―――   雛森×・・・ver.8浮竹  著者:雛森×・・・様   ―――



雛森は執務室で、藍染の仕事の代行をしていた。机に向かって書類の整理をしながら、雛森は昨晩の自分を悔いていた。
問題だったのはやはり自ら進んで求めた行動だ。自分の行動が藍染にしれたら、藍染は自分をどんな目で見るか・・・
想像するだけで雛森は血の気が引く思いだった。
(・・・だけど・・・今のあたしには何にも出来ないんだもん・・・だから・・・卯ノ花隊長が言ったみたいに、とりあえずは藍染隊長が
開放されるまで、それまで何とか生き延びなきゃ・・・だから・・・しょうがないんだよね・・・?)
誰に言うわけでもなく、雛森は心の中でそうつぶやき、おもむろに自分の股間に手を差し伸べた。
(ほら、ぜんぜん濡れてないでしょ?あたし、ちっとも淫乱になったりなんか・・・してない・・・)
自己弁明のつもりで股間に触れてみたはずが、軽く触れただけで雛森の秘部から愛液がにじみ出てきていた。
(・・・う・・・うそ・・・!?そんな・・・)
雛森は思いもしなかった自分の体の反応に愕然とした。自分の体にすら裏切られた――そんな絶望的な気分だった。
しかし、そんな雛森の気持ちとは裏腹に、雛森の指は快楽を求めて袴の上から恥部をなでさすっている。
(・・・やっ・・・やだ・・・指が、止まらないよぉ・・・)
もう雛森は何も考えられなかった。勝手に動く指に感じまくる雛森。それは自慰行為というよりも自らの指に責め立てられているといった方が正しい状況だった。
「んっ・・・はぁ・・・はぁ・・・ひっ・・くぅぅ・・・んっ!」
さらに、空いているほうの手で袴のすそを巻く仕上げている。すそから手を差し込み、直にあそこを刺激しようとした、そのとき・・・
「失礼します!雛森副隊長は居られますでしょうか?」
隠密機動が執務室に雛森を探しにやってきたのだ。
「わひっ!は、はい、居られます!」
ふとわれに返った雛森は、捲くった袴を元に戻し、濡れた指を着物の端でこっそりぬぐって適当に格好を繕うと、執務室のふすまを開けて
何事もなかったかのような顔で隠密機動に対応した。

雛森は、暗闇の中今日の相手を待ち続けていた。今までの中で一番の冷え込みで、雛森は何も着物の上に羽織ってこなかったことを後悔した。
外は相当冷えていて、寒さのあまり脚をもじもじとすり合わせている雛森。体は小刻みに震え、唇の色も悪くなっている。
しばらくすると闇の向こうから一人の男が現れた。十三番隊隊長浮竹十四郎だ。まさか、と雛森は思った。十四番隊入隊の隊首会のとき、浮竹が
ため息をひとつついたのを雛森ははっきりと見ていたのだ。それなのに・・・
「待ったかい、雛森さん?」
そんな雛森の気持ちを知ってか知らずか、にこやかに浮竹は声をかけた。
「あ、はい、と・・・とんでもないです」
唇を震わせながら雛森が答えた。唇が震えたのは寒さのせいばかりではないだろう。それを見た浮竹は心底申し訳なさそうな表情をして
「寒空の下、すまなかった。さぁ、こっちへ来てくれ」
というと雛森を手近な一室へ招きいれた。
部屋の中はすでに暖房で暖められていて、部屋の中央にある座卓の上には、お茶とお菓子まで用意してあった。浮竹は雛森を
座卓の前に置かれた座布団に座らせた。
「この冷え込みの中、よく来てくれた。これは、君へのささやかなお礼だ、食べてくれ」
そういって浮竹は雛森にお茶と茶菓子を勧めた。怪訝な表情を浮かべる雛森。それを察した浮竹は、言葉を付け加えた。
「君が十四番隊に入ってからもう七日がたつ。突然生活が変わってしまって、だから、君が相当に滅入ってるんじゃないかと心配だったんだ」
「・・・はい・・・」
(まだ味方がいた・・・)
雛森は今までさんざんに辱めを受け、しかもそれを大した苦とも思わないような、そんな状態に追いやられた自分を、それでもなお
気遣ってくれる人がいるということに、喩えようのない安堵と、感動を覚えた。

