ふふッ
あにぃは、衛を拘束して柔らかい笑顔を称えながら慈しむように顎を指先でなぞった。
何故? どうして? 衛は大好きのあにぃの仕打ちに困惑しながら四肢をもがいて逃れようとする。そう、作者だってこうなった理由など考える前に書き始めたのだ。知らなくて当然だ。
どうして? 愚問よ・・。
何故? 決まっておろう! 書きたいからだ!
あにぃは備え付けのテーブルの上に用意された機材を一つ一つゆっくり見て、どれを使うか軽く悩んでから肛門拡張器に手を伸ばした。
無骨なスレンレス製のソレは、たけのこのような形で左右に割れ、根元にクリックがある。
カチカチとクリックを回して本来のたけのこ状の形に戻すあにぃ。完全に閉じても自分の親指より太い器具を見て衛は何に使われるか想像も出来なかった。恐怖と不安が交錯して口から声にならない悲鳴だけがもれ、あにぃの股間はゾクゾクと痺れるような刺激が走った。
衛は右手首と右足首、左手首と左足首を繋がれ拘束して、腹の下に蒲団をいれてうつ伏せで腰を強制的に浮かされていた。服は既に剥ぎ取られ、菊座の皺、一本、一本数えられるぐらいクッキリと見える恰好であにぃのベットの上で転がされている。
(あにぃ・・・・そこは汚いよ・・ボ、ボク恥かしいよ)
衛は腰を振って隠そうとするが蒲団が邪魔で寝返りすら打てない、ヒクヒクとアナルが蠢いて物欲しげに囀る小鳥のように見えた。
「さぁ衛、力を抜いて♪」
嬉しさを隠し切れない様子で肛門拡張器を片手で握って、空いた手の平で尻の割れ目を開いて、皺をピンッと伸ばす。大きく割り開かれた尻から裂けるような痛みに襲われ、目を見開いてあにぃの目に何が写っているのか想像してしまう。
(ボ、ボク、ボク、ボク・・・・あ、ああぁぁぁ、は、恥かしいよ・・・見ないで、見ないで)
「ヒクヒク動いて期待してるな。これは肛門拡張器と言って衛のお尻の穴を広げる機械なんだ。ふふ、すごい人になると足首まで入れてしまうそうだよ。衛もがんばろうね♪」
(あにぃ・・・あにぃ・・・怖いよ・・・ボク・・・・悪いことしてないよ・・・・)
あにぃの言葉にキュンッと括約筋が収縮して割れ目は更に痛いぐらいに伸びて、アナルは紅く染まり、窄まった穴がきつく閉じて浸入を拒む。自らの意思でコントロールする場所ではない。意識を集中すればするほど、大好きなあにぃに・・・・見られている。頭が真っ白になるぐらい恥かしかった。
あにぃは潤滑剤など使わずに直接、肛門拡張器の先端で割れ目を何度もなぞる。
「ひっ、いやいや、だ、だめだよあにぃ。ぼ、ぼく、怖いよ」
「ふむ」
衛の悲痛な声に、愛する妹が哀願しているのだ。あにぃはしばし悩んでから肛門拡張器の先端を尻の穴から放した。
(あにぃ・・・・ありがとう・・)
ほっと安堵する衛を他所に。あにぃはテーブルの上にある蜂蜜の瓶に肛門拡張器を突っ込んで丹念にドロドロの液をまぶす。肛門の粘膜はデリケートな器官だ。怪我でもして炎症を起こせば、それだけ調教が遅れるし、ただ泣き叫ばせるのなら他にも色々な方法がある。せっかく、開発しようと言うのだ、せいぜい楽しませてやろうとあにぃは思った。
瓶から抜くと、粘っこいドロドロしたものが糸を引いてポタポタと落ちる。
「ほら♪ これで痛くないぞ♪」
流石に入れる瞬間だけは慎重な表情を浮かべるあにぃだが、先端の丸くぷっくりとした部分が衛のアナルに入ると満面の笑みが浮かぶ。
「ほらほら♪ ずぶずぶ入っていくぞぉ♪」
「はぎぎぎぎぎぎぃ」
あにぃはゆっくりと肛門拡張器の先端を衛の体内に沈めていく。生まれて始めての肛門への異物浸入におぞましさに吐き気がしてくる。だが、あにぃの手で行われている事実が衛を倒錯した性の錯覚を起こさせる。
