アメリカンジョーク
蜀国人教師「魏国皇帝の現状を述べよ」
蜀国人学生「はい!魏国皇帝はがけっぷちに立たされています!」
蜀国人教師「では偉大なる蜀国の皇帝の現状について述べよ」
蜀国人学生「はい!蜀国皇帝は魏国より常に一歩前に進んでいます!」
誓いたいなら劉備にいけ
儲けたいなら孫堅にいけ
歌を詠むなら曹操にいけ
死にたくなったら董卓にいけ
少帝が擁立されていたときのこと。
ある農民が、門の衛士に聞いた。
「これが、董卓様のお屋敷かね?」
衛士は答えた。「ああ、そうだが?貴様何用だ?」
農民は言った。
「へぇ、董卓様はとてもお偉い方と聞きまして、董卓様なら、きっとオラの願いをかなえてくださると思いまして・・・」
「そうか。」衛士は答えて、続けてこう言った。
「だが、董卓様はお忙しい。とてもお前のような民にまで会っている暇はない。
願いを叶えてほしくば、そこで祈ってでもいるのだな。」
農民はがっくりと肩を落としたが、衛士に言われた通りに願い事を口にして祈りはじめた。

「相国様。どうか横暴な振る舞いを絶やさない董卓めを罰して下さい。」
蜀漢皇帝劉禅は、政治を顧みず、遊んでばかりいた。
その現状を憂えた董允は、ある日直言した。

董允「陛下、古の聖人は、苦しみも楽しみも民と共にしたものです」
劉禅「しかし、董允よ。朕は愚人であるから、そのような方々には、遠く及ばない」
董允「なんの、千里の道も一歩からと申します。まずは行ってみることです」
劉禅「じゃあ、出来ることから、やってみよう」

しかし、その後も劉禅の行動はまるで変わらなかった。そこで、董允は再度直言した。

董允「陛下、先のこと、御記憶されておられますか」
劉禅「心配するな。とりあえず半分だけ実行して、
    民が楽しんでいるときは楽しむことにした」
三国志丸という船が沈みそうになった。船長は乗客に説明をしたが、
なかなか水に飛び込んで救助船に移ろうとしない。そこで、船長は
一計を案じ、一人一人に説明をした。
董卓には「覇者の勢いというものを見せ付けてやりましょう」と説いた。
袁紹には「名門の名を遺すにはここで飛び込む度量を諸侯に見せましょう」と。
孫堅には「救助船の治安が心配です。泳ぎの達者な方にしか頼めません」と。
劉表には「より安寧なところはここではありませんよ」と。
劉璋には「あなたの信頼する劉備は先に飛び込みました。この船には五斗米道しかいません」と。
劉備には「大丈夫、関羽たちも飛び込みました。あとに残るは呂布の配下です。」と。
袁術には「ここの水は蜂蜜のように甘いと聞いております」と。

曹操は影武者しか乗っていなかった。
蜀丸という船が沈みそうになった。船長は乗客に説明をしたが、
なかなか水に飛び込んで救助船に移ろうとしない。そこで、船長は
一計を案じ、一人一人に説明をした。
劉禅には「巫女さまが救助船でお待ちです」と。
黄皓には「早く飛び込まないと巫女さんが陛下になにを告げるかわかりませんぞ」と。
姜維には「魏に降ることを思えば、飛び込んだほうがましでしょう」と。
費イには「ここで一つ大博打です!乗るか?反るか?」と。
勾安には「今飛び込めば酒ならいっぱいあります!」と。
李厳には「飛び込めば、米の調達もなんとかなるでしょう」と。
魏延には「飛び込める勇者はあなただけです」と。
馬岱には「先に飛び込んだ魏延を見張ってください」と。

馬謖には「兵法には飛び込め、とかいてありますよね?」と。
あるとき、座礁した船が沈没しかかっていた。
船長は、やむを得ず船を飛び降りてくれる人を募った。

袁術には 「皇帝はこういうときに飛び込むものです」
劉禅には 「海に飛び込んだら命は助かりますよ」
禰衡には 「海に飛び込まないで下さい」
と言った
25才までに漢王朝の復興に共感しないやつは心が無い。
25才過ぎて漢王朝の復興を信じてるやつは脳みそが無い。
あるとき、座礁した船が沈没しかかっていた。
船長は、考えた末こういった。

袁術には 「皇帝はこういうときに飛び込むものです」
劉禅には 「海に飛び込んだら命は助かりますよ」
禰衡には 「海に飛び込まないで下さい」
絶望的な戦局に悩んだ諸葛亮は、
さる高名な占い師にお伺いを立てることにした。
その占い師は、コインを投げて未来を占うと言う。

諸葛亮は尋ねた。
「表が出たらどうなる?」
「魏が勝ちます。」
「裏が出たらどうなる?」
「呉が勝ちます。」
諸葛亮は、なおも食い下がった。
「では、もし、コインが空中で浮いたらどうなる?」

占い師は答えた。
「そのときは、燕が勝ちます。」
三国志武将が乗っている船に火災が発生した。
孔明は、武将たちをスムーズに海へ飛び込ませるために、

孫権には 「主君はこういうときに飛び込むものです」
趙雲には 「阿斗様が海に落ちてしまいました」
曹操には 「海に飛び込んだら身長が伸びますよ」
張飛には 「酒瓶が流されてしまいました、今追えば間に合います」
孫夫人には 「劉備が白帝城で戦死しました」
劉備には 「民がみんな飛び込みましたよ」
馬超には 「曹操が泳いでますよ」
孟達には 「今が亡命のチャンスですよ」
と伝えた。

姜維「丞相!まだ司馬懿が残っていますが!」
孔明「どうしようもない。」
姜維「なぜですか!」
孔明「女物の服を送って挑発しようと思ったが、聞き入れなかった」
もっとも望ましい君主とは
孫権のように酒を慎み
董卓のように善人で
公孫讃のように部下を信頼し
劉璋のようにカリスマ性があり
袁紹のように後継ぎに恵まれ
何進のように名門の出身で
呂布のように頭がよく
孫策のように慎重で
劉備のように他の群雄を裏切らず
劉表のように積極的で
曹操のように女性関係で問題を起こさず
袁術のように民衆に慕われる人のことです。
曹操が神に訊ねた。

「主よ、魏はいつになったら中国統一が出来るのですか」
神は答えた。
「100年後だ」
これを聞くと曹操は泣きながら走り去った。

劉禅が神に訊ねた。
「主よ、蜀はいつになったら中国統一が出来るのですか」
これを聞くと神は泣きながら走り去った。
さる賢人が公孫讃の配下にこう聞いた。

賢人「あなたがいま500人の兵士を率いていて、あなたの主君に200人の増援を要請したら、
あなたは何人の兵士を率いていることになりますか?」
配下「500人です」
賢人「う〜ん、あなたは足し算のことをよく理解していないようですね」
配下「あなたは私の主君のことをよく理解していないようですね」
昔夏侯惇と夏侯淵がある村にたどり着いて、その村の長老に尋ねた。
夏侯淵「この村には18歳以上の処女はいるか?」
長老「おりませぬ」
夏侯淵「では16歳以上の処女はいるか?」
長老「おりませぬ」
夏侯惇「夏侯淵、ここはすでに孟徳が来た後なんだよ」
袁術が占い師に尋ねた。「私はいつ死ぬかね?」
占い師「南陽の民の祝日の日にお亡くなりになるでしょう」
袁術「ほう。どうしてそれが分かる?」
占い師「いつあなたが亡くなられても、
     その日は南陽の民の祝日になりますから」
蜀の廖化が80歳の誕生日を迎え盛大な宴が催された。
宴も終わりを迎え、帰り際に劉禅が声をかけた。
「90歳の誕生日ときにも、こうして楽しみたいものだな。」
「大丈夫ですよ。陛下はまだお若いのですから。」
張飛が読書をしていた。その本には、酒による害について詳しく
書かれて いた。彼は、それを読みながら、顔面蒼白となり冷や汗が
にじんできた。
「お、恐ろしい!こんなに恐ろしい事は、もうやめよう!」
彼はそれ以来、絶対に本を読まなくなった。
三国時代の前線からの早馬

