悩める青少年 14












「あっ…んぅ」


「すごいな、いっぱい出てきてる、・・・」



教室に響く、濡れた音と僕のいやらしい声、それから熱を帯びた二人分の息遣い。
先生は、僕の中心に顔をうずめている。
フラガ先生の髪はそういえば少し硬かったなぁなどと思いながら、
僕はその金色の髪に指を滑らせ感触を味わっていたのだが、
そんな余裕は徐々になくなりつつあった。



「ん、ンっ…はぁ・・・せ・んせ…」

「ん?」



僕を含みながら返事をするものだから、声を発する時の喉の振動を
ダイレクトにソコで感じてしまって。
僕はたまらず、先生に限界を訴えた。


「・・ッ・・ぁ・・もう…っ」



キラの内股がびくりと震え、俺の頬に触れた。
キラは口でされると我慢が出来ないらしく、直ぐにイキたいとせがむ。
いつもだったら少しイジワルをしてやるのだが、
今日は、キラの思うとおりにしてやりたかった。

もっと深くまで銜え込んでやろうと、キラの膝頭を掴み左右へと割り開く。
そして、キラの根元まで全てを口に含んでやり、甘噛みすると、
キラの嬌声がひときわ大きくなった。
もっとキラの悦ぶ声が聞きたくて、キラを軽く噛み、そして窪みを舌で押し割りながら、思い切り吸い込む。


「アァーッ・・・・」


キラの放った蜜を、全て飲み込んだあと、口から開放してやった。
窪みからまた少しだけ蜜が出て、キラ自身を伝う。
それすらももったいなくて、全ての蜜が出なくなるまで舐め取ってやった。
キラは、イッたばかりで体に力が入らないらしく、
俺が下半身をキレイにしてやっている間も、ただされるがままだった。
キラの乱れていた呼吸もようやく落ち着いてきた頃、
俺は身支度を整えてやろうと、足首に絡まっている制服のズボンをたくし上げようとしたときだった。


「…や。」


キラの手が、ズボンをはかせようとしている俺の手を制する。
その手には力が入れられてはいなかったが、
俺の動きを止めたいのだという意思は伝わってきた。



「キ、ラ…?」

「…まだ・・・止めちゃ、ヤです・・・」


キラの言わんとしている事は分かる。
俺だって、キラのあんな痴態を見せられて、フツーでいられるわけがない。
すでに俺の欲望はくすぶり始めている。
だがここは教室で。


「でもな、キラ。ここがどこだか分かってるだろ?」

「・・や・・せんせ・・・」


紫色の瞳が、俺をおかしくさせる。
12も年の離れたコドモに俺はコントロールされている。
キラの欲しているものならばなんでも与えてやりたい。
その欲しているものが「俺自身」だというのに、どうして俺が拒むことが出来るのだろうか。

いつの間にやら伸ばされたキラの手によって、
俺のズボンのベルトが外され、ジッパーを開けるジジジという音で現実に戻る。
ジッパーに手を掛けているキラの手を掴み壁に押さえつけた。
手の自由を奪われたキラが、俺を見る。


「いつからそんなはしたない子になったんだ?キラ。」

「・・・ぁ・・・・ッん」


何か言おうとしていたキラの口を、自分のもので塞いだ。
歯列を割り、キラの舌を絡めとる。
いつもなら逃げ惑うソレが今日は積極的に俺の舌に絡み付いてきた。
拘束していた腕を解いてやると、直ぐに俺の首へと回される。
俺も片方の手は腰を引き寄せ、そしてもう片方はキラの中心へと伸ばした。
先ほどイッたばかりなのに、キラのソコは蜜を滴らせ、頭をもたげている。


「ァ・・・フラ・ガ・・せんせ・・・ッ」


未だ奥に触れてこないことに痺れを切らしたかのように、
甘ったるい声で俺の名前を呼ぶキラ。
辺りはすっかり暗闇だが、グラウンドのライトの光が教室にまで届き、
キラの扇情的な顔を照らし出す。
キラの右足を壁に着く位に押し上げ、もう一方を横座りしている椅子の背もたれに掛けた。
不安定な体を支えようとキラの腰が前に突き出される。
既に滴り始めていたキラの蜜を使って、蕾へ指を一本挿し入れると、
キラが、ん、と挿入される衝撃に耐える声を出した。
何度か俺を受け止めているソコは直ぐにほぐれ、貪欲に俺の指をもう1本、更にまた1本と飲み込んでいく。
挿入した3本の指を、中でばらばらに動かしてやると、内壁が収縮するのがわかった。


「キラ、気持ちイイ?」


少し掠れた声で、フラガ先生が言った。
僕の中で先生の指がばらばらに動く。
でも、一番触れて欲しいトコに当たりそうで、当たらなくて、すごくもどかしい。
僕はそんな恥ずかしいジレンマを先生に訴えた。


