――― 雛森×・・・ver.2朽木 著者:雛森×・・・様 ―――
「いったいなんだったんだろう・・・」
次の日、縁側で雛森はほとんど放心状態で座っていた。
昨日の悪夢のような出来事はいったいなんだったのか・・・もしかしたら本当に夢だったんじゃないだろうか・・・そんなことすら考えてしまうほど、
非現実的な出来事であった。
(藍染隊長はどこに行っちゃったんだろう・・・藍染隊長・・・あなたに会いたいです・・・たすけて欲しいんです・・・)
そのとき、雛森の背後に隠密機動が現れた。雛森は、やはりあれは現実だったと知り陰鬱な気分になった。
「・・・はい・・・分かりました・・・」
隠密機動の言葉に力なく答える雛森。
「それと・・・」
隠密機動が言葉を付け足した。
「本日は、雛森服隊長が真央霊術院に在籍なさっていたときの服装で任務に向かうように、とのことです」
「・・・はぁ・・・?」
そう告げると隠密機動は姿を消した。
あれは夢なんかじゃなかった・・・そしておそらくは今晩も、昨日のような地獄が待っているのだろう、
思わずこぼれそうになる涙をこらえ、雛森は自分に言い聞かせた。
(これは藍染隊長のため・・・誰にどんな辱めを受けたって、それはは藍染隊長のために・・・)
雛森は立ち上がり、学徒のころの制服を探しに行った。
んでもってそのよる。
白の長着(着物の上のほうね)を着、朱の袴をはいた雛森は指定された場所に立っていた。体格は学院卒業時からさほど変わっておらず、
その幼さの残る顔立ちもあって、まるで現役の学徒のようだ。髪も、当時のように二つまげに結ってきた。
(・・まだかな・・・遅いなぁ・・・来なくてもいいのに・・・それにこの格好・・・恥ずかしいよ・・・もし誰かに見られたらどうしよう・・・)
そう雛森が思ったころ、前のほうに人影が現れた。頭には髪留めをつけている。あれは貴族しか着用できない牽星・・・
「今宵は私の相手をしてもらおうか」
六番隊隊長、朽木白哉は静かに言った。
雛森はこの男が好きではなかった。流魂街出身者を頭から馬鹿にしている、そんな態度が鼻につくのだ。
「はい・・・」
できるだけ無機質な感じになるように、声を抑えて雛森は返事をした。その態度が朽木には気に入らなかった。雛森のあごをつかむとグイッと引き寄せた。
二つまげに結った雛森の髪がゆれた。朽木は明らかにあざけったような口調で言った。
「誇りに思うがいい、賤しい生まれでありながらも貴族の役に立つことができるということを」
「・・・」
雛森は朽木と目を合わせないようにしながらも、朽木のことをにらみ付けた。
「来い」
そういうと朽木は雛森を突き放し、部屋へと連れ込んだ。
「まず言っておくことがある」
ふすまを閉めながら、朽木が言った。
「今後一切、この場では私のことを「お兄ちゃん」と呼べ」
「・・・はぁっ・・・!?」
朽木の言葉が雛森には理解できなかった。ただ、自分はとことん馬鹿にされているんじゃないか、そんな気がして猛烈な不快感を覚えた。
「そういうことは妹さんに頼んでください」
あまりの腹立たしさに、相手が隊長だということも、貴族だということも忘れて思わずきつく突き放してしまった。
「朽木隊長がルキアさんを養女にとったのは彼女を奴隷にするためだとみんな言ってますよ・・・」
言った後で雛森は、しまった!、と思った。朽木の目つきが変わったのだ。
感情に流されてとんでもないことを口走ってしまったと雛森は後悔した。
「くだらぬ、虻が飛ぶかのごとく小うるさい噂に耳を貸すとは・・・所詮乞食の生まれか」
朽木は信じられないような言葉で雛森をさげすんだ。
「身分をわきまえぬ愚か者が・・・なんなら今すぐ藍染を葬り去ってもよいのだぞ?
