エヴァンゲリオン特集


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■TV版初見時の感想

はるか昔。
まだネット配信もない時代。レンタルビデオばかり観ていた私は、「機動警察パトレイバー」にハマっていた。
それも一応観終わった頃、やたらとレンタル中の作品を目にすることになる。どれも第1巻から最終巻までレンタル中の札がつきっぱなし。
そのビデオパッケージは紫色をしていて、アニメにしては異質な感じのする背表紙。
タイトルは「新世紀エヴァンゲリオン」。というものだった。

これといって観たいものがあるでなし、何気に手に取り家に帰って観賞する。なんだかよくわからないが、ロボットアニメのようだ。
所詮ガンダムみたいに小難しい設定テンコ盛りなのだろう。そう思って観ていると、案の定「使徒」だの何だのと、よくわからない名前が連呼される。

「やれやれ、またこういう小難しい設定の作品に人気が出たのか?」
と思って観ていた。しばらくすると主人公らしき人物とその父親が揉めている。どうやら内向的な少年が主人公のようだ。

「愈々ガンダムに似てきたぞ。」
と思ってみていると、包帯だらけの少女が健気にもベットから降りて戦おうとする。それを見た主人公は代わりに主役メカに乗り込む。

「なんだ結構いい奴じゃん。」
と主人公に感情移入。お約束どおりに戦闘が始まった。

「ATフィールド(※1)?なんだそりゃ。ウルトラマンのバリアみたいなものか。」
攻撃が無効化される。主役メカピンチ。
と、ここで第1話は終了。女の子がクルクル回っている映像と共に「Fly me to the moon」が流れ出す。

※1)ATフィールドにバリア以外の意味を知るのはずっと先。

「なんだなんだ、戦闘の決着はどうなったんだ?」
すかさず第2話に突入。オープニングの映像の意味(※2)に初見時、気付く筈もない。戦闘の決着が気になるので尚更だ。

※2)オープニング映像は本編のシーンをいくつか繋げて作られている。ガンダムのように本編と無関係のオープニングを嫌ったのだろう。あるいは作画の手間を省くため、本編にオープニング映像を流用したのかもしれない。

第2話が始まった。すぐに戦闘が始まるかと思っていたら、見知らぬ天井で目覚める主人公。

「どういうこと?」
と観ているこちらを置き去りにして話が進む。(はるか昔の事なので、この後どういった展開だったか覚えていない。)とにもかくにも、なかなか戦闘の決着がわからない。登場人物たちの話をまとめると、どうやら勝ったことだけは確からしい。けれども病院のベッドで眠るほどの怪我をしたようだ。

「しかしこのまま戦闘シーンなしは、あり得ないよな。」
と思っていたら、やっと戦闘が始まった。

主役メカピンチ。活動限界(※3)。なんだそりゃ。バッテリー切れみたいなもんか。うわっ。主役メカ停止。目に光が灯らない(※4)。敵にやられ放題じゃん。

※3)活動限界が第1話からなのか第2話からなのか、そんな細かい事まで記憶にない。
※4)ロボットアニメの表現上の文法。目が光ると起動。目が消えると停止。その文法を鉄人28号の頃から守っているので、いちいち説明は不要なのだ。

主人公気絶。うわっ最悪。絶望する大人達。そこへいきなり咆哮をあげて再起動する主役メカ。反撃開始だ。何暴走?暴走って何だよ。そんなことより、ピンチを悟った敵はすかさずATフィールド。主役メカどうする。素手でATフィールドをこじ開けると。ムムム。なんと強引な。何?ATフィールドを中和。中和って化学の授業じゃあるまいし。グググ。ATフィールドをこじ開けるのに成功。敵ピンチ。主役メカ、パンチの嵐。コアを破壊して戦闘終了。

「こ、こ、これは一体。」
どう評価していいのか。わからなかった。なにしろ使徒、ATフィールド、活動限界という用語の意味もさることながら、暴走する主役メカが意味不明。
観ているうちにわかるだろうと軽視していたのが、そもそもの間違いだった。それ以前に主役メカをメカと認識している時点で間違いなのだが。それがわかるのは、ずっと先。
それでも作画は凄かった。TVアニメでこれは大変だろうなぁとは思っていたけれど。

これが記憶を堀り起こしながら書いたエヴァ初見時の感想だ。


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