密やかに…輝く夜空の片鱗を
逃がさぬよう そっと抱きしめる…
蒼い夜風感じながら
必死に空見上げてた懐かしすぎるあの日
あれからこの僕は
少しだけ大人になれた気がしたんだよ
逃げ惑うこの心に
弱気な嘘を吐いてしまった遠い日
淡い恋心は
今でも微かに胸を締め付けてるんだよ
戻らない 一瞬一瞬をそっと
捕まえて どこにも行かぬように
トランクに詰め込んで 今から
『明日』に向けて 歩き出せるよ
密やかに…輝く夜空の片鱗を
逃がさぬよう そっと抱きしめながら
あふれた儚く脆弱な流れ星が…ほら
暖かな雫を隠すように 今 僕らへと降り注いでいる…
僕の手じゃ届かない
願いでもあの煌き達なら きっと
きっと 叶えてくれそうな気がしたんだよ
それは幼い幻想だって いつの日か
気付いてしまう
そんな事分かりきっていたのにね
例えば 思い通りの世界で
全てが 思いのままだとしても
『貴女への想いは叶えられない』 そうさ
僕は流れ星じゃないんだから
細やかに…差し込んでくる光を
覚えていよう ずっとこれからも…
密やかな…夜空の片鱗を
逃がさぬよう 両手で抱きしめていよう
いつか僕が 一人でも歩きだせるように
ぼやけてしまう…星空を見上げて いつか
『貴女』へ…願いが届くように…
そして今日もまた…
『La Luna』の空に手を伸ばす…