(あにぃあにぃ。イイ子になるから、もっとイイ子になるよ・・・だ、だから・・・・ぬ、抜いて・・・よぉ)
衛の反応を確かめ、呼吸に合わせてより深く異物を中へと力強く押し入れる。呼吸に合わせ、吐いては入れる。吸ったら止める。タイミングよく深く深く未開地を突き入れる。
「やぁ・・・やぁ・・・あにぃ・・・ごめんなさい、ごめんなさい・ひぎぃ・・・こ、これ、これ以上・・・ひぎぃ・・・い、いれないで・・・・き、切れちゃうよ」
泣き叫んでもあにぃの手は休まない。少しでも肛門の力が緩めば異物は油断無く入ってくる。
「い、いだい。いだいよ。壊れちゃう。ぼく、壊れちゃうよ」
押し広げられたお尻の穴に、遂にもっとも太い場所を通過した。裂けるような痛みが来ると締めようする力が肛門拡張器を更に深いところへと導いてしまう。
「ああ・・・はぁぁぁ・・・あぐぎぃ」
抵抗すればするほど、器具は奥にすすむ。そして、根元まで収めるとあにぃはようやく肛門拡張器から手を放した。全長25cmのステンレス製の塊は僅かばかりを残して全て衛の腸内に収まってしまった。
「はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
吐く息も荒い。肛門は切れるように痛むし、腹の中に肛門拡張器の形をしっかりと感じられた。ボウリングのピンのような先端に、ツルツルした円筒。お腹の中に入っている。
だが、これは拡張器なのだ。まだ下準備が終ったに過ぎない。
衛のお尻から尻尾のように突き出た肛門拡張器にはクリックがある。あにぃはクリックを指で摘まんで試しにメモリを少し刻んだ。
カチカチカチ。
「・・・・・・・・・・」
声にならない悲鳴!
まさしく、先端の丸みが開いて衛の腸内を強制的に内側から開く音だった。
「あ、あにぃ・・・な、なにをしたの?」
拘束され下半身を晒されていても、衛は何とか首を捻ってあにぃに聞く。解からないハズがない。自分の腸内で器具が開いたのだ。愛するあにぃの仕打ちを信じたくなかっただけだ。
カチカチカチ。
先端が開いてアナルが強制的に拡張される。
「あにぃ! いやぁぁぁ。ボクのボクの・・・・広がってるぅ・・・・あ、あああああ!」
無視してあにぃはクリックを動かして、愛しい妹の肛門を完全に開きってしまう。薄暗いステンレス製の円筒の奥に、テラテラと光る腸の粘膜が見えた。
「テラテラ光って綺麗だよ衛♪」
「あ、あにぃ・・・キレイって・・・何を言ってるの・・・・」
あにぃはテーブルの上に用意したペンシルライトをに灯りをともし、衛の腸内をじっくりと監視する。
「・・・・・・ほぉ・・・・衛♪ ウンチが奥の奥でたまってるぞぉ♪ きょうは『まだ』みたいだね♪」
「えええ! そんな・・・・だって・・・ああ、バカ、あにぃのバカ!」
頬が燃えるように熱くある。衛はできることなら、まだまだあにぃと一緒にお風呂に入りとか思っているほど、あにぃに対してあまり羞恥心を持っていない。だが、器具を使われて腸内にたまったウンチを見られれば、どんな理由があっても火が出るほど恥かしかった。
実際、衛は今日、お通じがきていない。
「衛・・・・いいものがあるんだ♪」
あにぃはベットの下から衣装ケースを取り出す。もちろん、それは衛の感想で実際は何の鞄であろうか? あにぃはシンプルなデザインの鍵で鞄を開ける。
あにぃは鞄の中からラベルの貼った茶色い瓶を幾つか出す。ちょうど白雪が使っている業務用の調味料が入っている瓶と同じくらいの大きさだ。衛も何度か運ぶのを手伝ったこともあった。
それから、あにぃはガラスの筒を取り出す。肉厚あるガラスで大きさも・・・・あにぃの腕より太く長さも同じぐらいだろう。すごい物騒な機材でどんなふうに使うものか衛にはさっぱり検討もつかない。
