liloに関しては後でゆっくり解説しようと思っていたのですが
Windows2kが起動出来なくなって困ったという話を聞いたので暫定版ということで…
まずliloとは
ブートローダ(ブートストラップ)の1種でLInuxLOderのことです
最近はgrubというのも出て来てるようですが未だにほとんどのLinuxはliloを使用しています
※MBRを元に戻してWindowsを立ち上がるようにした場合起動ディスクがないと
linuxを立ち上げることができません。インストールの際には必ず起動ディスクを作成 しておいて下さい
Windowsが入っているPCのMBRにliloを上書きしてしまい
2kが立ち上がらなくて困っている人は
linuxにrootでログインして
# /sbin/lilo -u
で元に戻るはずです
それでも駄目な場合
Windows2kのCD-ROMでbootして回復コンソールから
FIXMBR
これで大丈夫です
NT系のWindowsとlinuxをマルチブートにするにはNT Loaderを使う方法と
liloを使う方法の2種類ありますがNT Loaderは面倒臭そうなのでliloを使う方法だけ解説します
前述のlinux起動ディスクでlinuxを起動します
liloの設定ファイルは /etc/lilo.conf ですから
まず一応バックアップを取っておきます
# cd /etc
←etc(エトセ)ディレクトリに移動
# cp lilo.conf lilo.conf.OLD
←lilo.confをlilo.conf.OLDという名前でコピー
# emacs lilo.conf
←emacsというエディタでlilo.confを編集 emacsが立ち上がります
prompt
timeout=50
default=linux
boot=/dev/hda
map=/boot/map
install=/boot/boot.b
message=/boot/message
lba32
image=/boot/vmlinuz-2.4.7-10smp
label=linux
read-only
root=/dev/hda4
other=/dev/hda1
label=nt
table=/dev/hda
私も全ての行が理解できているわけではないのですが上から順番にいきます
2行目の
timeout
はそのままタイムアウトまでの時間です
タイムアウトになると(上の場合5秒)defaultが起動するようになってます
3行目
default
は下の
label
を指定します
どうでもいいことですがなるべくlinuxにしておくとlinuxの上達が早くなるという噂です
ずっと下まですっとばして
image=/boot/vmlinuz-2.4.7-10smp
はブート時のカーネルイメージです
私はマルチプロセッサーなのでsmpです(どうでもいいですね)
新しいカーネルをもらって来てそのかーねるで起動したい時はここを書き換えます
一番重要なところです
root=/dev/hda4
これはlinux(Nativeパーティションの方)がIDE(hdの部分)のHDDの1番目(aの部分)
の4番目(4の部分)の基本パーティションにあることを意味します
もうちょっと掘り下げていくと
WindowsではドライブはC:とかD:とかで管理されますが
Linuxでは
まずIDEなのかSCSIなのか
IDEだと
hd
SCSIだと
sd
そして何番目のディスクか
1番目は
a
2番目は
b
そして何番目のパーティションなのか
基本パーティションは1〜4
拡張は5以降ということになります
※基本パーティションが4つに満たない場合でも
拡張パーティションは5以降として扱われます
で話を戻しますと
2kをliloから起動したければ
下3行を追加
してあげればいいわけです
賢明な人はWindowsがHDDのどこにあるかわかりますね
emacsから抜けるには
Ctrl+s
←セーブします
Ctrl+x Ctrl+c
←終了します
そのあと
# /sbin/lilo
うろ覚えなのですがAdd なんちゃらかんちゃらとdefaultの方に*
がでてくれば成功
失敗した場合はシンタックスエラーが出ていたと思います