諸葛亮軍
「至急、兵員・武器・弾薬・食糧を必要量送られたし」

董卓軍
「至急兵員を送られたし。武器・弾薬・食糧は敵軍より調達す」

張飛軍
「至急、大酒を送られたし」

孔融軍
「至急、書物を送られたし。2時半には着くこと」

劉禅軍
「至急、白旗を送られたし」
南蛮平定後、帰国の途につく蜀軍が荒れ狂う瀘水の流れに阻まれたときのこと。

諸葛亮「これでは渡れぬな。」

 孟獲「丞相、この河には昔から荒神がいて祟りをいたします。
     しかし四十九人の首を生贄として捧げれば、すぐにこの河も静まります。」

諸葛亮「なに、四十九人もの首を生贄として差し出させる荒神とな。
     戦は終わった、これ以上血を流してはならぬ。
     南蛮王よ、なにかその荒神に弱点はないのか。」

 孟獲「そういえば、荒神は甘い生贄が大嫌いだと聞いたことがございます。」

諸葛亮「なるほど、甘い物が苦手か。それは良いことを聞いた。
     これ、すぐに料理人を集めよ。大量の餡子を丸め、その上に小麦粉をかぶせ、
     人間の首に見せ掛けたものを四十九個、瀘水へ投げ込むのじゃ。
     怪しからん邪神めを虫歯にし、二度と生贄など要求せぬように懲らしめてくれん。」

四十九個の激甘饅頭は夜を徹して作られ、翌朝、瀘水へと投げ込まれた。
しかし、いくら待っても瀘水は治まる気配を見せない。

諸葛亮「ふむう、饅頭の計は失敗か。南蛮王よ、もっと他に荒神の弱点はないか。」

すると瀘水の河底から声が聞こえてきた。

「今度は茶壷がこわい。」
神様「汝の願いを3つかなえてやろう」
孟獲「それなら、魏に我が国を攻めさせて欲しい」

神様「汝の願いを3つかなえてやろう」
孟獲「それなら、魏に我が国を攻めさせて欲しい」

神様「汝の願いを3つかなえてやろう」
孟獲「それなら、魏に我が国を攻めさせて欲しい」

神様「何でお前たちはそんなに魏に攻め込まれたいのだ?」
孟獲「我が国が3回魏に攻められれば、蜀は少なくとも
6回攻め込まれますから・・・」
パーティーの席で、黄夫人が劉備に言った。
黄夫人は、劉備が長坂で妻子を見捨てた事に腹を立てていた。
「私があなたの妻だったらそのカップに毒を入れてますわ」
劉備はこともなげに言った。
「私が孔明だったら喜んで飲み干すね」
袁紹と霊帝が神に天国に呼ばれ、
「お前たちには愛想がつきた。もう世界を破滅させる」と言われた。
南皮に帰って袁紹
「いい知らせと悪い知らせがある。いい知らせは神が実在すること。
 悪い知らせはこの世界が破滅することだ」
洛陽に帰って霊帝
「いい知らせと、もっといい知らせがある。
 いい知らせは神が実在すること。
 しかも神は地上に我々の後宮が建設されることは
 ないとおっしゃった」
孫登が孫権に聞いた。

孫登「父上、酔っ払うってどういう感じなのですか?」
孫権「うーん、そうだな。そこにコップが2つあるだろう。
   それが4つに見えたらそれが酔っ払っているということだ。」
孫登「しかし父上、コップは1つしかありませんよ。」
寒い日に、曹洪はどうするか?

答え ローソクの近くに来る。

もっと寒い日にはどうするか?

答え そのローソクに火をつける。
魏軍が成都に迫って来ている時
劉ェが劉禅に言った。
「このまま魏軍が迫ってきたら、みんな魏軍に降伏してしまって、
私たち2人しか残ってないでしょう。」
すると、怪訝な顔をして劉禅が言った。
「私たち2人って言ったけど、お前の他の、あと1人ってのは
一体誰なんだ?」
三国時代の君主が乗った飛行機がエンジントラブルをおこした。
“みなさん、いらない荷物を捨ててください”という機長の放送で、
みんな捨てられるものは全部捨てた。けれど飛行機の高度は
まだまだ落ちていく。
捨てるものはもうない…。すると劉備が立ちあがり、
“漢の栄光のために!”
と叫ぶと、パラシュートをつけて飛び降りた。
しかしまだ飛行機の高度は落ちていく。
次に孫権が立ちあがり、
“孫家の名誉のために!”
と叫んで、パラシュートをつけて飛び降りた。でもまだ飛行機の高度は落ちていく。
ついに袁紹が立ちあがると、
“袁家の未来のために!”
と叫んで、曹操を突き落とした。

劉表は「荊州の未来のために!」と二人の息子をつき落とし劉備を見ながら自らも飛び降りた。
列車の4人がけの椅子に
曹操、董卓、貂蝉、孫権の母、この4人が座っていた。

しばらくして列車はトンネルに入ったが、
同時に車内の灯りも消えて真っ暗になって しまった。
その中でピシャッという大きな音がひとつ。

トンネルを出ると、董卓の頬にひっぱたかれた痕があった。

貂蝉は思った。
『董卓があたしをさわろうとしたのね。
 なのに間違って、あのおばあさんを
 さわってひっぱたかれたんだ』

孫権の母は思った。
『どうせ董卓があの若い娘をさわろうとして、
 ひっぱたかれたんでしょ』

董卓は思った。
『曹操が貂蝉をさわろうとしたんだな。
 とんでもないことに、彼女は間違って
 わしをひっぱたいた』

曹操は思った。
『またトンネルがないと困るな。
 今度は董卓を剣で刺さねばならんからな。』
五丈原で諸葛亮の死の直前
諸葛亮 「姜維、何か政治上問題が生きたならな・・・
     もし、失策があったら、まず・・・」
姜維 「はい、蒋エン殿と費イ殿に聞けばいいんですね。 」
諸葛亮 「違う!魏を攻撃するんだ!」
劉禅「朕の犬、碁ができるんだ」

夏侯覇「碁をするだなんて、頭のよろしい犬ですね」

劉禅「そうでもないよ。 四回のうち三回は朕が勝つ」
華陀が曹操に、病気が重いので、すぐさま手術が必要だと説明した。
曹操は青ざめて、尋ねた。 「頭をかち割るだって!? 大丈夫なのか?」
「ええ。残念ながら、五人中四人は助かりません。
しかし、魏王殿はご心配には及びませんよ」
「どうしてだ?」 冷や汗を流しながら曹操が尋ねた。
「ええ、魏王殿は助かるはずなんですよ。なぜって、
これまで四人の患者が死んでいるんですから」
袁紹の配下の男が、
突然あらわれた見知らぬ男に剣を突きつけられ
こう質問された。
「お前は後継者にどっちを選ぶ?袁譚様か、それとも袁尚様か?」
袁紹の配下の男はなかなか答えられず、口をモゴモゴさせていた。
暴漢はいらだって剣を彼の首におしつけて、さらに問い詰めた。
「袁譚様か?袁尚様か?返事をしないと斬るぞ!」
男は額に汗を浮かべ、さんざん考えた末、肩をすくめ目を閉じ、
頭を下げて答えた。
「・・・仕方がない。さあ斬れよ」
何度輸送しても、呉から届けられる温州みかんを途中で左慈に食べられてしまうのに
曹操は手を焼いていた。いい対策はないかと軍師一同を呼び、知恵を絞った末、
最高のアイディアを思いつき、孫権に次の文句を記した紙片を籠に貼るよう頼んだ。

「!!警告!! この籠に、毒入りのみかん一個あり」

その数日後、ようやく届いた温州みかんを剥いて確認すると、
はたしてみずみずしい果実が顔を出した。
しかし、紙片には次の文句が書き加えられていた。
「二個になったぞ」
 「馬を買いませんか?当牧場では、お客さま一人一人の体型に合った各種の馬を取り揃えております。
曹操様には小さな馬を、劉備様には胴の長い馬を、関羽様には背の高い馬を。そして馬にまだ乗られたことのないホウ統様には、人を乗せたことのない馬を用意させていただきます」
医師が劉備の異常に赤い顔色に触れると、劉備は答えた。
「高血圧ですよ、先生。家族から来てるんで。」