「は・・・はい、ありがとうございます」
「とんでもない、一人の女の子が苦しんでいるというのに見てみぬ振りなんて出来るわけがない。ほかにも数名の隊長が君の味方だ。いつか、きっと事態は好転
するだろう。さぁ、今夜は何も起こりはしないだろうから、ここで休むといい」
「はい」
「そういえば卯ノ花隊長が言ってたんだが・・・毎日同じ時間帯に陵辱を受けてると、勝手にその時間に体が発情するらしいな・・・大丈夫か?」
「はい、今のところは・・・」
「そうか、それはよかった。さ、くつろいでってくれ。お茶とお菓子も、食っていいぞ」
今までにないほどの待遇のよさに戸惑いながらも、とりあえず体を温めようと湯飲みを手に持った。しかしその瞬間、
ヌルッ
「きゃっ!!」
湯飲みの表面に何かが塗ってある。そのせいで手を滑らせた雛森は、湯飲みを手から落として盛大に着物にぶちまけてしまった。
「大丈夫か?火傷は?」
手ぬぐいで手際よくこぼれたお茶を拭きながら浮竹が尋ねた。

「あ、いえ!あたしはぜんぜん大丈夫です、す、すいません!せっかく淹れていただいたお茶を・・・」
「なんだこりゃ」
そう言いながら浮竹は床に落ちた湯飲みを拾い上げた。
「表面に油か何かが塗ってあるな・・・また仙太郎か清音の仕業か」
「あの三席の二人ですか?」
「そうだ、俺を慕ってくれるのはいいが、時々こんな悪ふざけをする・・・俺が飲むと思ってたんだろうな、まったく・・・」
浮竹は立ち上がると棚から新しい湯飲みを取り出した。そして、ふと気が付いたように言った。
「着物が濡れたままじゃ風邪を引くな、代えのを持ってこよう」
「あ・・・いえ・・・このままで・・・」
雛森が最後まで言い終わらないうちに浮竹は部屋を出て行ってしまった。そして2,3分後、
「すまない、これしかなかった」
そういって浮竹が持ってきたのは、看護婦が着る白衣だった。
「俺の代えの死覇装じゃでかすぎるからな、清音のをこっそり拝借しようと思ったら、これしかなかった。俺は外にいるから、着替えたら呼んでくれ」
浮竹は雛森に白衣を渡すとそそくさと部屋の外に出て行った。
なぜ虎鉄清音が白衣を持っているのか、と尋ねたかった雛森だが、ふと清音の姉、勇音が四番隊副隊長であることを思い出し、なんとなく納得がいった。


着替えてみるとどことなく着心地が悪い。雛森は心からそう思った。腰から下の部分が短すぎて、太ももが露わになってしまう。しかも、例によって
雛森は下穿きは穿いていなかったので、余計に股のあたりがスースーした。
「おーい、着替えたか?」
浮竹の声がした。
「あ、はい!」
雛森が答えると浮竹が部屋に入ってきた。
「あー、寒い寒い・・・お、結構似合うな」
そういって微笑むと浮竹は、先ほど取り出した湯飲みにお茶を淹れなおした。
「さぁ、どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
雛森は一言お礼を言うとお茶を一口すすった。飲んだお茶が喉を通り、胸の辺りに温かみが落ちていくのが分かる。先ほどまでかじかんでいた指先も、
湯呑みから伝わるぬくもりでだいぶ温まってきた。体が温まり、一息ついた雛森は茶菓子にも手を伸ばし、美味しそうに頬張った。

