偶然聞いてしまった二人の会話。
「ねぇ、ヒサ」
「ん?」
「青い鳥って本当に居るのかな?」
「ん〜インコとかでいるじゃん」
「もぅっ!!そうじゃなくて、幸せの青い鳥!!」
そう言って、テルは窓の外を見つめた。
「・・・居るんじゃねぇの」
「本当?!何かヒサが言うと本当っぽく思える」
「なんだよそれ・・・・でも、早く見つかればイイな」
「うんっ!!もし、見つかったら俺タクロウに告白するんだぁ」
テルはそう言うと無邪気に笑ってみせた。
「そっか」
俺は・・・見た気がした。
この雲一つ無い綺麗な青空に同化して、
優雅に飛んでいる青い鳥を。
だって、ほら今こんなにも幸せなんだから。
あとがき。
ん〜と、タクロウもテルを好きだったってコトですね。
青い鳥ってホントに居るんですかねぇ〜。
でも、アレですね。
蝶姫は、空を見てると何だか幸せな気分になっちゃいます♪