糖度偏差値

「あーとーべぇーーー」 ジローが跡部を呼ぶ。 しかし、跡部は読書に耽っている。 「ねーねー跡部ったらぁ〜」 またジローは跡部を呼ぶ。 さっきよりも甘えた感じの声を更に高めて。 それでも、跡部はこっちを向こうともせず完全無視だ。 「もー!さっきから呼んでんじゃんか〜あーとーべー!!」 頬を膨らませて、手をブンブンと振り回している。 そして遂にジローは跡部が読んでいる本を奪い取った。 「…ジロー…返せ!」 跡部はジローの頬をバシッと叩き、本を奪い取った。 そして、また跡部は読書を始めた。 「……バカ…バカバカバカバカ!!!!バカアホベ!」 ジローが跡部をポカポカと殴る。 そのジローの行動に跡部の表情はだんだん険しくなる。 「…黙ってろ!ジロー!!」 そう跡部は云うとジローの口にテーブルの上に置いてあったポッキーを含ませた。 その事によりジローの口は塞がれ、暫しの沈黙が続いた。 「…んー解ってないなぁ〜跡部は……」 もぐもぐとポッキーを食べるジロー。 口の周りは次第にチョコ塗れになり、ベットリとくっついている。 「…ん…ッ!?」 チョコ塗れのジローの唇が跡部の唇に触れた。 乾燥した空気で少し乾いていた跡部の唇がジローからの甘いチョコの口付けで潤される。 「やっぱり一番は跡部の唇だねぇ〜うんうん」 満面の笑みで舌なめずりをするジロー。 その瞬間、跡部から思いっきり殴られた痛い誕生日のこどもの日。 END 芥川慈郎様お誕生日おめでとう御座います!! いやぁ…またしてもいつもの様に祝ってんのかてめぇ!?的な内容でっすね〜アハッ☆(コラ) とにかく普通にジロちゃん誕生日でもこの二人は跡部宅でまったりしてたんじゃないかなー?ってうちは思ったんで。 跡部宅でいっつも相手にして貰えなくてブー!って感じな雰囲気がツ・ボ!!なんですよ。 しかし、このSSの裏話としてこの跡部が読んでる本は後少しで読み終わるって裏設定があったり…。 だから、今日は誕生日だし相手にしてやっても良いかなー?と思ってたのにジロちゃん我慢出来ずに玉砕!ってな感じなんです。 で、好きな食べ物のムースポッキーって冬期限定で売ってないんだよね(死) だから作中には普通のベーシックなポッキーが登場!唇がチョコ塗れってなんかエロいよね…?(同士求む!!) さて、次なる更新(あくまで予定/死)は本当は今日するはずやったキリリクのバクセト。 多分ではなく、確実に18禁モノになるので…身内殆ど観れねぇじゃん!(凹)20030507戒堂訛音

 

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