***データの見方
()内の★はモンスターの強さを示す
☆は最低レベル、★は魔人並、★★は上級魔人並、★★★は魔将並 ★★★★は上級魔将並
希少は希少度であり、そのモンスターを見た際に情報判定で出すべき成功値
攻は能動的判定全般に使用する能力値(攻撃、調教など)
受は受動的判定全般に使用する能力値(回避、抵抗など)
HPはモンスターの場合、PPを兼ねる
防御はモンスターの属性に対する防御力を示す
無効はダメージを0とし、半減は1/2(切り上げ)、2倍は2倍ダメージ
吸収とされている場合は受けたダメージ分、逆に回復できる
<>内はモンスターの攻撃手段、特殊能力の名前であり、右の解説に従う
モンスター索引
◆オーク :jin氏/ほとんどオスしかいない野蛮で醜い亜人戦士。
◆ダムンド :竜之介氏/魔族に堕落させられた元人間の奴隷人形。ボンテージ風。
◆デストリア :ラヂヲヘッド氏/暗黒軍馬。黒王号。
◆ダークウォリアー :菊地且典氏/黒い巨人戦士。武器持ちグレーターデーモン。
◆テンタクルス :吉井徹氏/触手怪物。蠢く触手の塊。
◆ヘルハウンド :/地獄の猟犬。火を吐く凶暴な大型犬。
◆ハーピー :hira氏/頭部と胸と陰部が女性型の怪鳥。魔族と交合することで子を為すため、男性器を持つ魔族を襲う。知能は低い。
◆ブラウニー :すぎたにコージ氏/ロリショタ半魔族。魔族が生む人間の子供は全てこれに。一体生み出すといくらでも増殖する。
◆スライム :FEY/TAS氏/相手の服を溶かした後、体内にじわじわ入り込んでくるスライム。不意打ちが多いので意外と手ごわい。
◆ボトムワーム :吉井徹氏/糞喰らいキャリオンクローラー。触手で相手に便意を催させる屈辱的ンスター。
◆マイコニド :ラヂヲヘッド氏/肉キノコ娘。体のあちこちに肉キノコが生えていて当然フタナリ。他人の体にも肉キノコを生やす。
◆エナジーサッカー :ドルフ☆レーゲン氏/少女型アリジゴク。泥や砂に相手を引き摺りこんで精気を吸う。腕が四本、下半身はややグロ風四本脚。
◆ラルヴァ :ラヂヲヘッド氏/ガスモンスター。中では舌と男性器をいくらでも自在に実体化。対象を陵辱し尽くす。
◆ミノタウロス :無名祭祀書氏/いわゆる普通のミノだけど、魔界だからちょっと禍々しくあって欲しい。あんまり草食獣じゃない。
◆マントラップ :Macop氏/あられもない姿の女性の幻覚を作って、犯して来た相手を取り込む。挿入口つきの食人植物。基本ハエジゴク。
◆フィーンド :吉井徹氏/小ざかしい有翼猿。主に群れで行動して襲い掛かる。
◆ソウルイーター :吉井徹氏/マインドフレア。タコ頭の魔術師風。敵のお金(ソウル)を吸い取り回復。
◆ワイバーン :菊地且典氏/腕が半翼状でサソリのような尾を持つ少女型ドラゴン。
◆インプ :ラヂヲヘッド氏/少女型小悪魔。他人を不幸にする。
◆ベインゴーレム :ドルフ☆レーゲン氏/調教機械ゴーレム。移動可能な開脚台の枕元から機械のアームが幾本も出た形をしている。
◆ガーディアン :速水螺旋人氏/女性型守護戦士。甲冑を着込んでおり、石像の姿と生身の姿を使い分ける。ハーフフェイスヘルム使用。無口。
◆カオスロード :副氏/一見無害な人間の少年少女。近づくとランダムモンスターに毎ターン変身する。
◆ミミック :菊地且典氏/媚肉宝箱。箱入り娘。鍵穴が膣孔になっており、挿入し中に精を注ぐといろいろもらえたり奪われたりする。
◆パラサイトマザー :すぎたにコージ氏/外見はアルビノエルフ幼女。魔族の精で妊娠して寄生虫を生み出す。
◆ブラックウィドウ :Macop氏/魔族や他モンスターの背中に刺青状になって張り付き、操る大蜘蛛。いろいろ恥ずかしいことをさせたりする。
◆サラマンダー :Rebis氏/エネルギーをまとう半精霊女性型フタナリドラゴン。火・氷・雷の三種がいる。
◆ワームヒドラ :吉井徹氏/三つ頭ワーム。吸引・肉ドリル・触手の三つの頭。
◆レディーヒドラ :hira氏/頭部の代わりに女性の上半身が三つ生えたヒドラ。
◆フェンリル :jin氏/氷の白狼。凶暴。外見的には巨大な狼。
◆クラーケン :菊地且典氏/巨大女。下半身触手、全身ぬるぬる粘膜。
◆キマイラ :IWAKO氏/合体魔獣。ドラゴン・山羊・ライオンの頭にドラゴンの翼、蛇の尾。背中に女性の上半身。
◆リッチ :IWAKO氏/白骨魔道師。ラスボスオーラ全開。
◆デュラハン :わむさと氏/女騎士。首が取り外し自由。
◆プリズンケージ :吉井徹氏/歩く球根型植物モンスター。触手で捉えて檻状器官に獲物を捕らえる。
◆シャドウストーカー :はまー氏/エロい影女。半ば霊体、衣服の中まで通過する手指で弄ってくる。
◆ダークドラゴン :ラヂヲヘッド氏/フタナリ人間形態化可能黒色ドラゴン。人間時は筋肉質で褐色のドラゴン娘化。
希少:0
攻:5 受:5 HP:10
防御:なし
<片手武器>:攻撃/10ダメージ
武装した人間大の悪鬼。面相こそ醜悪だが体格はがっしりとし、大柄で戦士としては優秀だ。魔界の雑兵であり、一応の自我を持ち片言で会話もできる。魔人の配下としては使い潰せる手ごろな戦力だろう。基本的にオスばかりで、性格は野卑で下劣な上に残忍、気ままに暴れる機会さえ与えられるなら主人も仕事も選びはしない。勇敢かつ愚かであり、相手が格上の魔族でも欲望に後押しされて襲いかかる。個々の実力は微々たるものだが、集団でいることが多く、下級の魔人や人間には決して侮れない相手となるだろう。男性ならば捕らえられても、より強力な魔族に売り飛ばされる程度で済むが、女性は輪姦され性欲処理の道具とされてしまうこと避けられまい。
魔界の瘴気が肉体を得た存在であり、荒野や地下迷宮から湧き出すようにして生まれ出てくる。またあるいは、オークと交わった人間の女性がオークの子を産む。人間からは男性と同確立で女性や両性具有が誕生する。こうして生まれる女オークはオスと遜色ないパワーを持ちながらも独自の美しさを持っている。オーク同志で子を孕むことはないが、魔族の精により女性や両性具有のオークを生み出すことができる。このため、人間の女を見た男のオークらは決してあきらめず追跡し、捕らえようとする。同族の女性こそ、人間や魔族以上に珍重すべき性奴隷なのだ。このことは魔族らにとっても同様で、女性型オークの奴隷はかなりの高値で売買されている。
希少:0
攻:3 受:5 HP:20
防御:なし
<美肉奴隷>:奉仕の際、能力値+2
魂の全てを魔族に篭絡された人間のなれの果て。肌の色が青白いために、一見して人間でないことは見て取れるだろう。多くは卑猥な拘束具や衣装に身を包まれ、常に快楽と苦痛に責められ喘いでいる。ただ苦悦を感じるためだけに自我を残され、体は魔族の命令に服従することしかできない(意志とは無関係に)。半ば魔に堕ちた体は人間より遥かに耐久力と運動能力に優れているが、それも魔族へより激しい奉仕を行い、責めを受けるための改良にすぎない。彼らは魔族に嬲られ鳴かされるための憐れな存在である。基本的にダムンドに取り立てられるのは、厳しい魔族の審美眼に敵うだけの人間のみである。優秀かつ比較的安価な奴隷であるため、人間よりは遥かに高い値段で取引される。彼らを複数侍らせ、安上がりな後宮を作ることで退廃に耽る魔族はたいへんに多い。
さて、人間がダムンドに取り立てられるのは、外見の他に由来や経緯が重要な鍵となる。たとえば、滅んだある人間界の王家の末裔であるとか、人間の頃の純真さだとか、英雄や聖女としての立場だとかだ。魔族らにとって、ダムンドの身の上話を寝物語に聞くことは重要な娯楽だ。同族の自慢話でなく被害者の立場からの魔族の強大さを聞けば、自らがその人間界に攻め込んだ気分になれる。そうして、その被害者当人を嬲ることでさらにそうした気分に浸れるというわけである!
