衛を狩るモノ3   

                                        

 

 

 フルフルと小動物のように怯え泣く衛を囲んで、鞠絵、四葉、鈴凛が立っている。三人はそれぞれの表情で哀れな奴隷を見ていた。

「そうだよね。衛ちゃんは奴隷だもんね。ちょっと頭の足りないオトコオンナは私が教育してあげちゃうんだから」

 鈴凛が口にした言葉とは正反対の愛らしい仕草をする。

「うふふ・・いい子ね」

 鞠絵と鈴凛は実の姉妹の、いや、もはや奴隷少女にすぎない衛の身体を優しく撫でながらようやく手を離し、丁寧に制服とスカートを脱がしていく。衛はいちいちビクビクしながら両手を上げて自ら脱ぎやすいように手足を動かす。

「素直が一番よ・・・」

 手馴れた手つきで衣類を剥いでいく、スカートのフォックが外され流れるようにスカートが落ちると無毛の秘裂が露になる。鞠絵がブラウスの裾を掴んでバンザイした衛の腕から抜く。白い肌が暴かれ、これで上履きと靴下だけの裸になってしまう。衛は制服のブラウスとスカート以外の服を着るのを許されていないのだ。

学校で・・・しかも自分だけが肌をさらす行為は、いくら女同士、しかも姉妹でも慣れる事は無い。

 だが、奴隷少女に自由に服を着る権利などもなく、なすすべもなく羞恥で震えながら裸で立っているしかなかった。

「ひぃ!」

 鞠絵がじっくりと両手を上げた状態の衛背筋をお尻の割れ目まで撫でただけで悲鳴を上げてしまう。

「ふふ・・・ホントに衛は小学生の男の子みたい。お尻も胸を全然で膨らんでない」

「ほんとだ。胸ペッタンコだよ。私も無いけど衛ちゃんはもっと無いね。四葉ちゃん?」

 鈴凛が話し掛けると四葉は慌てて視線を反らせる。四葉も胸に自身が無く、衛の胸囲を少し興味を持っていたのだ。そこを鈴凛に話し掛けられて赤面して俯いてしまう。

「もう、四葉ちゃん」

「あら四葉ちゃんは、この奴隷の肩を持つの」

 鞠絵の少しイラついた声で四葉の前に腕を組んで立ち尽くす。声だけで衛は震え上がる。鈴凛ですら少し怯えて四葉のほうを見る。

「・・・・・・・・・ううん。別に・・・・」

「ならいいわ。衛、こっちにきなさい」

 衛はおとなしく鞠絵と四葉の傍に行く。授業中の保健室。何百人の生徒が外で授業を受けているのだ。ただ一人自分だけが惨めに服もきないで歩かされている。少年に見間違う容姿の少女が小振りの乳首がピンッとたった姿は、非現実的で背徳のニオイがした。

「ほら急いで!」

「ひぃぃぃ! ごめんなさい、ごめんなさい」

 ノロノロ歩く衛の丸い尻に平手を打つ。乾いた音・・・。続いてジワァッと痛みが広がる。慌てて二人の足元で土下座をする衛。よほど酷い眼に合わされていると見えた。

「誰が誤れと言ってるの!?」

 鞠絵は更に厳しい口調で怒鳴りつける。

「ごめんなさい。ごめんなさい」

 二人の足元で額を擦り付けて赦しを乞う。

「うるさい!」

 鞠絵が怒鳴りつけると緊張した面持ちで潤ませながら見上げて従順な奴隷のごとく正座をして押し黙った。なんと愛らしいことだ。

「そうねぇ・・・。四葉ちゃんの椅子が無いから椅子になってくださる」

「え!?」

 四葉のほうが耳を疑った。呆然とする間もなく、衛は手を床につけて肘を伸ばし、お尻を上げて背中を水平にする。四つん這いの恰好になって唇をかみながら俯いている。

「・・・・どうぞ」

「四葉ちゃん座らないの?」

 二人に急かされ、四葉はおそるおそる衛の背中の上に腰を下ろした。細い体がしなって体重を吸収する。自分の両足に体重が無くなるのを感じるのは間違いなくお尻の下の彼女が支えているからだ。そう自覚すると後ろめたい愉悦がこみ上げてきた。それがなんと言う感情なのか四葉は知らないが、間違いなく加虐の味だった。

