. . . N o v e l s. . .
02:待ちぼうけ(中丹羽)
「逃げたな…」
蛻の殻の学生会室。
後は会長印を押すだけとなっている書類は、
机に積み上げられたまま。
「よっぽど俺の仕置きが好きらしいな、あいつは」
中嶋は薄く笑みを浮かべ、学生会室を後にした。
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