千影が見た風景 第3章 その6

 

「ほら、もっと元気よく喜んでいるのを表現しなさい」

「…ぁく…やめ…やめ…やめて…」

 また灼熱の糸を小ぶりの尻の上に注いだ。熱い液体が柔らかい粘膜を再び舐る。千影は掻き毟るような悲鳴を上げて激しく転がり尻を振り立てた。

 その姿は自分のどの部分を曝しているかと思うと屈辱で死にたくなる。それでも、熱く熱せられた刺激物入りの樹液はじっと耐えることなど不可能なぐらい千影の肉を焦がし、粘膜を腫れさせる。恥ずかしげもなく、涙を浮かべながら屈辱的なポーズで尻を振り続ける姿は滑稽で女のサディスト心を擽られた。

「犬の罰というのが理解できた? そうやって恥ずかしい場所を振って主人の関心を買うのがあなたの全てになるの」

 鞭先で千影の背中をすっとなぞってやる。

「ほら? なにを見せて主人を楽しませるの?」

「………はぁ………はぁ…………はぁ」

「しょうがないわね? 素直になるまでわたしは続けるだけよ」

 再び鞭を振り上げて、下手から股間を突き上げるようにスナップを効かせて叩き上げる。

「きゃぁぁ!」

 千影は普段、自分でも出したことが無いような少女のような悲鳴。鞭先は正確にクリトリスに叩きつけたのだ。

「あ…あ…あぃふぅ…」

 崩れるように石床に倒れて潰れてしまった。

「罰なんていくらでも増えるなんだから、さっさと素直になりなさい。抵抗なんてできるわきゃないんだから」

 千影は急所に加えられた痛みに苦しみ悶え返事はおろか女の声は耳にもはいっていない。

「返事がないのね」 ポットをまた傾ける。

「あぎゃぁ!!

 鞭で赤く焼けて敏感な生肌に灼熱の雫に焼かれた。樹液は肌の低いところを舐めるように落ちて尻の割れ目からクリトリスへと粘膜を焦がし、耐え難い苦しみを与える。

「まだいっぱいあるから、もっと欲しい?」

 俯いて千影はフルフルと力なく首を振った。

 いくら、精神的に強い千影でも自分の無防備な粘膜を鞭と灼熱の樹液での責めを我慢することはできなかった。

 

解説

 ドンドンいくよぉー。今日は短め。

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