宮崎駿監督作品特集


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■アニメ界から映画界の頂点へ

引き続き、宮崎作品が公開された頃のアニメ、映画事情をわかる範囲で書いていこうと思います。

もののけ姫(1997年)の頃

この頃も誰もが知っているアニメ作品は限られたものになります。
TVで放送はされていましたが、レンタルされることで人気が出た「THE END OF EVANGELION」が公開されたのもこの年です。

度重なる日本テレビの放送と強敵の不在により向かう所敵なし状態の宮崎作品。
満を持して世に出したのが「もののけ姫」でした。
「ナウシカ」の焼き直しとも取れますが、それまでの癒し系から一転。
残酷描写が数多く出てきます。
それでも、当時の興行成績をことごとく塗り替えた作品です。
もはや、アニメ界の頂点から映画界の頂点に登りつめたのでした。

千と千尋の神隠し(2001年)の頃

この頃のアニメ界は、「エヴァンゲリオン」のヒットにより深夜アニメが数多く放送されるようになります。
深夜だけにエグい作品もあるようですが、アニメが子供のものではなくなったという何よりの証でしょう。
また、1年も続くような作品は現れず、半年か3ヶ月で終了してしまう作品ばかりになります。

そんな中「千と千尋」が公開されます。
大ヒットメーカーになった次回作は普通大ゴケしてしまうものなのですが、「もののけ姫」を上回る大ヒット。
アカデミー賞も受賞して、国内だけでなく世界的にも名匠の仲間入りを果たしました。

ハウルの動く城(2004年)の頃

これ以降アニメ界のことをとやかく書くのは不毛な気がします。
完全にアニメの潮流が宮崎作品に便乗する形になってゆくからです。
実際アニメ界にすでに強敵はいないのですから。
あえて書くと、この頃ロボットアニメは「ガンダム」以外全滅状態。
かわりに「魔女宅」のような女の子が主人公の癒し系アニメが数多く登場してきます。

「魔女宅」以来の原作つき作品。
「ハリーポッター」人気に便乗してか、ファンタジー作品を手がける。
木村拓哉が声優をしていたこと以外に特筆すべきことがないのが残念。

崖の上のポニョ(2008年)の頃

「ドラえもん」などの恒例の映画以外アニメ映画はジブリ作品ばかりになってしまいました。
時々人気のあるアニメが映画化されますが、期間や公開地域が限定されているのでどれほどヒットしたのかよくわかりません。
かわりに漫画やアニメの実写化映画が異常に増えていきますが、ジブリ作品のヒットと関係があるのかは不明です。

「トトロ」に次ぐ子供向け作品。
あえて手書きにこだわったらしいのですが、果たしてその効果の程はあったのか否か。

風立ちぬ(2011年)の頃

アニメについては特になし。

はじめて人間ドラマに挑戦した作品。
最後にして、最大の意欲作。

この路線を続けられたら、実写映画で飯が食えなくなる映画監督や役者がたくさん出てきそうな程の名作。
引退してくれてよかったとホッと胸をなでおろす映画関係者がいたかもしれない。

君たちはどう生きるか(2023年)の頃

アニメでは新海誠監督作品や「進撃の巨人」や「鬼滅の刃」など新しい作品が生まれていました。

一度は引退宣言をしたにも関わらず、前作から10年以上も経過して復活した宮崎監督。

あまりに時間が空きすぎたため、タイムリーな感じは影を薄めてしまいました。観ように依ってはファンサービスに徹したような作品になっています。


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