「母方ですか、それとも父方?」

「どっちでもありませんよ。妻の家族から来てるんです」

「まさか」と、医師。
「どうして孫夫人の家族から高血圧が来るんです?」

劉備はため息をついた。
「一度会ってご覧になれば、分かりますよ、先生!」
周喩が孫権に
「酒を飲みすぎて、胃を悪くしました。」
と言うと、
孫権が反論して、
「胃の悪いのを酒のせいにするな。
弱い胃を持って誠にすみませんと、君は酒に謝りなさい。」
ある男が、自分を配下に持ちたがっている3人の君主の中で、
誰を主公と仰ぐか長いこと考えていた。 そこで彼は3人に5000万両ずつ渡し、
彼らがその金をどう使うか見ることにした。

一人目の君主は、高価な衣服と名馬赤兎馬を買い求め、三日に小一宴、
五日に大一宴を開き、彼の気を引くためにその金を全て使ってこう言った。
「わしはそなたが好きなのだ! だからそなたには国で一番
いい主人の元で、素晴らしい知遇を得ていると思われてほしいのだ」

二人目の君主は、配下にくるかもしれないその男のために
世界一の美酒を買い求めて残らず使い切ると、こう言った。
「私は酒が大好きだ。世の中で一等大事なのは酒に決まっている。
だから大切な部下のために、素晴らしい酒を用意した」

三人目の君主は、5000万両を全て民のために使った。
「私は君をとても好ましく思っている。お金は私が浪費をしない、
暗愚な王ではないことを君にわかってもらえるように使ってみた」

……男は考え、3人の中で一番耳の大きい男を主公にした。
劉封「私の義父上が、やっと安らかに眠れる」

関平「劉備様が死んだの?知らなかった」

劉封「義母上が呉に帰ったんだよ」
「あなたの父は?」
「袁術陛下です」
「あなたの母は?」
「祖国大成帝国です」
「では、あなたのなりたいものは?」
「孤児です」
酔っ払った孫権が、諸葛瑾を見てこう言った。
「やあ、ひどいロバがいるぞ!」
それを聞いた諸葛瑾は、
「あなたみたいな酔っ払いにそんなこと言われたくありません!」
と激しく非難した。
言われた孫権は平然とこう言った。
「わたしの酔いは明日になればさめるが、お前の顔は明日になっても治らない」
蜀漢皇帝劉備は、若き日に悪魔と契約した。
劉備「私を皇帝にしてくれ」
悪魔「なんだその程度か。お安いご用さ。なんならオマケもつけようか?」
劉備「じゃあ、後世に名君として名を残せるようにしてくれ」
悪魔「そんなの朝飯前さ、もっと難しい事でもできるぜ」
劉備「じゃあ、曹操を倒したいんだが…」
悪魔「そりゃ無理だ、いくら俺でもサタン様にゃかなわない」
曹操の息子曹植が銀行に来た。
「すいません。預金を少し下ろしたいんですが」
「はい。ところで、業務規定でございますので身分証を拝見させていただきます」
曹植は証明書の類を持ってきていなかったので、はたと困った。
「さようですか、では曹植様、これぞ曹植様と思わせるようなことを
 ひとつ私の目の前でやって頂けないでしょうか?」
それはお安いご用と、曹植は七歩歩く間に詩を作り、それを披露した。
「失礼致しました。まさしくあなたは曹植様です。さあ、どうぞ」
曹植と入れ違いに、劉禅がやってきた。
預金を下ろしたいがやはり証明証を持っていないという。
係員は曹植の時と同様、代りに何かできないかと頼んだ。
「それが、私は何もできないんだ」
「何もお出来にならないのですか?」
「恥ずかしいが、本当に何も」
「本当でございますか?」
「本当なんだ、まったくの能なしなんだ」
係員は突如立ちあがると言った。

「失礼致しました。まさしくあなたは劉禅様です。さ、おいくらご入用で?」
ある船に火災が発生した。船長は、乗客をスムーズに海へ飛び込ませるために、
劉備には 「紳士はこういうときに飛び込むものです」
馬謖には 「孫子では海に飛び込むことになっています」
曹操には 「さっき美女が飛び込みました」
孫策には 「海に飛び込んだら英雄になれますよ」
張飛には 「酒のビンが流されてしまいました、今追えば間に合います」
魏延には 「海に飛び込まないで下さい」
劉封には 「みんなもう飛び込みましたよ」
董卓には 「おいしそうな肉が泳いでますよ」
張コウには 「今が亡命のチャンスですよ」
貂蝉には 「呂布が董卓を討ちました」と伝えた。
船員「船長!まだ楊脩が残っていますが!」
船長「ほっておけ。」
船員「なぜですか!」
船長「鶏肋。」
西涼の酒場でよそ者がこういった

「曹操なんて馬のケツだぜ!」
「おい、それはここでは喧嘩を売るセリフだぜ」
「済みません、ここの皆さんが曹操を好きとは知りませんでした」
「そうじゃねえ、馬が好きなんだ」
曹操「我が国は危機に瀕している。今こそ蜀に攻め込もうではないか」
程c「それはいけません。負ければ蜀は惜しみなく援助してくれますが、
   万が一、勝利してしまった場合は巨額の財政赤字を抱えることになります」
曹操と劉備が、どちらの国の兵士が勇敢で命令に忠実かを競った。
劉備が兵士に、崖から飛び降りるよう命じる。
兵士は「私には妻子がいるんです」と言ってその命令を拒否した。
次に、曹操が兵士に崖から飛び降りるよう命じた。
曹操の兵士はすぐに飛び降りた。
だが、奇跡的に命は助かった。劉備が、彼に尋ねた。
「どうしてあんな命令をきいたんだ?」
「私には妻子がいるんです」
天国の門に、死んだ董卓がやってきた。
「私を天国に入れて下さい」
「それはできん。お前の行くところは地獄と決まっておる」
董卓はとぼとぼと地獄へと立ち去った。

しばらくして。
天国の門に、鬼の一団がやってきた。
門番は驚いた。
「一体あなた方は何をしに来たのです!?」
鬼は言った。
「我々は地獄から亡命してきたのです」
ある日、何かの用事で執務室に入ってきた側近に向かって
曹操が声をかけた。
「君、孟徳新書は、もう読んだかね?」
すると側近はぎくりとし、後ずさりしながら答えた。
「もちろんですよ、丞相。すばらしい傑作でした!」
「おいおい君、なぜそう後ずさりするのだね?」
「いえ、あの本についてお話ししたら、部屋に戻ってもう一度
読み返したくなりまして。本当に傑作ですよ、丞相」
側近はそう言って、逃げ出すように部屋を出ていった。
曹操はひとりになると、書棚にある自分の著書を眺めて
つぶやいた。
「誰に聞いても傑作だというから、私も読んでおこうかな」
文化人と謳われるのに最も相応しいのは誰か、というわけで 各人それぞれが得意とする分野で文化人としての己を表現することになった。

曹操は、銅雀台を築き名士百家に自分を讃える詩を作らせた。
諸葛亮は、発明で前衛的な兵器を造り上げた。
曹植は、詩を吟じた。
張松は、高らかに兵法書をそらんじた。
華陀は、麻沸散を用い病人の臓物を治療にしてみせた。
陳琳は、人の悪口を一つ一つを檄文に書いた。
呂布は、何故かはわからないが弓で的を狙った。
孔融は、自分は孔子の子孫であると論じた。

