シスターと巫女 その1

 

 

 

 

美空が目を覚ますと、暗い土塀で囲まれ狭い部屋だった。窓という窓は、漆喰で埋められ奇妙な文字で書かれている札。美空は知らないが正確には護符と呼ばれた結界を張る道具の一つだ。

取りあえず身体を動かそうとしたら身動き取れなかった。ブラは剥ぎ取られ、ショーツと黒い靴下だけの姿で、上半身を後手に縛り上げ、小さい胸を引き絞るようにキリキリと拘束され自分が転がされているのに気づいた。

たしか美空は修学旅行で切る私服を買いに出た時、偶然、出席番号18番 龍宮真名と遭遇してお茶を飲んだところまで覚えていた。

真名は中学三年生とは思えないスタイル抜群のクラスメートだった。美空は女子中学生としては平均的なプロポーションで引け目に感じることは無いのだが、真名と一緒にいると同い年に見えなくて少し気恥ずかしい。自然と大きな膨らみを見ると頬が真っ赤になってしまう。

一方、美空は陸上部に所属するだけあって、スラリとした脚線美を持っていて少しは自信を持つべきだが、全体的な膨らみは貧相でボーイッシュとも違った少年らしい体つきは性格も手伝ってか控えめに自分を抑えている。

 

 

「おはよう。春日さん」

 声がするほうに視線を向けると、エナメルの赤いボンテージ姿の真名が動物を調教するようなロッドからしなる鞭も弄びながら椅子から立ち上がった。

 女子中学生とは思えない大きな塊をピッタリと突き出すレザーカップに一体化したハイレグのスーツ。そして赤いハイヒール。褐色の肌に赤いエナメル姿は息を呑むほどカッコよかった。

 状況が飲み込めず思わず真名を見・チてしまう美空。

「龍宮さん…どういうこと?」

 真名は春日の質問を無視して、足先で美空を転がして美空の足の間にハイヒールを滑らせ股間をゆっくり踏みつけた。

「んあっ!」

 自分でもびっくりするぐらい大きな声が出た。触れた瞬間全身に電気が走った。

「美空、すごく感じやすいんだ」

 真名が妖しい笑顔を浮かべながら言った。

「すごい。乳首がビンビンになっているわよ美空」

 真名は美空を仰向けに組み伏せるように覆いかかってきた。身長差は頭一つ分くらいある。加えて美空は後手に拘束されているのだ真名の手でなすすべも無く、抱き寄せられた。

 

 

 

 

 

美空と真名 その2

 

 

真名の指先が上半身裸の脇腹から首筋そして耳の裏を優しく触れるたびに美空の身体は恋人に始めて愛撫される少女のようにビクビクと反応してしまう。

「龍宮さん。嫌だ…だめだよ。女の子同士でこんなの・・・んん」

 真名の唇が美空の下唇を咥えてから口で口を塞いだ。

 美空は目をつぶって暴れた。真名は力強い手で美空を組伏せ、そして手のひらで縄で引き絞られ、痛いぐらいに勃起している乳首を挟み揉み解す、とても熱い吐息が美空の喉の奥へと落ちて身体の中を熱くする。

 抱きしめられた真名の身体は強引でとても柔らかかった。

 美空の抵抗は次第に弱くなって、真名のされるままの人形になっていた。

 真名の唇が離れ、首筋に唇をつけたまま胸先へと繋がった。

「んはぁ・・・変だよ…こんなのいけないことだよ」

 唇が離され、息も荒く、何とか口にした言葉。

「平気・・・いっぱい感じて美空」

 真名は美空の乳首を口に含んで舌先で弾いた。

「いやぁだめぇ」

 クネクネと身体を動かして避けようとしても完全に覆いかぶされていて、避けた分だけ真名は動くだけだ。

 舌先で転がすたびに美空は甘い吐息を漏らし、お仕置きだと言うばかりに空いた指先で乳首を軽くつねる。

「んあぁ、くぅ、はぁはぁ・・・ひくぅ…あはぁ…ひぎぃ…」

 自分でだって怖くて触れなかった場所に始めて他人の手で無理やり与えられる快楽に美空は声を殺すことができず、とても色っぽい声には聞こえない。

 だが、真名にとって美空の抑えきれない声がたまらなく愛しく感じた。

「思ったとおり。美空はすごく敏感でかわいいわ」

 真名は胡坐をかいて、膝の中に美空を抱き寄せた。顔が見られないのが残念だが、少し触れただけで反応する美空を見るのはとても楽しくあった。

 両方から腕を回して指で乳首をしごく。

「んぁぁぁあ」

 体制を変えて一息ついたときに真名の激しい愛撫が再び続行された。

「痛いよ…もうやめて、放して」

「どうして? 私のこと嫌い?」

「嫌いとかじゃなくて…女の子同士でこんなこと普通しなっ…だめ、乳首を触らないで…」

 真名の唇が美空の耳を甘く齧りながら、指先で敏感な突起を弄び続けた。

 

 

 

 

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