――― コン×織姫 著者:笹葉様 ―――
―――突然だが、コンはいきり立っていた。
誰にともなく、独り言で叫んだ言葉は以下のとおりである。
「人間界で久しぶりに女の子たちを目にしたはいいが…オイシイ事はなんにもしてねえ…
なにやってんだオレ!このままこんな…こんなこんなぬいぐるみでいいハズがねえ!一護の野郎の
カラダだろうがなんだろうが、やることはひとつ!やることやってやる!…まずは…まずは手始めに…
特盛ちゃ…もとい、井上さんをわが手に…!」
――――どんな悲惨な経験を経てこのような行動に出ようと思ったかは定かではないのだが、とにかく、
コンは死神業で留守にしている一護の魂の居ぬ間に、計画も何もなく、突発的に井上織姫の家に向かって
いったのだった。
「あれえー?黒崎…くん…?。…どうしたの…?」
相変わらず惚けた表情でへらっと笑いかけてくる織姫だったが、一護のいつもと違う様子に、
さすがに少し訝しげな表情になった。
それもその筈で、突如走って現れた、息の荒い一護(の姿をしたコン)の目線は織姫を見るや否や、
織姫の豊か過ぎる胸に一点集中したまま、外さないのだ。飢えているにも程がある。
しかし、目線がそこに行ってしまうのは無理もない。織姫の細身の体に不釣合いなほど大きな二つの乳房は、
彼女の服を破れんばかりに引き伸ばしている。しかもその頂きは下着を着けているにも関わらず、下着の上、
服の上からも、うっすらと存在を主張しているのだ。触ってほしい、摘まんで欲しいといわんばかりに。
コンは喉をひとつ鳴らし、めいっぱい一護の振りをして織姫に話しかけようとした。
「とく…井上さ…井上。」
しょっぱなから二度も呼び方を間違えてしまった。絶望的な眉の形だけが、一護っぽさを出すことに成功
したが、コンはそれきり言葉を発する事ができなくなった。
「…?」
妙な沈黙が流れた。はっきりいえば気まずい間、である。別に織姫をどうこう思うわけではないのだが、
好きな女子を前にした中学生のような気まずさにも似ている。が、コンは悩む性質ではない。沈黙は数秒と
持たなかった。
(面倒くせえ!なにやってんだ!目の前には特盛があるんだぞオレ!手ェ伸ばせばもうあのフッワフワの
マッニョマニョがさわり放題だっつーの!躊躇はなし!行動あるのみ!)
心の叫びと同時にコンは手をぐっと伸ばし、織姫の細い肩を掴んで自分の手元に引き寄せた。
「うわ!」
急に引き寄せられ、バランスをくずした織姫がよろけてコンの体に当たった。大きな胸の柔らかい感触がむにっ
と伝わる。織姫を助け支えながら、その手はしっかりと織姫の横乳に触れた。
「あ…ありがと。どうしたの?…その…」
「…たい…」
「え?」
織姫は一護の顔が数センチという近さにドギマギしながら、少し心配そうに上目遣いに見上げる。
「したい…もう…我慢できね…」
織姫の反応など待たずに、コンは一護のカラダを織姫の上に倒しこんだ。
「うわあ!」
玄関先で二人がばたっと倒れる。織姫がなにか言う前にコンはその口を塞いだ。
一護の唇で。
突然の、しかもはじめてのキスに織姫は目を大きく見開き、細い腕で一護のカラダを引き離そうと抗った。
が、コンはその腕を軽くあしらい、胸のボタンへと手をやる。ボタンが外れ、豊かな胸を包むのは、白いブラジャー
一枚だけとなる。
「や…あッ!」
コンはその胸に無我夢中で飛び込んだ。白くやわらかい双峰が縦横に揺れ、谷間からは織姫の汗の匂いがする。
細い肩から肩紐を引き剥がし、下着を下ろした途端、ぷるん、と音をたてたかのように真っ白い織姫の乳房が全貌を
あらわした。白くて大きいそれは双方先端にピンク色をあしらい、初めて下界に降り立ったかのような無垢な白さと、
