午前中とは言え陽射のキツイ季節。1人の男がラケット片手に
壁打ちを始める。白い壁に打ち付けられるボール。黄色いそれが
弾み返ってくると男は走りそれを打ち返す。ボールが当たっている
場所は同じ所。コントロールはまずまずだ。誰かの声が聞えた
気がして手を止め振り返る。
「・・・・・・・?・・・・・」
七月末の日曜日。本来ならば自分もコートに立っていた筈なのだが、
生憎肩を痛めこの地で静養している最中だ。
「あっ、こんな所に居た。勝手に病室出てきちゃ駄目でしょ。手塚
君。・・・・午後から西山先生の回診があるんだから。」
白いスカートを風にはためかせ駈けよってくるナース。
手塚と呼ばれた男は軽く会釈し、済みませんと謝る。
「さぁ早く病室に戻って。体拭いてあげる。」
上田美沙子と書かれたネームプレートをつけたナースはそう言うと、
手塚の手をとり室内へと向かった。
―――手塚国光 14歳。青春学園中等部テニス部部長。
関東大会一回戦、氷帝の部長・跡部景吾との激闘の末、肩を
痛め現在戦線を離脱し、九州で療養中だ。その冷静沈着な
物腰からはとて未成年だとは思えず、付き添いの肉親も伴わず
この地にやって来た。受付では案の定
「今日から入院する手塚です、宜しくお願いします。」
そう告げた時、決まって返ってくる答え。
「保護者の方ですね。この書類に記入してください。」
「・・・・・・・・・・・・・本人です・・・・・。」お決まりのやり取りが。
慣れているとは言え、少し悲しかったらしく否定する声にどことなく
力を感じない。身長ばかり伸びても中身はまだまだ子供なのだ。
病室に戻ってくると汗をかいた衣服を脱ぎ、ベッドに横たわる。後
はナースのお仕事。彼女は洗面器にお湯を張り、タオルを濡らし
そっと手塚の体を拭く。病院暮らしゆえ、自由に入浴する事もままならず。
不自由な生活を送っているのだった。肩以外はいたって健康。もちろん
年頃の男子、一日中これといいてやる事がないと言えば・・・・・・。
手が伸びるのは股間。久々に家族に気兼ねなくオナニーが出来
る。この開放感がたまらず、服を脱いで一心不乱に手を動かし
快楽を得ようとしていた。利き腕が使えないとはなんとも不便で
思うように快楽を得られない。どこか鈍感な右腕、その肘がナースコール
に触れてしまっているのも気付かなかった。
「どうかしましたか?手塚君」
オナニーの最中に開けられるドア。一瞬目が合ったナース。それが
上田と手塚の出会いだった。
「キャア!何をしてる手塚君!?」
無言で上田の視線を避け、俯く手塚。入院して早々、誰にも見
られたくないオナニーの現場を目撃されたのだ。14歳の少年にとってこれ
以上の羞恥はない。
「まさか私にオナニー見せる為にナース・コール押したの。悪質な
嫌がらせよ。ご両親に言いつけるわよ。」
少しキツイ口調で手塚に叩き掛ける。
「違います!そんなつもりはありません。・・・・・肘が当たってしま
い・・・・・。両親に知れせるのだけは勘弁してください」
見た目の麗しい男の子に頼まれると心が揺らぐ。手塚が自ら進
んで見られたがるような子でないのは判っている。真面目で神経
質で潔癖な子。第一印象はこうだった。
上田美沙子28歳、看護学校を卒業して以来、数え切れない
程の患者を相手にしてきた。中には平気でセクハラまがいのことを
する悪質なオヤジや、盲腸の手術で何人もの男の毛を刈ってき
たのだ。今更男のペニスぐらいでは驚いたりはしない。
クスっと笑うと手塚のその勃起した幼いペニスに指を添える。
「看護士さんこれは一体?」
不安げな瞳で見上げる手塚。
上田は余裕の笑みを浮かべ、色っぽい声色で
「一人で出来ないんでしょ。だったらお手伝いしてあげる」
耳まで真っ赤にして恥かしがる手塚。その初々しい姿に満足し
指を絡めて幼いペニスを扱く。すっぽりと皮に覆われたペニス。
手塚の年齢なら特に問題はないだろう。清潔に保たれているそ
れは綺麗なピンクで、まだ誰にも触れていない。つまり童貞なの
が一目で判る。ビクビクと感じているらしく、硬さを急に増している。
上田が特にこれといった事はしてないのだが、年上の女性に触れ
られる。それだけで手塚の感情は昂ぶり、息が荒くなる。
「・・・あぁ。ハァハァ・・・・看護・・・さん・・・・駄目です・・・・・・。」
何時の間にか手塚の目に涙が溜まっている。それが快楽の為
なのか屈辱の為なのかは判らない。上田はそんな可愛い手塚が
愛しくて、つい酷い言葉を投げつける。
「ふぅ〜ん。手塚君包茎なんだ。この頃の男の子は発育が良いから
ね。とっくの昔に皮が剥けていても可笑しくないのにね。」
「・・・・ぃぃ・・・・見ない・・・でくだ・・さ・・ぁぁぁ・・・・ん・・・」
(ウフフ、真面目な男の子って苛めたくなるのよね。可愛いよ手塚君)
目の前の男の子はテニスをやっているらしい。太腿や腕についた筋肉、
全体的に締まっていて、無駄な贅肉が一切ない体。少し痩せ気味
なのか、脇腹にうっすらアバラが浮かんびあがっている。汗もどことなく
綺麗でさらさらしている感じがする。
ピンクの亀頭に顔近づけ、そっと先っぽを舐める。勤務時間内なので
流石にイカ臭くなるからフェラチオは出来ず、手コキでいかせようとして
いる。舌が触れた瞬間、ビクビク大きく背を反り返らせる。
(彼女ともまだなんだ可愛〜い)
なんとなくセクハラするオヤジの気持ちが判った。
それがほんの数週間前。
手塚の体を拭きながら上田は体火照っていくのを感じていた。裸の
手塚が目の前にいる。そのピンクのペニスも相変わらず愛しくて食べて
しまいたいほど。あれ以来、ちょくちょく手塚の性処理のお手伝いしている。
「美沙子さん何を考えているんですか・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
言わなくても判っているくせに意地悪。そう上田は思った。手塚の
体が欲しく欲しくてたまらない。遊びのつもりが遊びじゃなくなり
本気になってしまった自分。はしたなくもパンティーをいやらしい汁で
グッショリ濡れている。
手塚は上田の胸ポケットのペンを抜き取り、それを舌で舐め唾液
のついたそれを元に戻す。
「今夜いつも時間に待ってます。その時シテください。」
頷き、手塚の病室から出ると職員用トイレに駆け込む。
ストッキングとパンティーを引き摺り下ろすと、湿ったその中に唾液の
ついたペンを挿し入れ、掻き混ぜるように動かす。
「あぁぁん・・・・・はぁぁ・・・・手塚・・・・くん・・・・あん!あん!」
夜が来るのが待ち遠しい。
<続く?>
投稿者:マロン名無しさん
出典:「テニプリを情熱的に雑談するスレ4th」(883-887)