アメリカンジョーク
とても暑い日、男が交差点の真ん中で失神した。たちまち四方に長い渋滞の列ができた。
そこへ霧島聖が助けに駆けつけた。膝を突いて男の襟元を緩めていると、
北川潤が人ごみをかき分けて来て、聖を押しのけると、言った。「俺にまかせてくれ。救急医療のコースを受けたんだ。」

聖は立ち上がると、北川が倒れた男の脈を取り人工呼吸の用意をするのを眺めた。

と、聖は北川の肩を叩いて言った。

「医者を呼ぶところまで進んだら呼んでくれ、わたしはもうここにいるんだからな。」
国崎往人が神尾晴子に食べ物を買うから500円くれと頼んだ。
晴子が尋ねた。「なんや居候、酒でも買うんか?」
「いいや」と、国崎。
「じゃあ、バイクでも転がすんか?」「バイクなぞ乗らん。」
晴子はさらに尋ねた。「博打につっこむんやないやろうな?」「まさか」

すると、晴子が観鈴の方を向いていった。「なあ観鈴、酒も博打もしない、バイクにも乗れん男がどうなるか、分かったか?」
あるディナーパーティで客の一人に、久瀬がいた。
久瀬は、あらゆる人々、あらゆる物事について気の利いた風な口を利こうとしていた。
肉が給仕されると、それをフォークで持ち上げ、皮肉そうに言った。「これは、豚ですか?」

向かいに座っていた秋子が、にこやかに尋ねた。「フォークのどちら側についておっしゃっているんです?」
ある日、Leafに1本の電話が入った。

「お前達の会社の下川専務を預かった。1千万円の札束を○月△日に××橋の下まで持ってこい。さもなくば…」
そこで一息区切り、犯人達は電話応対に出たLeaf社員に続きを告げた。
「下川専務を生きたままそちらに返すぞ」
浩之「離婚したい。綾香のやつ、とてつもなく記憶力が悪いんだ。」

雅史「なんで、それが離婚の理由になるの?」

浩之「若い男の側に行くたびに、自分が結婚してることを忘れるんだ!」
満州では、午後10時になると外出禁止で、外にいるのを見つかったものは撃たれることになっていた。
しかしながら、御堂は午後9時45分に蝉丸に射殺された。

「なぜ撃った?」蝉丸の上官が尋ねた。

「私は彼の住所を知っています。 時間までには帰れなかったはずです。」
 混み合ったエレベーターが下っていくにつれて、真琴は夫の祐一に腹を立て始めた。
 香里に押し付けられて、嬉しそうにしているのだ。

 エレベーターが一階で止まると、香里はさっと振り向いた。
 そして祐一にビンタを食らわし、こう言った。
「これで、つねるってことがどういうことか分かるでしょう!」

 すっかり驚いたのは祐一である。
 駐車場へ行く道を半ばまで来て、やっとのことで口を開いた。
「お……俺は……香里なんて、つねったりしなかったぞ」

「分かってるよ、祐一」
 と真琴が慰めるように言った。

「わたしがつねったの」
国崎往人が小さい町の酒場やクラブを回っていて、とある酒場で人形芸を見せていた。
いつもの頭の悪いコギャルのジョークを演じていたところ、四番目の列で長岡志保が椅子の上に立ち上がって、こう言った。

「もうコギャルを馬鹿にしたジョークは聞き飽きたわよ、この若白髪。
なんだって女性をそんなふうに型にはめて見るのよ?
あんたのような男たちが若い女たちを個人として成長するのを妨げているのよ
----なぜなら、あなたとあなたのような人たちがコギャルだけではなく、女性一般に対する差別を広めているからよ
----それもみんな、ユーモアの名のもとにね。」