希少:0
攻:6 受:6 HP:20
防御:闇無効
<瘴気の吐息>:攻撃/10ダメージ(闇属性)
<乗騎>:デストリアを支配する者は騎乗した際に運動に+1の修正を得る
全身から瘴気を発する魔界の軍馬。その目は真紅に光り、口から吐く瘴気の塊はほとんどの生命体を塵に変えてしまう。単体でもオーク程度ならば敵としない強力な戦力だ。自我と呼べるものはなく、召喚者や主には死ぬまで忠実に従う。魔界の騎士たちにとって必須の乗り物である‥‥否、これに騎乗して戦う者らが魔界の騎士と呼ばれるのだ。人間界を侵略する際にも多数が投与され、その瘴気と蹄で大地を荒らしていく恐るべき存在である。特に平原などを駆け抜ける際に、走る痕の草がたちまちに絶ち枯れてゆく様には、多くの光に属する者が寒気を覚えるほどだ。
一方で、デストリアには戦闘以外の使い道もある。デストリアは基本的にオスしかいない。そして彼らは馬ゆえに巨大なペニスを所有している。こうした特徴が魔界で利用されないはずもなく、奴隷を調教し犯すために彼らが召喚されることは少なくない。またあるいは、特に好色な魔族らが自らの肉孔の疼きを鎮めるべく、この巨大なペニスを持つ忠実な魔獣を呼び出すこともあるのだ。秘肉を引き裂き内臓を掻き出すようなデストリアの抽出は、人間なら生死に関わるほどの激しさである。しかし、強い生命力と快楽への貪欲さを持つ魔族にはそれほどの行為もまた長い無聊を慰めるための娯楽の一つに過ぎないのだ。
希少:0
攻:6 受:6 HP:35
防御:なし
<巨大武器>:攻撃/20ダメージ
一部の人間界ではグレーターデーモンとも呼ばれる、身長3メートル近い暗黒の巨人戦士。タールを塗ったような漆黒の肉体は逞しく、鎧のような筋肉で覆われ、その頭部は捻れた角を何本も生やした異形の怪物のものである。手にはたいていが巨大な剣や斧を携えており、繰り出す一撃は岩をも砕く強力なものだ。衣服や防具の類は身に着けていない。魔界では最も信頼される戦士であり、多くの魔族が警護や労働力としてダークウォリアーを使役している。特に魔都では随所で衛兵として立っている彼らを見かけることだろう。低いながら知性もあり、強い意志と共に主の命令を忠実に実行するため、単なる傀儡ではない理想的な兵士となるのだ。
また体格にふさわしく巨大な男性器と激しい行為、タフな性欲も魔界では高い評価を得ている。奴隷を責めるための陵辱者として用いられることはもちろん、女性や両性具有の魔族らの愛人としても評価は高い。特に色事を好む魔王の魔都では、衛士を務めるダークウォリアーはたいていが全裸であり、その自慢の陽根を露出させている。女性や両性具有の魔族らは、その場でそれを自由に弄ってよく、また己の奴隷を犯させてもよい。ゆきずりの魔族や奴隷の唾液・蜜液でテラテラと黒光りするダークウォリアーのペニスが、通りがかる者らの欲情を誘うこととなり、その魔都はなお淫靡な場所と化して行くのである。
希少:0
攻:6 受:5 HP:40
防御:夢無効
<触手>:攻撃/5ダメージ+『発情1』(夢属性/PPダメージ)
<異形>:奉仕・誘惑の判定ができず、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復を受け付けない
淫らな物語や悪夢では御馴染みの、巨大な触手の塊。それがテンタクルスというモンスターだ。全体がぬらぬらと粘液で覆われ、胸の悪くなるような肉色をし、先端は丁寧に鈴口までついたペニス状‥‥まさしく怪物だ。無数の触手で絡め取り、捕らえた獲物を喰らうでもなくただただ嬲り責め苛む。知能こそ皆無だが、捕らえた獲物の心身を犯していくことにかけては恐るべき能力を持っている。奴隷としてこの怪物の責めを味わった魔族も数多いことだろう。その触手を覆う、淫らな芳香を放つ粘液には媚薬効果もあり、一撃でも受けてしまえばその効果は対象を苛み続けることとなる。人間などは簡単に捉え虜にしてしまう強力な淫獣なのだ。
このような淫獣が生まれたのは、かつてある魔王が沼沢地にいた下等生物を品種改良したことが起源だと言われている。今では魔界各地で調教や奴隷苛めに用いられるポピュラーなモンスターの一つであり、トラップとして落とし穴の底などに入れられていることも多い。うねりのたうつ卑猥な触手には、たとえ魔将であろうとも警戒が必要だ。特に色事のみを得意とする魔族にとっては、このモンスターは効果的かつ致命的だろう。知能がほとんどないために、誘惑も調教も受け付けず、純粋な物理ダメージでしか倒せない。ゆえに誘惑や調教に特化した魔族にとってみれば有効な攻撃手段というものがまるでない、凶悪な相手となるのだ。
希少:0
攻:7 受:7 HP:40
防御:火無効、氷2倍
<地獄の炎>:全体攻撃/20ダメージ(火属性/消耗5)
<牙>:攻撃/20ダメージ
<超知覚>:情報判定+2
爛々と光る目をもつ、体長2メートル近い巨大な黒犬。その真赤な口は奈落そのものへと続いており、地獄の火炎を奔流と化して吐き出すことができる。鋭い知覚力を持つため、魔族にとっては便利なペットであり護衛と言えるだろう。だが、野生のものと出会った際、また敵対する魔族が繰り出して来た際には、十分な脅威ともなり得る。魔界ではかなり頻繁に見かけられるモンスターであり、魔族に仕えず荒野や森林、地下迷宮などに野生で住み着いていることも多い。地獄の炎から自然発生的に湧き出してくるため、自力での繁殖はできないが、数頭が群れを成していることもあり、そうした際には一層の注意が必要となるだろう。
魔界を象徴するかの如き暴力と欲望の化身、凶暴な上に狡猾な魔獣である。己より格下と見た相手には容赦なく襲いかかり、人間・モンスターの区別なく殺し肉を貪り喰らう。たとえ相手が格上でも、目をつけたなら延々と追跡し他のモンスターなどによって弱ったところに襲いかかることもある。そして不死身の魔族や天使が相手ならば戦闘不能にした上で嬲りものとし、時には己の奴隷にすらしてしまう。子宮に直接精を流し込む長いペニスや炎そのもの如く熱い舌には定評があり、魔族の中にはこの魔獣にのしかかられ攻められたり、数頭がかりで嬲られたり、また奉仕を受けたりすることを好む者も少なくはない。
希少:1
攻:6 受:5 HP:25
防御:雷2倍
<愛の翼>:攻撃/『魅了』状態の対象一体にのみ可、対象を『拘束』する
<魅了の歌>:誘惑を視界内の望む数の対象に行なえる
<飛行>:飛行移動、回避時のみ受+2
巨大な鷲の体に、美女の頭部と胸部、そして陰部を持つ怪鳥である。風に乱れがちな長い髪と、体の大部分を包む柔らかな羽毛、そして金色の蠱惑的な瞳を持つ。妖しく艶やかな美声で知られ、歌姫として高位の魔族に囲われていることも多い。翼で包み込むようなその抱擁は、相手を忘我の縁に堕とすほどのものに優しく暖かい。もっとも、その外見に反して知能は低く、言葉もカタコト程度でしか喋れない(ちょうどオークと同程度の知能だ)。彼女らは争いに適さず、強力な能力にも欠けるため、多くが魔族の庇護の下に暮らしている。荒野や森に住む野生の者らも集団を作っていることが多く、野に単独でハーピーがいることなどまずないだろう。
ハーピーたちは、魔族と交合することで子を孕み繁殖する。このため男性器を持った魔族に対し彼女たちは、ひどく積極的に誘惑を行なってくる。繁殖を目的とする彼女らは、調教するもされるも、子宮に精を受け入れることさえできれば気にはしない。直接的な攻撃さえされなければ積極的に体を開き、魔族の精を貪ってくる。ハーピーは情深いことで知られており、多くの魔族にとってよき情婦となる。気に入られれば自ら奴隷になってくれたり、あるいは彼女らの巣で愛情と快楽に満ちた日々を送ることができるだろう。ただし、気に入らなければ精を搾られたまま、どんな怪物や魔族が通りがかるとも知れないその場に放置されるのだが‥‥。
希少:1
攻:5 受:4 HP:10
防御:なし
<仲間を呼ぶ>:受判定に成功すればブラウニー1体を呼ぶことができる
<魔相>:ランダムに魔族特性を一つ所有し、同じ特性を持つ魔族が与えるダメージを0にする
<幼愛>:同じ特性を持つ魔族に対してブラウニーは攻・受を+2できる
魔族と人間は混血児を作ることもできる。魔族が人間に孕ませた子は、魔の力を持つ強力な英雄となる。しかし、己の意思で子を孕む魔族が孕んだ人間の種は‥‥‥‥成長することのない幼子の半魔ブラウニーとなる。ブラウニーは幼い6~12歳(1d6+5)の尖った耳を持つ少年や少女であり、魔族の特性を一つだけ持っている。彼らは魔族とは比較にならないほど弱く、儚い。攻撃手段さえ持ち合わせていない存在だ。だが、個体によっては魔族の精神を揺さぶる力を持っている。子供時代というものを持たない魔族は、どういうわけか自身と同じ特性を持つブラウニーを傷つけることができない。しかも向こうからの行動に対して無防備になってしまう。
記憶力が欠如しているためか、ブラウニーはたいした知識を何も持たない。せいぜい簡単な会話ができる程度だ。だが、だからと言って油断はできない。攻撃ではない攻撃‥‥つまり調教を加えてくるからだ。無知なブラウニーが集団で与えてくる羞恥と快楽はかなりのもので、時として捕らえた魔族を調教するためブラウニーの集団に投じられる奴隷もいるくらいである。幼く、性知識を持たないブラウニーたちにされるがままになる魔族の姿は、多くの魔族が持つ歪んだ嗜好を満足させることとなるのだ。なお、ブラウニー自身が繁殖することはできない。もっとも、平行世界のどこかにいる同族を次々と呼び寄せて、すぐに大集団を作り出してしまうのだが‥‥。
希少:0
攻:5 受:5 HP:40
防御:通常半減、火2倍
<溶解>:攻撃/命中した対象の身に付けている装備一つを溶かし失わせる(最初は必ず鎧)
