とっても寒い冬の小さな小さなある日の出来事。
ストーブさんにかじりつくタクロウさんの愛しのハニィ。
いつもならピッタリと身を寄せて、抱き付き合っているけれど、
今日は、なぜかストーブさんと仲良しこよしのハニィ。
いつも隣に居るはずのハニィが居ないおかげで、タクロウさんは少し寒そう。
「テッコぉ、こっちおいでよ」
ちょっと寂しくなって、声を掛けてみるタクロウさん。
「駄目ぇ、後ちょっとなの!!待ってて」
何が後ちょっとなのかサッパリ分からない様子のタクロウさん。
でも、ハニィが『待ってて』と言ったので大人しく待ってみる。
待っても待っても、愛しのハニィはストーブさんと仲良しこよし。
(ふんっ!!そんなにストーブが暖かいのかよっ。
絶対俺の方が暖かいぞっ!!!
ストーブなんて・・・ストーブなんて・・・消えてしまえぇぇ!!!)
何て、心の中で密かにストーブさんに嫉妬するタクロウさん。
大人げないって分かっているけど、嫉妬してしまうタクロウさん。
ちょっとイライラしながらも待ち続けること
・・・たったの5分。
でも、このたったの5分でも、タクロウさんにしてみればもの凄く長い時間。
やっとハニィが、ストーブさんから離れると、
タクロウのところに来て、ちょこん。と、タクロウさんの膝の上に乗ると、
ギュゥッとタクロウさんを抱きしめた。
「うはは〜暖かいでしょ??俺、今ストーブになったの」
「スッゴイ暖かい」
ハニィに抱きしめられた体は、すっかりポカポカ。
でも・・・確かに暖かいけど・・・。
ちょっと、幸せな気分だけど・・・。
・・・もう、ストーブと仲良くするのはやめて欲しいと、
心の中で密かに思った。
そんなとっても寒い冬の小さな小さなある日の出来事。
あとがき。
このネタは、蝶姫のもう1つのサイトでも使いました(爆)
ネタ切れよ・・・;;
で、でもイイよね??蝶姫もテッコにこんな事されたいわvV
・・・でも、きっとタクロウさんに怒られちゃうね。