しばらくすると、雛森は体が異常なほどに火照っていることに気が付いた。雛森の肌は全体が紅潮し、頬に至ってはまるで湯上りのごとく
朱に染まっている。自分の意思とはまったく無関係な体の変化に戸惑いの表情を浮かべる雛森。
(え・・・なに・・・?まさか・・・体が勝手に、発情して・・・?)
雛森はさっきの浮竹の話を思い出していた。それに今朝のこともある。雛森は少し心配になったが、体が火照っているのは
冷え切った体で急に熱いお茶を飲んだからだと思うことにした。しかし、それでは通らないほどに体が火照ってきてしまった。
「う・・・浮竹隊長、すこし、熱く・・・ないですか?少しふすまを開けても、よろしいでしょうか・・・?」
手のひらで、真っ赤な顔を扇ぎながら雛森が言った。正座していた脚は横座りに崩し、白衣のすそをひらひらさせて中に風を送っている。そのたびに
雛森の太ももがチラリチラリと露わになる。なんともみっともない格好だ。
「しかし、そんな火照った状態で今ふすまを開けたら、今度は風邪を引いてしまうだろう」
そういって浮竹は雛森の要望をやんわりと却下した。その間にも雛森の体はどんどん火照っていき、ついに雛森の秘部は湿り気を帯び始めてきた。
(・・・え?な、なんで・・・まだ何もしてないのに・・・)
驚きの表情を隠せない雛森。そんな雛森を見て、浮竹が尋ねた。
「どうした?雛森さん、体調でも悪いのかい?」
「・・・い、いえ・・・大丈夫、です・・・」
太ももをすり合わせながら、目を伏して雛森が答えた。その表情からは、必死で欲望と戦っているのが伺える。浮竹は、心配半分期待半分
といった表情で雛森の観察を続けた。
徐々に雛森の呼吸は荒くなり、着物の上から股に手を入れている。何がどうなっているのか、今の雛森には到底理解できない。
そしてついに、雛森は欲望に耐え切れなくなった。
「はぁ・・・はぁ・・・浮竹・・・隊長・・・」
「ん?どうした?」
そっけない風を装って返事をする浮竹。期待は膨らむばかりだ。

「あ・・・あたしを・・・あたしを・・・」
「どうしたんだ?」
「・・・抱いてください・・・」
「・・・は?」
浮竹は、大袈裟に驚いたようなリアクションをとる。そんな浮竹を雛森は涙目で見つめて哀願した。
「・・・お・・・お願いします・・・あた、あたしを・・・抱いて・・・なんでも・・・なんでも言うことききますから・・・」
浮竹にすりより、上目遣いでおねだりしてみせる雛森。そんな雛森の様子を見て浮竹はぞくぞくした。
「いや、だめだ、今日俺は君の身を案じてここへ呼んだんだ、君を抱くなんて出来るわけがない」
わざと冷たく突き放し、雛森の反応をうかがってみる浮竹。雛森を抱くことに後ろめたさを感じている浮竹をよそに、雛森は、気持ちよくなりたいがためにさらにおねだりを続ける。
浮竹の着物の袖を引っ張り、まるで小さい子供が親にねだるかのような振る舞いで浮竹を誘う。
「お願い・・・しますぅ・・・して・・・してほしいんです・・・お願いぃ・・・あたしを、あたしを好きにしていいですからぁ・・・」
あどけない顔立ちと体つきを精一杯利用して、雛森は浮竹に抱いて欲しいと懇願する。
「しかたないな・・・」
しょうがない、本当はこんなことしたくないんだけれど、君がそこまで願うなら、という語調で浮竹が言った。実際は、浮竹のほうとしてもこれ以上
雛森を抱きたいという欲求を抑えることが困難になっていた。
「何でも言うことをきくんだったな・・・?」
浮竹が雛森に問いかけた。雛森は一刻も早く抱いて欲しくて、性急に頷いた。
「そうか、なら・・・」
雛森を見て浮竹が悪戯っぽく笑う。
「君は今から俺の看護婦になってくれ」