<不意打ち>:最初の一撃のみ、不意打ちできる(対象が情報判定で2成功以上すれば無効)
<分裂>:HPを1/2することで2体のスライムになる
<異形>:奉仕・誘惑の判定ができず、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復を受け付けない
濁った薄緑色をした不定形の粘液生物。人間一人包み込むくらいの大きさがあり、のたのたとにじむように這い進む。正面たって戦うなら、さしたる脅威ではないのだが、罠の一部や天井などからの不意打ちがあるため油断はできない。ダメージを与えることなく、対象の装備のみを溶かし吸収してしまうのだ。当然倒しても失った装備は戻って来ない。
スライムに知性はほとんどない。しかし、本能的にある程度の知性ある存在、つまり魔族・天使・人間に反応し襲い掛かってくるようだ。否、そうするように作られるていると言うべきか。これは本来、魔王らが奴隷を弄ぶために生み出した怪物なのである。もっとも、分裂による増殖で次々と野生化してしまい、今では魔界広くで見かけられるモンスターとなっている。特に沼地や迷宮には多くのスライムが住み着いており、旅する魔族の装備に被害を与えている。放置されたアイテムには何ら被害を与えず、装備されているものにのみ効果を与えるのは、これを作り出した魔王の悪意によるところが大きい。スライム単体では、ただ装備を奪われるだけ(と言っても十分な痛手だ)だが、弱体化した状態で他のモンスターや魔族に出会うことこそが恐ろしい。何より、多くの魔族は住居の罠の一部としてこのいやらしい怪物を配置しているのだ。常々警戒を怠らずにいることが最大の対策。
希少:1
攻:6 受:6 HP:40
防御:夢無効
<利便液>:攻撃/『便意2』
<絡め取り>:攻撃/『便意』状態の相手にのみ可、対象を『拘束』する
<直腸侵食>:攻撃/『便意』状態の相手にのみ可、8ダメージ(夢属性)
<利便液>:追加攻撃/便意2
<異形>:奉仕・誘惑の判定ができず、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復を受け付けない
『糞喰らい』『便座蟲』などの別称で呼ばれる蟲型モンスター。体長3メートルほどの太った芋虫状で、頭部には4本の強靭な触手と大きな口のみを備える。卑猥な便座のように開いた口の中は、無数の柔らかくいやらしい触手と突起と、そして淫猥な形をした伸び縮みする太い一本の舌から成っている。ボトムワームは触手の先端からは常に利便作用のある特殊な液体が滴っており、触手を無理矢理に対象の口や腸内に挿入することで、液を注入してくる。また魔族や天使に対しては排便を途切れさせぬよう、高カロリーのゼリー状栄養物も流し込んで来るのだ。さらに、その後には触手で対象を捕縛し、口の上に座らせてから舌を使って直接に腸内を陵辱してくる。
魔族にとって食事とは嗜好的なものにすぎない。ゆえに下級の魔族にとって排便は、年に一度程度しか行なわない行為であり、人間以上の羞恥行為なのだ。魔族らはその最大級の恥辱を与えてくるこのモンスターを、たいへんに恐れている。変質的な趣味を持つ魔王によって作られたボトムワームは、多くの魔族に恐れられるがゆえにトラップや拷問用として多くの迷宮などに配置されている。また野生化し、沼地などに住み着いたものも少なくない。もし不幸にも出会ってしまったなら、即座に逃げるか、全力で倒すことだ。さもなくば、最大級の恥辱に襲われ、この蟲の口の上で半永久的に排便を続けさせられるかもしれない。それは魔族に限らず真に恐るべき恥辱である。
希少:2
攻:7 受:6 HP:35
防御:なし
<胞子の雲>:全体攻撃/6ダメージ(夢属性)
<魔道>:攻撃/コモン呪文表で1D66し、出た呪文1つを成功値0で使用
<肉茸>:攻撃/1日の間、対象の自尊・運動-1(2回まで重複可)
<植物>:PPダメージ・ステータス異常を受け付けない
頭部、ちょうど髪がキノコの傘の形になった女性型モンスター。肌はぬけるように白く、ふんわりと柔らかいが、瞳と髪は毒々しい赤や紫色をしている。性格は淫奔かつ享楽的であり、人間や魔族を快楽を得るための道具としか考えておらず、積極的に攻撃してくることが多い。知能はかなり高く、魔族と変わらないほどの知性を有し呪文をも多数操る。体が植物質のため、切られても血も出ないが、ほとんど人間と同様の肉体に擬態されているため、一見してその本質が植物であることを知るのは困難だろう。意図的に噴出す胞子は広範囲の存在を錯乱させ、また相手の体に通称肉茸と呼ばれるペニス状のキノコを生やすことで、相手の意志力や運動能力を奪っていくのである。
マイコニドが生やす『肉茸』は魔法的に対象の快楽神経を集束させ、また意志力を白濁液に変えて抵抗を奪っていく。このため、植えられた者は、空気に触れるだけで過敏な反応を示し先端からぬるぬると先漏れをこぼす肉茸に振り回されることとなる。発情こそさせないものの、過敏に過ぎるこのキノコはあらゆる存在にとって致命的だ。また彼女たちは自身の体や無機物にも任意にこれを生やすことができる。マイコニドは肉茸の効果にある程度耐性を持っているらしい。女性や両性具有者を調教する際には、自らの舌や指先、股間などに随意に好きな数の肉茸を生やし、捕らえ無力化した相手を責め苛むのだ。時には男性に対しても‥‥。
希少:2
攻:8 受:6 HP:30
防御:なし
<蟻地獄>:攻撃/対象を『拘束』する(この拘束は第三者が体力-2で成功すれば解除)
<精気吸引>:攻撃/拘束した対象にのみ可、8ダメージ(装甲無視)
<不意打ち>:最初の一撃のみ、不意打ちできる(対象が情報判定で2成功以上すれば無効)
<潜伏>:『移動』による逃亡に自動成功。ただし逃げる対象を追跡できない。
エナジーサッカーの姿を見ることは難しい。沼地の泥の中や、荒野の砂の中に潜み、その姿を地上へはめったに見せないからだ。だが、体力に自信のある魔族ならば無理矢理引きずり出して、その幼くも妖しい畸形美に満ちた姿を見ることができるだろう。その瞳のない眼球は宝石のように輝き、髪は油を塗ったようにべったりと頭の形そのままに張り付き、そして両耳の代わりにあるのはクワガタ虫に似た強靭な顎だ。細い外見に反した筋力を備える腕は四本、また下半身には、凶悪な鉤爪のついた棘だらけの四本脚を備えている。地中を自在に掘り進むこの脚と、幼いあどけなくさえ見える上半身の組み合わせは、見る者に倒錯的な感情を引き起こすに違いない。
彼女たちは魔界の沼地や荒野、また森の奥などに暮らしている。泥や砂、落ち葉の下に大きな空洞を作り、そこでじっと獲物を待ち構えるのだ。通りがかる者がいれば、魔族・天使・人間の区別なく襲いかかり、首から下のみを地中に引きずり込む。そして獲物の股間に喰らいつき精気を吸い始める。基本的に男性器を吸うが、獲物が女性の場合、舌を男根のように硬くし、じっくりと精気を抉り滲ませる。一度巣にかかってしまうと魔将や魔王でさえ独力での脱出は難しく、無限の奉仕と搾精を繰り返されることとなるのだ。一方、生きるために身に付けたその本能的な口使いは魔界でも絶品であり、捕らえられたエナジーサッカーは口膣奉仕専用奴隷として高値で取引されるという。
希少:2
攻:6 受:6 HP:30
防御:通常無効、夢無効、光2倍
<包み込み>:攻撃/対象を移動不可能にし、外部からの能力や呪文・奉仕の影響を遮断する(1体に対してのみ持続)
<無限輪姦>:『陵辱』に関する判定を行なう際、攻+2
<異形>:奉仕・誘惑の判定ができず、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復を受け付けない
ねっとりとした、まるで液体のように実体感を持つ黒いガスの塊。最大で5メートル立方を埋め尽くすほどに膨れ上がる。暗がりなどにいると闇に同化してしまう。ただし、常に荒い息遣いを響かせているため、その存在を察知することは困難ではない。半ば浮遊しつつ地上を這うように流動し、体をうねり広げて、目に付いた人型生物を己の中に包み込んでしまう。ラルヴァは常に欲望に餓え狂っており、対象を選ばず襲い掛かってくる。知能など欲望に押しつぶされて久しいのだ。気体ゆえに普通の武器の攻撃などは効かず、床や壁から染み出して来ることもあり、思わぬ不意打ちを受けてしまうこともあるだろう。
魔界に渦巻く淫らな欲望が形を成したものと言われている。対象を包み込んだなら、その中では無数の舌や手、男根が実体化し、犯し尽くしてくる。ラルヴァは陵辱しかできず、肉欲の固まりにふさわしく相手を奴隷にすることにも関心はない。ただただひたすら、対象を犯し射精し弄り舐めまわしてくる。ガスの中は大量のペニスと舌でできた子宮のようになり、体中を舐められ、ペニスを擦り付けられる。人間なら精液の中で溺死してしまうことさえあるのだ。ラルヴァが食糧とするのは陵辱された者がわずかに発する快楽と欲望なのだ。このため、完全に意識を失った対象にはラルヴァは関心を失い、放り出してまた彷徨い始める。意識を失った者の末路にも無関心である。
希少:0
攻:8 受:6 HP:45
防御:なし
<巨大武器>:攻撃/25ダメージ
<フェロモン>:攻撃/女性か両性具有のみ『発情1』
魔界の精強なる戦士であり、異世界侵略の際には精鋭として繰り出される牛頭巨人。筋骨隆々とした体は身長4メートル近く、全身を黒っぽい毛皮で覆われている。頭部は牛に似ているものの、口にズラリと犬歯を生やしており、手足も蹄ではなく鉤爪。明らかに肉食動物の様相を持っているため、牛の角を持った熊と言った方がいいだろう。尾は細長い先端がスペード状となった悪魔のものであり、凶暴な様相と相俟って一部人間界ではミノタウロスこそが悪魔だと思われているほどだ。知力もそれなりにあり、自ら喋ることこそできないが魔族の言葉を理解することはできる。性格は単純ながら実直で従順あり、魔界の戦争ではなくてはならない主戦力と言えるだろう。
