私達が常日頃、心の中で荷を思い、どう感じるかによって、その人の運命はプラスの方向にもマイナスの方向にも展開していくのです。つまり、感謝や喜びの心で生活している方は感謝や喜びのある人生が展開され、不安や恐れ、不満の心で生活しているとマイナス的な物事に翻弄されてしまうことになりかねません。
運の良い人に共通しているのは、思うことや話す言葉が前向きであるということです。「自分はできる」「必ず上手く行く」「自分はどんどん成長していく」「○○さんのお陰で今の私がある」、このようにポジティブに物事や自分の行動をとらえている人は、どんどん運気が上がっていきます。
運の良い人は、プラスの思いとともに、感謝の気持ちを持っており、その気持ちを何らかの形でほかの人に返している人です。「今日の私があるのは○○さんのお陰である」とか「○○○さんのお陰で自分は良い仕事に恵まれた」など、お世話になった人たちに感謝している事が多いようです。また、感謝の気持ちを多く持っている人ほど、その感謝の思いを自然に周りの人にお返ししています。
つまり、「人に喜んでもらいたい」と思う気持ちや人の幸せを思う心が、運を運んできてくれるのです。これが心の法則なので、プラスの思いや言動がプラスのエネルギーを引き寄せて運がよくなるのです。人生は原因結果の法則通りに作用しますのでプラスの思いが強ければ強いほど、その人の人生はどんどん運気が上がっていくのです。
まずは、自分の中の感謝の気持ちが本当にあるかどうかチェックしてみましょう。
1、 親孝行をしていますか?
2、 会社勤めの場合、お給料をいただいている会社の社長に不満はないですか。給料をいただいていることに対して不満を持つ前に、自分はお給料に値するだけの仕事を本当にしているのかどうか、また、自分が働いている事で会社が成長し、プラスになっているのかどうかを、まず考えてみて下さい。
3、 友人をはじめ、縁がある人が幸せになるために自分は役に立っていますか。そのために自分はその人たちに協力しようという気持ちがありますか。
4、 配偶者や友人、そのお世話になっている人々にお返しをしていますか。
心の法則のひとつに、「波長の法則」というものがあります。つまり、プラス発想のできる人はプラスの波長である幸運な人や物事を引き寄せ、マイナス発想の人はマイナス波長の好ましくないことやトラブルの種を引き寄せてしまうのです。そこで、人間関係の調和が運を掴む上でとても大切になってくるのです。
私たちの心には、10パーセントの表面意識と90パーセントの潜在意識があります。そして、その90パーセントの潜在意識の一番奥深くに宇宙の根源的意識と繋がっている「本当の自分」の部分があります。その「本当の自分」の部分を「真我」と呼びます。真我のエネルギーというのは、「喜び」「感謝」「希望」「至福」「安らぎ」「優しさ」などのプラスのエネルギーで」構成されています。
ところが、心に中にマイナスの思いが蓄積されていると、その真我からのプラスのエネルギーの波動が伝わってこなくなります。その結果、心の中に淀んでいる、今までに溜め込んでしまった「悲しさ」「辛さ」「淋しさ」「空しさ」「怒り」などのマイナスの思いのエネルギーで心が占められている為に、マイナスの発想しか生まれてこないのです。そして、ますます、自分に自信がなくなっていき、不安感や恐れなどのマイナスのエネルギーが心を占めてしまうのです。
ですから、そのような心の状態では、もし運気が訪れたとしても、それがチャンスであると気が付かないことが多いようです。
本来チャンスはいたる所にあり、それをチャンスにするかどうかは、私たち一人一人の心が決める事なのです。つまり、日々出会う人、接する仕事の中に好運へと繋がるチャンスはいくらでもあるのです。
我欲でどんな手段を使ってでも願いをかなえる時に使う心のエネルギーは「念の力」によるエネルギーです。
念の力を使って願望が成就した場合は、一時の満足感はあるでしょうが、心の安らぎが無いために、常に不安がつきまとうものです。本当の自分(真我)が「自分は悪い事をしている」という事を知っているので、願望が達成するやいなや、不安と恐れが始まるのです。