国崎はあわてて謝ろうとした。すると、志保が口を挟んだ。
「あんたは黙ってて。 あたしは、あんたの膝の上にいるちっちゃいやつに話してるんだから。」
バーで冬弥が飲んでいると、バーテンは彼の顔に何とも言い表しがたい曇りを見つけた。
「お客様、どうされたのです?」
「婚約者の理奈を事故で失い、今日で四年になるので」
「それはお気の毒でしたね」
「昨年今の家内の由綺と結婚したのだが、ひょっとすると彼女が殺したのではないかと思ってしまうのだ」
「あなたは奥様を信じるべきです。それと同じくらい自分の人を見る目を信じるべきではないでしょうか?」
「ありがとう。少し楽になったよ」

「しかし、由綺も誰かに殺されまいかと不安になってしまったよ」
警視庁は大庭詠美容疑者を通貨偽造容疑で逮捕した。
彼女は偽の3800円札を作った疑いが持たれている。
警視庁は大庭詠美容疑者を偽造通貨行使容疑で逮捕した。
調べに対し、大庭容疑者は、
「消費税が総額表示になったので新札が出来たと聞いた。偽札だとは思わなかった」
等と話している。
同容疑者が使用したのは、精巧に作られた額面5250円の五千円札。
警視庁は、背後の大掛かりな偽造組織があるものと見て、調べを進めている。
 葉鍵の主人公だけが、殺害された後、調理されるという事件が起った。
 厳重な警戒にも関わらず、殺人事件は続いた。

 そして、耕一が最後の主人公となった。

 耕一は、拳銃を握り締めて、
耕一「千鶴さん、俺が襲われるのは構わないけど、皆がいつ被害に遭うか心配でもう耐えられないんだ」
 そういって、拳銃を口に咥えた。

千鶴「耕一さん!! やめて下さい!!!」

耕一「ううん、犯人の狙いは俺だけなんだ。俺さえ、死ねば千鶴さん達はもう安全なんだ」

千鶴「勿体無いじゃないですか! 一番、美味しいところなのに」
ルミラと、イビルと、たまが、メイフィアの悪口で盛り上がっていた。
「あの年増がさぁ、元人間なのに、無理しちゃって」
「最近、化粧の層が厚くなったにゃ」

すると、がちゃり、とアパートのドアが開いて、甲冑姿のアレイが入ってきた。

「なんの話で盛り上がってるんですか?」
「え、いやさ、うちのお局の話でさ……」
ルミラたちは、話に混ざってきたアレイを加えて、しばらく全員が盛り上がっていると、
がちゃっ、と扉が開いた。

「ただいまです、みなさん、なんの話で盛り上がってるんですか?」
綾香「どうしよう!」
 綾香が手紙を読みながら、声をあげた。

 傍に立っていたセリオが尋ねた。
セリオ「何か、悪い知らせでも?」

綾香「困った知らせ、とでも言うのかしら。
    ある女性が、『夫に手を出すな、さもないと殺すわ』と言ってきてるのよ」

セリオ「それなら、私でしたら、その方のご主人様には近づかないようにいたしますが」

綾香「そうしたいのは山々なんだけれど、でも、誰からだろう? 差出人の名前がないのよ」
死の床で名雪が夫の祐一に言った。
「うー、約束してほしいんだよ。次に祐一の奥さんになる人には絶対に私の服を着せないって。」

「しゃべるな、名雪」祐一がやさしく言った。

「第一に、おまえはじきよくなるし、第二に、あゆはおまえより十センチ背が低いんだぞ。」
バス停で、国崎往人がバスを待ちながら菓子を食べていた。
するとぽてとを連れた佳乃が隣にかけていた。
ぽてとは食べ物の臭いに興奮して、国崎に向かって飛びつき始めた。
佳乃は少しも気にかけない様子である。