「・・・はい?」
浮竹の意図することが分からずに首をかしげる雛森。どうすればいいのか分からずにオドオドしていると、見かねた浮竹が指示を出した。
「要するに、俺に尽くしてくれればいいんだが・・・いや、やめておこう、君の心情を考慮すれば、とても抱くなんて出来やしない・・・」
残念そうな振りをして、浮竹が雛森に背を向ける。すると雛森は浮竹の正面に回りこんで、言った。
「や、やります!抱いてくださるんでしたら、あ、あたしっ、なんでも・・・」
まさか承諾しないだろう、と思い冗談半分に口にしていた浮竹は、面食らった様子だったがすぐに状況を飲み込んで、
「それじゃあまず、奉仕してもらおうか」
と言って床に横になった。
「はい、よ、よろこんで!」
今や雛森は早く抱いて欲しいと願うばかりで、浮竹の注文に二つ返事で従った。そろそろと浮竹の袴を下ろす雛森。
そうして現れた浮竹のものに雛森はそっと口付けた。そしてゆっくりと舌を絡ませていく。抱いて欲しい一心で、夢中で浮竹の息子を
しゃぶる雛森。
「そう・・・そうだ、うまいぞ、さすが看護婦だな」
白衣姿で一生懸命に奉仕する雛森を見て、思わず浮竹は、雛森を看護婦と見間違えてそう言った。
「じゅるるっ・・んっ!・・・んぐっ・・・ぷは・・もご・・・ぴちゃっ、ぺろぺろ・・・」
浮竹は上半身を起こすと、奉仕を続けている雛森の頭をなで、お尻の方へと手を伸ばした。そして、形のいい雛森の尻をさすった。
「んんぅっ!!んがはぁ・・・ぐぅ・・ちゅぱっ・・・んふぅぅ・・っ!」
ほんの少し尻をなぜられただけだというのに、熱くなった雛森の体は敏感に反応してしまう。そんな雛森の反応を楽しむかのように
浮竹の手は雛森の尻をさすり続ける。
「どうしましたか?看護婦さん?」
意地悪く浮竹が尋ねた。

「だぁめぇ・・・んぐぅっ!・・か、患者さんはぁ・・・お、お、おほないくしててくだはいぉ〜・・はっ・・はぁ・・・ぺろぺろ、ぴちゃっ・・・」
浮竹が雛森のことを『看護婦さん』と呼ぶものだから、雛森もすっかりその気になってしまっている。もちろん、体が熱を帯び、
冷静な判断が下せなくなっているせいもあるだろう。
「んっ・・・はっ・・はっ・・・ぺろん・・・ぐちゅ、ぐちゃっ!ぴちゃっ、ぬちゃっ・・・」
「おっ・・・す、すごいな・・・くっ!!」
びゅっ、どぴゅっ・・どくっ・・・
浮竹は雛森の口内に大量の精液を放った。
「んんっ!んぐっ・・・ぐふぅっ・・・んっ、ごくん・・・」
「すごい・・・上手だ、看護婦さん。君のが最高に気持ちいい」
浮竹の放った液をすべて飲み干した雛森は、満足そうな笑みをうかべた。浮竹におだてられて気をよくした雛森は、
自分のことより浮竹に尽くしてあげたいという気持ちになった。
「もぉ、汗かいちゃってるじゃないですか・・・今、拭きますからね」
そういうと雛森は手近にあった手ぬぐいをつかみ、浮竹の着物をはだけさせた。
ごし、ごし・・・
浮竹の上半身を丁寧に拭く雛森。雛森の思わぬ行動に驚いた浮竹だったが、一生懸命自分に尽くそうとする雛森をみて思わずうれしくなった。
「ここも、きれいにしなきゃですよね?さっき汚れちゃいましたからね?」
そういうと雛森は手ぬぐいでやさしく浮竹のものをしごき始めた。とたんにぐんぐん硬度を取り戻す浮竹の息子。
「また硬くなってますね・・・あ、あの・・・今度は、あたしのここで、いいですか・・・?」
少し気恥ずかしそうに、雛森が自分の恥部を指差してみせた。
(あ、あたし・・・なにいってるんだろう・・・こんなに自分から・・・で、でも・・・だめ、きもちよく・・・なりたいの・・・)
雛森は若干の後ろめたさを感じながらも、行為はやめようとはしない。浮竹はそんな雛森を見て微笑むと
「あぁ、お願いしよう」

