「ねえ、安置さん。…ちょっと、話があるんだけど」
大石に連れられて初めて男子テニス部の部室に入る風紀委員の安置アン(通称アンチ)。
決して足を踏み入れまい、と心に誓った場所だ。
だって…この中でどんなことが行われているか、アンチは知ってしまっているのだから。
一昨日の放課後、委員会で遅くなったアンチは友人と待ち合わせている女子テニス部の部室前へと急いでいた。
あたりはすっかり暗くなり、人の気配もないように思われた。
「……!!」
どこからか、悲鳴のような声が聞こえてきた。
なんだろう? そう思ったアンチは声の出所を探した。…男子テニス部の部室が、目に入る。
まさか。そう思いながらも近づくと、窓がほんの少し開いている。
そこにいたのは…手塚と不二、それに…何人かの女たち。
真面目な生徒会長だとばかり思っていた手塚が床に横たわり、女を上に乗せて下から突き上げている。
いつも穏やかな笑顔を浮かべている不二が、分身を女に咥えさせている。。
不二のものを咥えているのは…アンチの親友の姉で、今は大学部に在籍している女性。
知的で美しいその人に憧れていたのに…アンチは目の前が真っ白になった気がした。
不二の躯がぶるっと震え、女の紅い唇から白濁した液体が零れ出る。
「・・・仕方のない人だね。ちゃんと全部飲むようにって、僕、言わなかったっけ?」
たった今放出したばかりなのに、早くも大きくなりかけているもので女の顔を張る。
そんな屈辱を受けているのに、女の顔は恍惚に満ちている。
・・・その右手は、先程から自らを慰め続けている。
「・・・なんていやらしいんだ、貴女は。」
そんな言葉さえも、快感を呼び起こす道具にしかならないようで。
「あれ? 君は・・・風紀委員の?」
不意に後ろから声がかかる。
大石だった。テニス部の副部長で学級委員でもある、真面目で、誠実で、
・・・穏やかな少年。
「ウチの部に、何か用? もう誰も残っていないと思うけど」
近づいてくる。
「・・・ごめんなさい、私、急ぐから」
慌ててその場から立ち去る。・・・しかし、アンチの脳裏には、
部室での光景が焼きついてしまっていた。
投稿者:???(誤爆のコピペにより不明)
出典:「テニプリを情熱的に雑談するスレ5th」(174-175)