2003年4月の初級システムアドミニストレーター(初級シスアド)を受けてみました。
このページでは私の初級シスアド受験体験記を記録していきます。

初級シスアドって何?
初級シスアドとは、パソコンユーザーとソフトウェア開発との橋渡し的な存在としての役割を担う職業であると記憶しています。そして情報処理技術者試験センターが行う初級シスアドは国家資格であり、この資格を保有する物はある程度パソコン操作ができると見なすことが出来ると思います。初級シスアドは国家資格の中では易しい部類に入る資格で、合格率は30%前後と取りやすい資格です。詳しくはこちらの初級シスアド公式ページで。


なぜ初級シスアドを受験する気になったか
私はパソコンが好きで、人並みにパソコン操作はできるはずだと思っていましたが、それを証明する資格が欲しいと何となく思っていました。ある日、友人が「初級シスアドを受けるから一緒に受けないか?」と誘われたので受けてみようと思いました。その後、私も何人かに声を掛けて知り合いの中で4人が初級シスアドを受験することになりました。


どうやって勉強したか
 私は貧乏学生なので独学で勉強しようと思いました。ネットを利用して勉強も出来るけども、やはりパソコンに向かって勉強なんて出来るわけは無いと思って、本屋で参考書を購入してそれを勉強しました。購入した2冊の参考書と問題集はこれらです。勉強期間は2ヶ月です。


使用した参考書・問題集
出版社…技術評論社
著者…江戸川
価格…1580円
 この本はオールカラーで見やすく試験問題がパソコンで出来るCD-ROMがついていいて安い所が気に入り、友達の一人と一緒にこの本を購入しました。ネットで情報を仕入れてから本屋に行ったのではなく本屋で立ち読みして何となく参考書を決めたので不安でしたが、私はこの参考書で満足でした。オールカラーなのが良く、かわいらしい挿絵で説明しているのでわかりやすく、難しいところも楽しく勉強することが出来ました。これから初級シスアドを独学で参考書を買って勉強しようと思っている人はアマゾンなどでレビューを見てから購入した方が失敗しなくてすみます。結局CD-ROMは使いにくかったので使いませんでした。やっぱパソコンに向かっての勉強は私には無理でした。この本の公式サイトはこちら


出版社…技術評論社
著者…芦屋広太,岡嶋裕史,矢野龍王,松本阿弓
価格…1380円
 上の合格教本を2通り終わらしてこの過去問集を買いました。過去問集の中で一番安かったのでこれを選びましたが、解説に手抜きはなく十分でした。過去問集をやって驚いたのは「シスアドの問題は過去問から凄く良く出る」ということでした。この本には3回分の過去問が掲載されていたのですが、午前問題は本当に同じ問題がバンバン出るので過去問さえやればクリア出来てしまうくらいです。平成15年度秋期から髪の質が変わって4回分の過去問を収録になったようです。内容は増えても価格が変わらないところもいいところです。


午前問題対策
 初級シスアドは午前問題と午後問題とに別れていて、午前問題が一問一答式の問題が80問あります。私が引っかかったのは初級シスアドの中でも難しいと言われるエクセルとSQLでした。私はエクセルを使った経験がなかったので難しく感じましたが、ある程度経験のある人ならば簡単かも知れません。合格教本と過去問を何回も繰り返して解くことによりなんとか習得することが出来ました。
 初級シスアドは午前問題と午後問題とに別れていて、午前問題が一問一答式の問題が80問あります。私が引っかかったのは初級シスアドの中でも難しいと言われるエクセルとSQLでした。私はエクセルを使った経験がなかったので難しく感じましたが、ある程度経験のある人ならば簡単かも知れません。合格教本と過去問を何回も繰り返して解くことによりなんとか習得することが出来ました。


午後問題対策
 午後問題では実際の実務を想定したような文章問題が7題出題されて、それぞれのテーマに沿った設問に答えていくという形式です。最初に午後問題の過去問をやったときは無理だと思いましたが、午前問題のエクセルとSQLが分かるようになるとだんだんと解けるようになってきました。午後問題は問題になれることが必要だと思いました。


試験当日
 試験は私の家の近くにある大学で行われました。近くのコンビニの弁当は売りきれると合格教本のサイトに書いてあったので、前日にパンを買っておいて前日には準備を万全にして挑みました。試験会場を見渡してみると女子高生からオッチャンまで幅広い人たちが受験していました。欠席もちらほらと…。基本情報を受けた友人曰く、基本情報会場では欠席だらけだったそうです。 午前問題は少し過去問と違う感じの問題も出題されたけども過去問とかぶる問題は多数あって安心しました。午後問題は過去問と難易度は変わらず、すらすらと解けたという印象を持ちました。


試験結果
 シスアドの解答はその日のうちにネットで流れます。資格の大原オーム社が解答速報を出しています。ココの2つで答え合わせをしたところ、午前80%午後80%で合格でした。勉強の苦労が報われて、達成感を感じました。正式発表でも合格し、私の家に賞状のような認定書が送られてきました。私と同じ参考書をやっていた1人も合格しましたが、あとの2人は落ちてしまいました。この落ちた二人に共通するのは「過去問をやっていなかった」ということでした。過去問の重要さが身に染みました。


感想
 初級シスアドを勉強するのは自分の知らない知識を得たり、エクセルが少しは使えるようになったりして、合格にむけて頑張ったのは楽しい経験でした。私と一緒に受けて合格した友人は文系で、パソコンは苦手分野でしたが受かりました。パソコンが好きな人でまだ初級シスアドを取得していない方は受験してみてはいかがでしょうか。


その他のオススメ参考書
 参考書を選ぶ時、ネットでの評判を見てから買ってはどうでしょうか。私は人のレビューを読んで参考書などを選ぶことが多いです。参考書選びの時間の短縮にもなるし、評価の高い物を買って後悔したことがないからです。
出版社…日本経済新聞社
編集…情報化交流会利用技術教育部会
価格…1580円
 この本は分厚くて図を結構使ってあるので情報量が多くてわかりやすいと思います。これだけやれば安心して試験にのぞめるでしょう。内容に対して価格が安いというのも魅力です。


出版社…日本経済新聞社
編集…情報化交流会利用技術教育部会
価格…1080円
 この本はまず安いのが魅力です。しかし安いからといって内容が少ないことはなく、必要にして十分な内容が図を使ってわかりやすく説明されているのでオススメです。初心者にもお勧めです。


出版社…日本経済新聞社
編集…情報化交流会利用技術教育部会
価格…1180円
 この問題集はシスアドの過去問を分析して出題頻度がランク付けされているので、とても効率の良い問題集です。過去問も2回分ついています。


初級シスアドリンク
情報処理技術者試験センター
初級シスアドの試験を運営している所です。その他にももっと高度な情報処理の資格が色々ありますので挑戦してみてはいかがでしょうか。

シスアドトレーニング
私の使用した参考書のオフィシャルページ。シスアドに関する情報が豊富に載っています。

資格の大原
解答速報が早いです。私も利用させてもらいました。

オーム社
ここの解答速報は大原よりも遅いですが間違いが少なく、信頼があります。




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