一人きりの帰り道 夕焼けの匂い
赤く染まる世界の中で
ちょっと気まぐれに 後ろを振り返ってみた
伸びる影法師 どこまでも長く
『ここまで歩いてきたんだね』って 呟いた
君の瞳に映る世界を 覗きたくても
そこに 僕がいるかどうか 不安で出来ないよ
出会った恋に 臆病な自分が不甲斐ない
素直になれない 苦笑いしてるだけさ
笑って 笑って
その笑顔を僕だけに向けて欲しいんだ
皆と同じじゃ 嫌だから
笑って キスして
僕だけが 君の『特別』でありたいんだ
だから お願い
僕だけを見て
空はどこまでも青く 雲は白くて
不意に泣き出してしまいそう
ここまで歩いてきた道 振り返ってみれば
いっぱいの僕の顔 山ほど積み上げて
『ここまで成長できたね』って 誰かが微笑んだ
空に浮かぶ風船 どこまでも追いかけて
諦めたくは無くて それでも遠くて
怒って 泣いて
沢山の表情を 僕だけに見せて欲しい
我侭でも それだけが望なんだ
泣いたら笑って いつか キスして
僕だけを見て 捕まえて 何処かに飛んでしまわぬよう
君の掴んだ 紐を離さないで
日が暮れて 夜になって
寂しくなっても
君がいれば 大丈夫さ
ずっと
離さないで…