トゥームレイダー特集
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■ゲーム版トゥームレイダーの歴史
ここからは、ゲーム版トゥームレイダーについて書いていこうと思います。
CoreDesign社により、アクションゲームの命とも言うべき基本動作のロジックが数年の月日を経て開発される。
その3Dアクションに謎解き要素を加えてEIDOS社より
1996年、1作目「トゥームレイダー」が発売された。
CoreDesign社と深いつながりのあったセガサターン版が発売され、のちにPCやプレイステーションへと移植される。
当時PCでの動作環境は、DOSであったがこれほど快適にキャラが動き、美しい画像を持ったゲームが無かったらしく爆発的人気を博す。
のちにMacでの動作も可能となり、人気は不動のものに。
1997年にWindows上で動作する「トゥームレイダーII」が登場。
もちろんプレイステーション版やMac版も登場。
以後、「トゥームレイダーIII」「トゥームレイダーIV」「トゥームレイダーV」と続編をリリース。
全世界で累計2300万本を売り上げる大ヒットゲームとなる。
ゲーム自体は「トゥームレイダーIV ラストレベレーション」を持って一応の完結を見るが、人気作の宿命か続編
「トゥームレイダーV クロニクル」を発表。
これまで描かれなかったララ・クロフトの冒険譚が描かれる。
ゲーム自体は「トゥームレイダーIV ラストレベレーション」で完結しているため、それ以上の面白さを敢えて追求しなかったのか、開発を中止する意向だったのか不明だが、これにはおまけと呼ぶには反則技とも思えるものが付属された。
プレイヤーが独自のゲームを製作することが出来る「レベルエディター」なるものがそれだ。
「トゥームレイダーV クロニクル」で満足し切れなかった人や、これまでの「トゥームレイダー」シリーズで満足できなかったプレイヤーによって無数のカスタムゲーム(「レベル」とトゥームレイダーファンの間では呼ばれる)が生まれることとなる。
映画版「トゥームレイダー」が公開されたのはこの頃である。
映画公開後の後日談
「トゥームレイダーV クロニクル」以降は、
- 製品版
- レベルエディターで製作されたカスタムレベル
の2種類が同時期に存在することになるため、歴史も公式(プロ)、非公式(アマ)の作品について説明しなくてはならない。
プロの作品である製品版に関して
「トゥームレイダーV クロニクル」の後、待ちに待った続編「トゥームレイダー 美しき逃亡者」が発表される。
しかし、あまりの操作性の悪さに酷評を受けシリーズは存続の危機に瀕するのである。
これをおもく見た発売元のEIDOS社は開発元をCoreDesign社からCrystal Dynamics社へ変更し、
「トゥームレイダー レジェンド」を発売。
以後、「トゥームレイダー アニバーサリー」「トゥームレイダー アンダーワールド」と続編をリリースしてゆく。
開発元が変更されたため、CoreDesign社が開発した1作目から6作目までを旧トゥームレイダー。
(またはクラシックトゥームレイダー)
7作目以降を新トゥームレイダー。と呼ぶことがある。
のちに発売元のEIDOS社はSquare Enix社に買収され、「トゥームレイダー」シリーズはSquare Enix社より発売されることとなる。
アマの作品であるレベルエディターに関して
元々レベルエディターは「トゥームレイダーV クロニクル」に付属されたソフトであるため、「トゥームレイダーV クロニクル」購入者以外は利用できない。
ところが、海外のサイトにレベルエディターがアップロードされて以来、レベルエディターで製作されたカスタムレベルが増加し続けることになる。
挙句の果てにレベルエディターを解析し、独自のレベルエディターまで作成してしまった。
そのためか、レベルエディターで製作されたカスタムレベルと製品版が絶えず比較されるようになったためか、ともかくレベルエディターは公式には無かったものとして封印されることになる。
それでも、現在では世界中の「トゥームレイダー」ファンによるカスタムレベルをレベルエディターで楽しむことが出来る。