禰衡は、孔融以外全てを酷評した。
この世で最も健啖家なのは誰か、というわけで
各人それぞれが得意とする料理で健啖家としての己を表現することになった。

曹操は、鶏肋の浮かんだ鳥のやわらか煮を啜った。
夏侯惇は、引き抜いた目玉をあぶって丸飲みにした。
馬超は、豪快に馬の丸焼きを作って舌鼓をうった。
左慈は、魏に運ばれる途中の温州みかんの中身を失敬した。
劉備は、腿裏に贅肉がつくほどの美食を重ねた。
諸葛亮は、饅頭を考案して南蛮人に食べさせた。
関羽は、何故かはわからないが麻酔無しで右腕を切らせた。
曹植は、書を読みながら虱を噛み潰した。

程イクは、饅頭に人肉を混ぜて兵糧とした。
諸葛亮は泣いて諸葛亮を切った。
関羽は五関で六人の関羽を切った。
曹操はこの世に英雄は自分と曹操だと言った。
呂布はすごく遠くから呂布を射た。
劉備は近頃は馬にも乗らず股に劉備がついたと嘆いた。

これらの話を晋の史官陳寿が編み、ついに陳寿国史が成立した。
袁術が脳腫瘍の手術が必要となり、
華陀からは費用2万両で所要時間20分、于吉からは無料で4時間、と
それぞれオファーがあった。
華陀を選んで手術は成功したが、所要時間がなんと8時間20分!
袁術は契約違反と言い立て、結局踏み倒して帰ってしまった。
が、後日送られてきた請求書明細によると、石のように固い頭を
切開するのに4時間、脳を探し出すのに4時間、実際の処置に20分、
とあった。
☆「天下三分の計」
ご存知三国志の劉備が諸葛亮を訪ねるくだり。地図で「天下三分の計」を説明する諸葛亮に劉備が問う。
「しかし先生、それでは国力は魏が2分の1、呉が3分の1、蜀が6分の1ぐらいではありませんか」
「国力は数字だけではかれるもんではなか(なぜか薩摩弁)。呉には兄の諸葛謹がおる。そして蜀にはこの私。
ちょうど3分の1、3分の1、3分の1になるのでござるよ、わははははは」
…この自信過剰の男を軍師に迎えたものかどうか、劉備は三度迷ったのであった。
項羽、劉邦どちらが素晴らしいか、というわけで
武将たちはそれぞれ論じ合った。

曹操は、自分のことで頭がいっぱいだった。
孫策は、項羽派だった。だが劉邦派の宇吉に呪い殺されてしまった。
劉備は、自分が中山靖王劉勝の子孫である、という発言を撤回した。
呂布は、韓信派だった。
袁術は、我は劉邦の生まれ変わりである、と発言し、民から税金を搾り取った。
周瑜は、劉邦派だった。だが、諸葛亮は劉邦の生まれ変わりではないか?とひどく心配し、吐血した。
諸葛亮は、少なくとも自分ではないと思っていた。
張飛は、酒が好きな方はきっと項羽だろう、といって劉邦をけなしまくった。

劉禅には、そんなことはどうでもよかった。
張飛が酒を飲み終わって店を出た。
彼はすぐに戻ってきて剣を抜いた。
「誰が俺の馬を盗みやがった?
 いいかおまえら、よく聞け。
 俺はこれからもう一杯飲む。
 飲み終わるまでに馬が戻らなければ
 いつか徐州でやったのと同じことをやらねばならん。」
飲み終わって外に出ると、馬は杭に繋がれていた。
店主がついてきて尋ねた。
「それで、徐州では何をなさったんです?」
「歩いて帰ったんだ。」
趙雲は、神に頼んだ。
「次の戦で、手柄を立てさせてほしい。」
が、趙雲は、小さな紛争で見事に討ち取られてしまう。
これには趙雲は激怒した。
「話が違うではないか!その上死んでしまったではないか!」
それに対し、神はこう答えた。
「次の戦であなたが出陣すると、あなたの殿が建てた国は確実に滅亡しますから、死んだ方が大手柄です。」
「私・・・左慈・・・今洛陽の城門の前にいるの・・・」
たいへんだ。入ってくる。どうすればいいんだ・・・!!

「私・・・左慈・・今中庭にいるの・・・」
中庭だと!? 中庭から入ってくる気か!?

「私・・・左慈・・・今酒屋にいるの・・・」
あれ? 城下町の酒屋か?

「私・・・左慈・・・今長安にいるの・・・」
おお・・・遠ざかってゆく・・・。
それは3年も前のことでした。
今朝、城へ出かける前に、「大秦国にいる」
との便りをもらいました。もう我々の知らざる所に行くのだろう。
がんばれよ。
                       ――曹操の日記
戦うのに飽きた武将達はこれからの身振りについて話し合った。

曹操はある漫画の主人公になった。
呂布は戦いたいので無限城に行った。
諸葛亮は詩を詠いながら畑仕事をしていた。
劉備は内股になっていた。
関羽は髭の長さでギネス記録を更新した。
張飛は甘寧と飲み比べをしていた。
孫権は周泰の傷に見惚れていた。
魯粛は酒を分けていた。

この動きを見ながら太平天国を造る張角がいた。
ある早朝のこと、母親が息子を起こすために部屋に入って言った。
「起きなさい。今日は戦があるんでしょ!」
「なんで、お母さん。戦になんか行きたくないよ」
「なぜ行きたくないの?理由を言いなさい!」
「武将たちは僕のこと嫌ってるし、弟たちはいないし、それに軍師たちまで僕のこと嫌ってるんだよ!」
「そんなの、理由になってないわよ。さあ、早く起きて支度しなさい」
「それじゃあ僕が戦に行かなきゃならない理由を言ってよ!」
「まず、あなたは51歳でしょう。それに、皇帝でしょう!さっさと行きなさい」
あるとき、座礁した船「呉丸」が沈没しかかっていた。
船長は、やむを得ず船を飛び降りてくれる人を募った。

しかし、誰もいない・・・

船長は、考えた末こういった。

船長「今、飛び込むことは城への一番乗りと同じぐらいの英雄行為です」
太史慈が飛び込んだ
船長「派手な人は、こういうときに飛び込むものです」
賀斉がつづいた
船長「規則では、こういうとき、飛び込めと記されています」
魯粛に迷いはなかった
船長「あ、あそこに二人の美女が・・」
孫策と周喩は、飛び込みながら笑っていた
船長「孫権殿が飛び込むな!とおっしゃてます」
張昭は条件反射的に飛びこんだ。
船長「あなたの知恵をふりしぼって皆さんを助けてください」
諸葛恪が誇らしげに飛び込んだ
船長「海底でお子さんがロバに筆で何かしてます」
諸葛謹は不安げに飛び込んだ
船長「もうあなたと張遼しか残ってませんよ」
孫権はあわてて飛び込んだ。
船長「腐女子が船にいるようです」
陸遜は、歯を食いしばって飛び込んだ・・・
「出師の表って知ってるか?」
「ああ、忠臣で読んで泣かずにいれるものはいなかった、ってやつだろ。」
「ところが一人だけいたんだよ、泣かなかった奴。」
「そんな奴いたのか?一体誰だよ?」
「王平さ」
「諸葛亮って奥さんいたのに別の奴に惚れてたらしいぞ。」
「まぁ醜女だったらしいからな、奥さん。」
「服をプレゼントしてデートに誘おうとしたけど断られたとか。」
「天下の丞相様に対して大胆な奴だな。」
「俺も最初聞いたときは驚いたよ。まさか相手が司馬懿とはね。」
洛陽で「曹操はバカだ!!」と叫んでいた禰衡が捕らえられ、処刑された。
罪状は「国家機密漏洩罪」。
程cの船が遭難した。
船員57名が死亡し、13名が生き残った。
帆の破損で航行不能となり、食料欠乏に陥ったのだ。
船は曳航されて港に入った。
生存した船員は思いのほか血色もよく元気そうで、
自分の足で歩いて港におりた。
昔々、曹丕と甄姫夫婦のもとに信じられないほどの不細工な子供が産まれた。
「親違いではないか」との曹丕や周りからの目に耐えられなくなった甄姫は子供の殺害を計画する。
甄姫は子供が夜になると無意識のうちに自分の乳房にしゃぶりつくことを知っていた。
甄姫はその習性を利用し子供を毒殺しようと考えた。その夜、甄姫は自分の乳房に毒を塗って床についた。そして朝が空け甄姫が目を覚ますと、無邪気に笑う子供の横で、義父、曹操が息絶えていた
「馬猛起これにあり。曹操。覚悟!」
と、馬超は曹操めがけ一気に駆け抜けてきた。
「赤い頭巾をかぶっているのが曹操です」
と、側のものから声がかかると、曹操はあわててかぶっていた頭巾を傍の者にかぶせた。
「ひげがあるのが曹操です。」
と、再び声が上がると、今度は小刀で自らのひげをそり落とした。
そうこうしているうちにいつの間にか馬超が目前まで迫ってきていた。
「曹操。覚悟」
と、言う声とともに振り下ろされた槍は曹操が身をかわしたため、後ろの木に刺さってしまった。
やがて、曹洪、徐晃が駆けつけ、入り乱れた。その隙に曹操は逃走を図り、その場を後にした。

