朝、起きたテルの第一声。
「・・・タクロぉ、俺、しゃぶりたい」
「え・・??今何とおっしゃいました??」
「・・・しゃぶりたい」
「マジっすかぁ?!こんな朝っぱらからイイんすかテルさん?!」
朝起きたばっかりだというのに、テンション上がりまくり。
ニヤける顔を何とか抑える。
だって、テルが誘い受けよ??
物欲しそうな目で俺を見つめながら、
『しゃぶりたい』
ですよ?!こんなのニヤけられずにいられますかっ!!
昨日の事情により二人ともパンツ一丁。
すでに興奮して立ち上がってきている息子さん。
それでも、俺は出来るだけ平然を装ってテルを抱きしめようとした瞬間。
テルはスッと俺の腕を交わしベットから降りてしまった。
「・・・え??」
そして、サッと服を着ると、『じゃ、俺ちょっと出掛けてくるね』
そう言うと、どっかに行ってしまった。
残された俺は、何が起こったのか全く理解出来ないでいた。
・・・しゃぶるんじゃなかったすか??
この、朝から元気な息子はどうすれば・・・;;
---2時間後
「たっだいまぁ〜♪♪」
「テルぅ〜どこ行ってたんだよ〜」
何とも格好悪く帰ってきたテルに飛びつく俺。
「もう、タクロウったら寂しがり屋さんなんだからぁ。
ってか、ただでさえも重いんだから放れてくんない?」
イヤ・・・寂しがり屋とかそういう問題じゃなくて(ちょっと寂しかったケド)
と、心の中でツッコミながら、テルの両手を見ると、
両手に重たそうにぶら下がっているスーパーの袋があった。
俺はそれを一つ持つと台所まで持って行った。
「ごめんねぇ、まだ時間早いから、開いてるスーパー中々無かったんだよねぇ
だから、時間掛かっちゃった」
うははっ。と笑うと、
テルはせっせと何かを作り出した。
俺は、邪魔にならないようにと、ソファーに座ってテレビを見ていると、
今度はてんこ盛りの肉と野菜を持って来た。
「もうちょっと待ってね」
そう言うと、今度は変な機械を持って来た。
その機械は何度か見た事のある・・・
しゃぶしゃぶ??
「さぁっ!!しゃぶるよぉ〜!!いっただきま〜す!!」
・・・そうだったのね・・・
しゃぶるって『しゃぶしゃぶ』の事「だったのね(;д ;)
俺ってば、一人で興奮しちゃってさ・・・バカみたいっっ(号泣)
「どうしたの?タクロウ食べないの??」
・・・ええい!!こうなったら!!
「いただきますっ!!」
そう言うと、5枚の肉を一気に湯に通すと、
口にほお張った。
「なんだぁ〜タクロウもしゃぶりたかったんだねぇ」
・・・俺の場合は、しゃぶられたかっただけど(殴っ)
この際、思いっきりしゃぶってやろうじゃないかぁっ!!!!
という事で、テル語第一弾は『しゃぶりてぇ』でした★
あとがき。
何だこの終わり方は・・・;;これぞ駄目文ですね;;
えっと、『しゃぶりたい』っていうのは、テル語らしいです(笑)
これからもドンドンシリーズ出てきます;;・・・たぶん(エッ?)