「ちょっと放ってやってもいいか?」国崎が佳乃に尋ねた。

「うん、ありがとぉ」と、佳乃。

それを聞いた国崎はぽてとを拾い上げると、塀の向こうに投げた。
先輩を落とすのに失敗した。 雅史「僕達、ずっと、友達だよね」
志保を落とすのに失敗した。 雅史「僕達、ずっと、友達だよね」
あかりを落とすのに失敗した。 雅史「僕達、ずっと、友達だよね」
マルチを落とすのに失敗した。 雅史「僕達、ずっと、友達だよね」
委員長を落とすのに失敗した。 雅史「僕達、ずっと、友達だよね」
葵ちゃんを落とすのに失敗した。 雅史「僕達、ずっと、友達だよね」
理緒ちゃんを落とすのに失敗した。 雅史「僕達、ずっと、友達だよね」
琴音ちゃんを落とすのに失敗した。 雅史「僕達、ずっと、友達だよね」

雅史「僕達、ずっと、友達だよね」

彼女達の気持ちがわかった気がした。
生徒会長に立候補している二人が、激しく議論していた。 とうとうひとりが飛び上がって、相手に向かって叫んだ。

「あなたを動かしている強力な動機は、何なんです?」

久瀬は怒鳴り返した。 「佐祐理さんのことは放っておいてもらおう!」
浩之と綾香に赤ちゃんが一人産まれました。
その赤ちゃんは驚いたことに、産まれたばかりですぐに言葉を発したのです。
第一声は、 「おじいちゃん」でした。おじいちゃんはひどく喜び、涙を流したそうです。
ところが次の日、おじいちゃんは死んでしまいました。
赤ちゃんはまた、言葉を発しました。 「おかあさん」と。
そして次の日には、綾香が息を引き取りました。
浩之は震え上がりました。どうすればいいんだろう・・悩みに悩みました。
一時は子供を殺す事まで考えましたが、さすがにそれは出来ませんでした。
そして、ついに赤ちゃんは言いました。「おとうさん」と。
浩之は半狂乱になりました。
次の日、隣のおじさんが死にました。
金はないが酒を飲みたい祐一と北川は、なけなしの200円でホットドッグを買った。
彼らの作戦はこうだ。まずバーでしこたま飲む、バーテンが代金を請求してきたら
北川がズボンのチャックからホットドッグを出す、それを祐一がひざまずいて
くわえる、はたから見ればまるで祐一がフェラチオを始めたように見える、
バーテンは怒って「俺の店で何やってんだ、金はいいから出てけ」となる。

作戦は見事成功し、二人はタダ酒にありついた。
そして12軒目の店を追い出されたとき、祐一は北川に言った。
「おい北川、次の店から役目を変わってくれないか。
何度もひざまずいてるからさ、もう膝が痛いんだよ」
するとジャックは言った。
「そんなの我慢しろよ。俺なんて3軒目の店でホットドック落としちまったんだからな」
綾香「ねぇ、なにやってるの?」
浩之「野球のサインを合わせてるのさ」
雅史「頭を触ったらバント、膝を触ったら盗塁とかね」
綾香「ふ〜ん。じゃあホームランのサインは?」
水瀬秋子とあゆの母親が二人、三つ揃いのスーツを着た祐一を間に引きずって賢明なるソロモン王の前に進み出た。

「この青年相沢祐一は、わたしの娘と結婚することを承知しました。」秋子が言った。
「いいえ! この人はわたしの娘と結婚すると言ったんです。」あゆの母親が言った。

そこで二人は王の前で言い争いを始めた。やがて王は静粛を命じた。
「いちばん大きな剣を持ってきなさい」ソロモンは言った。 この青年を二つに切ろう。 そなたたちはそれぞれ半分を取るがよい。」

「それで結構ですよ」秋子が言った。
しかし、あゆの母はこう言った。 「ああ、王様、無実の者の血を流すのはおやめください。 この男はあちらの娘と結婚させてください。」

賢明なる王はためらわずにこう命じた。 「相沢祐一は最初の婦人の娘と結婚するべし。」
「しかし、あの者は彼を半分に切ってもいいと言ったではありませんか!」 廷臣たちは思わず言った。