やがて、目前に見えるは「虎痴」。許ネ者ではないか。曹操はその名を呼び、防護を求めた。しかし、
「おぬし。何者だ?」
「馬鹿者。自らの主に向かって何者とはなんだ。」
「わが主は曹操様。貴様のようなみすぼらしい兵卒ではないわ」
「なんだと?許ネ者。貴様。」
「曹操様ならば、赤い頭巾をかぶっていらっしゃるはずだ。」
「とっさの事で、共の者に身代わりになってもらったため、今はかぶっておらんだけだ」
「なおかつ立派なひげを蓄えておるはずだ」
「それも急のことで、そり落としたのだ」
「ええい。うその上手なやつだ。だが私は曹操様を探し、守らねばならん。済まぬが自らの身は自ら守ってくれ。」
といい、許ネ者は立ち去っていってしまった。その後の曹操を見たものはいなかったそうな…。

後日譚だが、赤い頭巾をかぶり、ひげの生えた男を許ネ者が、右脇に抱え、馬の鞍で矢を防ぎ、川を下って行ったそうな…
昔々、海の向こうの呉という国に、周瑜という人がいました。
周瑜は音楽の造詣が深く、楽士が少しでも音をはずすと無意識のうちに振り向くと言われました。
また、彼の妻は小喬といい、絶世の美女として知られていました。
しかし小喬に目をつけた魏の曹操は、人を遣わして彼女を誘拐してしまうのです。
悲しみにくれた周瑜は、単身許都に赴き、小喬を返して貰うよう曹操に詰め寄りました。
曹操は家臣は周瑜を斬るように薦めましたが、曹操は周瑜の才に惚れて戸惑っていました。
ある夜、周瑜が一人馬で散策していると、知らずの内に洛水という川に辿り着きました。
美しい川の流れを見て小喬を思い出した周瑜は川辺で涙を流して嘆きました。
それを見た川の女神、洛神は可愛そうに思い、自分の義理の父である曹操に小喬を返すよう頼みました。
曹操は断りきれず、周瑜が小喬をつれて帰るのを承諾しました。
しかし彼の才を惜しんだ曹操は一つ、条件をつけました、
「許都の門を出るまで振り返ってはならない、もし振り返れば魏に仕える意思ありとみなし帰さない」と。
周瑜はそれは簡単なとこであろうと思い承諾し、小喬を連れて宮から一直線に馬を走らせました。
曹操はその才に敬意を表し、大規模な楽団をもって彼を送らせました。
ところが、城門まであと五十歩というところで一人の楽士がうっかり音程を外してしまいました。
それが耳に入ってしまった周瑜はいつもの習性で思わず振り返ってしまったのです。
その瞬間、大門は閉じられ衛兵が彼の前に立ちはだかりました。
もはや生きて呉には帰れないと悟った周瑜は自らの不運を嘆き、血を吐いて死んだということです。

この話はいまでも中国の江南地方で語り継がれており、そこでは絶対音感を持つ子供は将来不幸になるといわれているそうです。
赤壁で曹操が周瑜に敗北したあと、両者が会談する席があった。
曹操は周瑜への対抗心から言った。
「わしは才を尊び、合理を愛す。家臣が理にかなったことを申せば、どんな意見も大事にするぞ。そこにいる荀イクなどは、わしの失敗や勘違いを諫めて出世したようなものだ」
自信満々の曹操をしばらく見て、周瑜は言った。
「それは私も同様です」
「ほう、孫権もそれほど理をわきまえた男か」
「いえ、」
驚く曹操に周瑜が答えた。
「私も曹操様の失敗や勘違いを申し上げて出世しました」
許都に滞在していた劉備は、曹操と会談することとなった。
「丞相殿。あなたの成功の秘訣を是非お伺いしたいですな」
「うむ」小柄な英雄は言った。「それは優秀な人材を集めることだろう」
「もっともですな」劉備は深く頷いた。「しかし,どうやって優秀かどうかを見分けるかが難しくはありませんか」

「簡単なことだ」曹操は答えた。「では、やってみようか」
彼は、荀ケを呼び出した。
「やあ。荀ケ。ちょっとした質問に答えてくれるかな」
「どんな質問でしょうか。丞相殿」
「あなたのお父上とお母上から生まれた子供で、あなたの兄弟でも姉妹でもない人は誰?」
「はっはっは」荀ケは笑った。「それは私です」

劉備は荊州に移るとさっそく、関羽と張飛を呼び出して、例の質問をしてみた。
二人はしどろもどろとなり、緊急の用事を思い出したと言って、いったん劉備の前を辞した。
そして、頭のいい諸葛亮を見つけて、例の質問をぶつけてみたのである。
即座に諸葛亮は「それは私だよ」と答えた。

二人は劉備の下に戻り,こう言った。
「例のご質問ですが,それは諸葛亮殿ですな」

劉備はひどく落胆した。こんな連中が片腕では、漢朝復興は絶望というものではないか。
「どうしようもないな。君たちは」劉備はため息をつきながら言った。「そんなことも分からないのかね。まったく」
劉備は、二人の愚か者に答えを教えてやることにした。

「答えは、荀文若だよ」
張飛「子供の頃によく聞かされた物心がつく前に養子に出されたというあの兄が曹公の家臣になっていたとは!」
董卓が寝所で行為の最中、自慢気に言った

董卓「わしの息子の味はどうだ、最高であろう」
貂蝉「はい、奉先殿は最高でございました」
曹操が袁紹、劉備、孫策が食事に招待した
曹操が「すまぬ、今肉はきらしておるみたいだ」といったら
袁紹「きらすってなに?そんなの聞いたこと無いよ」
孫策「申し訳ありませんってなに?そんなの聞いたこと無いよ」
劉備「肉ってなに?そんなの聞いたこと無いよ」
曹操は民の意見を聞こうと目安箱を設けた。

Q.チビで悩んでいるのですが……。
A.


質問者は即日逮捕され、死刑になったという。
姜維は落鳳坡を通りかかった。


しかし何も起こらなかった。
精神的打撃
劉備…「関羽殿が…戦死なさいました」
曹操…「郭嘉殿が…
袁術…「蜂蜜が切れました」
呂布…「戦乱が終わりました」
曹操・・・「妾が逃げました・・・」
袁紹・・・「どうやら、我が家は元をたどれば賊軍だったそうです」
魏延・・・「死んだはずの諸葛亮が生き返りました」
周喩・・・「孫策殿は死んで、奥方は逃げて、荊州は取られました」
諸葛勤・・・「孫権様のロバが死にました。かわいがっていたのに・・・」
韓玄…「魏延がキレました」
孫権…「酒が・・・
董卓と王允と呂布がある研究所に集められウソ発見器にかけられることになった。
研究者が3人に言った。
「この椅子に座って日頃から考えていることを自由に喋ってください。もしそれが嘘だったら、ビーッと音が鳴ります」
まず初めに董卓が装置を頭に付け、椅子に座った。
董卓は言った。
「私はいつも考えています。漢王朝と民衆に真の平和が訪れればいいなと」
「ビーッビーッ」
次に王允が座って喋り始めた。
「私はいつも考えています。董卓様が皇帝になって繁栄すればいいなと」
「ビーッビーッ」
最後に呂布が椅子に座って喋り始めた。
「私はいつも考えています」
「ビーッビーッ」
あの世にて