それに包まれた卑猥な先端とのコントラストが、なんだかとても艶かしい。コンは、息を呑んで織姫の顔を見上げ、
―――そこで手を止めた。
織姫が泣いていたからだ。
「と…井上…。」
涙を頬に伝わせながら、顔を背け、呟いている。
「…だ…やだ…。黒崎くんじゃなきゃ…イヤ…」
コンはびくっとする。
まさか。
「な、何言ってるんだよ、井上…。」
織姫はその言葉に彼女にしては珍しくきっとした視線をぶつけてきた。初めてみた表情にコンの鼓動はひとつ
大きく弾む。
「黒崎くんじゃないの。知ってる。誰だか知らないけど、悪い人じゃないと思ってた。でも、でも…こんなこと
するなんて…」
織姫は人に厳しい物言いをしたことなど殆どない。怒り慣れていないから、気持ちに上手く言葉をのせていけず、
震えたか細い声でコンを責めた。
女好きで女に弱いコンは、当然女の涙にも弱い。元々悪いことなど得意ではないので、
嫌がる織姫を無理やり奪うことなど出来るわけがなかった。コンは、織姫の上体を起こして、驚いた顔の織姫に
視線を合わせた。
「…ごめん。俺、その…、えーと…俺、コンっていうんだけど…その、訳あって一護のカラダを借りて…っていうか、
俺が、アイツに俺の魂を貸してるっていうか…」
しどろもどろになりながら、説明しなくて良いことまで説明している。
「…で、その、ずっと女の子に触れてなくって、ずっと…その、溜まってて、んで、とく…織姫ちゃん可愛くて、
そのスバラシイ乳に顔埋めたいっていうか、ぶっちゃけ、一発やりたいっていうか…」
ぶっちゃけすぎている。が、織姫は嫌悪の顔をみせず、じっと聞き入っている。
「それで、その、こういう事を…本当ごめん!」
「…えーと…じゃあ、このカラダは黒崎くんのカラダで、それをコンちゃんが操縦してるんだ。鉄人28号
みたいな感じ!?」
「え?」
驚かれる、というか引かれると思っていたら、意外な質問が飛んできて、今度はコンの方が驚きの表情を見せた。
「あ、乗り込むんだからマジンガーZかガンダムか。んー?でもどっちかっていうと、エヴァっぽい感じ?
でもすごいねー!」
更なるとぼけた感想に、コンはとりあえず、はあ、まあ、くらいしか答えられず、どうしていいか、困惑した。
変わっている娘だというのは十分承知していたが、いざとなるとやっぱりどう対応していいのかが判らない。
「いいよ。」
「へ?」
織姫の突然の言葉に更にコンは戸惑った。
「いいよ、コンちゃん。したいんでしょ?」
「え?…え?」
いいって…
「だから、溜まってて、したいんでしょ?いいよ。あたしなんかで良かったら。」
突然飛びすぎた話と、その内容にコンは一瞬ついていけなかった。その言葉を理解するのに、たっぷり5秒はかかり、
そして素朴かつ当然の質問をした。
「あの…なんで?」
織姫はいつものえへへ、という顔を作って答える。
「だって、コンちゃんはそんなヒドイめにあって、それでも黒崎くん達のためにこうやって頑張ってて。エライもん。
そんなコンちゃんの為に出来ることって、あたしだったら、それなんでしょ?」
「で、でも、そりゃま、一護のカラダだけど、中身は一護じゃないんだぜ?あんた、その、
(どこがいーのかさっぱり分かんないけど)一護のヤロウのこと…」
「…それは…いいの。」
織姫はちょっと困ったような、でも笑顔を消さずに続けた。
「黒崎くんは…あたしにそーゆーこと、しないから。でも、そういう黒崎くんでいいし、だったらあたしは、誰かとそう
なったってきっといいし。」
誰かと、がいい人で、あたしが何とかしてあげたい人なら、悪くないでしょ。とやはり笑顔で結んだ。
その織姫の笑顔は今にも壊れそうで、コンは、思わず強く彼女を抱きしめた。
「きゃ…」
先ほどと同じように、冷たい板張りの床に倒れこんだが、さっきのような抵抗はせず、織姫はコンのなすがままにした。