「その通り」と、賢明なる王ソロモン。 「それでこそ、真の義母である。」
世界一薄い本

「貞淑な来栖川綾香」
「柏木千鶴が作る美味しい料理」
「藤井冬弥の一途な愛情」
「相沢祐一の抜群の記憶術」
「水瀬名雪流・早起きの方法」
 ある時、来栖川芹香が浩之たちを食事に招いた。
 テーブルマナーに自信がなかったので、浩之たちは芹香のするとおりをまねすることにした。
 この作戦はコーヒーが出されるところまでは実にうまくいった。
 芹香は自分のコーヒーを皿にこぼした。 浩之達も同様にした。
 芹香はクリームと砂糖を加えた。 浩之達もその通りにした。

 それから、芹香は身をかがめると、猫のために皿を床に置いてやった。
ある日の午後、久瀬がリムジン車の後部座席に座っていると、道端で国崎往人が雑草を食べているのが見えた。
運転手に止まるように命じると、車から降りて調べに行った。 「君はなぜ草を食べているのかね?」

「食べ物を買う金が尽きたんだ。」国崎が答えた。
「それでは、一緒に来たまえ。あてがあるから。」

国崎は久瀬と車に乗りこんだ。
ひとたび車が走り出すと、国崎が言った。 「ふむ、ご親切ありがとう。」

久瀬は答えた。 「いや、違うんだ。 うちの草が二メートルにもなっていてな。」
テレビの取材班が名旅館と名高い鶴来屋の取材にやってきた。
取材の合間にスタッフの一人が庭園の見物に来たところ、
そこでは2人の女性が理解不能の行動をしていた。
つまり、1人が地面に穴を掘り、もう1人がその穴を埋めていたのである。
スタッフはその2人に、一体何をしているのかを聞いてみた。

梓「あたしたちは千鶴姉に言われて、庭の手入れをしてるんだ。
  あたしは穴を掘る役、初音は穴を埋める役」
初音「本当は楓姉さんが木を植える役なんですけど、今日は風邪を引いて休みなんです」
名雪「ねえ、あゆちゃんはどうしたの?」

祐一「究極のたい焼きを作ろうなんて、気違いじみたことを考えついたんだ。」

名雪「どうやって?」

祐一「うん、日清製粉から小麦粉を、日本農産からは卵、三井製糖から砂糖、伯方塩業の食塩、虎屋の小豆あん
   ----わかるだろ。」

名雪「それで、どうなったの? 結果は?」

祐一「10年だけど、神妙にしてれば、6年で出られるさ!」
 来栖川家の食後のひととき、来栖川祖父が綾香に話し掛けた。

「綾香、昨日の夜、デパートの前でキスしていた若者は一体誰かね?」
「何時くらいの事? お爺様」
 中年の耕一と千鶴が、海岸を散歩していると、向こうからジョギングをしてきた、若く魅力的な女性が、耕一に笑顔で手を振り挨拶した。
 不機嫌な千鶴の顔を見て、耕一は言った。
「仕事上の知り合いなんだ」
 千鶴は冷たく言い返した。
「耕一さんのお仕事? それともあの女の仕事?」
 自転車に乗った子供が教会の前で止まると、掃除をしていた芳晴とそれを見物していたコリンがいた。
芳晴「中においで、いいものを見せよう」