きょとんとする衛を他所に、あにぃは手馴れた手つきで洗面器の中に瓶の中身を注いでいく。終れば今度はガラスの筒を取り出して、先端に装着するアタッチメントを物色する。あにぃが選んだのは、先ほどの肛門拡張器の先端と同じようにボウリングのピンのような形をしたアタッチだった。
「うん、これがいい」
ボウリングのピンのような先端が装着されたガラス筒は・・・・・まさに注射器そのものだった。
「・・・・・ああ・・・・あ・・・ああああ」
「お♪ 衛は頭がいいあぁ。何に使うか解かったみたいだね♪」
それは牛馬や家畜に使われる獣用を改造した浣腸器だった。無論、そこまでは性にうとい少女が気づくはずもないが、自らの身体に突き刺さっている形と同じ先端・・・・。用意されている洗面器の中身。
考えただけでもゾッとして、声だけが漏れてしまう。
「たっぷり浣腸しようねぇ♪」
カチカチカチカチ・・・。
肛門拡張器のクリックを戻して引き抜いてやる。ポンッ・・・・恥かしい音を立てて器具が抜かれた。
「う・・ううう」
引き抜かれた瞬間、股間から腰にブルブルも何とも言えぬ快感が走る。もちろん愛しい妹の痴態を見逃すハズも無く。
「感じちゃった♪ 衛、気持ち良くなちゃったかぁ♪ いいこだぞ」
あにぃに「いいこ」と言われても嬉しくない。
(ボク・・・・ボク・・・いいこ? いいこなの? でもあにぃ・・・・いっぱい、いじわるする。・・・・ボクわかんないよ)
あにぃは極太浣腸器に薬液を充填する。吸水菅が引かれ、肉厚のあるガラス筒に目盛り刻みながらなみなみと注いでいく。100,200,300,400、500、600、700・・・・・。
(ウソ・・・・ウソ・・・・あにぃ・・・ウソだよね)
手は止まらない。尚をも目盛りは数を増す。
800,900,1000,1100,1200,1300,1400・・・・
(・・・・・・変だよ・・・・こんなの・・・・ボク・・・)
1500,1600,1700,1800,1900,2000・・・・牛乳瓶4本分の薬液が充填された。衛は牛乳が好きで良く飲む。給食の時間などは隣の子とにもらっちゃうぐらいだ。でも、4本なんて飲んだことは当然無かった。
「あにぃ・・・ボク、イイコになるから・・・イイコになるから。そんなのやめてよ。あにぃの言う事なんでも聞くイイコになるよ。だから、そんなの使わないでよ」
衛は涙声で訴えた。
「それに、そんな大きいの入らないよ」
「心配ないよ衛♪ この先っぽは先のヤツと同じ大きさだから平気さ♪ 衛はイイコだから我慢できるよね?」
あにぃの声が遠く感じた。もはや衛の目は極太浣腸器に釘付けになっていた。
「それじゃ♪」
あにぃは極太浣腸器を持って衛の視界から消える。真後ろに回られたら拘束された衛には後ろで何をされているのか確認できない。もっとも見れたとしての抵抗できる恰好ではないが・・・。
ドン・・・・。
背中に冷たくて重いものが乗る。まさしく、それが極太浣腸器の重さで、これから体内に入る重さだ。想像以上のどっしりとした感じに恐怖に打ち震える。
「だめだよあにぃ・・・ボク、ボク、ボク」
何と言えばいいのか衛の頭にいくつかの言葉が踊る。なんと言っても無駄なような気がした。
「衛・・・力を抜くんだ。ボクがお腹の中をキレイにしてあげるから」
あにぃは極太浣腸器を衛の身体に委託して、優しくキスする。
「でも・・・・ボク・・ボク・・・怖いよ。無理だよそんなの・・・・」
言いながら衛の腰から力が抜けて従順に自らの下半身を晒す。あにぃは優しく背中から腰、お尻へと撫で回してから、両手で極太浣腸器を持ち上げた。
「怖くないよ・・・衛」
まるで初体験で処女を散らす恋人に囁くように言う。実際は妹に浣腸器を突き刺すのだが・・・・・衛は・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・・・・・・・・・・」