曹操「1800年後になってもやはり中国の首都はわが中原だな、ハハハ。」
孫権「なぁに北京なんて田舎じゃねぇか。上海の発展を見よ、これからは江東の時代だな。」
劉備「・・・・・・・・パ、パンダがいるもん。」
むしろ>>243は改悪だろう。
繰り返しによるテンポがなくなっているし、
呂布の「私はいつも考えています」の台詞が出てくる理由がわからなくなり
唐突な印象を与えてしまう。

これだけじゃあれなので。
領内の巡回で、劉備がある村を訪問した。
劉備は子供たちに、「悲劇」とはどういうものか、という問いをした。

少年が手を挙げて言った。
「僕らの耕す畑が、干ばつで干上がったら、それは『悲劇』だと思います」
「残念だけどそれは違う。それは『天災』と呼ぶべきだね」

次に少女が手を挙げて言った。
「村の若者が徴兵されて、戦争でみんな死んじゃったら『悲劇』だと思います」
「それも違うね。その場合は『大きな損失』と呼ぶべきだろうね」

最後に少年がおずおずと手を挙げて言った。
「漢王朝が、曹操によって断絶させられてしまったら、『悲劇』じゃないでしょうか」

「素晴しい!」劉備は微笑んだ。これこそわが民の持つべき答えである。
「完璧だよ、さあ、みんなに何故それが『悲劇』か教えてあげてくれないか」

「ええと、それは天災でもなければ、大した損失でもないからです」
劉備は領民の家に立ち寄ると、食事を所望した。
がりがりに痩せ貧相な男は言った。
「劉備様、たいそうなものはございませぬが、こちらをどうぞ。」
出てきたのは、脂ののった霜降りのステーキであった。
「どうしたのだ、これは。」
男は涙ながらに答えた。
「へえ、劉備さまと知って、おもてなしをしたかったのですが、食料がなにもございません。そこで、最愛の妻を屠ってステーキにしました。」
置くの部屋を見ると、確かに、妻と思しき婦女子の死体が倒れていた。
「おぬし・・・」

婦人は極めて豊満で、その周辺にはプラダやヴィトンのブランド品が散乱していた。

「おぬし、私をダシに使っただけなのではないか?」
袁紹は3人の息子を呼びつけると、こう言った。
「おまえたち、この矢を折ってみなさい。」

矢はあっさり折れ、息子たちはこう言った。
「父上、これしきのこと、たやすうございます。」

続いて袁紹は、もう1本の矢を渡すと、
「それではおまえたち、この矢を折ってみなさい。」

息子たちは渾身の力を込めるが、今度はなかなか折れない。
「父上、折ることができません。」

袁紹は答えた。
「当たり前だ。その矢は、超硬質セラミックスでできておる。即ち、どんなに頑張ろうと、素材の違いだけはいかんともしがたい、ということだ。」
麋竺と孫乾が、死んで天国にいった。
天国の門に北斗と南斗がたっていて、二人をむかえた。
「これからあなた方は天国の大通りを進む。そのための馬を進呈しよう。
馬は、あなた方が生前行った善行によって決める」
麋竺には赤兎馬、孫乾には汗血馬がおくられた。
早速二人はそれぞれの馬に乗って、天国の大通りを走った。
しばらく行くと麋竺の馬が、孫乾の馬にうしろから
追突してしまった。
「おい子仲!一体どこを見て乗っているんだ!」
孫乾が怒鳴った。
「すまん公祐!つい、後ろに気を取られたもんだから…」
「後ろだと!?」
「あんただって振り返りたくなるさ。
 見てみろよ!玄徳様が木牛で走ってくるぜ!」
魏呉蜀三国同盟秘話
三カ国は、世界をどの様に分割するかでもめていた。
魏代表「世界の、いや北半球の半分は我々が貰う」
呉代表「当然世界の海と川は我々だろうな」
両者が、境界線をめぐっていがみ合いを続けるのを見て、
蜀代表はあくびをしながら言った。
「何でもいいよ。俺達は漢王朝を貰うからさ、
残った世界はあんたらが好きに分配してくれよ」
魏人と呉人がどこの国の政治家が三国一番悪いかについて話し合っていた。
魏人は重税での銅雀台の建設、民の不安による五斗米道等の宗教の氾濫を指摘した。
呉人は呉の君主が酒に重きを置きすぎている事や、異民族の不安を指摘した。
どちらの政治家が世界一悪い奴かは判断がつかなかった。
そのとき、蜀が通りがかると二人は一致して結論を出した。
アホと玉無しが政治をやっている国は三国でただ一国だけだったのだ。
あるとき列車に魏人と呉人と漢人と蜀人の
4人が一緒に 乗っていました。
あるときみな乗り越したことに気がつきましたがお金が無く、何かを売らなければいけません
魏人が優秀な人間を売ることにしました。
「どうしてそんな事をするんだい?」魏人に 対してたずねました。
すると魏人は
「魏は優秀な人材はたくさんいるからね」と答えました。
次に呉人が 土地を売りました。
「どうしてそんな事をするんだい?」呉人に対してたずねました。
すると呉人は
「呉には土地はたくさん 有るからね」と答えました。
次に漢人が冠位を売る事にしました。
「どうしてそんな事をするんだい?」
漢人に対してたずねました。すると漢人は
「漢には人も金も無いけど権威だけはたくさん有るからね」と答えました。
最後に蜀人は人材と土地と冠位を少しづつ売りました
「どうしてそんな事をするんだい?」
蜀人についてたずねました。すると蜀人は
「蜀にはもともと何も無かったけど君主の劉備様がいろんなところから少しずつ
 裏切りついでに奪ってきましたから」
他の国人は蜀人を売り払うことにしました。
ある決戦の最中、敵の別働隊が進撃していると聞いた某将軍は、斥候を出して様子を伺わせました。
斥候はしばらくして血相を変えて戻ってきました。
斥候「敵の別働隊は、雲霞のごとき大軍です!」
将軍「して、兵数はいかほどか?」
斥候「198人まで数えたんですが、数が多すぎて・・・あとは大体20000人ぐらいです」
将軍「うむ、20198人だな、では迎撃にでるぞ!」
諸葛亮は、動かぬ司馬懿軍を誘い出すため、婦女子の衣装を送りつけた。
しかし、司馬懿軍は動かない。

諸葛亮「さすがは仲達、一代の傑物よ。これしきの挑発には乗ってこぬわ。」

司馬懿「何故に孔明はわしの趣味まで知っておるのだ。恥ずかしくて出陣できないではないか。」
趙雲は、敵軍包囲の中懸命に救い出した阿斗をうやうやしく差し出した。
劉備は阿斗を受け取るなり、
「ええい、捨てておけ。」
とわが子を毬のように投げ捨ててしまった。

「あ、我が君、なにをなさいます。」
趙雲は叫ぶ。

「打ち殺すなら、もっと思いっきり投げつけないと。そんな中途半端だと、いずれ自国を滅ぼすことにもなりかねませんよ。」
曹植は7歩歩く間に、即座に詩を創り上げた。

 豆を煮るのに、豆殻を燃やします。
 豆は鍋の中で泣きます。
 「もともとは同じ根から生えてきたものであるのに、この立場の違いはなんたることだ。」
 豆殻は火の中で笑います。
 「豆のやつ、なんで泣いてるんだろう。豆だって遅かれ早かれ食べられちゃうだけなのに。」

曹丕は怒って、曹植を火あぶりにしてしまった。

そしてほどなく、曹魏は時代の波に飲み込まれてしまった。
孫権はロバの背中に「諸葛謹」と書いて、顔の長い諸葛謹を揶揄していた。
謹の俊明なる息子は、「(諸葛謹)のロバ」と書き足すことで、親の恥をそそいだ。
むきになった孫権は、「↑諸葛謹の息子ってことか。あ〜ら、そっくり。」と書き足した。
息子は、「父上のは、ロバですら孕ませるほど立派ってことさ。君主様のモノとは違う。」と書き足した。
孫権はさらに、「謹の嫁はロバだとさ、やーい、や・・・」

