実写映画化特集
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■感想
こうして並べてみると、大ヒットしたものもあれば、上映された頃だけ話題になったものや、話題になることもなかったものなど多岐に渡ります。
そもそも、実写映画が作られるようになったのはいつの頃からか、ハッキリしません。
手塚治虫死後、彼の作品が数多く再評価されたことで、昭和の作品に注目が集まったから。
と勝手な解釈をしたくなりますが、おそらく、2001年のアメリカ同時多発テロの影響でハリウッド映画がそれまでの銃撃戦重視の作品を止め、アメコミヒーロー物を製作し、それがヒットした(「スパイダーマン」がその良い例)から、そのヒットに日本映画も便乗したと考える方が自然だと思います。
そこへ「ALWAYS 三丁目の夕日」や「デスノート」のヒットも手伝って数多くの実写版映画が製作されました。
「ALWAYS 三丁目の夕日」などは懐古趣味的な年寄り臭い話だと80年代や90年代なら映画化する際に敬遠されるはずなのですが、低経済成長、超氷河期の就職事情、実力成果主義といったシビアな日本経済にとって、「努力は必ず報われる」昭和30年代は夢のような時代だったからヒットしたのかもしれません。
または、漫画を原作としたTVドラマが好評だったからかもしれません。
とにかく、漫画、アニメを原作としたものが数多く実写映画化されてゆくのでした。