長い沈黙の後、しっかりと頷いた。
いよいよ極太浣腸器の先端が衛の括約筋をこじ開けるように深く侵入する。真っ白い尻、細い少年のような肉付き、でもふっくらとした少女らしさをもつ瑞々しい肉体。力を抜いて蒲団に全体重が掛かって腰が突き出ている。無理な体勢なので自然と尻の割れ目が開いて、アナルがきゅんと口を空いていた。
肛門拡張器の成果だろうか、ほとんど抵抗無く極太浣腸器の先端を収めると、あにぃは遠慮も優しさも無く一気にピストンを押した。
「・・・・はははははははははは・・・・」
本来、排出器官過ぎない場所に大量の液体が逆流してきたのだ。ものすごい圧迫感、息を吸うことさえできない。衛と比べれば、極太浣腸器の異常な大きさがわかる。年の割にはきゃしゃな衛が杭に貫かれているようだ。
腰を振って逃れようとしても極太浣腸器の先端はしっかりと衛のアナルに食い込んで押さえつけられている。逃げればそれだけ肛門の粘膜を痛めるだけだ。
だが、今の衛は以上な圧迫感から逃れて酸素を求める。
(・・・・・・シ、死んじゃう・・・・・・・)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
肺の中の空気をあらかた出して声すら出せなくても、注入は止まる気配すらない。そのうち衛の意識は飛んでしまった。
最後に感じたのかお腹イッパイに広がる、重く、内側から弾けるような圧迫感。それにお腹が膨れて腰が浮く感覚だった。
「よし♪」
ピストンがようやく下まで落ちて2リットル全てを衛の中に納めた。あにぃは達成感とカエルのように膨れた腹のまま悶絶して意識を飛ばした衛を愛しいと思っていた。
「すごい力だ」
衛の小さな身体に納まりきれないほどの量の薬液が出口を求めて極太浣腸器を排出しようとする力だ。衛、本来の筋力ではなく、噴出しようとする物理力に過ぎない。そんな思いが・・・・
「糞袋・・・・」
あにぃはそう小声で呟いて極太浣腸器をゆっくりと抜く。
ビリリリリリリリリリリリッリイ・・・・。
大量の茶色の薬液が噴出する。衛の意識とは無関係に気圧で漏れているのだ。
「・・・・・・・・」
あにぃは新たな器具を選んで再び衛のお尻の穴に収める。水圧で弾こうとするのでを強引に押し込んでいった。隙間から勢い良く水流が溢れ出てくる。衛の腹は少しも萎むことなく健在だった。そして、しっかりと押さえながら管を一本、器具に手早く取り付けてからスイッチを入れた。
フォンフォンフォンフォン・・・・。
軽快なモーターの音。大型の重機などが冷却に使うファンの音だ。あにぃは重機が正常に起動しているのを確認してから、バルブを捻った。
プシュー
重機はエアポンプだったのだ。空気が管をパンパンに膨らませ、衛のアナルを塞いでいる器具の根元まで来た。これ以上は器具についているストッパーを解かないと入って行かないのだ。
あにぃは、もう一度器具の接続状況を確かめてストッパーを解いた。
「あぎぃ!!!!!」
気を失っていた衛が飛び起きた。どれくらい気絶していたかも。自分の置かれている立場も思い出せなかった。突然、肛門が押し広げられる激痛に意識が戻ったのだ。
あにぃは直ぐにスットパーでエアの流出を止めてやる。
「・・・・・はっはっはっ・・・あ、あにぃ・・・どうして、どうして」
激痛に堪えながら衛派は声を振り絞る。出したくても肛門を押し広げる切れるような拡張感が排出を阻止しているのが解かった。
「これは、機械で空気を送ってお腹の中の風船を膨らませてウンチを出せなくする機械だよ」
(え・・あにぃ・・・あんて言ったの? ウン・・・・ええ、何が出来ないって?)