ミノタウロスはオスしかおらず、魔界の瘴気の吹き溜まりから自然発生してくるモンスターだ。ゆえにミノタウロスの巨大すぎる持ち物は純粋な快楽器官である。しかし、通常の人間や魔族では挿入することは不可能に等しい。そのための進化か、巨大なペニスからは女性を発情させるフェロモン臭が放たれている。それに囚われた者はふらふらとにすがりつき、麝香のような粘液でねっとりと濡れた巨根への奉仕に耽ることとなってしまうのだ。ミノタウロスは挿入されずとも、全身を使ってペニスを抱きしめられ奉仕を受けることが大きな悦びであるらしい。野生で見かけられるミノタウロスは自ら魔族や人間・モンスターの奴隷を持ち、奉仕させていることが多いという。
希少:1
攻:7 受:4 HP:35
防御:夢無効
<挟み込み>:攻撃/『魅了』した対象、もしくは挿入してきた対象を『拘束』する
同時に一体しか拘束できず、マントラップがダメージを受けた際は拘束された対象もその半分のダメージを受ける
<擬態>:情報判定で2成功以上しなければマントラップがいることに気づけない
<植物>:PPダメージ・ステータス異常を受け付けない
土から直接二枚の葉を広げて生えた巨大な植物。葉はそれぞれが最大径2メートルもある楕円形で、生あたたかい突起に表面を覆われている。周囲はびっしりと鋭い棘が生えており、ちょうど巨大な獣獲り罠にも見えるだろう。そう、この植物は人間大の存在を捕らえ喰らう巨大な食虫植物なのだ。魔界に特化し、その中央に蓮の実のような飛び出た軸茎‥‥強力な幻覚を発生させる器官を持っている。この器官の先端には女性の陰部そっくりの孔がある。マントラップは、ちょうどその部分を女性の局部に見せかけ、葉を周囲に溶け込ませ、幻影の拘束された女性を作り出すのだ。そして愚かにもその幻影を犯したものが二枚の葉にぱっくりと挟み込まれるわけである。
マントラップの幻覚は見事なものであり、好色な魔族がこの罠を無視することは難しい。拘束され四つんばいで腰を突き出す少女や、脚を大きく開く形で縛られた女奴隷の姿をとっているからだ。そして自らねだるように誘ってくる。幻覚の中枢である局部を、性器やあるいは道具で貫けばその瞬間、罠は発動し対象を凄まじい勢いで捕らえ挟み込む。そして、柔らかな突起と吸入器官による、ゆっくりとした搾精や陵辱を行なうのだ。基本的にマントラップ捕らえた獲物を解放することはない。何度も精を奪われ、そしてやわやわと葉による愛撫で回復させられ‥‥そしてまた搾られるのだ。別の魔族やモンスターが通りがかるその日まで‥‥。
希少:1
攻:6 受:6 HP:25
防御:闇半減、光半減
<鉤爪>:攻撃/ダメージ10
<剥ぎ取り>:攻撃/対象の装備品一つを奪い取る(装備品がなければ対象自身を拘束し拉致できる)
<飛行>:飛行移動、回避時のみ受+2
白い巨大な翼を持つ褐色の大猿。2メートル近い巨体を飛行させる翼は大きく、そして魔界には不似合いなほど白い。その猿面には狡猾なにやにや笑いを張り付かせ、細長いが強靭な四肢の先端には鋭い鉤爪を備える。知能はそれなりに高く、狡猾で下劣な性格の持主である。強い相手には媚び、弱い相手には徹底的に傲慢にふるまう‥‥余りにもあからさまな態度の切り替わりは、邪悪さと言うより道化じみたものを感じさせることだろう。しかしそれもそのはず、フィーンドはある魔王が天使どもを嘲笑うべく作った偽りの天使、魔界の道化師なのだ。忠誠には欠けるが、天使どもの使う光に若干の耐性を持つため、魔将ならばぜひとも揃えておきたい手ごまだろう。
またフィーンドは天性の盗人だ。野生のフィーンドたちは山岳や荒野に住み着き、上空から群れとなって旅の人間や魔族の装備を、そして時には当人まで盗み、売りさばく。もちろん、気に入りの奴隷を手に入れたなら、飽きるなら弄ぶことも忘れない。フィーンドはオークよりも遥かに狡猾であり、それゆえに道具の扱いや変質的な快楽への欲求も多く持っている。人間ならば彼らの巣で死ぬまで嬲られることもあるし、魔族でさえオークに輪姦されるように気軽に相手にできる存在ではない。その上、彼らを作った魔王は天使を犯すことでのみ彼らに生殖の権利を与えたらしい。このため、フィーンドたちは天使に恐るべき執着性を持ち、拉致した天使は必ず妊娠奴隷とする。
希少:2
攻:6 受:8 HP:40
防御:夢無効
<霊魂吸収>:攻撃/所持金10ソウル消滅させる(ない場合は装備や奴隷を払い戻しさせるかHPに装甲無視のダメージ)
ソウルイーターのHPを10点回復する
<呪文防御>:自身を対象とした敵対的呪文を無効化し、ダメージを0にしてよい
<異形>:奉仕・誘惑の判定ができず、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復を受け付けない
長身痩躯の人間の体に、蛸が頭の代わりに乗ったように見える異形の怪物。皮膚は粘液に覆われ、いやらしい紫色をしている。頭部から延びた触手は長く、目は異様なパワーを湛えて爛々と光っている。たいていは装飾的な長衣をまとっており、頭部が異様に大きいことを除けば一見、人間か魔族と見えることだろう。魔界の通貨であるソウル‥‥つまり人間の魂を食糧としているのだ。彼らの霊魂吸収能力は強力であり、魔族の所持金はもとより所有品さえ霊魂として分解し吸収してしまう。もちろん、人間に対して攻撃すれば瞬間的にその霊魂を奪い即死させてしまうのだ。この恐るべき能力ゆえに、ソウルイーターは魔界でも独自の勢力を築き、畏れられている。
その性格は冷酷にして打算的、保身的である。少々くぐもった泡立つような喋り方をするものの高い知能を持ち、魔王や魔将の副官となっていることも多い。そしその場合は、味方としても敵としても油断のならない参謀となるだろう。魔界では珍しいことに色事にほとんど関心を寄せず、自らの食欲と権力欲の元にのみ行動する。誘惑を受け付けないがゆえに、牢番や近衛としてはうってつけとも言えるだろう。魔都に行けば抜け目ない商人として身をたてるソウルイーターを見ることもまた少なくないはずだ。そしてまた、未確認の情報ではあるが呪文を使い不死性を備え、魔族として認められた者もいるともいう‥‥。
希少:2
攻:8 受:6 HP:35
防御:雷無効
<雷撃>:攻撃/20ダメージ(雷属性)
<毒針>:追加攻撃/10ダメージ+『発情1』
<高速飛行>:飛行移動、攻撃回数を1回減らす代わり次行動まで回避時の受+3
<奴隷本能>:他に主がいようとも、ドラゴンがいる際、常にドラゴンの命令を優先する
外見年齢が十代~二十代始め(10+2D6)くらいの女性の姿をしたモンスター。もっとも、その腕は半ば大きな竜の翼であり、臀部にはサソリのような細い甲殻の尾。頭部の髪の生え際には何本もの角が生え、高速の飛行に備えて耳は頑丈なヒレ状になっている。金色の爬虫類の瞳を輝かせる様子は、人の姿をしつつもどこか原始的な生物を連想させるだろう。無知な者は魔族と勘違いすることもあるようだが、彼女らはドラゴンの遠縁にあたる存在である。もっともドラゴンに比べればその能力は限定され、性格も共依存性が強く、調教もしやすい。無邪気かつ従順で知能も高く、ある程度の実力を持った魔族にはヘルハウンドと並ぶ御馴染みのペットとなることだろう。
ワイバーンはドラゴンと交合することで受精し増殖するため、ワイバーンの群生する地域にはドラゴンがいる可能性が高い。彼女たちワイバーンは生まれながらにしてドラゴンの性奴隷であり、ドラゴンを見つけたワイバーンは自ら交合をねだるのだ。もっとも、ドラゴンが相手でなくとも彼女らは快楽に弱く、ほんの少しの淫らな攻めに簡単に陥落してしまう。馴れたワイバーンは、目の前に男性器を見つければ即座に咥え体を開くほどだ。こうした淫奔な性質は魔族たちにおおいにもてはやされており、多くの魔族が彼女らを情婦に連れているだろう。ただし、それでも忘れてはならない。いかなる時も彼女らはドラゴンの性奴隷であり、魔族よりドラゴンをこそ優先するのだ。
希少:1
攻:5 受:5 HP:5
防御:なし
<不幸>:インプとその主人に対する戦闘・調教・魔力判定の出目6を0とせず6のまま扱う
<使い魔>:特定の主人といる場合、全体攻撃も含めインプを攻撃の対象に選べない
<ご奉仕>:受・攻に関係なく奉仕判定+3
身長30センチほどの小さな、少女の姿をした子悪魔。褐色の肌と二本の角、悪魔の尾を持ち、コウモリ状の尾で空を飛んで移動する。知能は高く、子悪魔にふさわしい狡猾さと無邪気さを同居させた性格をしている。強者に依存する性質が強く、強力なモンスターや魔族に仕えていることがほとんどだ。最も人気ある使い魔であり、数が少ないことと相俟って多くの魔族がインプの主となることに憧れる。何と言っても、インプの持つ運命の定理をねじまげ、敵対する者に不幸をもたらす能力は強力だ。位が上がるほど同族から狙われる魔族にとって、これは大きな防御となる。また同様に、インプを連れることが位の高さもしくは手ごわさのシンボルともなるわけだ。調教も安易であり、もし捕らえたインプを魔将や魔王に売ればかなりの高額(少なくとも100ソウル)で買い取ってもらえることだろう。
それとは別にもう一つ、インプが魔界で好まれる理由がある。それは彼女たちが何より魔族や位の高いモンスターの精液を、エネルギー源として好むということだ。このため彼女らは全身でしがみつくようにして、自らの体ほどもあるペニスに必死で愛撫し、精液を搾り出そうとする。また、女性の主なら中に射精された他魔族の精液をもらおうと、膣内に這いこみながら処理をしてくれるのだ。小さな体でのこの淫猥なサービスは好色な魔族に殊のほか人気であり、贅沢な魔王などは複数のインプに奉仕させていると言う。