男の子「でも、自転車を盗まれるよ」
芳晴「大丈夫だよ。聖霊が見ていてくれる」

 芳晴達と男の子は、一緒に教会に入った。

芳晴「十字を切る方法を教えてあげよう。
    父と子と聖霊の御名においてアーメン。
    さあ、やってごらん。」

 男の子は神父の言うとおりにした。
男の子「父と子の御名において、アーメン」

芳晴「聖霊はどうしたんだい?」
男の子「外じゃないの?」

コリン「ひっど〜い。
    このプリティエンジェルのコリンちゃんを無視するなんて」

芳晴「あ〜、中にもいるみたいだ」
小学生の頃の浩之とあかり。算数の授業中。

先生「では藤田、1/3+3/4の答えは?」
浩之「4/7です」
先生「不正解。──と今日の算数はここまで。神岸、藤田に教えといてやれ」

あかり「ねえ、ヒロユキちゃん、どうして4/7だと思ったの?」
浩之「だって1/3って三個のリンゴの一個って事だろ?」  (○○●)
あかり「ナットク」
浩之「同じ意味で3/4ってリンゴ四個のうち三個だろ?」  (○●●●)
あかり「ナットク」
浩之「じゃあ二つをたせば、リンゴ七個のうちの一個と三個だから4/7だろ」 (○○●○●●●)
あかり「あらナットク。──あれ?」
千鶴は絶望に打ちひしがれていた。
手には、初音の、健康診断再検査の通知が握られていた。
そう言えば、健康診断の前の日には、耕一が泊まりに来ていた。

再検査項目・・・シート式ギョウ虫検査。

備考・・・相手方に無精子症の疑い有り。
「ジョーカーを除いたトランプの束があります」
「あなたはその中から1枚抜き出して箱に入れました」
「残りの束から3枚のカードを引いたら、3枚ともダイヤのカードでした」
「さてこのとき、箱の中のカードがダイヤである確率は?」

志保 「1/4に決まってるでしょ!」
マルチ 「(3分経過)……10/49…でしょうか?」
琴音 「…ハート」
浩之、あかり、雅史の三人が縁日に遊びに来ていた。
射的を始めた三人だったが、全然弾が当たらない。そこへ綾香とセリオが通りかかる。

「私が本当の撃ち方を見せてあげるわ」

綾香はそう言って浩之から銃を奪った。
発砲。弾は見事に的を外れる。

「これが浩之の撃ち方よ」

綾香は浩之へ銃を返し、雅史の銃を奪う。
またもや外れ。

「これが貴方の撃ち方よ」

綾香は雅史へ銃を返し、あかりから銃を奪った。
今度も外れ。

「これが貴女の撃ち方よ」

もう後が無い綾香は銃をセリオに手渡す。
セリオはサテライトサービスを使用して見事に景品を撃ち落とすと、悠然と言った。

「これが、お嬢様の撃ち方です」
 ある朝、一人で散歩をしていた千鶴が道端の草むらの中にサイフを見つけた。
 手に取ってみると、中にはかなりの額のお金が入っている。

 すると千鶴の目の前に自分とそっくりな顔をした悪魔が現れた。
 悪魔が言う。
「もらっちゃいなさいよ! どーせ草むらに転がってたんだから。本人だって忘れてるわよ!」

 すると今度はやはり自分とそっくりな顔をした天使が現れた。
 天使が言う。
「ダメよ! サイフは戻しなさい!」
千堂和樹が久品仏大志の代理で、コミパでのトラブル関係の陪審裁判に臨んでいた。
大志は、陪審団が評決の結果を持って戻ってきた時はあさひちゃんのコンサートに出ていた。
評決は、大志の側の勝利だった。 そこで和樹は、すぐさま大志にメールを送った。 「正義は勝ったぞ!」

