幸せな結末
※映画と原作のラストを思い出しながらどうぞ(爆)ベースは映画で。
決戦後。周りは海。生き物の気配は、全くない。…明と了以外には。
「明、…お前が逝くなら、おれもすぐ、逝くからな…」
崖の上でもはや半身のみの明に向けて、了が呟けば、明の口元が笑みの形をとる。
「明が、笑った…っ」
その笑みを見て、最期だから…と了が明の頬を撫で、そして。
「…ほんとに、お前だけは好きだった…」
囁き、そっと唇を重ねる。と。
「…りょ、う?」
ふ…と明が目を開けた。
「あ…っ明…?」
もしかして、と了が視線を明の腰より先に向けると、そこにはちぎれていた筈の下半身が綺麗に再生されていた。
「え…?!」
何で、と慌てていると、不意に明が了の体を引き寄せる。
「…何だよお前、何ばっちり服着てるんだ…原作じゃ、裸体なのに」
「は!?裸体って…いやそれより原作って…?」
と、色々分からない事だらけの了が質問しようとして、気付けば崖に押し倒され、なおかつ服を脱がされていた。
「な…な…っ」
「キス有難さん。…でも、完全体になるには、了の甘い蜜が必要なんだぜ?」
にやり、とした明は…と言うか、特に彼の下半身は、スタンバイOK状態だった訳で…。
「い、イヤぁあっ!!!」
後には少女の様な了の声が響き渡ったと言う…。
〜デビルマン・完〜
後書き
すみません(死)
最初の台本は明了キスシーンあったて言うから…あるならラストかなぁ、と。
シモですねぇ…ちなみに某所で公開した話でしたが折角明了なのでここに。
※ブログから移動してきました。
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