希少:1
攻:8 受:6 HP:40
防御:通常半減、雷無効、夢無効
<催淫ガス>:全体攻撃/『発情2』
<拘束>:攻撃/発情中の対象にのみ可、対象を『拘束』する
<責め>:追加攻撃/5ダメージ(夢属性)か『便意2』か『尿意3』のいずれかの効果を与える
<異形>:奉仕・誘惑の判定ができず、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復を受け付けない
己の意志というものを持たず、主の設定した条件そのままに、快楽と苦痛を以って対象を徹底的に責め苛む自動人形。先端が責め具やガスの噴出口となった無数の金属の腕を持つ自走する開脚台‥‥が昨今で最もポピュラーな形態となっている。もっとも、より変質的なデザインのものも多々ありえるだろう。先の形態がポピュラーであるのも、ただゴーレム製作で勢力を伸ばしたある魔将の影響に過ぎないのだ(つまり絶対量の多さゆえということだ)。このモンスターを作成するのはたいていが偏執的な魔族であり、陰湿な悪意に満ちた責めを得意とする者ばかりだ。そして、それがゆえに特異なゴーレムほど、好色かつ背徳的な魔王らに歓迎され、高く買い取られる。
ゴーレムとは本来なら軍事用に使われる存在だ。事実、人間界では未だそれが主用途である。しかし、魔界で兵力としてのゴーレムが重視されることはほとんどない。そうするには手間がかかりすぎるのだ。そんな暇があればもっと強力なモンスターや魔族を手なづける方が遥かに娯楽になるし簡単である。また、不死の魔族にとって戦いは半ば娯楽だ。自らの敗北でさえも一つの娯楽に等しい。ゆえに、魔族らが求めるのは快楽の道具としてのゴーレムなのだ。敵に調教を自動的に行なうベインゴーレム。自らの意志を持たず、奴隷と化した相手を持ち逃げする心配のないこの人形は、魔族にとって住居用のトラップであり、快楽を高めるための道具にすぎないのだ。
希少:3
攻:5 受:5 HP:30
防御:なし
<混沌の諸相>:ターン開始時に変身/モンスター表でD66を振り、出た出目のモンスターとなりその能力を得る
ただしHPは変化せず、HPが0になったなら1の状態で本来の姿に戻る(全快まで再変身不可)
<背徳>:行動不能の対象に対して、調教判定+2
一見したなら、無害な人間の‥‥美しい少年か少女にしか見えない。否、無害そうに見える姿こそが彼らの獲物を引き寄せる手法なのだ。その見かけの中には、宇宙の混沌がみっちりと詰まり溢れ出そうとしている。魔族・天使・人間・モンスターの区別なく、ある程度の知能持つ存在が近づけば、カオスロードの姿は内から揺らめき変身していく。その変身は誰にも、カオスロード自身にも想像はできない。無害なブラウニーに変身することもあれば、巨大なドラゴンに変身することさえある! その変身は次々と、全く止まることなく続くのだ。カオスロードと相対する者はよほど強力な攻撃手段を持たない限り、何体もの魔物を同時に相手にしている気分を味わうだろう。
そしてカオスロード自身は無邪気かつ残忍な性格である。知能は子供並の低いものだが、幼さゆえの残酷さを十分に持ち合わせている。相手を多様な怪物の力で叩きのめした後は本来の無力な姿に戻り、じっくりとその本分を見せ付けてくることだろう。無力な人間の奴隷そのものの外見をしたカオスロードによる調教は魔族にとって、大いに背徳的なものとなるはずだ。無知ゆえにその攻めは苛烈となりがちであり、奴隷にされれば不安定な実力しか持たない彼らの護衛を勤めることとなる。もちろん、主人の幼くも溢れ出すほどの性欲にも、奉仕しなくてはなるまい。運のいいカオスロードは時として複数の魔族を奴隷とし、魔将同然の地位を得ていることさえあるのだ。
希少:0
攻:6 受:6 HP:50
防御:特定の属性一つを無効、特定の属性一つを半減
<両手武器>:攻撃/20ダメージ
<魔人化>:ターン開始時に変身/攻+2、1ターンに一度だけ他の味方が受けた攻撃を肩代わりする(防御可能)
<彫像化>:ターン開始時に変身/受+2、調教・奉仕・誘惑ができない、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復は無効
<マスター>:他に主がいようとも、製作者がいる際、常に製作者の命令を優先する
魔族にとって最も信用できる忠実な守護戦士にして貞節なる愛人。それがガーディアンである。女性もしくは両性具有の、甲冑をまとった女戦士の姿が基本であり、顔は下半分しか見せず、体のほとんどを装甲や兜で覆っている。自在に金属像の姿に変身でき、全てを金属化することで強力な防御力と、色事への完全な耐性を得るのだ。彼女らは作成者の忠実なる下僕であり、最高の用心棒である。何より作成者の好みによって特定の属性攻撃に耐性を持たせることができるため、天使らへの対策としてうってつけだ。ガーディアンの作成は相当の高位魔族にのみ可能な技であるが、逆に相応の実力者たちは身辺を常にガーディアンによって固めていると言ってもいいのだ。
ガーディアンは十分な知力を持ち、寡黙で融通の利かない性格ではあるが、それなりの会話もできるし、各種の感覚や感情も持っている。色事に特化された特殊なガーディアンもいると言われ、多くの魔将・魔王らはガーディアンの全身を覆う甲冑を簡単に一部取り外しできるようにする。もしくは、初めから股間や胸部のみ何の装甲も身に付けない、全裸以上に恥ずかしい姿に作られるものさえいるのだ。基本的に彼女らは冷静を保つため、息遣いや肌の火照りでしか反応せず、淫らに乱れるということがない。もっとも、それゆえに加虐心をそそられるのか、彼女らが受ける調教は他のモンスターや捕虜が受ける以上に苛烈なものになりがちである。
希少:2
攻:6 受:5 HP:15
防御:あらゆる属性のダメージを無効化
<開錠>:調教で一度HPを0にすると、HPが全て回復し、攻+2となる(1セッションに一度だけ)
<お宝>:調教で成功するごと、調教者は成功値と同値のソウルを得る(クリティカルならコモンアイテムをランダムに一つ)
ただし、失敗したなら10点のソウルを奪われる(持っていなければ装備が強制換金)
<テレポーター>:ミミックに調教されPPが0となった魔族やモンスターは手近な魔都の奴隷市場へと強制転移させられる
<アラーム>:ミミックの調教中、調教者が一度でもファンブルを出したならモンスター表をD66で振る
その場に出目のモンスターが現れ、調教者に戦闘を仕掛けてくる
一見した限りでは普通の宝箱。ただしその鍵穴は淫靡な肉孔となっており、剛直に貫かれる瞬間を待ちわびて、とろとろと蜜を零してさえいる。いやらしい肉突起で覆われた膣肉が押し広げたように丸見えになっており、魔族ならその眺めには思わず挿入せずにいられないことだろう。彼女らはこうした宝箱状の殻に潜む奇怪なモンスターであり、貝のように閉じられた箱の中に本体がある。ミミックの開いた内側はまさに媚肉の塊であり、ぬらぬらとした好色そうな少女の上半身がその粘膜からはえている。
ミミックの肉壷はまさしく名器であり、人間などは瞬時に搾り尽くされるほどの逸品である。さらに己の特性を理解する彼女は内から、淫らな言葉や声を何度も漏らし、さらに興奮を煽り精を奪おうとする。この淫らな行いが彼女の攻撃だ。精を搾り尽くされた者は、自動的に最寄の奴隷市場へと転移させられ、奴隷として売られてしまう。無論、これは諸刃の剣であり、ミミック自身が激しい責めに堕とされることもある。その際、彼女は一度達しようとも殻から美しい上半身を出してしなだれかかり、さらに淫らに激しく相手のものを搾りあげていく。そうなった彼女を堕として、ようやく奴隷とできるのだ。ミミックは無限の富を得ることを可能とする、優秀な奴隷だ。手に入れたなら、暇あるごとに可愛がってやるといいだろう。うまくすればかなりのDPを使わずによいアイテムを手に入れられるかもしれない。
希少:2
攻:4 受:4 HP:20
防御:なし
<淫蟲受精>:膣内射精された際、パラサイト一体を身ごもる(一日一回)
2D6振り、出た高い出目のタイプのパラサイトを受精10時間後に出産する(別項参照)
病的な白い肌をしている他は無害な少女(2D+5歳)に見えるが、魔界ではインプと並んで貴重視されるすばらしいモンスターである。彼女こそ、魔族の精液を受けることで寄生虫型モンスター『パラサイト』を生み出す存在なのだ。とは言っても、彼女自身はさしたる戦闘能力も持たず、弱々しい存在にすぎない。知能も低く、人間の子供程度の知能しかもってはいない。性格も温和で臆病といった方がいいものだ。しかし、その数の少なさと無限とも言える妊娠能力から、多くの魔族に珍重されている。
パラサイトは受精の後、およそ10時間で生まれ、母以外の手近な存在に寄生しようとするか、もしくはそれぞれの一時的な住むべき場所に隠れる。魔族らは、こうしたパラサイトを即座に捕まえ、壜の中などに封印して調教や拷問の道具として利用するのだ。パラサイトマザーは沼地や地下、森の奥の泉などに自然発生的に、ごく稀に生まれるのだが、野生で見かけることはまずないだろう。通常、彼女の姿を見るのは、魔将・魔王らの城、もしくは蟲売りと呼ばれる一部の魔界の商人らの店頭がほとんどだろう。いずれの場合も絶え間なく陵辱され、妊娠奴隷としてパラサイトを産み落としつづけているはずだ。そしてもし、野生のパラサイトマザーを捕えることができたなら、それは重要な財源、もしくは勢力の礎となることだろう。
希少:4
攻:9 受:6 HP:40
防御:通常無効、闇無効、光2倍
<寄生>:攻撃/セッション終了まで対象と一体化し、受けるダメージ全てを対象に押し付けることができる
ただし対象のHPが0以下となったなら離脱しなくてはならない
