実写映画化特集


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■実写化の意味

ここまで、実写化作品はアニメ作品を超えられないと書いてきましたが、それでも実写映画化が止まないのは何故か書いてみようと思います。

CG技術の向上

「スターウォーズ」劇場版第1作(エピソード4にあたる)は、宇宙船の外壁のリアルな造形とか、宙吊りではないのに動いているとか、当時の着ぐるみ全盛の日本特撮界にとって衝撃的な作品でした。
同じクオリティのものを日本映画で作るには製作費がかかり過ぎます。
全世界で公開されるハリウッド映画と、日本しか公開されない日本映画とで資金力に違いが出るのは当然のことです。
結果的に特撮映画でやるような事を日本ではアニメ界が行ってきました。

ところが、資金だけはハリウッドが出してくれるようになったからなのか、CGを作成する環境(PCとかソフトとか)が整ったためか、もしくは、フルCGアニメ(トイ・ストーリーのような)のヒットにより、日本のアニメ界もCGを取り込むようになったからか、CG技術を向上させるという目的で過去のアニメ作品や漫画作品が実写化されているように思われます。

再販のため

インターネットの普及により本が売れなくなったと言われます。
その現状を打破するべく出版社が過去のアニメ作品や漫画作品を実写化することで、原作の再版やメイキング本で儲けようとしているのかもしれません。
アニメ会社としては過去のアニメ作品のDVDを再販しようと考えているのかも。

優れた脚本不足

昨今のように漫画やアニメが実写化されるまで、映画は小説か、脚本家や監督によるアイデアを基に製作されてきました。
ところが、漫画を原作とするTVドラマがヒットしたためか、優れた原作が小説や脚本家の脚本の中になかったためか、仕方なく漫画の実写化作品が増えたとも考えられます。


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