「ユッキィー」
そう言って、ハイドは廊下を歩いていたユキヒロにいきなり抱きついた。
「な、何?!どうしたの??」
驚いて固まるユキヒロ。
「・・・ん〜、駄目や」
そう言うと、ハイドはユキヒロから離れるとテクテクと何処かに行ってしまった。
「・・・???」
ユキヒロは、ハイドの不思議な行動に首を傾げた。
「テッちゃ〜ん」
そう言って、ハイドはレコーディング室に居たテツに抱き付いた。
「ハイドっ!!やっと俺んトコに来たんやなっ!!一生放さへんからなぁw」
テツは何を思ったのか、ギュッっとハイドに抱きつき返した。
「・・・んぅ〜、これも駄目や」
ハイドはそう言うと、するりとテツの腕の中から逃れると、
またテクテクと何処かに行ってしまった。
「ハイド〜何処行くんやぁ〜」
テツは、一人むなしく部屋に残された。
「ケンちゃ〜ん」
そう言って、ハイドは屋上で煙草を吸っていたケンに抱きついた。
「なにぃ?どうしたん??」
ケンは、抱きついてきたハイドの頭を優しく撫でた。
「ふふっ。これやぁ〜」
ハイドは、幸せそうに微笑んだ。
---ケンちゃんの包み込んでくれるような大きい背がスキ。
---ケンちゃんの煙草の煙が染み付いた匂いがスキ。
---ケンちゃんのホッとするような体温がスキ。
---ケンちゃんのちょっと高めの声がスキ。
---ケンちゃんの男らしくて大きい手がスキ。
---ケンちゃんの手で頭撫でられるのがスキ。
---ケンちゃんの全部が大スキ。
「何やぁ?今日は甘えっ子ハイちゃんやねぇ〜」
そう言って、ケンも幸せそうに微笑んだ。
あとがき。
昔、ユッキーに抱きつかれたって、ラジアンで言ってたのを
思い出して、この話が誕生(笑)
それにしても、短いなぁ〜(汗)