―――   雛森×・・・ver.4卯ノ花  著者:雛森×・・・様   ―――



日番谷に犯された晩、雛森は一睡もすることができなかった。恥部の痛みがおさまらず、一晩中痛みと戦っていたのだ。
(・・・痛い・・・痛いよ・・・なんであたしが・・・こんな思いしなきゃなの・・・?何で・・・シロちゃん・・・)
腹をさすりながら、雛森は枕に顔を突っ伏して泣いた。
「あいぜ・・ひっく・・・たいちょ・・・ぐずっ・・うぅっ・・・・」
泣いたってもうどうにも分からないことは分かっていた。藍染隊長は捕らえられ、唯一の頼みだった日番谷には裏切られた。孤立無援となった雛森には
もうなにもできはしなかった。できることと言えばただ泣くことぐらいか・・・。この地獄のような生活に、これからずっと一人で堪えていかねばならないのだ。
いっそ死んでしまったほうが楽かもしれない。
しかし、市丸は藍染の生死は雛森にかかっているといっていた。それにそもそも、半狂乱になっている藍染をおいて、一人で逝くなんて雛森にはできない話だ。
(・・・藍染隊長もあたしと同じように苦しんでるのに・・・あたし一人だけ楽になんてなれない・・・いつかきっと藍染隊長を・・・)
その思いだけが今の雛森を支えていた。
泣きながら痛みをこらえているうちに、もう空は白み始めていた。
今日も、いつもと同じように何事もなかったかのような顔をして五番隊副隊長として活動しなくてはならない。雛森はだるい体を起こして
支度を整え始めた。痛みのせいでおかしな歩き方になってしまう。雛森はもはや病人のような顔になっていた。ほんの数日前までは
毎日笑顔ですごせていたというのに・・・。

昼過ぎごろ、雛森の下にいつもどおり隠密機動が現れた。
(今日だけは来ないで欲しかったのに・・・)
雛森は下腹部に焼け付くような痛みを覚えて顔をしかめた。
「・・・あの・・・今日の任務は中止してもらうわけには・・・」
「それは隊長殿に、雛森副隊長より直接お申し上げください。そういったことは我々の任務の範囲外でございます」
「・・・分かりました・・・」
疲れ果てた顔をして、雛森は返事をした。あの隊長たちが中止してくれるわけがない。あの日番谷でさえも、雛森の体を目の当たりにしたら
たちまちに喰らいついてきたほどだ。ほかの隊長たちに慈悲の心があるとはとても思えなかった。



雛森は指定された場所へ急いでいた。藍染がいない分の事務処理をしていたせいで少し遅れてしまったのだ。万が一遅刻でもしたら、
いったい何を強要されるか分かったものではない。
指定された場所にはすでに人影があった。大慌てで雛森は駆け寄った。
「すっ・・・すいません、実は・・・」
「まったくかまいません」
「!!」
雛森は驚きのあまり口も聞けなかった。今晩雛森を指名したのはなんと、四番隊隊長卯ノ花烈だったのだ。
「・・・そんな・・・卯ノ花隊長まで・・・」
慌てふためく雛森とは対照的に、卯ノ花は穏やかな口調で言った。
「雛森さん、案ずることはありません。私は、決してあなたを悪いようにはしませんから」
雛森には信じられなかった。昨日日番谷に裏切られたばかりだったからだ。そんな雛森の心情を察した卯ノ花は、
「信じていただけないのも無理なのないことです・・・まだ幼いあなたにとって、かのような仕打ちはあまりに酷に過ぎました・・・」
そういうと卯ノ花は雛森をやさしく部屋へといざなった。