 もちろん衛のことを憎めなきれないのは事実だが、兄のことを思うと許せるはずは無かった。

「・・・・・・・・」

「ねぇどんな感じ?」

 鞠絵が衛の前にしゃがんで、人さし指で顎を上げて上を向かせる。

 そんなことを衛が考える余裕はなかった。有ったとしても答えられない。辛い、痛い、恥かしい・・・・・。不思議と他の姉妹達を憎んだりはできなかった。自分だって兄を独り占めにされたら同じことをするかもしれないからだ。でもやられて当然とか、嬉しいとも思えない。

 自分はどうされたいんだろう・・・。衛はハッキリ出来ない気持ちを口に出せなかった。

「・・・どんなってボク・・・わからないよ」

 泣きながら答える衛の頭を撫でながら鞠絵が続ける。

「じゃぁ・・私のことスキ? それともキライ?」

「えッ」

 突然の質問に頬を染める衛。四葉と鈴凛も顔を見合わせて胸を押さえた。

「どっち?」

「わかんないよ・・・。鞠絵ちゃんこそボクを虐めて・・・・」

 喚く衛を鞠絵は黙って見つめる。

「・・・・鞠絵ちゃんは・・・鞠絵ちゃんはボクのことキライなんでしょ」

「スキよ」

 鞠絵が衛の頬にキスをする。

「きゃぁ♪」

 鈴凛が喚声を上げて口元を両手で隠した。

「だって鞠絵ちゃんボクのこと虐める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中です♪

 

 

解説

 

 レズネタ。鞠絵攻め×衛受け。すいません。まさかこんなものが出来上がるとは思っても見ませんでした。何となく駄目駄目。

 さて、これを書いているときに12人の詳細なプロフィールを調べようとしました。おそらくシスプリSSを書いたことがある方なら常識なのでしょうが、彼女達の公式な設定年齢はありません。それどころか血液型も決まってないようです。

 でも、とにかくある程度の年齢を設定しないと学園物は書けないと作者は衛、鈴凛、四葉を中学2年生、鞠絵を中学3年生にしました。同い年の姉妹ってなんか話になるじゃないですか。

 そこで大失敗! アニメ版の衛は、花穂と同じ初等部の制服を着ているという情報を拾いました。うそ、衛小学生?

 衛12歳説。だが、公式資料を参考にすると彼女達の年齢そのものを指しているのは咲耶と花穂のみ。咲耶15歳中学三年生説は確実であるが、。ちなみに花穂は初等部に通うと言うエピソードが有り、それ以外の年齢設定は見事に無いのである。

 ちなみにアニメ版主人公は15〜16と限定できるがゲーム版は高校生であることにしかわからない。咲耶シナリオで今年卒業したらお兄様と同じ学校〜ッという所から推察すると兄は高校生であり、咲耶は15歳にしかなりえない。

 もう鈴凛が人型ロボットを製作している時点(他にもいっぱいありますが)で現実とは違う・・・・あの世界は個人差によって外的容姿年齢が変わる世界にして気にするのは止めようか? 少なくとも養子とか使えば結構説明がつく。

 年齢が近い妹同士ならば実はドッチかが赤の他人なのかもしれない・・・・という精神面をアプローチすれば小説として面白くなるし設定年齢はやはり重要である。

 とにかく衛小学6年生説を打ち破る為に井川がでっち上げた設定。

 あの学校は制服は個人の自由でいくつかあるサンプルから選べるのである。その証拠に千影がロングスカートだ。だから花穂と衛が同じデザインの制服なのは・・・・・二人がとっても仲良しだから♪ 井川はカップリングはまもかほ派です。

 すばらしい! 説明がついた。衛、四葉、鈴凛14歳 中学2年生と私のSSの中では行きます。劇中は亞里亞タン帰国1年後の世界なのでよろしくお願いします。

ちなみに本音・・・「公式設定が変化し続けているので今現在で年齢を確定するのは無理。私のような電波な人が設定を弄り易いようにワザと年齢や長女、次女とかを決めていないとしか思えないからだ。それぞれの兄が妄想しやすいようにと、どうせ次回作に新妹とか出たら年齢考察、無駄に終るよ」

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