「コンちゃ…」
「井上。」
「……!」
「井上…好きだ。」
織姫はクスッと笑って、もういちど強く抱きしめた。一護の体を。
「黒崎くんは、そんな優しい顔じゃないよ。いつもこーう、眉毛の真ん中に縦の皺をつくって、ムスーっとしてるの。」
いたずらっぽい笑みを浮かべて、織姫が一護の真似をする。
難しい顔が苦手なコンは、それでも必死に不機嫌な顔を作ろうとした。が、織姫がその頬に唇を付けた瞬間、元の表情に
戻ってしまった。
「ありがとー…。」
えへへ、とはにかんだ顔で、織姫はコンにキスをした。今度は唇に。コンはそれに答え、織姫の唇を貪った。
互いの唇が唇を求めて動く。
コンは、そのまま織姫のシャツを開き、唇を離すと裸の胸に顔を埋めた。やわらかな肌がムニュムニュとコンの頬を包み、
谷間に舌を這わせると少し塩の味がする。左の乳房を唇で甘噛みする。織姫がピクリと体を反応させた。大きな胸だが感度は
非常に良いようだった。甘噛みを頂に向けて徐々にじらすように近付け、同時に上半身の服を取り払う。脱がせた服を織姫の
体の下に敷いたとき、唇が織姫のピンク色の頂をひとつ支配した。
「あ…ッ」
唇に挟まれた織姫の乳首は弾力があり、しっとりと、ひんやりとした触感が心地いい。甘噛みから歯を立て、また甘噛みへ。
舌の先のほうで先端を突き、乳輪を弄る。
「ひ…あぁ…ん…」
織姫のピンク色の突起は濃い興奮の色を持ちはじめ、かたくなっていく。唇と舌を離すと、唾液でてらてらと光っていて、
いやらしく、明らかにさっきりも大きく育っていた。
コンは、乳首を丸々口の中に頬張り、ぢゅ、ぢゅっと卑猥な音を立てて思い切り吸い上げた。
「あぁ!やあん!」
ぢゅぽん、ぢゅっぽん!と吸っては離し、吸っては離す。勢いよく離された乳首は弾かれたようにプルプルと上下左右に逃げ、
唇から剥がされるたびに大きくなっていくようだった。コンは音が大きくなるようにわざと唾液と吸引を大きくしている。
いやらしい音を続けて聞かされて、織姫の顔は今や火のように熱くなる。
「っあッ!やッあ…!そ、そんなに…ッああん!いッ…!」
痛いのかいいのか判らないが、その言葉を続けることは出来ず、喘いでいる。コンはしかしまだやめようとせず、執拗に織姫の
べとべとの果実にまた唾液を塗りたくり吸い上げる。
「ひあッ!ああん!はぁん!」
吸われるたび、そして離されるたびに、織姫の乳首は興奮し、生き物のようにピクピクと濡れ震える。織姫の細い体が床の上で
激しく悶える。
背中をそらし、弓上に体を張り、スカートは捲れて水色の下着もあらわになる。
下着の中心部は、もはや元の色を留めず、青色に濃く変化をして、花弁の輪郭も透けはじめ、薄栗色の毛も透けている。
「はぁ…ッ!あん…」
漸く、コンは唇を離した。吸い付いていた熱い粘膜から開放された織姫の左の乳首は、赤く成長したその姿を空気に晒した。
コンはスカートを捲り、汗ばんだ下着に手を掛けた。
「…あ…」
織姫の瞳が少し躊躇したが、コンはそのまま両手を使ってショーツをひき下ろした。
熱をもって濡れている織姫の花弁から剥がれたショーツとの間に露の糸がすーっと零れて線を作り上げる。
つま先を通して下着を取り払い、織姫の形のいい足を、そして太腿を開く。透明の液体に彩られた織姫の秘所は、育てられた
左乳首同様にひくひくと赤く興奮していた。そのまま手を伸ばそうとして、織姫の手に捕まった。
「待って…その…」
嫌がって止めた、というよりは、何か言いたげな表情にみえる。と、織姫が恥らいながら、ぽつり、ぽつりと言い出した。
「あのね…あの…。かたっぽだけだと、なんか…落ち着かないっていうか…、その、して欲しいの。こっち…」
左の乳首ばかり執拗に責めたので、右の乳首がおさまりが悪いというのだ。そういうものなのか…と思いながらも、断る理由が