「ッぁ・・・せん、せぃ・・・もっと・・」

「『もっと』、何?」


分かっているくせに聞いてくるのは、フラガ先生のイジワルだって気づいたけど、
今の僕はそれに抗がえるほどの余裕なんかなくて。

「奥・・ァ・・・はぁッ・・」

僕の触れて欲しいところに当たるように、僕も自分から腰を動かしたけど、
やっぱり先生の指では届かない。
指じゃなくて…先生のなら。



「お願いッ…先、生の・・・入れ、て・・・」



息も絶え絶えに、必死な眼をして懇願するキラ。
当然、その紫の瞳に映る俺ももう限界なわけで。


「あッ・・」


指を引き抜き、わななくキラのソコに俺の欲望を押し付け、一気に貫く。



「アァ――ッ…」

「くっ・・・」



ものすごいキラの締め付けに、危うくイキそうになったが何とか堪えた。
ココがイイんだろ?とキラの望むところを何度も突いてやると、
その衝撃にがくがくと体を揺さぶられながらキラが嬌声を発する。



「ああッ、あ、あ、・・んぅ・・っア・・イィ・ッ・・・」



ガタガタと激しい音を立てる椅子。
座っているというよりは、それに押し付けられるような形でキラが喘ぐ。
キラの爪が俺の肩に食い込んだ。
どうやら、もう限界らしい。
一旦腰を引き、キラの尻に手を沿えそして力強く打ち付けた。




「――ッあぁ…ァ…−-」




勢いよく、キラの蜜が弾け飛ぶ。
その衝撃で強く締め付けられ、俺も限界を悟り
キラの中から自身を引き抜くと、キラの腹に俺の熱をぶちまけた。







*            *            *            *




歩けないキラを横抱きにして車へと向かう途中、
俺の肩口へ顔をうずめながらキラが言った。



「・・ごめ・んなさい・・・」

「何が?」



俺に抱きつく腕をより強め、更にか細い声でキラは言葉を続けた。


「・・・ぁ、ワガママ、言って・・・」


ココは教室だと咎めた俺に、それでも抱いてとせがんだことを謝っているのだろう。
確かに言葉では咎めもしたけど、と俺は真っ赤になっているであろう恋人の髪に頬を摺り寄せた。

「謝るなよ、教室でやらなかったとしても、さ…」

たどり着いた自分の車の助手席を開け、椅子を少し倒して
キラの楽なように寝かせた。
俺と離れるのが寂しいかのように寝かされてもまだ俺の首に腕をかけたままのキラ。
その恋人の鼻と自分のそれをくっ付けると、
キラが少し不思議そうな顔をして、やらなかったとしても?と問う。




「やらなかったとしても、車の中でやってただろうしなぁ…?」

「…ッ!!///」




それくらい俺も我慢できなかったんだよ、と真っ赤になったキラに軽くキスをし、
ドアを閉める。
教室はOKで車の中ではダメ、なキラの感覚はよくわからないと思いながら
俺は車を走らせる。
途中、赤信号につかまり、チラリとキラを見やると、視線が合って。
どちらからとも無く、重なり合う唇。
後ろからのクラクションで、信号が青になったのを知り、慌ててアクセルを踏む。
右手でハンドルを操り、左手はキラの手と絡め合わせた。
早く部屋に戻りたいよな、と絡み合わせた手を強くすると、キラも同意とばかりに握り返してくる。
そういうときに限ってよく赤信号に引っかかるものだ。
そんな信号を恨みつつも、その度にキラと口付けを交わす。
何度目かのキスの後、キラが言った。






「フラガ先生、…明日学校休んでもいいですか?」






俺の返事は、言うまでも無くOK。
こんなんじゃ教師失格だなと思いつつも、
キラのえらく遠まわしな誘い言葉に、俺はアクセルを更に強く踏み込んだ。






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大変長らくお待たせしましたー。(誰も待ってないって)
バレンタイン話書いてから、もうエロは書きたくないといった割りに、2ヶ月足らずで早速エロですよ…
まぁエロ入らないと、ここも意味がないし(笑)
今回は初めての背景・黒!!!
うっわーすっげぇ裏っぽいよ!!!(>д<)///
何だかいつもよりも更にイケナイコトしている気分デシタ。
文が書けないの、文才が無いからしょうがないんだけど。
今どういう状況でとかそういうことを文章に出来ないのね。
皆さんに伝わってるかしら?自分では「今2人はコンナ体勢なのv」と想像してるんですけど。
いい加減アスランを登場させたいー。(かなり前から言ってますが、全然出てこねぇ!)

また間が空いてしまいますがご了承くださいm(_ _)m

続く。

  

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