<操作>:攻撃/<寄生>した対象にのみ可、対象の戦闘中の行動内容をブラックウィドウが決定してよい(自尊で抵抗可)
<フェロモン>:<寄生>した対象にのみ可、対象を見た者は自尊で2以上の成功をしなければ『魅了』状態となる
<擬態>:情報で2以上の成功値を得ない限り、ブラックウィドウの存在に気づかない
<異形>:奉仕・誘惑の判定ができず、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復を受け付けない
黒い1メートルほどの体長を持つ大蜘蛛。漆黒の闇の固まりのような体を持ち、魔族や他モンスターの背中に張り付いてその体を操る。張り付いたブラックウィドウは平面化してしまうため、よほど注意深い魔族が見ない限り、その姿は奇矯な刺青としか映らない。刺青など珍しくもない魔族の中でこのモンスターの存在についての認知度は低く、よってその恐ろしさもまた広く知られているとは言い難い。寄生し、さらに特殊なフェロモンを発しつつ宿主の体を操りさえするブラックウィドウは、不死の魔族と言えども命取りとなる強敵なのだ。
地下迷宮などでわずかな隙間に住み着いているこの蜘蛛は、宿主を見つければこっそりと背中に張り付く。そして宿主の全身に糸をめぐらせ、淫らな肉人形としてしまうのだ。ブラックウィドウに寄生された宿主は、戦いの最中であろうともあらゆる行動をこの蜘蛛に支配されてしまう。羞恥と快楽を食糧とする魔界の蜘蛛は、あらゆる手段で宿主を辱め、汚していく。特異なフェロモンを振りまいて宿主の周囲の者を惹き付け襲わせ。オークに切りかかろうとすれば自慰をさせ、ボトムワームの前で衣服を脱がせ、往来で排泄させ‥‥色事においても敵に奉仕させ味方に調教するような身にさせられるのだ。魔界でも屈指の悪質なモンスターなのだが、その隠密性ゆえにほとんどの魔族がこのモンスターを知らない。ゆえに、犠牲者はなお一層の孤独と羞恥を味合わされることとなるのである。
希少:1
攻:8 受:8 HP:100
防御:なし
<押しつぶし>:全体攻撃/20ダメージ
<吸引>:追加攻撃/6ダメージ+『便意2』(夢属性)
<掘削>:追加攻撃/6ダメージ+『尿意3』(夢属性)
<触手>:追加攻撃/6ダメージ+望む装備一つを強制解除(夢属性)
<強制投影>:ワームヒドラとの戦闘は全て最寄の魔都の随所で映像投影される
<異形>:奉仕・誘惑の判定ができず、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復を受け付けない
吸い付くヤツメウナギのような吸盤型の頭、ピンク色の淫らな肉のドリルのような頭、小さな口の周囲にびっしりと生えた触手の塊‥‥という三つの淫靡な頭を持った巨大なモンスター。全長は10メートル以上あり、三つの首が集まる胴体はでっぷりと太い。表皮は紫がかった青色であり、生臭い粘液でどろどろだ。この不愉快極まる生き物が、魔界の沼地や地下水路に潜み住まう淫獣の王、ワームヒドラである。この淫猥かつ凶悪な怪物は魔界でも半ば伝説化しており、魔族であってもおよそ日常的に出会えるものではない。
この淫らな怪物にあるのは、女性を犯すという歪んだ本能のみである。何処かの偏執狂的な魔王が作り出したと言われ、ボトムワームやベインゴーレム以上に効率的に奴隷を作り出していく、言わば奴隷製造機とも呼ぶべきモンスターだ。いやらしく這いうねる触手や吸引口は肉体を傷つけず、相手の精神やプライドをのみずたずたに引き裂いていく。そしてまるで相手の自尊さえ打ち砕けば満足とでも言いたげにあっさりと退散してしまう。ワームヒドラの住居には他の魔物がいることは少なく、犠牲者は比較的安全にその場を退散できるかもしれない。だが、この怪物には最後に思い知らされる恐るべき能力がある。最寄の魔の力が集まる力場‥‥つまり魔都の随所に痴態を映し出すのだ。この強化は恐ろしい策略であり、犠牲者はようやく帰った魔都でさらなる恥辱を味わうこととなるだろう。
希少:2
攻:8 受:8 HP:60
防御:自身の属性吸収、火は氷2倍、氷は火2倍、雷は闇2倍
<元素の槍>:攻撃/30ダメージ(自身と同じ属性)
<元素の奔流>:全体攻撃/20ダメージ(自身と同じ属性)
<元素介入>:追加全体攻撃/火なら『発情1』、氷なら『放尿2』、雷なら『失禁3』
<元素侵食>:調教した奴隷を自身と同じ属性にし、魔族ならいずれかの特性を『元素の衣』に強制的に変化させる
以後、対象はサラマンダーと同じ属性からダメージを受けず、攻撃にはその属性が常に付与される
火と氷と雷。魔界に溢れるエネルギーの中でも中立的な、元素と呼ばれるパワーである。そしてその元素を象徴するモンスターが、このサラマンダーだ。火のファイアサラマンダー、氷のアイスサラマンダー、雷のエレキサラマンダーの3つの亜種が存在し、いずれも妙齢の美しい女性の姿をしている(外見12+3D6歳)。その身には常に元素エネルギーをまとっており、耳の代わりには艶やかな色彩の流麗なヒレが伸び、元素そのものでできたような長いトカゲ状の尾を持つ。彼女たちは知能は高いが、基本的に元素そのままの性格をしている。火は情熱的で快楽主義、氷は冷淡かつ意固地、雷は夢想的な刹那主義者だ。
サラマンダーはドラゴン同様いずれもが両性具有である。しかし、元素の具現である彼女らに生殖の必要はない。彼女たちがその局部を使うのは、自らの元素で他存在を侵食するために他ならない。このため、サラマンダーは自らより低い実力と目をつけた相手がいれば積極的に誘い、あるいは陵辱する。屹立し、元素の気で満ち満ちたもので貫き、元素のエッセンスを注ぎ込むことで相手を己と同等の‥‥より精霊的な存在に仕立て上げていくのだ。自らの属性に染め、存在の根源を蹂躙する行為がサラマンダーたちにとっては何よりの快楽であるらしい。たいていが挨拶し、気楽な言葉と共に魔族の演技で接して来るが‥‥油断してはならない。彼女たちは生粋の陵辱者なのだ。
希少:3
攻:8 受:8 HP:80
防御:なし
<肉弾大砲>:攻撃/35ダメージ(1戦闘につき1回)
<戦姫>:追加攻撃/20ダメージ
<魔女>:追加攻撃/コモン呪文表で1D66し、出た呪文1つを成功値3で使用
<妖婦>:追加攻撃/6ダメージ+『発情1』(夢属性)
<三位一体>:ステータス異常や特殊効果を三つの頭のいずれか一つが負担してもよい
調教・奉仕を追加攻撃一回と引換えに行うことができる
<大吸引>:行動不能化した魔族を一時間後、結界・配下系を除く全ての装備と所持金を消失させMP・PPを0とする
魔界の淫蕩なるモンスターらの中でも特筆すべき存在。その体は太い10メートル級の大蛇であり、三叉に分かれた首の先には三つのタイプの異なる美女の上半身が生えている。この女性たち、鎧の女剣士と黒衣の魔女、半裸の妖婦の三人は、それぞれが別個の意志を持っているが、連帯感は強く、互いに争うことなどはない。女体はちょうど生殖器を露にしつつ蛇体となっており、衣装に隠された中を見れば彼女らの花園を見ることができるだろう。そしてそれとは別個に、三つの首の集まる場所に、大きな女陰を思わせる肉孔が開いている。
彼女たちは沼地や地下に住み、淫奔な性格で知られる。長持ちする魔族や天使を見かければ襲い掛かり、飽きるまで玩具とする。息のあった三人がかりの調教や奉仕は並大抵のものではなく、百戦錬磨の魔族であろうとも簡単に搾り尽くされるほどだ。だが、彼女たちの真の恐ろしさはそんなことではない。通常の行為に飽きられた獲物は、三つの体の中心にある巨大な肉孔へと全身を飲み込まれる。中は蠕動し蠢く肉壁だ。媚薬効果のある蜜液が絶えず染み出し、その膣壁で全身を咀嚼される。飲み込まれた者は次第に全身が性感の塊となり、あらゆる体力・意志・魔力・霊魂を吸い取られ、魔族や天使であろうとも廃人同然にしてしまう。その恐ろしさはレディーヒドラと戦えばわかるはずだ。何と言っても最初に彼女たちがする攻撃は、長らく咥え込み咀嚼した魔族や天使を吐き出しぶつけることなのだから。
希少:2
攻:9 受:8 HP:60
防御:氷無効、闇半減、光半減
<咆哮>:全体攻撃/5ダメージ+『失禁2』(夢属性/消耗5)
<神殺しの牙>:攻撃/25ダメージ(光もしくは闇属性)
<渦巻く凍気>:追加全体攻撃/15ダメージ(氷属性)
<超知覚>:不意打ちを受けず、常に最初に行動できる
<乗騎>:背に乗せた主の氷属性無効・夢属性無効
魔界で最も恐れられる魔獣、それがフェンリルである。ドラゴンやキマイラの戦闘力さえも、魔族を滅ぼし得るその牙の前には霞んで見えるだろう。体長2メートル以上の輝く目を持つ巨大な白狼の姿をしており、常に渦巻く凍気を身にまとっている。凍てつく雪原や氷原の中にのみおり、まるでそうした場所に自然発生するようにして現れるのだ。群れることはなく繁殖もしない。絶対数こそ少ないが魔界の黎明より存在し続ける恐るべき怪物である。フェンリルの牙は光にして闇であり、天使も悪魔もあまねく存在を等しく噛み殺す。不死であるはずの魔族を滅ぼすわずかなモンスターの一体なのだ。その目は殺意に満ちており、出会う全てを圧倒し、襲いかかって来る。外見こそ獣だが狡猾で、知性も決して低くない。いかなる罠も隠形の技も、この魔獣には通用せず速やかな死を送られることだろう。
ただ、フェンリルは自らと一対一で戦い、服従させた者には絶対の忠誠を誓うとも言われている。魔界では無謀なことを指して『フェンリルを従える』と言うが‥‥魔界にありえないことなどない。幾人かの魔王はこの凶悪無比な魔獣を打ち倒し、自らの騎獣としているのだ。そしてその行為はまさしく、魔界において英雄的なものと称えられているし、これに奉仕を受けることさえ可能だという。当然、下克上を狙う不埒な他の魔族を退ける役にも立つ。誰が好んで、この魔獣に騎した魔王と戦いたいなどと思うだろう!