といった。雛森は頬を赤らめながらも笑顔を浮かべ、白衣のすそを捲し上げて、もうぐしょぐしょになっていたあそこを露わにした。
浮竹の上にまたがって、天井を向いてそそり立ったモノを自分のあそこにあてがう。
「い・・・いい、ですか・・・?」
雛森はゆっくりと腰を沈めていく。徐々に雛森のあそこに飲み込まれていく浮竹のもの。
「・・・ふっ・・ん・・・くぅぅん・・・はぁ・・はぁ・・んんっ!・・あっ・・」
浮竹のものが雛森に飲み込まれていくたび、雛森は快感に喘いだ。
「んっ・・・あんっ!・・・はぁ・・はぁ・・・」
雛森は、浮竹の息子を根元までしっかりとくわえ込むと、今度は腰を前後に動かし始めた。最初はゆっくりとした動きで、徐々にそれは激しさを増していく。
「はぁっ、んんっ!きゃぁぁっ・・はひ、あひぃぃ・・・はっ、はっ・・んふぅぅ・・きゃぁぁぁん!!」
一生懸命に腰を振る雛森。もやは雛森は、浮竹に奉仕するためではなく、自らの快楽のために腰を振り乱していた。
「すごいな・・・なんて献身的な看護婦さんだ」
必死に腰を振り続ける雛森を見て、浮竹は思わずつぶやいた。先ほど一度放っているため、まだ余裕のある浮竹は雛森の胸に手を伸ばした。
胸の留め具を引きちぎり、雛森の胸が露わになる。
「なっ・・・んっ!はぁ・・はぁ・・・あひぃっ!はぁぁん・・・なに、を・・んんっ!」
浮竹は雛森の胸をもみ始めた。胸とあそこから同時に襲い来る快楽に雛森はすっかりおぼれてしまっていた。
「んんぁぁぁぁっ!!やぁぁっ、あぁぁんっ!気持ち・・・気持ちいいっ!!」
「はぁ、はぁ、す、すごい・・・なんてこった・・・」
「んんっ!!あはぁぁんっ!!あひぃぃ・・・ひゃぁぁん、くぅぅ・・・っ!イ、イくぅぅぅっ!!」
雛森の腰の振りがいっそう激しくなり、浮竹の肉棒をものすごい力で締め付けた。突然刺激が増幅し、一気に浮竹も絶頂へと導かれてしまった。
「くそっ!で・・・でるっ!!」
「あぁぁぁぁんっ!!」
体を大きくのけぞらせて、雛森は達した。浮竹は雛森の中に思う存分精液を吐露している。

「ど・・・どうでしたか・・・?気持ち、よ、よかった・・・ですか・・・?」
汗を顔から滴らせながら、雛森が笑顔で問いかけた。
「あぁ、すごくよかった・・・」
浮竹もまた汗びっしょりで、雛森の質問に答えた。
「あ・・・また汗・・・拭かなきゃ、です・・・ね・・・」
そういって雛森が腰を上げた。雛森の膣から大量の精液があふれ出す。それがぼたぼたと浮竹の下腹部に落ちた。
「あ・・・す、すいません・・・今、きれいに、し・・・しますね・・・」
雛森はそういうと浮竹の下腹部に舌を這わせた。そして零れ落ちた精液をきれいに舐め取ってしまった。
「あ・・・だめ・・・ちょっと、つかれて・・・ね、寝ても・・・いいですか・・・?」
そういうと浮竹の返事も待たずに雛森は眠りに付いてしまった。騎乗位からの責めで相当に疲れ果てたのだろう、しかも、普段の雛森らしからぬ
行為の連続だったのだ、慣れない事は疲労を増幅させる。浮竹は眠っている雛森に自分の羽織をかけてやると、ゆっくりと立ち上がって袴を穿いた。
「やれやれ、まさかここまでやるなんてな・・・」
そう言って髪をかき上げると、さっき雛森に出したお茶と茶菓子の器を片付け始めた。
「仙太郎にも清音にも、嘘の材料になってもらったが・・・まぁ許される範囲だろう」
そう言う浮竹の着物の袖から、コロン、と小瓶が落ちた。
「おっと・・・こりゃ涅に感謝だな・・・最初は半信半疑だったし、罪悪感もあったが・・・相当な上物だったな」
そうつぶやいて浮竹は涅から貰った媚薬を袖の中にしまった。


こうして、他人に尽くす喜びを感じながら、雛森はさらに深い眠りへと落ちていった。罪悪感を感じる暇もなく。






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