この寒い冬の季節。
ハイドの恋人はストーブさん。
ストーブの前にベッタリ張り付いて、離れない。
その頃、本物の恋人さんは寂しげにソファーに座っている。
いつもある温もりが無くて、ちょっと寒いみたい。
膝を抱えて出来るだけ温かくしている。
それでも、やっぱ温もりが欲しくて。
「ハイちゃん〜」
ストーブさんとラブラブしてるハイドに抱きついた。
やっぱこの温もりだね。
でも・・・
「・・・テッちゃん暑いっ!!あっちいってや」
そう言われて直ぐに追い返されてしまった。
トボトボ歩いて、またソファーの上。
「・・・ストーブなんて大嫌いや・・・」
大人気なくストーブに嫉妬。
ちょっと膨れっ面でハイドを見た。
ハイドは、相変わらずストーブとラブラブ。
たまに位置を変えて背中を温めたり。
たまに位置を変えて右半身を温めたり。
たまに位置を変えてお腹を温めたり。
たまに位置を変えて左半身を温めたり。
そんな、ストーブの前でクルクル回るハイドをテツは可愛いなんて思いつつも、
やっぱりストーブに嫉妬。
しばらくすると、全身ポカポカになったのか立ち上がってトコトコとテツのところまで
歩いてくると、ちょこん。と、テツの膝に座ってギュッてテツを抱きしめた。
「温かいやろ??俺なテッちゃんのストーブになってきたん」
テツはギュゥって抱きしめかえした。
「ほんまや。ハイちゃんポッカポカやね」
すごく温かくてポカポカするけど、自分の為だって分かってるけど。
テツはもう、ストーブさんとラブラブするのはやめて欲しいなって
こっそり・・・思った。
あとがき。
寒い時蝶姫はママに抱きつきます(ワラ
何か安心するんだよね。何でだろ??
イイなぁ・・ハイドストーブ。欲しいっ!!