大志から折り返しメールがきた。 「マイブラザー、すぐに控訴しろ!」
「どうしても、あなたの病気の原因が分からないな。」霧島聖が言った。

「率直なところ、飲酒のせいではないかと思うのだが。」

「ええって、先生。 分かっとるよ。」晴子が答えた。 「先生がしらふのときに、また来るわ。」
 浩之と耕一が酒を酌み交わしながら、語り合っていた。

浩之「男と女が恋愛を続けて行こうと思ったら、結婚という制度はかえってじゃまになるような気がするだ」

耕一「同感だ!恋愛していると、いつも妻がじゃましてばかりだ!」
国崎往人が足を折った。 霧島聖はギプスをはめながら、階段を上らないようにと注意した。

数ヶ月後、聖がギプスを外した。

「もう階段を上ってもいいか?」国崎が尋ねた。

「ああ」と、聖。

「やれやれ、 電柱をよじ登って二階に行き来するのは、ほんとうに大変だった。」
浩之がバーに入って腰を落ち着けたところで、カウンターにきれいなお客が座っていることに気がついた。
自分のいすをさりげなく彼女の方に寄せ飲み物を注文した後、「一杯おごらせてくれないか?」、と彼女に尋ねた。
「私におごっても無駄よ」
「なぜ?」
「だって、私、レズなの」
「???レズってなんだ?」
「あなた本当に、レズって知らないの?」
「あぁ、知らないけど。それが…」
「じゃあ教えてあげるけど、あっちにもカウンターがあるでしょ。そこに赤毛の女の子が一人で座っているのが見える?
…じゃ、私が彼女に何をしたいと思っているか教えてあげるわ」
彼女は浩之の耳に何かささやいた。
驚いて浩之は言った、
「じゃ、俺もレズだ」
 浩平が、占い師を困らせてやろうと一計を案じた。
浩平「喜びそうなことばかり言ってくれるのはいいから、今度は俺がどういう人間なのか当ててみな」
占い師「そうですか、それでは。
      まず、あなたは三人の子のお父さんです」
浩平「ほれみろ、間違えやがった。
    俺は四人の子の父親なんだ」
 占い師は静かな声で
占い師「それは、あなたがそう思ってるだけです」
 浩之と志保は数年振りに出会った。
 会っていなかった間を埋めるため、彼らは今の自分たちの生活等について語り合った。
 そして、志保は浩之に新しく引っ越したアパートに遊びに来るよう誘った。

志保「私も結婚して、旦那と3人の子供がいるのよ。是非、遊びに来てよ」
浩之「ふーん、まぁ、行かせてもらうぜ。どこに住んでるんだ?」

志保「これが住所の地図。
    アパートの後ろには大きな駐車場があるわ。
    そこに車を駐車したらアパートの入り口まで回って、入り口のドアを蹴って開けてね。
    中に入ったら、エレベーターの所に行き左肘でボタンを押してエレベーターに乗ってね。
    6階で降りたら、廊下を進んで私の名前があるドアまで来て、右肘でドアベルを鳴らしてよ」

浩之「分かったけど、なんでそんなドアを蹴ったり、肘でボタンを押したりしなきゃいけないんだ?」

志保「そりゃもちろん、ヒロの両手がふさがってるからよ」
その日、鶴来屋の社員パーティの会場に、千鶴が遅刻してやってきた。

千鶴の頬に青アザが出来ているのを見て、誰もが震えあがる。

「か、会長、そのアザはいかがなされたんですか」

社員の一人が恐る恐る尋ねると、意外にも千鶴は穏やかに答えた。

「いえ、ちょっと妹と口論になってしまって……うふふ、恥かしいですわ」

どうやら千鶴が怒っていない事に安心した社員は、ご機嫌を取る意味で、わざと大げさに怒って見せた。

「それはそれは、会長の美しい顔にアザを付けるなんて、なんて酷い妹さんなんでしょうね」

「あら、そんな酷い事を言うものじゃないわ」

千鶴は穏やかに微笑んで言った。

「死んだ人の事を悪く言ったら、可哀相でしょう?」
 耕一は心臓病をわずらい、医者から厳しい忠告を受けた。
「いいですか。食事はこのメニューに書かれたもの以外は食べてはいけません。
 もちろん、禁酒禁煙。睡眠も充分にとってください。
 それから、テレビも過度に興奮するスポーツ番組なども見ないことです」

 耕一は妙に嬉しそうに尋ねた。
「あの・・・、セックスなんか、いけないんでしょうね」
 医者は手を振って、
「いやいや、誤解しては困ります。
 つまり、その・・・・・・興奮することがいかんのです。
 奥様となら問題はありません」
浩之が、来栖川のレジャーボートに乗って南海のバカンスを楽しんでいた。
勿論クラスの同級生達とも一緒だった。
ところが、そのレジャーボートが沈没し、浩之は無人島に6人のヒロインと一緒に流れ着いた。
6人のヒロインにかしずかれ、食事とセックスのサービスを受ける暮らしが極楽だったのもつかの間、
やがて浩之は毎晩毎晩搾り取られる事が、苦痛に感じ始めた。

