宮沢和樹さんとの出会い
林風舎をおとずれた時、知っている音が飛び込んできた。
佐藤泰平氏のリードオルガンと自分のチェロの音。
以前録音したCDがかかっていたのです。
そして一緒にいたのは制作プロデューサーあるふのパパとアシスタントの加藤さん。
お店の方に事情をお話しすると、それではとお店のオーナーである宮沢和樹さんに声をかけてくださいました。
奥から宮沢和樹さんが現れて、四人で紅茶をいただきながら優雅な時間がながれていました。
私は突然の出会いにぼんやりしてしまい、何をお話したか恥ずかしながらあまり覚えていません。
ただただやわらかな空気がながれていました。
その後すぐに宮沢賢治記念館へ行く機会がありましたが、そこで見た大画面の宮沢賢治のお顔と宮沢和樹さんの笑顔がぴったりと重なり、改めて、あぁ、すごい方にお会いしたんだなぁ、と大画面をしばらく放心して見ていました。
佐藤千鶴子