パタンとふすまを閉めると、静かに卯ノ花は言った。
「さぞ・・・辛かったでしょうね・・・」
哀しげな表情で卯ノ花は言った。卯ノ花は本気で同情している、それが雛森にも分かった。
「あなたの痛みはよく分かります・・・私も昔、十四番隊所属でしたから・・・」
「え!?」
「もう今から何年も昔の話ですが・・・あのころの痛みは今でもありありと思い出せます・・・一度入隊したら脱退不可能の十四番隊ですが、
私は四番隊隊長に昇格したため、幸いにも脱退を許されました。それからというもの、十四番隊の解散・廃止に心血を注いでまいりました・・・
あのような悲惨なめには、もう誰もあわせたくはなかったのですが・・・力及ばず、申し訳ありませんでした・・・」
かすかに震える声で卯ノ花は言葉を続けた。雛森は、昔十四番隊所属だったというのを聞き、卯ノ花に妙な親近感を覚えた。
「あなたを見ていると昔を思い出してしまいます、できればあなたを解放して差し上げたいのですが、私ひとりでは到底無理な話・・・藍染隊長も、相当に
尽力なさったのですが・・・隊首会の決定を覆すまでには至らず、残念です」
今まで孤立無援だとばかり思っていた雛森は、思わぬ味方の出現にやや戸惑いもあったが、それより何より心強い味方ができたような気がしてうれしかった。
「・・・雛森さん、それにお掛けなさい」
そういって卯ノ花は雛森にいすに座るよう促した。
「はい、失礼します・・・」
卯ノ花はいすに座った雛森の腹をさすり始めた。雛森は卯ノ花の思わぬ行為にたじろいだ。
「あの・・・?」
「少し、静かにしていてください・・・これは・・・なんと酷いことを・・・」
苦々しい表情で卯ノ花はつぶやいた。

「雛森さん、あなたの膣は相当に傷つけられていますね・・・おそらくは朽木隊長あたりの仕業と見受けますが・・・この未成熟の体に、これはあまりに・・・」
あまりに卯ノ花が深刻な表情をするので、雛森は心配になってきた。
「・・・あの・・・あたし・・・どうなんでしょうか?」
「心配は要りません、私がこの場で完治して差し上げます」
そういうと卯ノ花は手に霊力を込め、雛森の下腹部にかざした。雛森は一瞬下腹部に温かみを覚えたかと思うと、今までの痛みがうそのように引いていった。
「あ・・・すごい・・・」
これが四番隊隊長の実力というものだろうか、寝られないほどの痛みの傷だったのが、あっという間に治ってしまったのだ。
「これでもう大丈夫でしょう」
「あ、ありがとうございます!」
雛森は勢いよく卯ノ花に頭を下げた。
「これくらい何のことはありません」
卯ノ花は微笑みながら言った。しかしその微笑みはすぐに消え、真剣なまなざしに変わった。
「雛森さん、私にできることはこれくらいです・・・残念ですが今の私にはあなたを解放するすべがありません、
しかし、同じ目にあった私にはあなたの苦しみが痛いほど分かります。ですから・・・」
卯ノ花がいったん言葉を区切って、続けた。
「なるべくあなたが苦しまずにすむよう、力を貸したいのです」
「た・・・助かります、お願いします」
「いえ・・・あの苦しみを、あなたのようなうら若き乙女に味あわせるわけにはいきませんから」

そういうと卯ノ花は丸薬を一粒取り出した。
「・・・これは、なんですか?」
「四番隊特製の、経口の避妊薬です。これ一粒で半年間は効力が得られるはずです、男などみな獣も同然・・・いつ妊娠してもおかしくはありません。
これを飲むと良いでしょう・・・それから、昨日までに注ぎ込まれた精子は、先ほどの治療の際にすべて死滅させておきました。安心してください」
「はい、ありがとうございます」
三人から中出しを食らい、心中穏やかでなかった雛森はホッとした。薬を口に放りこみ、飲み込んだ。
「雛森さん」
「はい?」
「袴を脱いでください」
「えっ!?」
卯ノ花の突然の要求に、反射的に雛森は身構えた。前に受けた恥辱の数々が頭をよぎった。その雛森の様子を見て、卯ノ花の表情が深刻なものになった。
「・・・相当に精神がまいっているようですね・・・無理もありませんが・・・大丈夫です、私を信じてください、さぁ・・・」
昨日の日番谷のこともあってにわかには信じがたかったが、今まで自分に協力してくれた卯ノ花を信じることにした。
こくん
雛森は卯ノ花を信じ、一回うなずくといすから立ち上がってするすると袴を下ろした。雛森の、毛の生えていない恥部がさらされた。
「どうぞお掛けになって・・・少し、足を広げていたがけますか?」
言われたとおりいすに座り、、雛森は足を広げた。雛森の恥部を卯ノ花の細くて長い指がさすった。
「・・・いやぁぁっ!!」
反射的に脚を閉じる雛森。卯ノ花は困ったような顔で雛森を見た。