その理由は、自分が我欲で周りの人を不調和にしてまで願いを叶えているので、「他人も同じようなことをする」という考え方しか出来なくなるために、いつ自分が手に入れたものや幸せを失うか分からない、という不安に襲われてしまうのです。
つまり、人を蹴落として奪ったような幸せは、自分もいつか必ず同じように奪われると思うので、疑心暗鬼になって人を信用出来なくなります。そこから、人間関係がどんどん悪くなって運気が下がっていくのです。
理想や希望を実現するには、目的を明確にし、それが実現した姿を思い描き、それをイメージし続けて、本当にそのようになることを信じる事が出来れば実現出来るのです。その過程のどれが欠けても実現出来ないのです。真我の願いが叶ったときは、我欲の願いと違って、他人を不幸にするような事がないので、そのときには心が安らぎに満たされていきます。
日頃から相手の幸せを第一に考えて生活しているような人は、他人の良いところは見て、相手の弱点には焦点を合わせていないので、人への不信感が生まれてきません。
従って、私達が真の幸せを望むならば、その願いは自分にとっても周りの人にとっても幸せなものかどうか、それを検討する事が大切です。
もし誰かを不幸にしてまで自分の願いを叶えてしまうと、かえって自分にとっても、周りの人にとっても不幸が広がってしまうのです。
理想の幸せを明確にしてください。登山のときに頂上がどこにあるのかわからなかったら、頂上にたどり着くのは難しいでしょう。マラソンランナーにしても、どもに行くか分からないまま、「走りなさい」と言われたら、不安で走り続けることが出来ず、目的地には着けないでしょう。人生も同じで、私たちがなにを目指して、どうなれば本当の幸せを得られるのかが明確になっていないと、本当の幸せは得られないのです。
仕事のチャンスを掴むには、好感度をアップさせる事です。
残念な事に、多くの人は目の前に素晴らしいチャンスがきていても、つかめない事が多いようです。また、それがチャンスだということにも気付かない事が多いのです。なぜかというと、はっきりと「これこそが特別なチャンスだ」と分かるようなものはめったにないからです。たとえば、一見何でもないような仕事や、他社からの依頼で金銭的にも儲かるような内容でない仕事の中にチャンスはあったりするものです。
つまり、どんな仕事でも受けた私達が、感謝の気持ちで精一杯その仕事をさせて頂いた時にチャンスというのは向こうからくるものです。
誰でも、仕事を頼もうとする場合、出来れば好感の持てる人に頼みたいものです。ですから、私たちが良い仕事に恵まれたいのであれば、人から好感を持たれる人になることではないでしょうか。
どんな事をもプラスに受け止め、感謝の心で日々を生活している人は、心がみたされているので心に余裕があり、周りの人を包み込むような優しいエネルギーを発しています。また、人生の中で、どんな些細な事の中にも喜びや楽しさを発見して生活している人からは、喜びに溢れた楽しいエネルギーが発せられているので、その人の周りの人々は、その人といると楽しくなります。さらに、人の良い面を見て人とお付き合いし、たとえ、一見不幸と思われるようなことに出会っても、その件から学び、自分の成長の糧にして人生を生きている人からは、明るいエネルギーが発せられて、周りの人の気分を明るくしてくれるものです。
チャンスは人が運んでくれる訳ですから、チャンスをいつでもつかめるような日々の自分を作り出しておく事が大切でしょう。そのためには、日々、自分自身が思っていることや考えている事をチェックし、マイナスの思いや考えが出た時にはすぐにプラスに考えて、いつも心の中をプラスの思いで満たせるように努力し、豊かな心の自分になれることを目指しましょう。
チャンスを掴むために、
1、 私たちが日頃思っていること、考えていることを常にチェックし、マイナスの思いや考えが出た時には、すぐに心を切り替えて、プラスの発想にする。
2、 理想的な自分を目指して、周りの人々のお役に立たせて頂けるような自分になれるよう、心がけて生活する。
3、 自分の人生の目標を明確にして目標をしっかりと定める。
