつける円。
「気持ちいいです。っていってみろ。そしたら、優しくしてやるよ」
「だ、誰が!」
円の胎内で人差し指だけ立てて内側から指一本で吊り上げる。
「いぎぃぃぃぃぃぃぃ」
噛み切るような悲鳴。身体が引き裂かれるようだった。
「はぁはぁはぁ」
心臓がバクバクと高鳴り、全身が高揚した。
屈辱や羞恥を感じるよりも命の危険を感じる。逆らえば殺されるかもしれない。
ガクガクと震える円を無視して、右足を腕に引っ掛けて、手で両手首を掴む。
残った方の手で男は小指をワレメの中に突き立てた。
「んんぁ」
こぼれた声は、さっきより悩ましげだ太さがふた周りは細い。圧迫感より敏感な粘膜を刺激した。
腰が震えるのを見計らってから男は素早く淫核の包皮をめくり上げて、
包茎のクリトリスをシコシコ男のオナニーのごとく乱暴に捲りあげた。
「ひぃ…」
巧みな指使いで愛液がピュピュと弧を描いて染みを造った。
【生贄 9】
円が絶頂を迎えても男の指は休むことは無かった。
シコシコと機械的にシュシュと乾いた音を立てながら絶頂に導いていく。
「あ、ああぁ、止めて、放して」
悔しげに口を挟む円。
言っている間も下半身の淫核に無理やり襲い来る刺激は耐えられるものではない。
「いぁぁ」
瞬く間に二度目の絶頂。
「ああぁ、ひゃぁぁぁん。ああぁぁん」
苦しげな泣き声を上げても、身体は粘膜の刺激に反応してビンビンにクリトリスはとがりたって包皮の擦れるままになっている。
性衝動というよりも、ただの粘膜反射。
敏感な部分を刺激して愛液を分泌させる。余韻に感じさせることも無く機械的に刺激を送り続ける。
自分でやったら余韻を味合うために動きを止める。男の指はまるで容赦なく包皮をつまんで、
硬くそりたつ勃起したクリトリスをしごき上げるのだった。
腰がビクビクと痙攣しながら三度目の絶頂を迎える。
「ひぃあ!」
全身が硬く怖がり、無理やり達せられた余韻を味わっていた。
指先でクリトリスをチョンチョンとつつく。
「気持ちいいか?」
円は虚ろな眼でうなづく。
「どこが気持ちいいか言ってみろ」
いいよどむ、円のクリトリスを摘む。
「ひあぁ!! おまんこです。おまんこがきもちよかったです」
泣きながら反射的に応える。
抵抗する気力がうせた円の眼に光が失われていた。
その時、涙でべちょべちょに汚れた頬に熱い水滴がポタポタと落ちるのを感じた?
なに? 眼の焦点が男の身体を見据える。
「……美砂?」
男の身体で拘束されている美砂の身体が振るえ嗚咽を上げていた。
「……美砂…泣かないで…平気、平気。だって桜子がいるもん。きっと助かるよ」
【生贄 10】
美砂は潤んだ目で円を見つめた。
「おまえらレズってみろよ。俺を満足させたら今日のところは見逃してやるよ」
大男は、拘束具の固いベルトを手早く外して、美砂を解放してコンクリの床にうつ伏せで寝かせる。
「美砂!」
円は美砂に被さるように走りよって大男から取り上げるように抱き寄せた。
「平気?」
美砂の両手が伸びて、円の肩を掴んで抱き寄せる。二人は抱き合って互いの体温を確認する。
掌が首筋を通って、良くそろえた円の短い黒い後ろ髪を掻き揚げて両手で抱きしめた。
美砂は潤んだ、泣いているのか笑っているのか判断がつかない表情で円と唇を重ねる。
「んっ!?」
逃げようとしても美砂は唇を押し付けるように乱暴に、円の唇を奪った。
口の中に舌が入って口内で暴れる。
「んあ! んんんくぅ」
美砂は素直に命令に従おうとしているのだ。抵抗できるわけが無かった。
今までずっと一人だけで男の陵辱に耐えてきたのだ。気丈でも他人の気持ちを優先しがちな
円に拒む気持ちよりも愛しさのほうがこみ上げてきた。
体を浮かせようと膝を立てた円の太腿の間に美砂の膝が滑り込んできた。
細い足が、男に散々いたぶられた股間を刷り上げる。痛いぐらい敏感になっていた股間に突然、刺激を
受けてビクビクと腰を振るわせた。
「ひやぁん!!」
塞がれた唇をかぶり振るように離して悲鳴を上げた。
美砂は唇を解こうともしないで執拗に求め、膝で円の股間を擦りつけ続けた。
【生贄 11】