私には、人に云えない『癖』というものがあります。
















虚の処

「…ん…はァッ…」 鍵当番の時は、決まってこの行動に出てしまう。 静まり返った部室の中で、己の吐息だけが響き渡る。 所謂、自慰行為。 或る日、ジャージから制服のズボンに着替える時何かを感じた。 解放された空間。解放されている己。 この自由な状態に、心惹かれている自分。 無意識で己自身に触れていた。 帰宅をすると、学校以上に神経を張りつめた己を保たなければならない。 自室でこのような行為が出来る訳もなく、心中に大きな穴があいていた。 己の首を絞める行動だと理解しているが、止まらない、止められない。 休まる空間が無いのだから仕方がない。 「…ぁ…くッはァ…」 そんな馬鹿げた事を想いながら、己自身を戒める。 この戒めがテニスをする時以外に唯一快感を得られる瞬間。 「…ぁ…ん…ッ!?」 絶頂に達し、ひんやりとした床に倒れ込んだ。 その瞬間、 ――ガチャ 部室のドアが、ゆっくりと開かれた。 「何しよ〜と〜柳生ー?」 扉が開かれて現れた人物は、ダブルスのパートナー仁王雅治であった。 「へーっ、柳生ってそげな趣味があったっちゃねぇ〜」 目の前の詐欺師は、獲物捕獲に成功した猟師の様な瞳をしていた。 この様な瞳のアナタにならば… 迂闊にかけ忘れた部室の鍵。 意図的にかけていなかった部室の鍵。 二つの疑惑はこれから確立されていく事。 今はとにかく、私の虚を埋めてくれたまえ。 妖笑へ繋… 妖笑で仁王が、こんな趣味〜と柳生に云っていて。今回のssの中にもその台詞は勿論入れましたが。 その趣味はやはり…自慰かなッ!(超笑顔)と思い、こんな話が出来上がりました。 とにかく、柳生の自慰行為が書いてみたかったんだな!(変態) 現時点で、虚の処→妖笑に続く今後の話を書きたいなと思ってます!二人の愛がどう深まるかの過程を…vv 感想など頂けると嬉しいです!web拍手是非してやって下さい☆ 20040304戒堂訛音

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