希少:3
攻:6 受:6 HP:220
防御:通常半減、火2倍、氷半減、雷半減
<おしつぶし>:全体攻撃/30ダメージ
<絡みつき>:攻撃/『拘束』(5体まで同時拘束可)
<フェロモン>:追加全体攻撃/男性か両性具有にのみ『発情2』
<搾精>:追加攻撃/『発情』か『拘束』中の対象にのみ可、10ダメージ(夢属性)
<産卵>:子宮内に魔族の精を受けるごとに1D6-1体のテンタクルを産む、テンタクルは両親にあたる存在には攻撃しない
<水中適応>:水中において攻と受に+2、陸上において-2の修正を受ける
クラーケンこそ魔界最大にして水中最強のモンスターである。その上半身は巨大ながらも美しい女性であり、下半身は十本前後の長大な触手から成っている。表皮は青みがかり、ぬらぬらとした粘液に覆われて妖しく光っている。下半身が触手であるため正確な数値ではないが、上半身の高さだけでも5メートル以上ある。各触手はそれぞれが最低でも10メートル以上あり、最大級の大蛇にも匹敵するのだ。そのサイズにふさわしいパワーの持主だが、知能は低く言語を解することもできない。元素としての水の精霊に起源を持つ存在であるらしく、魔界の水域(海洋・湖・地下水路など)で自然発生的に生まれてくるようだ。
クラーケンは水辺の洞穴や滝の裏、孤島などを利用して巣を作り、魔族を捕らえては、監禁状態とするのだ。彼女らの好物は無限に近い魔族の精である。触手に埋もれ隠れた女性器も、巨大な口も、人間大の存在ならば全身が入り込むことさえ可能である。しかしその内は、無数の触手と突起、吸盤がみっしりと詰まっており、相手を首まで咥え込みながら独特の、しかし精緻な愛撫を行なってくる。それは生半可な愛撫とは比べ物にならない、魔族さえ脳まで蕩かされるものだという。クラーケンの巣には搾精用奴隷として何年も監禁されている魔族が複数いる可能性が高い。また遭遇した際に、膣内や口で未だ延々と精液を搾られ続けている犠牲者を見るかもしれないのだ。
攻:9 受:6 HP:80
防御:ドラゴンは火無効
<分離合体>:ターン開始時変身/20HPずつ各攻撃ごとに4体のモンスターに分離し能力値は変化しない
分離状態から全てのHPを合計した一体のモンスターとなる
望むなら、一切の攻撃手段をもたない一人の女性の姿となってもよい
<蹂躙>:全体攻撃/合体時のみ可、30ダメージ+発情2
<飛行>:飛行移動、攻撃ダメージを10減らす代わり次行動まで回避時の受+2
<獅子の牙>:攻撃/25ダメージ
<山羊の呪>:攻撃/コモン呪文表で1D66し、出た呪文一つを成功値3で使用
<火竜の炎>:全体攻撃/20ダメージ(火属性)
<毒蛇の牙>:攻撃/『発情2』
<本体>:分離時、合体時に関係なくHPが0となったならHP1の一切の能力を持たない女性の姿のみ残す
ドラゴンと並ぶ魔界でも最強クラスの魔獣。ライオンの上半身、山羊の下半身、ドラゴンの翼、蛇の尾、背からは美しい女(10+2D6歳)の上半身が生えており、さらに頭部はライオン、山羊、ドラゴンの三つがある。体長は3メートル以上に及び、三つの頭と翼、そして毒蛇の牙を持つ尾ゆえ、実際の大きさ以上に巨大に、圧倒的な威圧感を持って感じられることだろう。これら全てを使って戦闘を行なうことができるため、正面からの戦闘では5体を相手にするに等しい。自らの力に絶対の自身を持つ者が多く、それゆえに悪い意味での自信家である。それゆえに思わぬ敗北を喫して奴隷にされているキマイラも多い。もっとも、キマイラの自信は決して虚栄ではない。その実力は確かなものであり、魔将・魔王の信任厚い存在であることも確かなのだ。五体がかりではないかと、余計な負け惜しみを発したばかり、嬲り者にされた魔族もいる。
キマイラは本体の女性以外全てがオスであり、加虐的な性癖を持つため、天使や魔族を倒した際には凄まじい調教を行なうことで知られる。蛇の淫毒で侵しつつ、獅子と山羊と竜によって輪姦していくのだ。また一説には、キマイラ自身が退屈な任務に当たる際は自ら分離し、獣たちに囲まれ体を慰められているのだとも言う。もっとも先の通りの性格であるキマイラたちにこんな質問をした者はおらず、確認もされていないのだが‥‥。
希少:1
攻:8 受:7 HP:40
防御:通常・火半減、氷半減、夢無効、闇吸収、光2倍
<超魔道>:攻撃/コモン呪文表で3D66し、出た呪文中望む2つを成功値3で使用
<極大呪文>:攻撃/コモン呪文表で1D66し、出た呪文1つを成功値6として使用
<呪文防御>:自身を対象とした呪文を無効化し、ダメージを0にしてよい
<異形>:奉仕・誘惑の判定ができず、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復を受け付けない
自らアンデッドとなった人間の大魔道師。ローブをまとった白骨の姿をしているが、常のその身には魔力が渦巻き、目は溢れ出した力で爛々と光っている。並大抵の亡者やモンスターとは桁違いの、こと魔法に関してはまさに究極の存在と言ってもいい。肉体の荒廃と引換えに、無尽蔵の魔力を混沌の奔流から汲み取る術を編み出しており、強力な魔法を連続して唱えてくる。ほとんどの属性攻撃に対し効果的な防御を持っている上に、朽ち果てた肉体は誘惑や精神ダメージを受け付けない。知能においてはあらゆるモンスターの中で最高級であり、魔族においてもこれに勝る存在はわずかな魔王しかいないのである。
多くの魔王・魔将らがリッチを参謀として迎えている。リッチは本来が魔術師であるがゆえに知識の探求に全てを捧げており、暴力や調教をせずとも、しかるべき環境と条件を持ちかければ、その膨大な魔力を自軍へ引き込むことも可能だろう。魔界の諸侯らにとって文官として最も信頼できる魔物であり、彼らを片腕と頼む魔将も少なくはないのだ。ただし、彼らは決して性欲を超越しているというわけではない。自らが朽ち果て、肉欲を味わうことができなくなったがゆえに、その性向はなお変質的なものとなっていることがほとんどだ。下劣かつ狂的な趣味を持つ者も多く、それゆえにリッチを毛嫌いする魔族もいないわけではないようである。
攻:10 受:8 HP:80
防御:通常半減、氷・闇・光無効
◇体
<影の剣>:攻撃/25ダメージ(闇属性)
<召喚>:攻撃/デストリアかヘルハウンド一体を召喚
<影の剣>:追加攻撃/20ダメージ(光属性)
<分離合体>:ターン開始時に変身/頭を別個にして攻撃させる(攻-2)、もしくは付けたまま戦う(能力値変化なし)
◇頭
<死の宣告>:攻撃/対象はセッション終了時に『死亡』してしまう(消耗5)、
デュラハンに隷属するかデュラハンを倒すか隷属させれば無効、デュラハンは対象から逃亡できない
<死の波動>:追加全体攻撃/HP・MP・PP全てに2点ダメージ(軽減不可)
デュラハンは一見する限り、魔族か人間の女剣士にしか見えない。しかし注意深い魔族ならまるで切れ目のような首の横すじと、尋常ならざる死の気配に気付くだろう。彼女こそ死の具現。天使も魔族も人も等しく死に導く死神なのだ。甲冑を着ているものの、兜の類はつけず、凛々しくも美しい顔は常に剥き出しになっている。手にはニ振りの昏い影の剣を任意に作り出すことができ、またデストリアやヘルハウンドを連れていることも多い。彼女のその体は一流の剣士であり、その体から離れ飛び回る頭は死神だ。
デュラハンの最も恐れられる力は、浮遊する首が放つ死の宣告である。宣告された者は勝利しない限り、死か隷属しか与えられない。このために死の恐怖に怯えた者らが下僕となり、一軍を成すことさえある。彼女らの多くは生真面目かつ騎士道精神に溢れた禁欲的な性格だ。魔族を率いることとなったとしても、無闇な虐待はせず、無理に死地に赴かせるような真似もしない。そして、それゆえにデュラハンの軍勢は膨れ上がり、多くのモンスターと魔族、時には天使さえも交えて構成されていく。悠久と言ってもいい魔界の歴史において、デュラハンは魔王に等しい地位まで上り詰めることが少なくない。また、たとえ魔族らの奴隷となっても、領地を任され魔将として扱われることが多い。死神としての能力ばかりが有名だが、最も指導力と支配力に優れたモンスターと呼んでもいいのではあるまいか。
