――― 一護×たつき 著者:4_483 様 ―――
「ねぇ、ちょっと。」
その声に昼食を終えて教室に戻っていた一護が振り向くと、そこには何だか神妙な面持ちのたつきが立っていた。
「どした?なんか俺に用か。」
一護はたつきの様子が普段と少し違うような気がして疑問を覚えた。
「話があるの。ちょっと来て。」
強引に引っ張ろうとするたつきの手に驚き反射的にふりほどいて、一護はいつもよりも更に眉間にしわを寄せた。
「ここじゃまずいのかよ、めんどくせェな!」
「ダメだから来いっつってんでしょうが!!」
「あァん!!?」
二人は顔を付き合わせて大声で怒鳴りだした。
周りのクラスメイトもその余りの音量に二人の方を振り返ったが、いつものことなので、教室はすぐに昼休みの騒がしい空気に戻る。そんなことはお構いなしに二人はまだ喚き合っていたが、突然我に返ったようにたつきは声のトーンを下げた。
「…とりあえず来て。結構…大事な話なのよ。」
たつきの予想外の真剣な顔に少し気圧されつつ、いつもと何かが違うことを一護は確信した。
屋上ではまだケイゴたちが騒いでいるだろうからと、二人は裏庭に向かった。その途中、一護は一体何があったのかと考えながら、心の奥底に得体の知れぬ不安のようなものを感じた。
裏庭に着いて少しの間、たつきはずっと黙っていた。その余りに重苦しい空気に耐えきれず、一護は先に口を開いた。
「何なんだよ。」
たつきはゆっくりと顔を上げ、しっかりと一護の目を見ながら言った。
「あんた最近、授業中すぐ居なくなるよね。」
その言葉を聞いたとき、一護は悪い予感が的中したことがわかった。
「こないだ、見たよ。アンタが黒い着物来て刀背負って走ってくとこ。」
一護は口を噤んだ。
(こいつも『見える』ようになったとは井上から聞いてたけど…マズいな。)
「黙ってないで何か言いなよ。アタシ知ってんだよ?変な化け物のことも。アンタまた一人で危ないことしてんでしょ。」
…最悪だ。
「ねぇ!答えなさいよ!」
観念して一護は答えた。
「ああ。」
たつきの顔からは落ち着きが消えていた。
「ああ。じゃないよ!アンタいっつもそう。アタシはいつも置いてきぼり。織姫も石田も、茶渡くんも知ってんでしょ!?」
一護は俯いてまた、ああ。と答えた。
「そりゃアタシは役に立てないかも知んないけどさ、何も知らないで置いてかれるのはイヤなの!!」
すると声をあらげていたたつきが、ふとおとなしくなった。
「一人でアンタがボロボロになってくの、黙って見てられないよ…」
一護にはそれは悲痛な嘆きのように聞こえた。
たつきは今にも泣きだしそうな顔をしていた。
「……たつき?」
一護はたつきがただ怒っていると思っていたため、突然の泣き顔に驚きながらその名を呼んだ。
たつきは続ける。
「夏休み…なんか今年はパッとしなかった。それは織姫がいないせいだって思ってた…」
「……?」
急に何を言いだすのかと一護は首を傾げる。
「でも、それだけじゃなかった…アタシ気づいたんだ。ああ、一護がいないんだって。」
そういえば、今までは長い休みには必ず何度かたつきとゲーセン行ったりしてたな…と一護は思い返した。
「ずっと一緒に居たから、隣にいたから気づかなかったけど……アタシ一護がいないとダメなんだ…って」
一護はたつきが何を言いたいのか初めは解らずに混乱していたが、やがて意味を理解した。
「たつき……おま…」
一護は未だに信じられないといった顔をしている。
「だから…もっ…置いてっ…ないで……独りっ…しな…で…」
ついにたつきの頬を涙が伝った。
泣きじゃくるたつきを一護は無意識の内に抱き寄せていた。
「悪ぃな…つらい思いさせて。もう、大丈夫だから。」
そう言うと、一護はたつきの顔を手で上げ、唇を重ねた。
突然のことにたつきは少し狼狽えたが、涙を手で払うと今度は自分から唇を求めていった。
「んふぅ……んむっ……っ」
どちらともなく舌を絡めていき、二人の口の隙間から艶めかしい音が漏れる。
長いキスの後、お互いに火照った顔を見合わせる。
「…悪ぃ……俺、我慢できねェわ」
そう言うと、一護は顔ごとたつきの首筋に埋ずめて舌を這わせた。
「ひあッ…ぁん…」
たつきは思わず声をあげてしまった。
なおも一護の攻撃は止まない。
「だ、ダメ…んんっ ……そん…な…急…ふぁ…」
やがて舌は耳の方へと移動していき、一護はさらに強くたつきの華奢な体を抱きしめた。
「はぁっ……っぁあ!だめぇ…私…私…」たつきの息はさらに上がっていき、呼吸もままならない。
「お前…凄い敏感なのな…」