「だめ!!それだけは・・・どうか・・・」
雛森は哀願した。
「フン、ならば、四大貴族朽木家を愚弄した報い、その身をもって受けるがいい」
そう言ったとたん、雛森の視界から朽木が掻き消えた。瞬歩だ。次の瞬間には、雛森は壁際まで追いやられ、朽木は雛森と顔がくっつきそうなくらいにまで接近していた。
「!!」
あまりの速さに身動きひとつ取れなかった雛森。朽木はそんな雛森を気にする様子もなく、雛森の恥部に当たるところを、朱色の袴の上からなでさすり始めた。
「・・やっ・・やめ・・っ!」
後ずさりして逃げ出したい雛森だが、背後は壁でこれ以上は下がれない。力ずくで抵抗しようにも、雛森の細腕にかなうはずもなかった。
その間にも朽木の愛撫は続いていく。逃れようと必死の雛森だが、もうどうすることもできなかった。しばらく朽木の愛撫が続いたそのとき・・・
・・くちゅ・・・
雛森の秘部から卑猥な音がもれた。雛森は驚きと落胆の表情を見せた。
(・・・また・・・ただなぜられてただけなのに・・・あたし・・・こんな・・・藍染隊長でもないのに・・・どうして・・・?・・・)
軽蔑したような目つきで雛森を見つめる朽木。その視線に耐えられず、雛森は顔を背けた。
「どうやら護廷には、とんだ淫乱が紛れ込んでいたと見える」
「・・・ちがぅのっ・・・これは・・・ぁっ・・やぁぁ・・っ!」
雛森の恥部は、本人の意思に反して次々と液を分泌し、次第に袴も湿り気を帯びてきた。その湿り具合に比例して雛森の快感も増していく。
何とか逃れようとあくまで抵抗を試みる雛森だが、相手は隊長格、隙があろうはずもなかった。
「どうした、小娘?貴様小水の始末もつけられぬか?」
汚らわしいといわんばかりの朽木の眼の奥には、すでに陰鬱な欲望が燃え盛っていた。顔を真っ赤にして恥じ入る雛森。その学徒の姿がよりいっそう雛森を
幼く見せ、朽木の欲望を駆り立てた。
「・・ちぃが・・い・・・ます・・ぅっ!・・・はぁ・・・はぁ・・あっ!・・くぅぅん・・・」
ただ股間をなぜられているだけだというのに、朱色の袴は股間の部分に大きく染みをつけていた。
「どうやらこの学徒には教育が必要のようだな」
絞れば汁が出てきそうなくらいに濡れた袴の股間をなぜながら朽木が言った。
制服姿の雛森を見て、すっかり学生をいたぶっている気分になっていた。早い話が、なりきっているのだ。
「やめ・・て・・・」
弱弱しく朽木の腕を払いのけようとする雛森。しかし、体はすっかり発情してしまっていてどうにも力が入らない。袴の横にある隙間から朽木が手を差し込んできた。
「・・・やだ・・・!さわっちゃ・・・やぁっ!・・」
もう挿入できそうなほど濡れそぼった雛森の恥部に、朽木の手が触れた。
小水と見まがうほどの量の愛液が雛森の秘部から滴り落ちた。袴についた染みはどんどん大きくなっていく。
剃毛されてつるつるになっている秘部に触れた朽木は
「淫乱らしい痴態だ・・・学徒の分際で淫らな・・・」
とつぶやいた。
「・・・やめてぇ・・っ!・・・くっ・・くださぁあはぁんっ!・・はぁ・・はぁ・・・やめ・・くだ・・いぃ・・・っ!」
袴の上から朽木の手を押さえる雛森。学院の制服で股間を押さえながら体をくねらせもだえる様子は、実に背徳的で淫らだった。雛森が体をくねらせるたび、
二つまげに結った髪が左右にふれた。
「くち・・ひゃうっ!・・・くち・・たい・・ちょ・・・はふぅん・・ん・・あんっ!・・・」
「小娘、私のことは『お兄ちゃん』と呼べと先刻告げた筈だ」
「・・・」
雛森は固く口を閉ざした。朽木のことをお兄ちゃんとよんだら、その時点で自分の敗北が決定してしまう・・・そんな気がしたのだ。
「したがわぬのなら、相応の報いを受けることとなろう・・・」
朽木は一気に指を三本も挿入してきた。もうぐしょぐしょに濡れていて、今までに藍染に何度も慣らされてきた膣口だが、いきなり三本は雛森には刺激が強すぎた。
「・・ひ・・ひゃはぁぁぁぁんっ!!」
思わず雛森は叫んでしまった。朽木は淡々と指の出し入れを続けている。
「・・あひっ!・・あっ・・はぁん・・ひゃふぅっ!くぅっ・・あぁ・・あんっ!!あぁぁん・・・」
「やめて欲しいか?」
こく、こく
必死の形相で雛森はうなずいた。どんな条件が出されるかもすでに承知の上で、大きくうなずいた。
「ならば・・・いかに愚鈍な頭の貴様にも、分かるであろう?」
雛森は、すでに真っ赤になっていた顔をよりいっそう赤らめ、口を開いた。
「お・・・おに・・・」
「聞こえんな」
朽木の指が勢いよく雛森の秘部に突き刺さった。
「・・きゃぁぁぁううん!!!・・はぁ・・はぁ・・・おにい・・おにいちゃ・・ん・・・」
「何?聞こえんといっておるのだ」
そういうと朽木は雛森の中にある指を激しく動かした。
「・・・あひやぁぁぁっ!!・・ひぎっ・・ひいぃぃぃ・・・っ!!・・お・・・お兄ちゃん!お兄ちゃぁん!お願い・・もうっ・・もうやめてぇ・・っ!」
あまりの痛みと快感に、思わず雛森は絶叫した。そのサマを見て、朽木は満足げにうなずき、指を引き抜いた。
その場に座り込んでしまう雛森。
(・・・助かっ・・・た・・・)
安堵したのもつかの間、雛森の目の前で朽木は袴を下ろし始めた。
そこには、昨日の市丸のものともちがう、藍染のものともちがう、明らかに異様な形をしたものがあった。
「・・・!?・・・これは・・・」
「真珠だ」
朽木は亀頭の付け根に真珠をいくつも埋め込んでいた。はたしてそれが何の役割を果たすのか、経験相手に乏しい雛森には分かるはずもなかった。
(また・・・舐めなきゃなの・・・?)