仕事でストレスをためない方法は、とにかく今与えられている事に全力投球することです。つまり、今の瞬間に全力投球して、今を生きることです。ストレスを持っている人の多くは、毎瞬毎瞬行なっていること(この場合は仕事)に心が入っていません。
では、今行っている仕事に心を込めるとは、どういうことなのでしょうか。それは、今時分が与えられている仕事をする事で、周りの人の仕事がどれだけやりやすくなるか、また、お客様にどれだけ喜んでいただけるかを考えて仕事をするということです。このような気持ちで仕事をした結果、会社の発展に貢献することにもなるのです。
「はたらく」という言葉の語源は、自分がそこに存在する事でまわりの人(はた)を楽にするということです。「はたを楽にする」ことをしていない人はストレスがたまっていくのです。ですから、ストレスをためたくないのであれば、本当の意味で「働く」ことです。つまり、どれだけ周りの人を楽にさせてあげられるかを考えれば、自然に、会社にかかってきた電話を人より多くとったり、人より大変がことや人が嫌がる事を率先して行動するようになるでしょう。すると上司や部下同僚たちから喜ばれ、その喜びをみて、役立っている私達の心は満たされます。その結果、ストレスとは無縁になるでしょう。
ストレスをためないもうひとつの方法は、どんな仕事にも感謝の心を持って働く事です。私たちの心に感謝の気持ちがあるときは、ストレスを感じません。
違う事を考えながらの仕事では、良い発想が生まれるはずもなく、効率の良い仕事ができるはずもないでしょう。また、そのようなときは気持ちが入っていないので、いろいろなミスが出たりもする訳です。ストレスのない生活を望むのであれば、まずは働く意味をよく理解して、関係者にどれだけ喜ばれる仕事をしているか、そのことだけを考えて仕事することです。あとは、常に感謝の気持ちを持って働かせていただく事です。
自分が常日頃おもっている「思い」のエネルギーは波長となって常に周囲にエネルギーを放っています。すると、その波長と同じような「思い」の波長を持った人々が引き寄せられて出会う事になるのです。ですから、自分の心の状態に応じた人としか出会えないようになっているのです。理想のパートナーを見つけたければ、自分が求めている理想の人に自分がなることです。
仕事上で、また、人生上で理想のパートナーと出会う事を望むのであれば、まずどのような人が理想の相手なのかを書き出し、そして、そのような人と会うにはどんな自分になればいいのかを書き出してみる事です。そうすると、理想のパートナーとは正反対な現実の自分がいて、自分の見直すべきところに沢山気付くでしょう。
私達が出会うどのような人も「運命の人」と思えば運命の人になるのです。なぜなら、縁がない人とはこの人生で会うことはないからです。たいていの人は、ドラマディックな出会いをして、「その人に会って良かった」と思えるときに、「運命の人」という言い方をしているようです。でも、実は自分にとって好ましくない人や悩まされている人なども含め、この人生で私達と出会った縁の深い人は、どんな人も「運命の人」といえるのです。ですから、「運命の人」が必ずしも自分にとって好都合な人とは限らないのです。
結婚の意味というのは、お互いの我がぶつかり合った時に、どの様にして調和しながら進んでいくのか、ということを学ぶ場であり、それによって、自分を成長させていく事が出来るものなのです。ところがお互いの我を通すことしか考えない夫婦は、お互いの我がままが余計に増幅されて、離婚せざるを得なくなる場合も多くあるようです。親の場合は比較的我がままがきく場合があると思いますが、夫婦の場合は対等な関係にあるために、我がままがきかない場合が多いので、自分の心を磨くためにはとても良い場なのではないでしょうか。
ですから、本当の意味での「運命の人」というのは、私達の心の中の欠点を教えてくれて、自分の心を一番磨いてくれる人なのです。なぜなら、そのような人が一番私達の心の成長を促してくれる大切な人をなるからです。