あるわけが無い。むしろコン的には嬉しいおねだりだ。心の中で「いただきます」と礼をして、織姫の右の桃突起にむしゃぶりついた。
「んぁあ!」
ずっと待っていたせいか、反応も強い。体をビクビクンと震わせ、先ほどコンに開かれた両太腿の間から、粘り気のある液体が滴り
落ちてもいる。
コンは今度は乳首を唇に挟み、幾分乱暴にぐっと引っ張りあげた。
「あぁッ」
引っ張られた乳房はテントのようになり、頂点の乳首から肌までどんどん赤くなっていく。
織姫が悲鳴とも喘ぎともつかない声を出すと、次は乳房に乳首を陥没させるかのように、舌の先で突き刺す。コンは止まることなく、
織姫の右の乳首を責めまくる。乳輪までもすっぽりと咥え、口の中で舌と乳首を踊らせる。口の中で逃げ場のない乳首はコンの熱い舌と
唾液で責められ、コリコリにしこっていった。
「はぁぁッ!ふぁあん!い…いやあッ…いぃ…」
そして漸く、左の乳首と同じように吸いあげてやる。今度はさびしがらないように、右手で左の乳首も摘まんでおく。
「あはぁあッ…!」
中指と親指でひねりあげて、指で弾く。赤い実は刺激を受けながら織姫を更に昂ぶらせていく。口と手との両方で両乳首を責め立て
られて、織姫の意識は飛びそうになった。太腿はもう、漏らしたか水をこぼしたかのようにビショビショで、乳首を吸い上げる度にまた、
ブシュブチュといやらしい液体を床にこぼしていく。
「ひぁッ…ああん!あぁッ!」
織姫は開かれた足を閉じることさえ忘れ、花露が溢れる様をコンにさらけ出している。
コンは織姫の足の間に自分の体を入れ、濡れた花弁をじっと見つめてズボンのチャックに手をかけた。既に興奮を抑えきれないで、
大きく天に向かってそびえているため、ズボンを下ろす手間がよりかかる。しかし、漸くその猛った姿を現した。
「うわ…」
織姫が初めて見る一護のそれに目を大きくする。
「井上…触りたい?」
「えええ?えーと…」
「触っていいよ。なんならパクっとやってくれたり、特盛挟みを…あ、いや…」
「特盛挟みって?」
「…教えたらしてくれる?」
……………
「なあーんだ、ぱふぱふの事か!」
「…?」
「知らないの?ドラゴンボール。」
コンはまるで知らないが、織姫的には判ったらしい。えーと、たしか…とか言いながら一護の膝の間に自分の体を割りいれ、
自らの大きな白い胸を持ち上げている。やる気満々である。
「こんなだっけ?」
猛ったそれを白い胸で軽く挟み、両手でよいしょ、と中央に乳房を寄せる。
コンの頭の中を天使が回って鐘が響いた。
柔らかくてきめ細かい織姫の乳房は、最高の感触でコンを包んだ。織姫は一生懸命寄せて、揉み上げながらしごく。
ムニュムニュという感触と、織姫の汗ばんだしっとりとした感触とがコンを責めて昇らせていく。
「こんなんで、気持ちいいの?」
最高ッス!と親指を立てようとしたが、一護の真似をしていたことを思い出して止めた。
代わりに更なる要求をする。
「ああ…そのまま…口で舐めてくんねえ?」
織姫は自分の胸の谷間からはみ出ている、赤黒いものの先端に舌を伸ばし、ちょるん、と舐めた。
「はぅッ…!」
我慢しきれず、コンは声を上げ、先端からは白濁の液体が漏れていく。
織姫は気持ちいい、というのを察したようで、舌先でちろちろと責め続けた。自分の乳首を愛撫されたのと同じように、舌で突き、
唇で舐り、甘噛みをして吸い上げる。
初めてのフェラチオなど、上手くいくはずがないのが常だが織姫のそれはコンを一気に絶頂まで持っていった。
「ッくうッ!」
ビクビクン!と、織姫の胸の間でそれは痙攣を起こし、白いものが勢い良く発射した。当然、目の前の織姫の顔に当たってしまった。
「きゃ…」