攻:8 受:7 HP:90
防御:夢吸収
<触手>:攻撃/発情3
<虜囚>:攻撃/発情中の対象にのみ可、『拘束』(同時5体まで)
<催淫ガス>:追加全体攻撃/発情1
<武装解除>:追加攻撃/発情中の対象の全防具を解除
<植物>:PPダメージ・ステータス異常を受け付けない
人間世界では想像もつかない奇怪な生物が魔界には多々存在する。その中でも最も奇怪かつ、おぞましい存在がこの巨大植物だ。直径6メートルはある紫色のいやらしい色をした球根状植物であり、伸びた触手状の根でゆっくりと移動する。プリズンケージの名は球根の上部、絡みあった茎と根がちょうど檻の形状を為していることに由来する。檻の入り口は巧みに折り返された逆棘構造となっており、一度囚われた獲物は自力で抜け出すことのできない仕組みだ。人間大の存在を見つければ、プリズンケージは手当たり次第に襲いかかって来る。
強力な催淫効果を持つ細かな毒針で覆われた触手によって相手を発情させ、邪魔な装備を器用に剥ぎ取ってから『檻』に捕らえるのが常套手段である。この植物は捕らえた獲物が檻の中で発する淫気を養分としているため、『檻』の中には常に複数の獲物が収容される。捕まれば中で痴態を演じさせられることは必至。一月もすれば飽きて解放されるだろう‥‥しかし、プリズンケージは催淫ガスを常にまとい、周囲の生物を発情させながら移動する。放り出された者は、発情した下等な者らの只中に放置されるのだ。『敵』というより『自立移動する罠』と呼ぶべきモンスターだろう。なお、魔王の中にはこの植物を城の中に飼いならし、奴隷や部下、謀反者らを与えてはその痴態の限りを眺め余興としている者もいるという。魔人や新米の魔将たちにとっては、ぞっとしない話だ。
希少:3
攻:7 受:8 HP:35
防御:通常無効、雷2倍、闇吸収、光2倍
<愛撫>:攻撃/『発情2』
<邪魔>:攻撃/発情中の対象にのみ可、ターン終了まで対象の判定出目6を0とせず6のまま扱う
<死角>:情報判定し2成功しなければ回避できない
<消失>:攻撃を回避した際に一度だけシャドウストーカーを攻撃可、壁や衣服などの無生物を通過して行動できる
<呪縛>:セッション終了まで対象は、シャドウストーカーから逃走できず、奉仕や呪文でHP・MP・PPを回復できない
魔界にはいくらでもある暗がりや影に棲む最強の非実体モンスター。本来は、天使や人間を嬲るため魔王によって生み出されたらしいが、いつしか魔族をも構わず襲い始めたようだ。一度狙われれば、よほど運がよくない限り、その手から逃れることはできない。曰くその姿は暗い影のような色をした、美しい女性であるとも、少女であるとも、少年であるとも、触手の塊であるとも言われる。だが、おそらく実体としてはどのような姿も自由自在なのだろう。闇の中からくすくす笑う声と、いたずらに伸ばされる指先や舌、時折の艶やかな囁き‥‥取り付かれた者はすぐにそのことには気付くことだろう。だが、気づいたからと言って対処できる存在ではないのだ。
シャドウストーカーは取り付いてもほとんど姿を現わさず、ただ獲物につきまとってついてくる。攻撃らしい攻撃を仕掛けるでもなく、調教もしない。そ何をしてくるかと言えば、取り付いた相手にこそこそと衣服や防具を透過した愛撫を加えてくるのである。この愛撫はさしたるものではない。享楽的な魔族ならば日ごろ十分に受け入れている類のものである。ただし、それが四六時中、戦闘の最中さえ続けられるのであれば話は別だ。しかもこのモンスターは飽きるまで一人の相手に取り付き続ける。他のモンスターや魔族と出会った際には命取りとなるだろう。そして彼らは、それらに調教を受ける対象を、くすくす笑いつつ、影の中からじっくりと眺めるのだ。
攻:10 受:8 HP:120
防御:通常・闇・火半減
<黒炎の吐息>:全体攻撃/25ダメージ(闇・火属性/消耗5)
<魅了の吐息>:全体攻撃/10ダメージ+発情2(夢属性/消耗5)
<牙>:攻撃/25ダメージ+発情1
<尾>:追加攻撃/20ダメージ
<爪>:追加攻撃/20ダメージ
<飛行>:飛行移動、攻撃回数を1回減らす代わり次行動まで回避時の受+2
<竜体>:奉仕・誘惑の判定ができず、PPダメージ・ステータス異常・奉仕による回復を受け付けない
<竜騎士>:対象一体のHPを自らに上乗せし行動回数を1度増やす、ただし能力使用中に対象は一切行動できない
<人化>:全ての特殊能力を望む時間の間失い、半竜人の姿となる
あまねく人間世界において最強のモンスターが竜であるが如く。この魔界においても竜族は最強のモンスターであり、魔王に準じる存在とされている。知能も高く、並み居る魔将・魔人を歯牙にもかけない強力無比の存在だ。魔界の竜たるダークドラゴンは漆黒の鱗に包まれた凶悪な巨大爬虫類であり、全長15メートル以上の体に広げれば同じほどの幅となる翼、そして引き締まった四肢と尾を持つまさしく魔界最強の生物なのだ。多くは魔王同然の身として広大な領地を得ており、魔将さえ配下において周囲一帯を支配していることが常である。 ただし、勘違いしてはならない。ドラゴンは魔界の『最強の生物』であはあるが魔界の『王者』ではないのだ。その肉体は不滅ではなく、また魔族と違って血と肉による生殖でのみ誕生することができる。ゆえにドラゴンは有力な魔王や大魔王の配下となり、同族と出会う機会を作ろうとする。たいていは単独で領土を持たず、いずれかの魔王のヒエラルキーの中に参加しているのだ。ゆえにドラゴンとことを構える際にはその背後に控える存在をよく気に留めておくべきだろう。ドラゴンを配下に置く強大な魔王がいることは間違いないからだ。
ダークドラゴンは全身が恐るべき凶器となる怪獣であるが、特異な特徴として選んだ魔族やモンスターを自らの体に取り込み、結合して一体のより強大なモンスターと化す能力である。多くのドラゴンは魔将や体力に優れるモンスターと結合する。『取り込み』と言っても見た目の上で融合するのではない。ドラゴンは背にも生殖器を備えており、それによって『結合』することで一体化するのである。結合した者は心身の自由全てを奪われ、完全なドラゴンの体の一部と化してしまう。この間、ただドラゴンの思うままに忘我の表情であるいは武器を振るい、あるいは魔法を放つこととなる。中には誤解し力を得るべく自らドラゴンに体を与える者もいるが、忘れてはならない。少なくとも魔界において、ドラゴンに跨るということはドラゴンに隷属する奴隷になるということなのだ。
さて、ダークドラゴンは全てが両性具有である。これは過酷で熾烈な魔界において、子孫を残す可能性を高めるべく進化した結果だそうだ。また巨体ゆえに出産時に負荷のかかる竜の姿とは別に、人間に近い竜人体(角・尾などの特徴のみ残す)へと変身することもできる。もちろん、だからといって同族との出会いのに恵まれるドラゴンが多いということはない。たいていは周囲の魔族や人間、モンスターに伽の相手を務めさせているのだ。また、生物としての問題である食糧を解決すべく、たいていのドラゴンは戦闘時以外において竜人体で活動をしている。竜人体となったダークドラゴンは褐色かつ筋肉質の女性型両性具有者の姿となり、一見した限りでは魔族とも見間違えることだろう。性格にも言えるが熱しやすく冷めやすい傾向があり、性的な面においても欲求自体は高いが即座に理性を取り戻すことができる。いずれにせよ、よほどの実力がないのであれば、敵に回すよりも膝を折ることをお勧めする。彼女たちは決して悪い主ではないし、強い肉欲に裏打ちされた性交は単調かもしれないが激しく、たいていの魔族を満足させてくれるだけのものなのだから。