雑誌の撮影。
今は、テツとユキヒロの番で、先に終わったケンとハイドが
部屋で二人が終わるのを待っていた。
「ハイドちょっとええ?」
「ん?なに〜??」
突然ケンについてきて欲しいところがあると言われ、
ケンの後ろをハイドはついて行った。
ついたのは、撮影に使われるものが置いてある倉庫みたいな感じの部屋。
ハイドは、こんな所に何の用だろう?と、不思議に思っていると、
ドアの方からガチャリと鍵を閉める音が聞こえ、
行き成りケンに押し倒された。
「ちょっ!!なに?!」
ハイドはケンから逃れようと必死に暴れるが、
ケンに敵うはずがない。
「大人しくしいや」
ケンはそう言うと、ハイドの唇を塞いだ。
何度も角度を変えながら、ハイドの口内を味わいながら、
服を脱がしていく。
上で手を抑えられているため、ハイドは抵抗しようにも出来ない。
「んんっ・・・はっ・・」
ケンはハイド唇から唇を放すと、
下の方に顔を持っていた。
「いややっ・・!!誰か助けて!!!」
ハイドがそう叫ぶと、ケンは意地悪そうに笑った。
「今、助けがきたら恥ずかしいのはハイドやで。男に抱かれてんのやからなぁ」
そう言うと、ハイド自身を口に含んだ。
ハイドは、バレないように唇を噛んで必死に声を抑えた。
「ん・・・っ、はぁ・・」
ケンは、ハイド自身を口に含みながら、
後ろに指を這わせた。
そして、ゆっくり指を押し入れた。
「・・んんっ・・お願っ、いやからやめて・・・っ」
ハイドが泣きながら悲願するが、
ケンはそんなのお構いなしに、どんどん指を押し進め、動かしだした。
「はぁっ、ん・・やめっ・・・」
クチュクチュと厭らしい音と共に、
ハイドはいつの間にか指を3本受け入れていた。
ケンは、3本の指を抜くと、自分自身をあてがった。
そして、一気に突き挿した。
「いやぁぁぁっっ・・・んぅっ、はっ」
ケンは激しく腰を突き動かした。
ハイドは、かなりの圧迫感に息が出来なくなる。
「んっ、んん・・・はっ・・ぁっ、んぅ・・」
ハイドはそのままケンに何回も抱かれ、いつの間にか意識を手放していた。
ハイドを残して、何食わぬ顔で元居た部屋に戻ってきたケン。
「あっ、ケンちゃん。なぁ、ハイド見いひんかった?」
部屋に入るなり、撮影を終えてケンとハイドの帰り待っていたテツが訪ねてきた。
「あぁ〜ハイドならさっきアソコの部屋に入っていくの見たでぇ」
そう言って、指を指す。
「ほんま?!んじゃぁ、俺見てくるわ」
そう言って、テツはケンの指した部屋を見に行った。
「ハイド〜??居る??」
そう言いながらテツはドアを開けた。
「ハイドっ?!」
テツが部屋を見渡すと、服の乱れたハイドが横たわっていた。
「ケンちゃんっ!!あんた最低やっ!!!」
テツは部屋に戻って、そう叫ぶと、ハイドと一緒に帰った。
次の日。
ハイドは、目を真っ赤に腫らして仕事場に来た。
テツは、それを見ると、一晩中ずっと泣いていたんだと思い心が締め付けられた。
ハイドはケンの姿を見ると逃げるように部屋を出て行った。
「ちょっと!!ケンちゃん、何でハイドにあんな事したん?!」
テツは泣きそうになりながら、ケンに詰め寄る。
「テツには関係ないやろ。ってか、何でテツが泣きそうになってんねん」
ケンはそう言うと、フンッと鼻で笑った。
「ハイドは・・・ハイドは・・・・ケンちゃんの事が好きなんよ!!それやのにっ・・それやのにっ」
テツは堪えきれず涙がこぼれてきた。
----嘘や・・・。
そんなハズない。
やって、ハイドはテツの事が好きなんやろ??
やから、思いが伝わらんなら体だけでもって・・・。
・・・・俺、最悪や。
ケンは、部屋を飛び出すとハイドの後を追い掛けた。
「ハイドっ!!」
そう言ってケンはハイドの腕を掴んだ。
「・・・ケンちゃん・・・」
ハイドの声は昨日一晩中泣いたせいで、枯れていた。
ケンは、自分のした事の愚かさを思い知らされる。
一番大切な人を傷つけてしまった。
でも、今言わないときっと後悔すると思った。
「俺は・・・ハイドが好きやっ!!」
駄目なのを覚悟で言ったケン。
殴られるのも覚悟してた。
だって、それだけの事をしたのだから。
でも、ハイドは
「・・・アホっ。順番逆やん」
そう言って、笑った。
あとがき。
微妙な終わり方;;
何をされてもやっぱりケンちゃんが好きなハイちゃんでした。