ここまで書いたときに、張昭が割って入って書き足した。
「一国の君主たるものが、むきになってどうするんですか。そんなことでは家臣一同、迷惑です!」

ロバ「(いや、一番迷惑を被っているのは、俺だと思う・・・)」
劉備、関羽、張飛の3人が、桃園で酒盛りをしていたところ、みすぼらしい老人が登場した。
「おぬしたちはそこで何をしておるのじゃ?」
劉備が答えた。
「我々は漢王室復興のため力を合わせんと、ここで義兄弟の契りを結んでいるのです。」

「ほお、それは殊勝なことじゃ。ではわしが兄弟のために、ひとつ願いをかなえてしんぜよう。」

「はあ?」
3兄弟は突然の珍客に戸惑った。とりあえず、当初の予定通り誓いを立てることにした。

「我等3兄弟!」
「生まれた日は違えども!」
「死せる時は、同じ日、同じ刻を願わん!」

「その願い、かなえてつかわす。」
老人がぼそりとつぶやくやいなや、空には暗雲が立ち込め、激しい落雷が3人を直撃した。
3兄弟は、ほぼ同時に絶命した。
樊城、関羽の水攻めにあること数ヶ月。
城外の水位は溢れんばかりに高まり、もはや全滅を免れないかに見えた。
龍徳も討ち取られ、于禁も降伏し、残るは満寵と曹仁のみである。
降り続く雨。

満寵「古から白馬を水に沈めると雨が止むと申します。」
曹仁「うむ、天に祈るしかないな・・・」

場内から見事な白馬が引き出された。
魏軍、そして関羽軍の全兵士が見守る中、白馬は静かに落ちていく。
直後、
沈んだ白馬で水位が上がり、樊城は水没した。
劉備は母に茶というものを飲ませたいと思い、莚を売りに出かけた。すると、満開の桜の木の下でおろおろしている男に出会った。
「花見の席取りを命じられたのですが、敷物を調達することができませんでした。よろしければ、その莚を譲っていただけませんか?」
「それはお困りでしょう。差し上げます。」
「お礼に、わが社の新製品をお持ち下さい。」
劉備は七星宝刀を手に入れた。

さらに歩くと、白い顔をした男に声をかけられた。
「私はこれから、ある人物を刺してこなければならぬ。その刀をくれないか?」
「それは物騒な。しかし、これは私が持っていても仕方がありませんので、お譲りしましょう。」
「それでは、お礼にこの馬をあげよう。」
劉備は赤兎馬を手に入れた。

さらに歩くと、巨躯の男から声を掛けられた。
「お・・・俺には・・・乗れる馬がない・・・。その・・・馬をよこせ。」
「それはお困りでしょう。差し上げます。」
「お・・・俺の・・・徐州の家をやる・・・。住め・・・」
劉備は徐州の家を手に入れた。

徐州の家に住んでいると、訪れるものがあった。
「私どもは、孫家鉄道株式会社のものですが、この土地に鉄道を引くことになりました。立ち退きをお願いしたいのですが。」
「人民のためですね。喜んで立ち退きましょう。」
「代わりに、荊州に豪邸を用意しましょう。」
劉備は荊州の豪邸を手に入れた。
荊州の豪邸に住んでいると、太守と名乗る男が訪れてきた。
「これは素晴らしい家ですね。譲っていただけませんか。」
「私には不相応な家です。お譲りしましょう。」
「それでは、代わりに漢中の土地をあげよう。そこで『王』を名乗れば、漢中王になれますよ。」
劉備は漢中王の座を手に入れた。

漢中に住んでいると、いつぞや会ったことのある、白い顔をした男が再び現れた。
「私は、この漢中の土地が欲しいのだ。譲ってくれ。」
「またあなたですか。結構です。お譲りしましょう。」
「それでは、代わりに、蜀の地をあげよう。皇帝にでもなってみたらどうだ。」
劉備は蜀皇帝の地位を手に入れた。

「莚織りの男が、蜀の皇帝となった。」
異例の大出世に、国中が色めきたった。
「劉備様、いまや、一国の皇帝となられた訳ですが、まず何をなさいますか?」

劉備はおっとりと答えた。
「そうだなぁ。まず、母に一杯お茶を入れてあげてくれないか。」
冀城がついに落城した。
甄姫の母は一計を案じ、娘の顔に泥はおろか汚物を塗りたくり、
下女の格好をさせ共に隠れた。
しかし、どうしたことか曹丕に見つかってしまう。

「甄姫さまですね!」

こうなってはしょうがない。優柔不断な袁煕よりは前途有望な曹丕に嫁ぐこととなった。
そして初夜の晩。

「本当によかった、同じ趣味の人に会えて!」

曹丕はおもむろに尻を甄姫の顔に近づけた。
迫りくる曹操軍を前に、呉は開戦か降伏か、意見が真っ二つに割れていた。
呉に開戦を決断を促す使命を帯びた諸葛亮は今、周瑜の家にあった。
「もしも、降伏するのであれば、いい方法があります。曹操は美女が好きなようですから、江東の美人姉妹、大喬、小喬を送れば、曹操も悪いようには致しますまい。」
「なにを申されますか。大喬は先君、策殿の奥方、小喬はかくいうこの周瑜の妻なのですよ。おのれ、曹操め・・・。」
思い通りだ。諸葛亮の目に怪しい光が帯びてきた。
周瑜はなおも悩んでいるようだ。しばしの沈黙の後、周瑜は口を開いた。
「しかし、それが呉国のためとあらば、仕方ありますまい。先君も既に亡く、私が犠牲となればよいのであらば・・・。」
諸葛亮は狼狽した。(吉川先生、話が違います・・・)
「そ、それでは困・・・いえ、愛国の精神、尊敬の意を覚えます。えーと、それでは、私も協力します。まずは私の妻を曹操に差し出します。」
かくして、諸葛亮の妻が曹操に引き渡された。ところが、曹操は諸葛亮の妻に面会するやいなや烈火のごとく怒り出し、全軍を挙げて呉に攻め入ってきた。呉は国力を挙げてこれを阻止しなければならなかった。歴史に名高い「赤壁の戦い」である。
諸葛亮は成都への帰途、周瑜によりそう小喬を見ながらぼそりとつぶやいた。
「我が目的は無事に達成された。しかし、何なのだ、このほろ苦さは・・・。」

その頃成都では・・・
「諸葛亮殿が、呉国で『苦肉の計』を成功させたらしいぜ!」
と評判になっていたらしい。

そしてその頃呉国、黄蓋邸では・・・
「 よく分からぬが、私のなすべきことが、誰かに横取りされたような気がしてならぬのだ・・・。被害妄想かな、わっはっは・・・」
劉備は孫家にて多大なるもてなしを受けていた。
「何故にこれほどまでにもてなしていただけるのですか。」
劉備の質問に、魯粛は答えた。
「我が君、孫権公からの指示ですからね。まあ、くつろいで行ってください。」
卓にはふんだんな食事が供される。
「やあ、この麦飯はうまい。何か秘訣があるのかね。」
「我が孫家には『旨い物は旨い物からなる』という言葉があります。この麦は赤壁の旨い水をふんだんに使って育てたものですから、おいしいはずです。」
「このサラダも旨いな。」
「それはそのはずです。この野菜は、先ほどの麦を肥料にして育てますから。」
「おお、この上等の麦を肥料に・・・もったいない気もするが。」
「それでこそ、この野菜が出来上がる訳です。」
「このビフテキも最高だ。すると、この牛は先ほどの麦や野菜を飼料にして育てているということかね。」
「その通りです。お分かり頂けたようで。『旨い物は旨い物からなる』のです。」
「素晴らしい、いや、実に素晴らしい。」
魯粛のもてなしは連日続いた。ある日、食卓にはちょっと変わった肉料理が供された。
「これは・・・素晴らしく旨いな。なんの肉だね。」
「これはですね、実は獅子の肉です。あの牛肉を餌に育ててみたところ、これほど素晴らしい味になりました。」
劉備は夢中でほおばった。
「これほど旨い肉は食べたことがない。」
食事が終わり、宿に帰った劉備は、側近の関羽に話しかけた。
「関羽、そろそろ帰ろう。」
「孫家の食事に心酔しているようでしたが、もうよろしいのですか?」
「うむ、人の歓迎は冷めやすいものだ。それに、私を見る魯粛の目が変わってきたと思わないか。私の太ももを見てくれ。我ながら、あまりにも旨そうで、このままでは身の危険を感じるんだ。」

