「テッちゃんっ、今日何の日か分かる?」
「今日?7月7日やから・・・あっ!七夕」
「ピンポーンっ!!正解!!」
「お願い事書かんとあかんねんで?」
そう言って、ハイドは楽しそうに笑った。
「なぁ〜テッちゃん。お願い事書いた?」
「書いたで。ハイドは〜?」
「完璧っ」
テツとハイドは、短冊に願い事を書いた。
短冊はハイドの手作りで、ちゃんとヒモを通す穴まである。
「テッちゃん、はよ飾ろっ」
そう言うと、ハイドはベランダに出て行った。
ハイドの後をテツがついていく。
「あ〜っっ!!!」
ベランダからハイドの叫び声。
「な・なに?!どうしたん??」
「・・・笹買うて来るの忘れたっ!!!」
ハイドが、本当に悲しそうに言うもんだから、テツは思わず吹き出してしまった。
「もうっ!!何で笑うの!!」
「ゴメン、ゴメン。よし、しゃぁないからココに結ぼ?」
そう言って、テツはベランダの手すりに短冊を結びつけた。
ハイドも不満そうな顔をしながらも、手すりに結びつけた。
「なぁ、テッちゃん。織姫と彦星って可哀相やね」
「なんで?」
二人はベランダで夜空を見ていた。
「やって、二人は一年に一回しか会えへんやん」
そう言って、ハイドは夜空に輝く星を見つめる。
「うん。そうやね・・・でも」
「でも?」
「スゴイなぁって思う」
テツはハイドに優しく微笑む。
「やって、一年に一回絶対二人は会うんやで?」
テツが言った意味が分からないといった感じで首を傾げる。
「俺なら、怖くて会えへんなぁ〜・・」
「怖い?」
「もし、会えない一年間の間に相手が他の人を好きになってたらどうしようって」
今のテツの言葉は、ハイドにはまるで自分対する不安のように聞こえて。
思わず、テツを抱きしめた。
「・・俺は、何があっても一生テッちゃんの事好きやからね」
「あははっ。どうしたん急に」
「・・ええのっ」
あとがき。
・・・なんだコリャ。
ヤバイくらいグダAしてる気が;;
しかも、微妙な終わり方してるし・・・。
・・・・(逃)