「雛森さん、これはあなたのためなのです・・・」
そういうと卯ノ花は雛森の股をこじ開け、再び雛森のあそこを愛撫し始めた。
「やっ・・やだ・・どうしてですか!?なんで・・・こんなことを・・・」
そういっている間にも愛撫は続き、雛森の秘部は徐々に湿り気を帯び始めていた。
「さっきヤらないって・・・」
「そうは言っていません。ただ、苦しまずにすむようにする、と言ったのみです。雛森さん、よくお聞きなさい・・・
あなたが十四番隊から脱退することは、現時点では残念ながらほとんど不可能です・・・ですから・・・」
はぁはぁと荒い息をしている雛森に、卯ノ花は気の毒そうに言った。
「ですからせめて、あなたが厭な思いをしなくてすむよう、あなたの意思に反して隊長たちに無理やり犯されるのではなく・・・
雛森さん、あなた自らが隊長たちとの交わりを求めていく、そのような体にしてあげましょう・・・」
雛森はゾッとした。卯ノ花の言うことは、そう言えば聞こえはいいが、早い話が『誰とでも悦んでヤる淫乱女にしてやる』ということだ。
「・・い・・・厭だ、ょ・・・それだけは許して・・・」
「確かに初めは抵抗があるでしょう・・・ですが恐れることなどないのです。今より半刻ほど後には、その恐れからも苦しみからも解き放たれているはずです」
そういうと卯ノ花は巧みな指使いで雛森の秘部をもてあそんだ。
「ひゃっ・・あぁ・・くぅぅっ!!はぁん・・・やめて・・くださ・・・うの・・たいちょ・・あぁぁ!」
雛森は卯ノ花の指使いにすっかり感じてしまっていた。今までヤった隊長の中では一番上手だ。それは卯ノ花自身が女であるということも関係しているのだろう。
「大丈夫・・・痛い思いは決してさせません、何も考えず、ただ流れに身をゆだねなさい」
卯ノ花は雛森を諌めると、的確に雛森の性感帯を責めていった。

「ひゃっ!はぁ・・・くぅぅっ!!あふ・・・はぁん!はぁはぁ・・・」
卯ノ花が雛森の秘部に触れるたび、雛森は天にも上るような心地だった。あまりにうますぎる指遣いのため、雛森は抵抗することをすっかり忘れていた。
もうほとんど卯ノ花にされるがままになっている雛森だが、一瞬、卯ノ花と眼が合った。その時ふと、自分を今責めているのは同性だということに気がつき、嫌悪感に駆られた。
(・・・こんな・・・女の人にも感じちゃう・・・このままじゃ、ほんとの変態に・・・なっちゃう・・・)
同性からの責めにこんなにも感じてしまっている自分を戒め、雛森は思い切って脚を閉じた。
「卯ノ花隊長・・・はぁ、はぁ・・・おやめくだ・・さい・・・」
まだ体は火照ったまま、雛森は声を振り絞ってそういった。
「すみませんがそうはいきません・・・これは慈悲です・・・私のせめてもの施しなのです」
そういうと卯ノ花は指による責めを再開するべく雛森の股に手を差し込もうとした。しかし、雛森は固く脚を閉ざしたままだった。
「・・・これが慈悲だなんて・・・違う・・・」
「いえ、慈悲です・・・これから更なる地獄へ堕ちようというあなたへの、せめてもの・・・」
「だったらあたしは、何もしてもらわないほうがよっぽど・・・!」
雛森は声を荒げた。そんな雛森を、卯ノ花は哀れに思った。
「雛森さん・・・同性同士の行為に後ろめたさを感じているのでしょう?」
少しためらって、雛森がうなずいた。
「・・・・・・はい・・・」
「それは仕方のないことです、しかし、恥じることはありません・・・ありとあらゆる責めに慣れてこそ、あなたの体は十四番隊用へと完成されるのです」
「だからあたしはもういいんです!」
雛森は相手が隊長だということを承知の上で怒鳴った。今までさんざん辱めを受け、今、さらに同性からも弄ばれようとしている――雛森はもう耐えられなかった。
「いえ、良くはありません・・・今のあなたの心はあまりに脆弱です。今のままではあと数回の性交で容易く心が壊れてしまうでしょう・・・それを
藍染隊長が望んでいると、あなたはそのように思うのですか?」
「それは・・・」

