「HAPPYBARTHDAY DEARJIRO〜・・・♪♪」

今日は、僕の32歳の誕生日。

タクロウ君主催の誕生日パーティーが開かれてる。

お決まりのバースデイSONGをみんなに歌ってもらって、

ケーキのロウソクの火を一気に吹き消す。

拍手や歓声を貰って、プレゼントも貰って、ケーキも食べて、

毎年ながらとっても幸せな気分になる時間。

何人もの人に『おめでとう』って言われるたびに、

子供のように単純にスゴク嬉しくなる。

みんなガンガンに飲んで、ベロベロになった後の僕らだけの2回目の誕生日パーティー。

こっそり会場を抜け出し、二人でベランダに出る。




「ジロウお誕生日おめでとうっ」

頬っぺたに小さなキスを貰ったあと、本日2回目のバースデイSONG。

「はっぴぃばーすでぃ でぃあじろぉ〜・・・♪♪」

酔ってるせいか呂律が回ってないが、

それでも、恋人が奏でる歌声はとっても心地いい。

歌が終わると、本日2回目のプレゼントを貰う。

このプレゼントは特別。

「ありがとうテル君」

そう言って僕はテル君の頬っぺたに小さくキスをした。

プレゼントの中身は、ネックレスだった。

早速身に付けてみると、

テル君は照れたながら胸元から、今貰ったネックレスと同じモノを取り出した。

「ペアなんだぁ///」

真っ赤になるテル君がとても可愛くて、そっと抱きしめる。

「嬉しい。本当ありがとう」

そう言って、僕はテル君に深く口付けた。

さり気なく会場から僕らの事をニヤニヤして見ているタクロウ君やヒサシ君の姿があった。

まぁ、いつもなら『見るなっ!!』って怒るところだけど、

今日は僕の誕生日だから、気にせず逆に見せ付けてやろうと思った。
あとがき。

ハッピーバースデイジロちゃん。
やっと32歳になったのね♪♪
でも、ナゼ32歳なのにそんなお肌ピチピチなの??(笑)

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