理想の伴侶と出会いたいと望む人は、まず、「自分にとっての理想の人とはいったいどういう人なのか」を良く考えて、紙に書き出す事をお勧めします。例えば、「思いやりがあって、感謝が深くて、知性があって、そのうえ一緒にいて楽しい人・・・」など、理想はいくら高くても構いませんので自分が納得するまで考えて書き出すのです。理想の人を明確に挙げられるのであれば、実はそういう人を出会える可能性があるということなのです。
では、どの様にしたら、理想の人と出会えるかといいますと、私たちが憧れる人と同じ波長のエネルギーを出せるようになれば、そのような人と波長が合うようになるので、理想の人を引き寄せる事が可能となるのです。言い換えると、私たちが相手に求めた理想的な人になったときに、そのような人と出会う可能性が出て来るということなのです。つまり、私達自信が感謝が深くて、思いやりがあって、人に喜びを与えられるような人はそのような人に会えるということです。良い人に会いたければ、自分が良い人になるのです。
幸せな結婚は、幸福感を感じ取る能力にかかっています。
幸せというのは、他人が与えてくれるものではなく、今与えられているものの中から、私たちがどれだけの幸せを感じ取れるかによってきまっていくのです。つまり、今与えられている事の中にどれだけの感謝ができるのか、ということなのです。その理由は私たちが最も「幸せ」と感じられるのは、感謝の気持ちで満たさせている時だからです。ですから、結婚それ自体は「幸せ」とは何も関係していないということです。私達がどんなささやかな事の中にも感謝する事が出来、どんな事からも幸せを感じ取れる能力を磨いていった時に、幸せな結婚が実現する事でしょう。
お互いに許しあい、感謝し合って良いところを認め合う事が出来た時、幸せな結婚になるのではないでしょうか。
結婚して、幸せを感じなくなっている人に共通している、もうひとつの理由は、結婚の年数が経つに連れて、相手からしていただいている事が当然になってしまい、感謝の気持ちが薄れ、感謝の言葉も言わなくなることにあるようです。ですから、幸せな結婚を望むのであれば、毎日、相手の良い面を探し、それを褒める練習をされる事をお勧めします。感謝は思っているだけでは相手に通じないので、相手を幸せに出来ません。感謝は表現した時に初めて相手に伝わり、そしてその喜びが自分に戻って来た時に幸せを実感出来るのです。
人間関係がスムーズにいっている人や、周りの人々から、好感を持たれている人に共通しているのは、「相手がどうしたら喜んでくれるか」「どういうふうにしたらお役に立てるか」、また「相手を疲れさせないようにしよう」など、相手に対する気遣いを持っている人が多いようです。
人間関係というのは、持ちつ持たれつなので、先方が私達と関わることで、相手にどうしたら喜んでいただけるかを考えて付き合う人は、交友関係がスムーズにいき、先方からの紹介も多くなって、人脈が増えていくことでしょう。
日々出会う人、縁のある人に対して、もし欠点が目に付いた時には、自分の中にも同じような欠点があることを教えてくださっていると思い、とにかく、相手の良いところを探す練習をする事です。そして、その良い点や相手の喜びそうな事を言葉で表現する事です。すると、人間関係が上手く行くでしょう。なぜならば、多くの人は自分を認めてくれる人に好意を持つものだからです。
周りの人に無関心である時ほど、その人達に迷惑を掛けているものなのです。なぜなら、関心がなかったのですから、相手の気持ちを考えたり、相手の立場に立つこともなく、いつも自分中心で、勝手な行動を取っていたということになるからです。では、無関心の自分を変える為に必要な、心に余裕を持てるようにするための方法を考えて見ましょう。それは、毎日、少しでもいいので、リラックスする時間をきちんと持つ事です。
アロマをたいたり、自分の好きな香を嗅ぐのもよいでしょう。また、ゆっくりとお風呂に入ってゆったりとした気分になったり、好きな音楽を聴いてゆったりとした気分になるということもお勧めです。
それから、無関心な人は、感謝の気持ちがだいぶ不足しているようです。私たちは感謝の気持ちがあるときは、その感謝に対して、「何とかお返しをさせていただきたい」という気持ちが生まれてくるために、縁のある人に対して無関心ではいられなくなるのです。