「ほら」
プシュー
「あぐうううううう」
歯を食いしばって耐える。確かに何かが、そう塊が膨らんだ。腸内で風船が膨らんだのがわかる。あにぃは直ぐにストッパーをかけて空気を止める。
「すごいだろ。鈴凛ちゃんがつくってくれたんだ。もっとも、こんな風に使われているなんて思ってもいないだろうけどね♪」
だが・・・落ち込んでいる暇などなかった。
腸内の薬液が腸壁を煽動させ排出を促進させ、信じられない腹痛が衛を一気に襲った。
ギリギリギリギリ・・・・腹を掻き毟るような激痛と排便の欲求が同時に来る。
「さてと・・・」
あにぃは部屋の外に行こうと立ち上がった。
「ああ・・・待って、あ、あ、あぎぃ・・・あぬいぃ・・・待って・・・おおおトイ・・・・レ・・・」
言い終わる前にあにぃはとっとと出て行ってしまった。
「あ・・あにぃ・・・・ま、まって・・・・まって・・は・・・いぐぅ・・・いぐぃよぉ・・・・・」
痛みを少しでも和らげようとしても四肢を繋がれ、膨らんだ腹が蒲団にはさまって身動きすらとれない。
「そ、そんな・・・・・・・ああ・・・・あああ・・いぎ・・・ぎひぃぃぃぃぃ」
強烈な便意と腹の中で暴れる薬液。手すら自由にならない、痛みで転げまわることもできない。
「おまたせ♪」
あにぃは3分もしないで帰ってきた。手には何本もの鎖があったが、そんなものは衛には見えない。
「とって・・・・あにぃ・・・とって・・・ボクの・・・とって・・・はや・・・死ぬ・・・・は、はや・・・・」
すがるような声も無視して持って来た鎖を拘束具につけてやる。
「ふふ・・・・・愛しい衛・・・」
鎖を天井の滑車に引っ掛けて一気に伸ばすと。まるで家畜、屠殺される家畜のように天井からぶら下げられる。衛の全体重のほとんどが四肢を繋いだベルトにかかる。何もなければ凄まじい激痛だろうが、衛の頭の中に腹の激痛しかない。吊らされたことすら気づいてないかもしれない。
M字に開かれた下半身、手首が足首に繋がれているので上半身が丸くなっている。腰が一番下に来て、尻尾のように管が伸びてアナルから生えていた。腹は体格から考えれば不自然に膨らんでいる。
衛は口を半開きのまま、意識を飛んでは激痛で気づくを繰り返し返していた。気絶する時間が段々と長くなってきている。
「限界か・・・・」
ストッパーの栓を抜いた。
シュルシュルシュルシュル
管から空気が物凄い勢いで漏れていく。腸内の風船も・・・・。
ポン!
腸内の風船は完全に縮む前に弾けとんだ。その後に空気が切れるような破裂音。
少女の体にあった内圧が空気と薬液・・・・それに汚物が同時に飛び散った。
ブリリリリリリリリリィ、ブパァ・・ブビブビブビビビビビビビビビビビ!
しなやかな躍動的な肉体から排出されているのだと思えない量の汚物が、薬液にドロドロに溶かされてあにぃのベットにぶちまけられる。
噴出は衛の意識に関係なく続いた。
「衛・・・・汚いなぁ・・・・・くくくく」
あにぃは、その光景をソファーに座りながらいつまでも見ていた。
−没−