「なら生きるしかありません。生きるためにはあなたの心身を、これから襲いくるであろう陵辱に耐えうるように練磨しなくてはならないのです。そしていつの日か、
藍染隊長が解放され、あなたも十四番隊から脱退する日が来ると信じて、それまで生きるしかないのです・・・」
「・・・」
「分かりますね・・・?」
「・・・はい・・・」
まだ納得はできていなかったが、藍染隊長のためにも自分のためにも、今は生きるしかないのだと雛森は思った。
「分かってもらえると思っていました・・・さぁ、それでは続きをはじめます」
卯ノ花はそういうと、雛森のあそこに指を当て、再びなで始めた。
「あくっ・・はぅ!ふぁ・・・あっ!!はぁ・・くぅぅ・・ひっ・・あはぁぁん・・・」
卯ノ花に身をゆだね、雛森はただひたすら感じ続けた。股をだらしないほどに大きく広げ、上半身をくねくねと淫らにくねらせている。
雛森の穴からはものすごい量の愛液があふれ、いすに張られた布はすでにびしゃびしゃになっていた。
「雛森さん、今はどんな気分ですか?」
愛撫を続けながら卯ノ花がたずねた。
「・・・きゃんっ・・はひ・・あひぃ・・・っ!ふぅ・・はぁ・・はぁぁ!んくっ!・・・きゃはぁぁ・・・」
雛森は感じすぎているせいでしゃべることができない。どんなにしゃべろうとしてみても、口から漏れるのはあえぎ声だけだった。
「雛森さん、どうですか?」
指の動きを止めて卯ノ花が再度たずねた。雛森は、素直に答えていいものかどうか思案し、正直な気持ちを口にすることをためらった。
「教えてくれないと困るのです・・・これもすべて、訓練の一環ですから」
卯ノ花をすっかり信じ込んだ雛森は、自分の気分を口にした。
「はぁ・・・はぁ・・・うのは・・・いちょう・・・すご・・・く・・・すごく、いい・・です・・・いいんですぅ・・・」
呼吸が荒くなっているせいで、言葉を途切れさせながら雛森が言った。

「いいというのは、どういうことでしょうか?どこがいいのですか?」
意地悪く卯ノ花が質問した。雛森は正直に答えた。
「きも・・・きもち・・・はぁ・・はぁ・・気持ちいいんです・・・ここ・・・ここが・・・」
そういって雛森は自分のあそこを指差した。
「そうですか、よく教えてくださいました・・・では次は、どこをどうすると気持ちが良いのか教えてもらいましょう」
卯ノ花は指の責めを再開した。まずは外側の花弁をやさしくなぞる。
「もっと・・・うちが・・わ・・・内側を・・・ぉ」
雛森の声にしたがって卯ノ花の指が移動した。穴に入るぎりぎりのところをなぞり始めた。
「はぁぁっ!そこぉ・・・いい・・・きもちいいのぉっ!はぁ・・・きゃはぁぁっ!!ふぅっ・・ん・・・あひっあひ・・・」
「次はどこがいいのですか?」
「あ・・・あの・・・あの・・・ここ・・・です・・・」
そういうと雛森は顔を赤くしながら自分の栗を指差した。卯ノ花の指が、雛森の言うとおりの場所に動いた。包皮をめくり、直接指でいじる。
「はぁぁぁ!!あひゃはぁぁぁ!くぅ・・・ひゃんっ・・あはぁぁんっ・・うひ・・んんっ!!あん、あはぁんんっ!!」
ぴくぴくと穴を痙攣させながら雛森はあえいだ。卯ノ花の技術はたいしたもので、もうすっかり雛森は卯ノ花のとりこになっていた。卯ノ花を信じきっている
雛森は、自分からおねだりまで始めた。
「・・・うの・・・たいちょう・・・ひぐっ!!あはぁ・・・ん・・・お願い・・が・・・はひっ・・あり・・きゃんっ・・・ます・・・」
「なんですか?」
「穴に・・・指・・・入れて・・・ほしぃ・・・」
雛森は潤んだ目で卯ノ花を見つめ、おねだりをした。それを見て卯ノ花は笑みを浮かべた。
「どうやらあなたはこの短時間で長足の進歩を遂げたようですね、喜ばしい限りです・・・ですが、物事には順序があります」