一護が口を耳に寄せたままそっと呟く。音の振動が直接伝わり、たつきは背筋がゾクっとするのを感じた。
「アンタがそんなこと…するからでしょ……」
真っ赤に火照った顔を見られまいとたつきが下を向いた。
「……しても、いいか?」
一護がまた耳元で囁く。
それにまた体をのけ反らしながら、たつきは静かに頷いた。すると、一護はその場に腰を下ろし、たつきを自分に背中を向けるように後ろから抱きかかえた。
たつきが背後の一護の唇を求めて、顔を反らす。
「んっ……んむぅ…」
また舌が絡み合い、頭の中を真っ白にして唇を貪り合った。
そしてゆっくりと一護がその手をたつきのブラウスの中に潜り込ませていく。
たつきは目を瞑って快感と羞恥の混ざり合った何とも言えない表情をしていた。それを見て一護は
「なぁ…今、お前すげえエロい顔してるぜ?」
と悪魔的な笑みをちらつかせた。
「ば、バカぁ…そんなこと言わないで…」
たつきは一層恥ずかしさの増した顔になった。
その時だった。
「!!うぁぁっん……ひ…ゃあん!」
一護の言葉に気をとられているうちに、いつの間にかブラを外され、乳頭を指で弄ばれていた。一護は双丘の回りを円を描くように撫で、柔らかく乳首を摘んでいく。
「やっ…止め…あぁ んっ…ひっ…ひぁあ…」
喘ぐたつきの様子を見ながら、一護は耳を甘噛みした。
瞬間、耳と胸を同時に愛撫されたたつきはさらに声を高くして喘いだ。
「だめ…ぇ…こん…な…あぁっ…おかしく…なっちゃ…ふぁっ!!」
490 名前:一護×たつき 投稿日:2005/07/17(日) 06:06:36 ID:YcheJLm3 「なぁ…?」
一護は手を休めずに話しかける。
「な、何よ…ひぁ」
「俺、お前のこと好きだ…」
その言葉を聞いた瞬間に、たつきはまた感度が上がった。
「な、何よ!、こんな…あっ…時に…そん…なの…ずるいっ……あはぁ…んんっ…いぁっ!!」
お互いにもう何度目かもわからない口付けを交わす。
一護は涎が糸を引いたまま、今度はその舌で乳首を転がし始めた。
「ひゃぁん…それ…ダメぇ…すご…あぁっ!!胸は…もう…やめっ…うぁん!」
たつきが陶酔状態の間、一護はさらにスカートの中に手を伸し、秘部をまさぐり始めた。
一護は下着の上から指を擦りつけた。するとすぐに自分の指まで湿り気が伝わるのを感じた。
「たつき…お前もう……」
「ぁんっうぁっ…だって…気持ち…ィィ…あっ」
「ねぇ……一護?」
上目遣いでたつきが一護を見る。
「ん…?」
「分かるでしょ?……その、私…」
ゴクリと唾を飲み込む。
するとまた一護は悪びれた笑みで言った。
「口でちゃんといわねぇとわかんねぇよ」
たつきは焦らされて気が変になりそうになっている。
「バカ…もう…いじわ…る…」
「ほら、どうしたいんだ?」
たつきは顔を隠すように下を向いて少し黙っていたが、耐えきれずに答えた。
「…欲しい。」
その言葉を聞くやいなや一護は馬乗りになった。「最初は痛いかも知んないけど、がまんできるか?」
たつきは静かに頷いた。ヌルヌルに濡れた綺麗なうす紅い割れ目にゆっくりと一護はそれを入れていく。
「痛ッ………」
「大丈夫か?」
「うん…平気」
更に奥までを入れたときには既に、
一護のモノは襞が何重にも絡み付いて、とてつもない快感を一護に与えた。
「うああっ…すげえ気持ち良いよ…たつき」
一護は予想以上の快感にすぐにも果ててしまいそうだった。
それでもゆっくりと腰を動かすともう何も考えられないほどになった。
「あぁぁんっ…凄ィィ…ィ…何…コレ…はぁん!!」
たつきも痛みが引いてきて同じく快感が溢れだしている。
「すごっ締ま…俺もう…ヤバ…」
「あぁ…あた…しもきも…ひィ…一護ォ…膣内に…膣内に出して…あぁん!」
二人はもう絶頂を迎えようとしていた。腰の動きが一気に速くなる。
二人は互いの名前を呼びあっている
「あぁっも…私もイク…い、イクゥゥ!!」
「俺も我慢…できね…!!」
勢いを失った一護のそれはたつきの中で痙攣するように白濁を放出した。
「………一護、温かい。」
「ん……」
二人はそのまま抱きしめ合っていた。
「もう…離れないでね。」
「ああ…」
♪キーンコーンカーンコーン♪
「!!!!」
二人は顔を見合わせた。今が昼休みなのをすっかり忘れていた。急いでティッシュで体を拭いて、服を直す。
「急ぐぞ、たつき」
「はいはい!」
「……ほら。」
一護は照れくさそうに手を差し出した。
「…うん!」
その手をしっかり繋いで二人は走っていった。
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