―――   ギン×乱菊  著者:ちょっと書き逃げ 様   ―――



    新婚なふたり


「乱ちゃ〜ん」
「どうしたのギン、赤い顔して」
「風邪ひいたらしい」
「風邪〜? 嫌だ、死神の癖に…、あら、熱あるわよ」
「うー、死にそうや」
「このくらいじゃ死にません。ほら、布団に入って…冷たいタオル額に乗せてと…」
「乱ちゃん、それよりも一緒に寝て」
「な、何でよ!」
「え〜知らへんの、高い熱は人肌でさげるんが効果的やってん」
「し、知ってる…けど…」
「ほなら、な」
「きゃっ、い、いきなり脱がすな、って素早いわよ!」
「ああ、乱ちゃんの肌、冷とうて気持ちええ〜」
「自分も裸だし!」
「胸がふかふかして水枕みたいや、こうして頭をのせると、ひゃあ極楽やわ」
「もう!ギンっ」
「…幸せや…、幸せすぎて夢みたいや…、ほんまは夢やろかコレ…」
「夢でしょ…、きっと」
「誰の夢かな…、ボクの?それともキミの…?」
「さあね。」
「乱ちゃんとなら、死んでもええ……」
「……って油断させといて、後ろから入れようとするな!!」






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