「・・・だめなん・・ですか・・・?」
哀しげな目をして雛森は言った。
「いえ、大丈夫です、この訓練の最後に、ご褒美として入れてあげます・・・ですが、今はまだするべきことがありますから・・・今度は上着も脱いでください」
雛森は卯ノ花の指示に素直に従った。もう卯ノ花に対して雛森は全幅の信頼を寄せていた。その信頼がどこから来るのか――同じ十四番隊の経歴からか、それとも指遣いからか――
それは雛森自身にも分からなかった。
上着を脱ぎ捨て、雛森は一糸まとわぬ姿となった。まだ幼さを残した乳房があらわになった。乳首はきれいな桃色をしている。
「結構です、それでは少しまっていてください」
そういうと卯ノ花は部屋の押入れから一辺の長さが七尺はあろうかという大きな鏡を取り出し、雛森の前に置いた。当然、鏡には全裸の雛森が
写っている。股を大きく広げて恥部をあらわにした状態で、全裸でいすに腰掛けているという信じられないような自分の痴態を目の当たりにし、雛森は眼を背けたが、
鏡があまりに大きすぎるためにどうしても自分の裸体が視界に入ってしまう。仕方なく雛森は目を瞑ることにした。
「それでは訓練になりません、眼をお開けなさい」
卯ノ花が言った。しかし、いくら卯ノ花に従順になってきたとはいえ目の前の光景はあまりに恥ずかしすぎる。
「ならばご褒美はあげられませんね・・・」
いかにも残念そうな・・・という風を装って、卯ノ花が言った。気持ちよくなりたいという欲求が募り、雛森はついに目を開けた。
再び全裸の自分と対峙する。雛森は恥ずかしくて赤面した。卯ノ花は雛森の背後に回りこんでいた。その両手には何かが握られている。筆だ。
「いいですか雛森さん、今目の前に映る自分から眼を離さないことです」
そういうと卯ノ花は筆で雛森のわきの下辺りをなで始めた。
「きゃっ!くっ・・・くすぐったぃぃ・・・」
思わず体をよじらせる。鏡の中の雛森も同じように体をよじった。それは雛森にとって、実に恥ずかしい光景だった。
「くすぐったいのは今だけです、やがてそれは快楽へと姿を変えるでしょう」
そういいながら今度は筆で雛森の乳輪のあたりを刺激し始めた。

「はぁ・・はぁ・・・くっ!・・・んっ・・・はぁ・・・くぅん」
すでに下半身をいじられてあったので、上半身にも肉欲の炎がともるのに、そう時間はかからなかった。
「んっ!あんっ!きゃっ・・・そこぉっ!あひぃぃんっ!はぁ・・あくっ!」
雛森の乳首は、まだ直接触れられたわけでもないのに硬くなり、上を向いている。そのとき、卯ノ花の筆が直接雛森の乳首をなぞった。
「ひぎぃぃ!はひゃぁぁん・・・ふあぁっ!んんっ!ひ・・ひぃっ!」
いつの間にか雛森の肌は汗ばみ、雫が裸体をすべり落ちた。その様子は雛森にも鏡を通してしっかり観察できていた。見る見る全身が紅潮していき、肌が
汗でてかっていく。鏡の中で淫らにもだえる自分を見て、雛森はさらに欲情するのだった。
「ふぅ・・んっ!くはぁぁ・・・ひゃはんっ!ふひぃ・・んくぅぅっ!!」
筆は乳首を離れ、へそや太もも、再びわきの下、さらには恥部にまで届けられた。汗で濡れそぼった筆の先が雛森の栗を優しくなでる。
「あぁぁぁぁっ!!やっ・・はぁぁぁんっ!!ひぁっ!きゃぁんっ」
快感に体をのけぞらせる雛森。そうして一本の筆が栗を刺激している間に、もう一本は雛森の穴を刺激しだした。
「きゃぁぁぁぁぁ!!あはぁぁぁっ!!しびれ・・・くぅぅん!!んはぁぁっひゃぁぁっ!!くっ・・あぁぁぁぁぁ!!!」
ぷしゅ・・・ぷしゅぅぅぅ・・・
雛森は快感のあまり、潮を吹いてしまった。細かな飛まつとなった体液が、鏡に霧状に付着する。鏡の中の自分もまた、
同じように強烈な快楽のせいで潮を吹いていた。そんな自分を見ながら雛森は
(あたしって、なんてふだらしなの・・・)
と感じた。しかし、卯ノ花の巧みな責めのせいで肉欲のとりことなってしまった雛森にとって、それはもはや些細なことにしか思えなかった。
それにそもそも、あまりに気持ちよすぎていまさらやめる気になどなれなかった。
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
「どうですか?」
穏やかな口調で卯ノ花が聞いた。