「あっ…!ご、ごめん…!」
慌てて手で拭き取るコンに、織姫は笑顔で答えた。
「んーん、大丈夫。それより…なんかさっきから…」
下半身をもじもじとさせて、織姫が甘えるような目で見つめる。コンはすぐさま織姫の膝を掴み、両手で思い切り開いた。
「あっ!ちょっと…!」
Mの字に開かれた足の間には濡れた花弁が震えている。パイズリをしていた間も興奮していたらしく、濡れは先ほどよりも床を
光らせていた。コンはすぐに回復の予感がしたが、
「ちょっとの間、これで待っててな」と言って、舌を花弁にこすり当てた。
「ひぁ!」
予想もしていなかったらしい織姫は、びくっと体を動かして、そのまま口を腕で押さえた。これ以上大きい声を出したら、
近所に聞こえてしまう。だが、刺激がこれ以上強くなることは目に見えていたからである。
思ったとおり、すさまじい快感が織姫を襲った。コンは花びらの外側、内側をまんべんなく舌先、舌の腹でこすり、
大きく芽吹いた実を口に含んだ。その瞬間、織姫に電気が走ったようになり、開いた花びらからさらに蜜が溢れる。
「んっ…ふぅ…ッ…」
織姫の目は潤み、我慢しても漏れている声はよりコンの男を刺激した。
回復は早く、コンはいよいよ織姫に大きくなったそれをあてがい、ゆっくりと挿入した。
ずぷ…ぷちゅぅ…
織姫は、今度は快楽と痛みの混じった刺激に声を上げるのを我慢しなければならなかった。
コンは初めてにしてはだいぶ奥まで突っ込み、息をひとつ吐いた。
「…痛いか?井上。」
「…大丈夫…。いいよ、このまま…」
その声に応じるようにゆっくりと腰を動かす。擦れあう刺激が織姫の意識を奪いそうになり、痛みがそれを引き戻す。
「はぁ…ッ、あぁ…ッ!あ…まって…あの…、お願い…」
「…どうした?」
「あの…」
上気した頬と瞳をこっちに向けて、織姫がようやく呟いた。
「…黒崎くんて…呼んでもいい?」
…そういえば、一度も呼んでいなかった。コンに遠慮していたのか。それとも恥ずかしかったのか。
「…呼べよ。なんなら一護でもいーよ。」
できるだけ奴らしく、ぶっきらぼうに答えて腰の動きを再開した。不機嫌なのではなく、出来る限り、織姫の為に。
「ッあぁ!…はあんッ…!く……あぁッ…」
ジュップ、ジュップと音をさせて、力強く、織姫を責めていく。両手を織姫の手と結び、唇と舌で、織姫の唇を、首筋を、
胸を次々と湿らせる。
「んあぁ!く…くろさきくん…黒崎くんッ…!ぁあん!」
「井上…気持ちいいか?」
「いい…よう…気持ちいい…黒崎くんの…おっきい…!あぁ…!」
「井上…ッ…!」
「黒崎く…ん…!あぁッ!」
絶頂が近づき、織姫から抜き出したが、ティッシュが玄関にあるわけもなく、コンは慌てて一護のシャツを引っつかんで、抑えた。
悪ィ…一護、とぼそりと口の中で呟いた。
織姫は、ぼーっと、スカート一枚だけの、しかも捲くれて全てが露な姿を隠そうともせず、天井を見つめていた。
「…大丈夫か?」
ようやく、視線をコンに合わせ、織姫はいつもの笑顔にもどった。
「うん。けっこう痛いんだね。初めてだからかな。」
「そうかもな…ごめん。」
「んーん。気持ちよかったよ。ありがとう。…ねえ、コン…くん。」
名前を呼ばれた瞬間に、コンは織姫に軽く唇を奪われた。驚いているコンに、織姫はもういちどえへへ、とにやけた。
「次は、ちゃんとコンくんでね。」
「…次は、ちゃんと一護にしろよ。」
「そっか…でも黒崎くんとこんなの、なんか恥ずかしいなあ〜」
えへえへ、と気持ち悪い声を出してにやけた織姫は、これ以上なく可愛らしくて、コンは一護が今まで以上に憎らしいと思った。
「やっぱ、…次は、ちゃんと俺でね…?」
終
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