ドクセンヨク 「んっ、んんっ…しろ、がね」 「神子様…」 雪がしんしんと降り積もる夜。 真っ暗な部屋のなか、月明かりだけが二人の姿を映し出していた。 何も身に纏う事のない、裸体が二つ。 絡み合う二人の身体は何故かイヤらしく感じさせない、芸術的な物を感じさせる。 小さなベットにひかれた真っ白なシーツが、下で蠢く女の手で皺を寄せられようとも。 その皺までも計算されたような美しさであった。 「神子様…美しい私の姫君……。」 まるであやすように紡がれる、男の囁きと口付けで女は高みに昇るのであった。 「ご、ごめんね…銀。また私のほうが先に……」 イったばかりの快感の余韻が残る身体を少し起こして、望美は銀の首にぎゅっと抱きついた。 「いいんですよ、神子様。 私にとって貴方が高みに昇って頂ける事が、この身の幸せなのですから。」 ニコリと笑って凄い事をさらっと言ってしまう銀。 その言葉に望美はまた恥かしくなり、銀の頭を抱きしめていた手に力を込めた。 銀はまた微笑み、押しつけられた望美の胸の先端を口に含む。 甘い快楽がまた望美の身体を支配する。 「しかし…まだ私には神子様の温もりが足りない……。」 硬く立ち上がった突起を口に含んだまま銀は言葉を紡ぐ 「あっ……んんっ…!」 望美の桜色の唇からは、甘い淫靡な喘ぎ声がまた漏れ始めていた。 「あなたの声が…… あなたの温度が…… あなたの笑顔が… もっと欲しい。 あなたをもっと私に下さい。」 白く滑らかな肌に、鮮やかな刻印が新たに刻まれていく。 指が、身体の線をなぞっていく。 「こんなにも貴方を求める私を、龍神さまは許して下さるでしょうか? それとも、大きな罰を与えにくるでしょうか?」 望美の脚の付け根に指が触れると、彼にしか触れられたことのない場所が疼き出す。 花芯が熱を持つ。 「そんな事ないよ。龍神はちゃんと分かってる。 私が銀のことを好きで、銀が私のことを求めてくれるのが嬉しいって。」 「貴方が、そういうならそうなのでしょうね。 でも……もし龍神様に咎められても、私は貴方を放しませんがね」 言葉の終わりと供に、熱くたぎった銀の欲望が望美の身体を貫いた。 「ああぁっ……!」 「くっ・…」 襲ってくる痛みと待ちわびた快感。 深く突き刺さったソレは望美の苦痛がひくと同時に動きだした。 前後左右に揺さぶられて望美の快楽の芽を確実に引き出す銀。 望美は耐えきれずに、快楽の声を出して鳴く。 「あっ、あっ、あぁ―――っ……」 内壁の奥の壁を犯す、やけるようなあつい熱を望美は感じながら望美は2回目の絶頂を迎えた。 あなたを手に入れた今 私に欲しいものは、もうありません あなた以外は何もいらない あなたさえいれば生きていける あなたは私のイキルスベテ。 |