「すご・・・気持ち・・・いいで・・・す・・・もっと・・・やって・・・」
「そうですか・・・雛森さん、半刻ほど前のあなたと今のあなたとでは大違いですね・・・その姿勢を忘れなければ十四番隊でもやっていけるでしょう」
そういいながら、卯ノ花は雛森の背後から両手で雛森の花弁を左右に広げた。
「雛森さん、欲しいのですね」
「はいっ!はいぃ・・っ!」
待ってましたといわんばかりに、雛森が大喜びで答えた。
ずぶっ!!
卯ノ花の指が雛森の中に侵入してきた。雛森は長い間待ち望んでいた強烈な快感に犯された。
「はぐぅぅっ!!あひゃっ・・はぁ、はぁ、くぅぅっ!あふぅん、ゃっ!いいっ!!ひゃぁぁすごいいぃ!!」
雛森の内部で卯ノ花の指がうねる。ひだをこすり、肉壁をえぐり、奥深くへ入れたと思ったらすぐに引き抜き入り口のあたりでじらす。そのたびに
雛森は鏡越しに卯ノ花を見つめて懇願した
「お願いぃ・・・もっと・・・奥までぇ・・・」
自ら腰を動かして卯ノ花の指を自分の栗にこすりつけ、少しでも快感を得ようとする雛森。自分がどのようにして快楽を得ようとしているのか、
目の前に置かれた鏡のせいでそれが雛森にも一目瞭然だった。裸の自分が一生懸命腰を動かして快楽を求めている――
(やだ・・・あたし・・こんなことしてるの・・・?恥ずかし・・・あたし・・・変態・・・だね・・・だめなのは・・・わかってるよ・・・でも・・・気持ちよくて・・・)
「入れ・・・てっ・・くださいぃっ!!」
絶叫しながら雛森が卯ノ花に哀願する。裸の雛森が自分から腰を動かし、指をこすりつけてて快楽を得ているという、あまりに淫らな光景に、同性の卯ノ花でさえ
欲情してしまいそうだった。卯ノ花は雛森の願いどおり、指を雛森のあそこにぶち込んだ。
「きゃぁぁぁ!!いい!!すごいいぃぃぃ!!!もっとぉ・・・激しく・・・激しくしてぇぇぇ!!奥までいれてぇぇぇ!!!」
あまりの快楽で理性が吹っ飛んだ雛森は、自分の率直な気持ちを大声で吐露した。卯ノ花の指がGスポットを強くこすった。そのとたん雛森の穴がものすごい強さで
指を締め付けた。

「うの・・・卯ノ花隊・・・!!あたしも・・・もうっ!!」
雛森の全身がビクビクと痙攣を起こし始めた。
「それをイくと言うのですよ、言ってごらんなさい」
そういうと卯ノ花は右手の指で中を、左手の指で栗を同時に激しく責めだした。もちろん、今までさんざんじらされてきて感覚が敏感になっている
雛森に、耐えられるはずがない。
「やぁぁぁっ!!イ・・イく!!イっちゃいますぅぅ!!・・ひぎゃ・・イ、イ、く・・イくーーーーーー!!!!」


雛森はどこか幸福な気分で、裸のままぐったりといすに腰掛けていた。卯ノ花は、愛液で汚れた雛森の股を手ぬぐいで拭きながらやさしく言った。
「今日の感覚を忘れてはなりません、流れに身を任せ、すべて受け流すのです・・・そうすればいかなる残虐な仕打ちも乗り越えられるでしょう」
雛森は上の空で聞いていた。時折、恥部を拭いている卯ノ花の手が敏感な場所に当たって雛森はびくっと身を震わせた。
「隊長一人が欠員というのは、聖霊廷にとって大きな損失ですから、そう遠くないうちにいずれ、藍染隊長は解放されるでしょう、
そうなればそれをきっかけに、あなたに対して一筋の光明が見えてくるやもしれません」
雛森の足を拭き終え、卯ノ花は部屋を出て行った。
「それでは雛森さん、私は先に失礼します」
部屋に残された雛森は、先ほどまでの自分と卯ノ花の行いを思い返していた。確かに恥ずかしいことばかりだったが、雛森の心にあるのはいまや
羞恥心だけではなかった。性に対する欲求が、ごく小さいながらも確実に芽生えていた。
(また・・・気持ちよくなりたいな・・・)
雛森はハッと気がつき、首を左右に振って自分の考えを否定した。
(あたし、なに言ってんだろ・・・そんなこと厭なのに・・・あたしは、藍染隊長のためにいるのに・・・
あんな恥ずかしいことをあたしが平気でやるように・・・なるなんて・・・藍染隊長は望んでないはずよね・・・)
藍染のことを思い返して自分を説得した。陵辱を受けた後、藍染を思い出して理性を保とうとするのは、雛森にとってすっかり習慣となっていた。


こうして、今までの三夜に比べればずっと穏やかに、しかし雛森の心と体に大きな変革をもたらして、四回目の任務は終了した。






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