ある日浩之は沖合いで、筏に男がひとり乗っているのを見付け、早速彼を助ける事にした。
浩之は彼を助けながら、これでヒロイン達を満足させる手間が半分になるぞ、と内心喜んでいた。
だが、筏に近づいてみると、そこに乗っていたのは雅史だった。
「僕たち、ずっとともだちだよね?」
「くそっ」
浩之は落胆してうめいた。
「これで日曜日もなくなっちまった」
 情事を済ませ愉悦感に浸る柳川の耳元で、耕一の奥さんが囁く。
「柳川さん、とってもよかったわ」
 柳川はそれに答える。
「あんたもよかったよ、奥さん。
 けど耕一はもっとよかったぜ」
往人「母親が子供が泣き止まないと言ってるぞ」
聖「それなら、この薬を持ってゆきたまえ」

 しばらしくして、聖は往人にどうなったか見に行かせました。
聖「どうだったかね?」
往人「あぁ、子供は泣き止んでたが、今度は母親が泣き止まないぞ」
 ある団体のゴルフコンペで、どうも調子の出ない男がいた。
 その男が3回目にボールをラフにたたき込んだとき、妖精が現れて言った。
「私はこのコースの妖精です。
 もしあなたが、これから死ぬまで女性とセックスをしないと約束するのなら、このコンペに勝たせてあげましょう」

 男は少し考えた後、その申し出を受け入れた。
 すると男はバーディ、アルバトロス、ホールインワンと、次から次へとミラクルショットを連発した。
 そして、18番ホールのグリーン上、男が優勝を決めるパットを沈めると、仲間達が集まって口々に優勝を祝った。

「おめでとう、雅史!」
 浩平と住井が売春宿に入っていった。

 浩平が出てきてこう言った。
「やっぱり瑞佳の方がうまいな」

 住井が出てきてこう言った。
「そうだな。長森さんの方がうまいね」
 Keyを訪問した男がアルバイトに訊ねた。
「この事務所では何人働いているのかな?」
「だいたい、半分くらいの連中っすかね」
 道路の路肩でスピード違反を取り締まっていた巡査の側を、やたらとのろい車が通りすぎた。
 あまりにも遅くてかえって危険なため、巡査はパトカーで後を追い、停止を命じた。
 車がすぐに停止すると、巡査はパトカーを降りて車に歩み寄り、中を覗き込んだ。
 中には柏木家の5人が乗っていたが、運転していた千鶴以外は、みな目を見開き、真っ青な顔色をしていた。

 運転席の千鶴は、不思議そうに尋ねた。
千鶴「お巡りさん、私はいつも法定速度で走ってますよ。
    今だって法定速度の15q/hで走ってたんですから」
 巡査は事情を理解し、微笑みながら言った。
巡査「お嬢さん、あの標識の"15"というのは国道15号線という意味ですよ」
 その言葉を聞き、千鶴は恥ずかしそうに答えた。
千鶴「そうでしたか。それは失礼しました」
 巡査は千鶴に運転に気を付けるように言ってから、一つ気になっていることを口にした。
巡査「ひとつお伺いしたいのですが」
千鶴「なんですか、お巡りさん?」
巡査「なぜほかの4人の方々はさっきから一言も喋らないのですか?
    何だか全員放心状態のように見えますが」

