This story is "if".
死神が死神でなかったら、という仮定の上で
偶然と運命でひとが出会う
そんなおはなしです。
志波海燕は夏に逝き、
彼女は生き残りました。
いつのまにか秋が過ぎ、冬を越えて、しかし春の後には再び
あの季節がやってきます。
彼のいない「夏」の中で彼女がどう在るか
彼と彼女に関わる人々を含めて
永い時間の一瞬を切り取れたらいいなと思います。
BLEACHという物語の二次創作である以上、
人物関係は大きく踏み外さないように気をつけましたが、
個人的な設定は当社比5割増くらいになってます。
もうこれ以上いじらないでー、という方は
どうか見ないでください、ちょっと寂しいですけれど。
おつきあいいただける方は、こちらからどうぞ。
Nobody is free from nothing
余談 :
全体的にLOVE PSYCHEDELICOの曲をイメージしています。
書きながら、ほぼ常に流しっぱなしというかなんと言うか。
最終的にはlife goes onくらいに前向きになってほしいものですが
いや、どうなの、このノリ。(え、ちょっと!)
Nobody is free from nothingはこの歌詞にあったフレーズです。
誰もが虚無を抱えてる、と意訳して、裏テーマです。
だから、その共通性によって、わたしたちは孤独にはならない。
志波海燕と主人公さんはMy last fightな雰囲気で。
消えてしまうくせに、刻み込まれたものは残るんだ、という。
作中でも言ってましたが、死んだひとの作品に囲まれるということは結構なプレッシャーになると思うのです。内面が透けて見えるものなら尚更に。
Last SmileとStanding Birdもありかな。たぶん一生ひきずってしまう。
生きてたらCaliforniaも捨てがたいのだけれど。
「幸福の家で君が帰ってくるのを待ってるよ」
最終的には檜佐木修兵くんをオチにしようと予定していますが、
何かな、でもすぐ別れちゃいそうです、このひとたち。
裸の王様。
「わたしたちなにか取り憑かれたいの」ってフレーズが凄く好みでした。
Don't fly awayを逝かないでって意訳するのは飛躍しすぎかなー。
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