塔ノ沢魔術研究会

(2003,NOA

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物語:★★★★(純愛とエロを両立。素晴らしい!)
:★★★(好き嫌いの分かれるところでしょう)
エロ:★★★★(「ふつうの女の子」のエロさが満載です)
音楽:★★★★(アコギや管楽器がいい味を出しています)
演出:★★★(可もなく、不可もなく、です)
総合:★★★★(四つでも、「kissing!」よりやや落ちます)

総評

 「女の子たちのせいで主人公が不能になり、それを直すのにエッチなことをしてもらう」 っていうのが、この物語の肝です。初めて聞いたときはやられた、って思いました。 これが一年ぶりに買ったゲームなので、思い入れはそうとう強かったと思うのですが、 それを差し引いても、素晴らしいストーリーセンスだと思います。 「魔法の儀式の失敗で主人公が不能になる」という非日常。 そこに実際によくいるような、主人公や女の子たちたハマりこんでいく様子が、リアルに描かれています。 「儀式を口実に、ワイセツな行為を楽しんでいる」というのが本文中にあるのですが、 まさにそういう雰囲気です。

 この物語に、男に都合のいい「萌えキャラ」は一切登場しません。 出てくるのはその辺にいる、普通の女の子をベースにした「フツーっぽい子」です。 その「フツーっぽい子」が、特に脅迫されるまでもなく、 むしろ進んでエロい世界へのめり込んでいく様子が、スムーズに描かれているんです。 女性と付き合った経験のある人ならわかるでしょう。 この作品に出てくる女の子たちは、本ッ当〜にリアルです!  「女を知らないオタクに、この良さはわかんねーよ」と、ほくそ笑んでやりましょう(笑)。

 あえて難点を挙げるとすれば、間垣亮太氏の絵にクセがあり、 それを受け入れられるかどうか、というところです。 間垣氏自身は技術・キャリアともにしっかりした方で、絵も世界観にマッチしているので 僕は好きなのですが……。 また、演出面でこれといった印象がなく、後半の大事な場面で盛り上がりに欠けた点は 大きいと思います。ストーリーが秀逸なだけに、これは非常に残念でした。

 しかし、全体的にはレベルの高い作品です。スタッフさんの意気込みも相応に伝わって 来ますので、個人的にはかなり好感がもてました(^^)。


攻略

一年以上前なので、覚えてないですm(__)m

一応、データはあります。 セーブデータ(CG・回想100%)をダウンロードする

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