スポーツマン俊の日課
夜半。
先にあがった俊はキッチンでミネラルウォーターのボトルを引っつかむと寝室へと向かう。ゆっくりと水を半分くらい飲み干すと傍らに立てておく。たいていすぐに蘭世があがってくるのだが今夜は遅い。
・・・いたずらが過ぎたかな・・・・
と反省することもあるらしい。そんなことをしているうちに小さな足音が聞こえてくる。ベッドサイドの明かりだけ残してほかを消す。キィッと蘭世がドアを開けた。
「・・・・・・・・」
戸惑い、顔を赤くのぼせがけな蘭世はいつみてもいとおしくてならない。自分の手の中であんなになることはなおのこと。俊は蘭世をじっと見つめると
「・・・おいで・・・」
とだけ言う。足が固まったかのように身じろぎしない蘭世にやれやれといった様子で俊のほうから近づき抱き上げて、ベッドに運ぶ。俊は体力があるから蘭世ぐらい軽いものだろう。ちなみに蘭世のほうからそういうときにベッドに入るということに慣れないようで、相変わらずだがそれもすべてが俊をとりこにしてやまない。本人が意識していないからなおさらである。
俊は緩やかな口付けを交わしながら蘭世のコーラルピンクのネグリジェの前をはだけさせる。湯上りのため、しっとりと湿り気を帯びている。その濡れた首筋に唇をあて、舌を這わせると蘭世の身体がとたんに反応する。
・・・ん・・・もしかして・・・・・
俊はあることを考え蘭世の中心部に指を差し入れた。
「・・や・・だめ・・・あ・・」
思ったとおりそこはすでにしとどに濡れそぼっている。恥ずかしげに眼をそらす蘭世の頬に手を触れて目線を合わせさせる。湯船でのいたずらがこんな風に蘭世を高ぶらせている。
「・・・・どうした・・・?・・・こんなに・・・」
「・・・お風呂・・・入ってた・・・から・・・・」
「・・・そうか・・・・」
俊は蘭世のそこから指を抜くと眼前に持ってきて言い放つ。
「・・・水がこんなになるのか?・・・」
俊は指先で透明なそれを見せ付ける。それは糸を引くように粘ついている。そのまま指先を蘭世に口元に運び口内へ無理に差し込む。
「・・・・どんな味がする・・?みず・・・なんだろう・・?」
わかっていながら俊は蘭世の口内を指で犯す。蘭世は一瞬抵抗するもおとなしくそれを受け入れた。満足げに指を抜いた。
「・・・・感じたんだろう・・お風呂で・・・物足りなかったのか・・?・・・」
俊の言葉は的を得ていたようで蘭世の身体がぴくりと震えた。
「どうしてほしいか言ってみろよ。」
ふれなばおちんといったような蘭世に俊はさらに攻め立てたくなる。
・・・・俺の・・・俺だけの・・ものだ・・・・
独占欲とサディスティックな何かが相まって俊を興奮させている。俊は蘭世の答えを待つまでもなく行動を開始した。今夜も蘭世を離さない。
俊の手は片方で蘭世の胸をわしづかみにしもう片方で全身を愛撫する。耳元が敏感なのは見切られているため、特にそこに舌先を集中して攻め立てる。吐息と共に。
耳たぶを甘かみされ、舌で裏をくすぐられ、首筋からのラインをなでられる。時々舌先が中に入り込み、それは全身を震わせるような快感を蘭世に与え、同時に中心部から熱い蜜をわきあがらせる。
「・・・あ・・・ああん・・ん・・・ふくぅ・・ん・んん・・・・」
俊の攻めは休むことなく、それでいて強弱を付けて行われるものだから蘭世の時折見せる形ばかりの抵抗など造作なく崩れ去ってしまう。
「・・・あん・・くぅ・・ん・・ひぃ・・あ・・・はぁ・・ん・・・・」
俊の唇が徐々に舌に降りていくのを肌で感じながら、蘭世に与えられる快楽は徐々に深く強いものへと変貌していく。唇がふくらみの頂点を加えながら、舌先がつつくころにはすでに蘭世は一度目の絶頂を味わっていた。いきそうでいけなかったお風呂での何かを求めるように。
それでも俊はさらに攻めたて蘭世を追い詰めていく。
・・・俺・・無しで・・・生きられないくらい・・・・
「・・ああん・・・やぁ・・だめぇ・・お・・かしく・・・なるよぉ・・・・」
思わず蘭世の口をついて出た言葉に俊は
「・・・いいぜ・・・なれよ・・・もっと・・・」
聞こえていないのを承知で答えを返す。降りてきた唇が茂みの中に隠れていた芽を探り当てる。舌先でつつくとどくんというように蜜つぼから俊にとっての美酒を滴らせる。