昨日の屈辱がよみがえった。しかし、朽木の狙いはそうではなかった。朽木は雛森の正面にあぐらをかくと、向かい合った雛森の袴のすそをももの付け根まで捲し上げた。
そして、雛森を軽々と持ち上げて自分のものを雛森のあそこに一気に挿入した。二人は向き合って座った状態でひとつになった。
「あひゃぁぁぁぁん!!!ゃああっ!痛い!!痛いよ・・・痛いよ!お兄ちゃん!!」
真珠が雛森の中をかき乱した。ごつごつとした真珠が肉壁をこするたび、雛森は痛みに似た未知の快楽を味わった。
「・・・あぁぁっ!!やぁっ!・・・はぁ・・きゃんっ!きゃ・・・あひゃぁっ・・・くぅぅっ!・・・」
挿入直後はほとんど悲鳴だったというのに、三、四回出し入れを繰り返しただけでもう悲鳴はあえぎ声に変わりつつあった。
「・・・おに・・ちゃ・・・・んはぁっ!・・あひ・・あふぅ・・お兄・・・ちゃあはぁぁんん・・・っ!!・・」
もう雛森は、自分が何を言っているのか分からなくなってしまっていた。強烈なまでの激痛と、さらにそれをはるかにしのぐ快楽に完全におぼれていた。
「・・おにいちゃぁん!!・・おおき・・ひぐっ・・!・お・・・やめて!!もう・・や!!やめぇぇっ!!かはっ
・・・お兄ちゃんの・・大きいよぉっ!!・・ぁはぁぁん!!・・・んっ!痛すぎ・・る・・のぉぉ!・・」
「くっ・・・桃・・・こんなに・・・締め付けて・・・私のはそんなに・・・いいかっ!?」
普段の冷え切った朽木の姿はそこにはなく、もはや朽木白哉は幼い学徒の妹に劣情を催すただの男となっていた。
「・・いい!!・・・おおお兄ちゃんのチ○コ・・すご・・・・痛いぉっ!!・・・ひぃぃ!!当たるぅぅ!・・・あはぁぁ・・」
市丸のときはまだ普通の性交で、多少の免疫はあったかもしれない。しかし、今回の経験は今までの雛森の性の経験を大きく上回っていた。
さらに朽木は、雛森の体を180度回転させて後ろから抱きかかえるような体制をとった。そして、制服を大きくはだけさせて雛森の胸を露出させ力任せにもみ始めた。
「あぁぁんっ!は・・はぁぁ!!お兄ちゃん!おに・・お・・お兄ちゃあん!!・・だめだょ・・もう・・やめ、やぁぁだぁぁぁ!!!・・あふぅ・・はぁっ!!やめてえええ!!!」
口では拒否の言葉を発していても、体では朽木を欲していた。大きく腰を前後に動かす雛森。汗で髪が濡れ、その髪が首筋や額、頬に張り付いてたまらなくいやらしい姿だった。
女学生が、乱れた制服のままで背後から抱きかかえられ、チ○コを挿入されて自ら腰を振り乱し、胸をもみしだかれている。これにはいかに朽木といえども
たえられなかった。
「・・・くっ・・・私は・・・いくぞっ!桃!」
「お・・・おにいちゃあはぁ・・ん・・・・ぉぉ・・ひぎぃっ!!だめ・・・中・・・お願・・外でぇぇっ!・・・くふぅ・・っ!!・・はああぁぁぁぁぁ!!!」
二人は同時に達した。朽木のものは雛森の体内で何度も爆ぜ、欲望を思う存分吐露した。一方、今まで味わったことのない痛みと快楽を感じた雛森は
朽木に抱えられたままヒクヒクと痙攣している。
朽木はずるりと己のものを抜き取ると、壁に雛森を寄りかからせて帰り支度をし始めた。
朽木の支度が整い終わるころ、雛森の目がようやく覚めてきた。自分の言動、行為・・・そのときはなんとも思っていなかったのに、
今思い返すとたとえようのない悔しさ、惨めさがこみ上げてきた。気づけば、頬には一筋の涙が流れていた。
「愚民にしては上等な体を持っているようだな。また使ってやろう」
そういい残して朽木は去っていった。残された雛森は、自責の念でいっぱいだった。
(あんな男の言うことをきいて・・・しかもまた・・・イかされちゃったのね・・・あたし・・・藍染隊長になんていえば・・・)
うつむいた雛森の目に飛び込んできたのは、自らの秘部からあふれ出てくる朽木の白濁液と、それに混じった一筋の赤い血であった。
それを見たとたん、急に雛森は哀しくなり、声を上げておお泣きした。
(ごめんなさい藍染隊長・・・あたしの全てはあなたのものなのに・・・でもあたし・・・隊長が自由になれるよう・・・がんばりますから・・・許して・・・ください)
雛森の、十四番隊の任務の二回目が終了した。
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