日本全国飛びまわって リードオルガンを発掘調査されている佐藤泰平先生。
アルフのパパも お手伝いしようと こんなところに こんなオルガンがありましたよといって情報をお送りしていたころのお話です。(今もやってなくはないのですが・・)
先生は、すぐさま静岡県にある三島教会に飛んでいかれ、お土産にいただいたのが、この写真であります。
“ 三島教会 1994.6.30 写真:佐藤 ” と裏にありました
どうです?これは、どう見ても 家具 ですね。
演奏するときのオルガンの向きのことなんですが、お客が彫刻を見えるように置くんだそうです。当たり前といえば当たり前 なんですが・・・
教会で見かける光景は、逆さまに置いているのがほとんどです。
ここんところを泰平先生にお聞きしたところ
「・・・ 女性はお尻を見られたくないんでしょう」 とのことでした。
理由は、もう一つあるんです。泰平先生はやってみせるのがお得意ですから、ある教会でオルガンをひっくり返して牧師さんのために一曲、演奏を披露しました。牧師さんが思わず声を発しました。 「しまったー・・・・・むむむむう 」「パイプオルガンを発注しなきゃあよかった・・」
大きな音、そしてとてもいい感じの音だったのです。
いろんな 記事を追加していきたいと思っていますので、時々のぞいてみてくださいね。
どうしてオルガンの音が、大きくなったか、のお話
もちろん、泰平先生の空気の送り込みは、そうとう訓練されたものがあります。だからリードがよく働くんだと思うんです。
もう一つは、音はどこから出ているかに注目! オルガンの音は本体のいたるところから出ているようですが、やはり鍵盤の反対側。レコーディング時、マイクもよくキャッチします。
オルガンから出た音は、壁にぶつかり反射して天井に向かい、また反射して聴衆の方向へ・・・
この音の拡散と直接音がほどよくミックスしてオルガンの音となる。
これだけ考えておけば、オルガンの向きや場所を変化させてオルガンの音が楽しめますね。ぜいたくかな?
こんなこともありました。
泰平先生!珍しいリードオルガンがありましたよ。
「ほー、どんなにめずらしいんですか?」
白いんです。
「どちらにありましたか?」
静岡県の島田です。
「では、すぐに行ってみます。」
<数日後>
「行ってきました。」
珍しかったでしょう。
「・・・・・・・はい、・・・・・・・白いペンキを塗っていただけでした。」
ごめんなさい、とんでもない情報を差し上げて。
「いいえ、おかげで他のところでめずらしいリードオルガンが見つかりました。」
・・・・・・・・・