「・・んんっ・・・あぅ・・ん・・・はぁ・・・」
蘭世の背中が弓なりになり全身で快感を俊に伝えてくる。浮いた腰を抱きしめ逃げないようにしながら俊はそこへ唇を押し当てた。
「・・あああん!!やぁ・・だめぇ・・・」
舌先をすぼめ尖らせると蘭世の狭いそこへと差し込み、えぐるように中をかき回す。それが動き回るたびに蘭世の奥からあふれ出る蜜を音を立てて吸い、羞恥心を煽る。
「・・ああ・・やぁ・・だめ・・だめぇ・・・も・・・う・・・」
細く高い声を上げ、蘭世の身体が痙攣し脱力する。2度目の絶頂を迎えたようである。が、俊にとってはまだまだだ。
体勢を入れ替えると蘭世をうつ伏せに寝かせ、ネグリジェを抜き取ると産まれたままの姿にさせる。脱力からか蘭世はなすがままだ。背中に在る翼の付け根にやさしいキスであとを残す。俊はあまりの愛しさに体が先走るのを押さえられない。ゆっくり愛しあいたいのにどうしても追い詰めて攻めあげてしまう。そんな後ろめたさからことさらゆっくりと蘭世の背中にキスを繰り返してく。
「・・・ん・・・ふ・・・・んん・・・・」
蘭世の口からかわいい喘ぎ声を漏らす。その声がなんとも切なく俊は後ろから蘭世を抱きしめてしまう。
愛しい愛しい愛する女性が、自分の手の中にすっぽり入ってしまうほど小さいのに、逆に守られている矛盾した満たされた気持ち。
俊の巧みな愛撫に蘭世は少しずつ意識を取り戻し、それとともに全身に湧き上がる快楽に飲み込まれ、もう一度意識を手放していく。その様を手にとるように感じながら俊の攻めは少しずつ激しくなっていく。
触れては離し、離しては触れ、ついばむようにあとを残していく。陶器のような肌に散らされていく愛の痕跡が、俊の愛情の深さを物語る。
「・・あ・・ああん・・・ふ・・んん・・くぅ・・・・」
くすぐられるような掘り起こされるような感覚が蘭世の意識を俊にだけ向わせる。
「・・しゅ・・・ん・・・ああ・・・・」
上半身をのけぞらせ、俊から与えられる快楽を甘受し、さらにと望むように顔を半分後ろに向けると間違うことなくその唇に俊は口付ける。
「・・んふぅ・・ふ・・・ん・・・・」
舌を絡ませ、唾液が互いの唇の端からこぼれる。それすらも逃さないように俊の唇が追う。
「・・・きて・・・・・しゅ・・・ん・・・」
俊のこまやかな愛撫に耐え切れなくなった蘭世が無意識に発する言葉に強くうなずくと俊は蘭世の腰を持ちあげる。中心部はこれ以上無いほど蜜をあふれさせ、華やかに咲き誇る。そこへ自身をゆっくり挿入した。
「・・あ・・・ああ・・・ん・・・ん・・・・ふ・・ん・・・」
蘭世の体が崩れ落ちそうになるのを胸をつかむことで支えながら、俊は律動をはじめた。抜き差しされるときに俊のそれに絡みつくような肉壁が俊の限りない快感を作り出し、あふれ出る蜜がいやらしい水音を立てる。
「・・ああ・・はぁん・・ああ・・ああ・・しゅ・・ん・・・・・」
「・・・まだだ・・・・・」
「ああ・・・・も・・・だ・・・めぇ・・・・・」
がくがくっと震えると蘭世は絶頂を迎えるも俊はそれでも胎内を攻め立てる。落ちる間も無く蘭世の体が高みに連れて行かれる。
「いやぁ・・ああ・・・あやぁ・・・ねぇ・・お・・あふ・・ん・・・・」
俊の指先が蘭世の唇をたどる、その指先を思わず蘭世が咥えてしまう、声を堪えるように。
「・・く・・う・・ん・・・ん・・」
指先は蘭世の歯列の裏をなでるとそれを蘭世の舌が絡め取る。俊は締め付けてくるそこと指先へのダブルの刺激に耐え切れなくなりそうだった。
「・・・くぅ・・・ら・・んぜ・・・」
「―ああっ・・・しゅ・・・ん・・・・・あ・・・やぁぁぁぁ・・!!!」
ほぼ同時に二人で絶頂の只中へ墜ちていった・・・・・・。

夜中。
肌寒さで眼を覚ました俊はベッドの上に素肌で眠っていたことを知る。腕の中で規則正しい寝息を立てている愛妻に風邪を引かせないようブランケットを引き寄せ、再度しっかりと抱き寄せるとコトリと音がしそうなほどあっけなく眠りにおちた・・・・おやすみなさい。
こうして俊の日課は終るのである。

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