ある有名ブランドのメーカーの役員が、若者がブランド物を買うために、売春しているという報道に対して、

売春してまで我が社の製品を持って欲しくないというコメントを発言しました。

フランスやイタリアでは、分相応でない年齢の時には、あえてブランド物を遠ざけていると聞いた事があります。

また、雑誌でハワイに行き、旅費は10万もしないのにブランド物に30万以上使いました!

とブランド物を広げている特集などありますが、

本当に、30万円もの大金をかけたそれぞれの物を愛しんで大切に使うのかしらと疑問に思ってしまいます。

確かに、ブランド物には高いだけの、職人たちの技術や歴史があります。

本物を身につける事で、その良さも分かる事も勿論ですが、次から次へと新作を我先に買い求める傾向があるのでは・・・

と思ってしまいます。

いい物を、流行に囚われ過ぎないで、自分の気に入った物に、愛着を持って長く使うという精神を養っていく事が、

これから大切になって来ると思います。

じゃあブランド物は好きではないの?そう聞かれるとやはり好きですし、他人が持っているのをみると

「羨ましいな」と思う事は事実です。

でも、自分の生活のレベルで買えない物も沢山あると思います、それをあえてお金を切り詰めて、

切り詰めて、ブランド物につぎ込む事はやはり良くないと思うのです。

ご褒美にボーナスなどで、自分にプレゼントをする事は勿論、素敵な事だと思います。

前回のコラムで少し触れたような、少し大げさですが、ブランド物を買う為に、

家ではジャージ姿で、カップラーメンで節約すると言ったようなのは知的な女性とは言えませんよね。

あくまで分相応に。今の自分の収入や年齢では、ちょっと無理してないかな、不釣合いではないかな、

と一度考えてからブランド物と付き合う事も大切だと思います。

毎朝、通勤の時にすれ違う女性がいます。自転車の前籠にエルメスの百万近くもするような鞄を入れて走って行きます。

ちょっと不釣合いでは・・と思ってしまいます。

お金を出すとしても、流行だからという理由で生活を切り詰めてまで無理して買うよりも、

上質で何年も着れるようなカシミアのニットをちょっと奮発して買う方のが、贅沢な暮らしではないでしょうか。

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