「髀肉之嘆」はこうして生まれた。
「ねえねえ、これからお茶でもしない?」
「今忙しいの。また今度にして。」
あっさり振られた。日を改めて、
「ねえねえ、今度の日曜日に映画でも行かない?」
「その日は予定があるの。また今度にして。」
また振られた。でもそんなことであきらめたりはしない。
「今度君の誕生日だろ?ごちそうするよ。好きなプレゼントも買ってあげるよ。」
「ご馳走?プレゼント?本当?行く、行く。」
「本当に?やったぁ。頑張って誘ったかいがあったよ。」
「でも、私を連れて行こうってんだから、『一国の主になる』ってくらいの気概を見せてよね!」
「分かってるさ、やっほー。」

孔明の出櫨である。
「劉備様、こちらの水道工事の決裁書に印鑑を頂きませんと・・・」
「分かっておる、今忙しいのじゃ、後にせい、後に。」
「劉備様、張飛様がまた乱暴を働いたようで、いかがいたしましょう。」
「忙しいのじゃ、後にせい、後に・・・」
「劉備様、来年の予算案ができました。目を通して・・・」
「今忙しい、後にせい、後に・・・。」
「劉備様、おめでとうございます。お子様がお生まれになりました。名前はいかがいたしましょう。」
「後にせい、後に・・・」

こうして幼名「阿斗」は決定された。
トウタク閣下の納める洛陽にて登用試験が行なわれました。

試験管「キミの父は誰かね?」
受験生「はい。偉大なる軍才の持ち主トウタク閣下です。」
試験管「では、キミの母は誰かね?」
受験生「はい。母は、一騎当千の武将であらせる呂布将軍です。」
試験管「では、キミは何になりたいのだい?」
受験生「・・・私は、孤児になりたい・・・。」
王允が董卓と呂布の中を裂くため、娘の蝶鮮を董卓の元に送った。
数日後、王允は董卓の宮中内で蝶鮮に会った。
「娘や、首尾はどうじゃな。」
「お父様、蝶鮮は毎晩つろうございます。」
「分かっておる、国の為じゃ、頑張ってくれ、娘や。」
「はい、お父様、蝶鮮はがんばります!」
しかし、1ヶ月、2ヶ月経っても呂布と董卓は仲たがいしない。王允は不安になって
蝶鮮のもとを訪ねた。
「娘や、本当に頑張っておるのだろうね。」
「はい、お父様、蝶鮮は毎晩頑張っております。」
「本当かい?しかしそれにしては何もおこらんな。頑張りが足りんのじゃないかい?」
蝶鮮は意外という顔をして王允を見つめた。
「本当です、お父様。蝶鮮は毎晩ものすごく頑張っております。お疑いなら、
今晩そっと忍んできてください。」
それももっとも、と王允はその晩董卓の寝室に忍んだ。

蝶鮮は董卓、呂布、華雄、李儒、相手にものすごく頑張っていた。
董卓の元に送られた蝶鮮。董卓に呂布と寝室に行った事を問い詰められる。
「蝶鮮!!呂布は一体お前に何をした!?」
「いえ、太師様、呂布様は蝶鮮の・・・」
「蝶鮮の・・・何だ!!」
「呂布様は蝶鮮の恥ずかしい所に口づけなさいました。」
「何だと!!何故その時、叫ばなかったのじゃ!?」
「だって・・・」
蝶鮮は顔を赤らめた。
「私の口には呂布様のたくましいモノが入っていたんですモン。」
白を切る蝶鮮を前に董卓が激しく問い詰めた。
「わし以外の誰かと寝ておるじゃろう!!わしは知っておるのじゃ!」
「い・・いえ、そんな事は・・・」
どもる蝶鮮。
「わしは何でも知っておるのじゃ。今白状すれば、許してやろう、どうじゃ。」
「い・・いえ、蝶鮮は知りませぬ。」
「そうか、その者の名を言ってやろう。その者の名は、り・・・・・・」
蝶鮮はがば、と跳ね起き、土下座をした。
「申し訳ございませぬ!!誘われたのでつい・・・」
「あんの盗人野郎め!!八つ裂きにしてくれる!!」
怒り狂う董卓を前に蝶鮮が不安げに尋ねた。
「おやめなさいませ。殺せば我が軍は弱くなります。」
「たいしたことではないわ!!」
「いえ、たいしたことです。」
蝶鮮は無謀なことはやめて、とばかりに董卓にすがりついた。
「いくらなんでも、呂布さま、李儒さま、李確さま、李粛さまを一度に失っては・・」
劉備が蜀を得た後、皆を招いて宴会を催した。酒が回り皆が酔い始める中、
劉備が機嫌良く皆に問うた。
「もし、わしが天下を統一したら皆は何がしたいかね?」
「異民族の侵攻に備え、北方親衛隊長に命じて下され。」趙雲が即座に答える。
「丞相として、完璧なる政治をしてごらんにいれましょう。」諸葛亮が優雅に答える。
「象を率いて魏、呉の残党を殲滅してくれましょうぞ。」孟穫が勇ましく答える。
「孔明殿の右腕として内政の固めに入りましょう。」董允は熱く答える。

劉備は満足げに配下を眺め、言った。
「頼もしい者達よ。その心意気、是非我が息子にも教えてやってくれ。」

一同は口をそろえてこう答えた。
「それだけはご勘弁を。」
拝啓 司馬懿君
君との歴戦の日々、楽しいものであった。私は残念ながらそろそろ命運が尽きたようだ。私亡き後の蜀はそれほど長くは持たないだろう。貴国が攻め入ってきた場合には、速やかに降伏するよう、禅君にはよく伝えておこう。
また、当面貴職の障害になるであろう魏延については、私の方で廃しておく。
貴職は、一国の軍師で生涯を終える器ではない。いずれ、新しい時代のリーダーとなっていくべき人材だ。その時まで、養生するように。そうそう、君はやや太りすぎのようだ。私が没することで、君も少しは暇ができるのであろう。少しは運動でもしてみたらどうかね。
それでは、貴君の今後の活躍を期待しながら眠る。いずれあちらで会おう。

敬具

司馬懿は、最大のライバル孔明からの手紙を読み、その日からジョギングを始めた。

〜死せる孔明、生ける仲達を走らす〜(外伝)
劉備が諸葛亮の草櫨を尋ねること三顧。
ついに在家中の諸葛亮にまみえることができた。
「あ、劉備殿。もう3回目でしたか。」
「ええ、3回目です。先生、お約束通り軍師としてお来し下さい。」
「もう少しのんびりしたかったのですが、仕方がありませんね、参りましょう。しかし、劉備殿も大変ですな。
無駄足だと分かっているのに、2度も足を運ばなければならない。」
「仕方がありません。先生のお名前が発見されると、皆、目の色を変えて登用しまくりますからね。」
「三顧もそろそろ飽きましたね。たまには謀反でもしてみたいものです。」
「義を重んじる先生が謀反・・・それも面白いかもしれませんね。でも、いけません。なんといっても、このシナリオは『史実モード』ですから。」
「ああ、また『史実モード』ですか。しょうがないですね。では、早速城に参って、『天下三分』『水魚の交わり』といきましょうか。」
「そうですな。あ、いけません。私はぼちぼち行動力が尽きてきました。それでは、次のターンに会いましょう。」

劉備の登用コマンドは無事成功を納めた。

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