 すると運転席の千鶴が答えた。
千鶴「さっきまで、みんなで楽しくお喋りしてたんですけどね。

    国道254号線に入るまでは」
ANOTHER
渚END後から。主人公は自立のためにアパートを借りて渚と同棲。
電気工(っていうのか?)、祐介の下で働く。数ヵ月後失敗もあるが真面目に仕事に打ち込んでる矢先、
親父がヤバいものに手を出していて逮捕。
渚病気出てくるけどなんとか卒業。就職後実家に帰っていた春原達に祝福される。渚と結婚。
渚はウェイトレスとして働く。妊娠するけどまた病気で流産の危険がでるが、渚の希望どうり出産。
選択肢出て来る。ここは詳しくは言わないけど。とりあえず娘が生まれて渚は死ぬ方向の話をしてみる。
渚死亡の後、5年経つ。主人公は嫌な風に仕事人間化。
残った娘・汐はときどき朋也に顔を出すが古河家に預けられる。
五年後・早苗に古河夫婦と汐・朋也で旅行する計画を持ちかけられ渋々承知する。
当日古河家に行くと汐を置いて早苗と秋生は出かけており、
朋也と汐で行き先不明のまま旅行する。早苗さんの計画で行き先は実はDQN親父の実家。
親父の母親(祖母)に会い、あんなやつでも息子のために一生懸命な時期はあったんだ的な話を聞くうちに、
朋也は汐を引き取る決心をする。幼稚園に送り迎え等頑張るけど娘も病気になってあぼーん。
ある日、祐一、浩平、それに浩之の三人がひどい交通事故に遭い、命を落とした。

さて、三人は天国の門の前に立った。 天使がやって来て言った。
「お前たちには、天国の中を移動するための乗り物が支給される。
 お前たちは過去の行いに応じて評価され、それに応じた移動手段が与えられることになる」

天使は祐一をみて言った。
「祐一、お前は四度妻を裏切った。だから、お前は天国でおんぼろのバイクを乗り回すことになる」

次に天使は浩平に向かって言った。
「折原浩平、お前は二度妻を裏切っている。よって、お前にはトヨタのステーションワゴンを与えよう」

最後に天使は浩之の方を向いて言った。
「浩之、お前は悪い男だ。数え切れない程妻を裏切った! だから、お前は天国で自転車をこぎ続けることになる」

だが、浩之はその天使の申し出を断った。
彼は徒歩で行くというのだ。
いぶかしんだ天使に彼はこう答えた。
「いや、なに。たまには、妻と散歩するというのも良いかと思ってね」
教授が1年目の医学生の聖に最初の人体解剖の授業を教えている。
彼は始める前にいくつかの基本的なことを聖に教えることにする。

「人体解剖をするためには2つの事が出来なければならない。

第一は、恐怖を持ってはいけないと言うことだ。」
ここで教授は、死人の肛門に指を突っ込み、そして舐めた。

教授は聖に同じ事を目の前にある死体に行うように言った。
数分の沈黙の後、聖は同じ事をする。

「第二は、鋭い観察力を持たなければいけないと言うことだ。
私は死人の肛門に中指を突っ込んだが、舐めたのは人差し指だ。」
小学生の時、母親に「セックスってなに?」と聞いたところ
母親は「男の人と女の人が仲直りするおまじないよ」と答えた。
その日の夜、両親がケンカした。俺は
「セックス!セックス!みんなセックスし続けろ!
激しく!もっと激しく!
ペニスとヴァギナをこすりあって!愛液と精液を混ぜあって!
肉と肉がとろけ合うまで交わり続けろ!
いづれは学校中の生徒も参加させてやる!善人顔した教師達もだ!
学校中の女達の穴という穴すべてに精液を流し込んでやる!
校長も教頭も皆、家畜の様によがらせて、可愛い教え子達の膣にペニスをぶちこむのさ!
学校の次はこの町、全てを巻き込んでやる!
ただすれ違っただけの見ず知らずの奴ら同士を、いきなりセックスさせてやる!
例えそれが親子であろうと!兄弟であろうと!
女同士であろうと!男同士だろうと!
子供だろうと!老人だろうと!赤ん坊だろうと!
全員残らず、性器を結合させて、愛液と精液にまみれさせてやる!
セックス!セックス!セックス!
どいつもこいつもセックスさせてやる!
膣やペニスがすりきれて、血まみれになっても腰を振り続けさせてやる!
血と精液と愛液にまみれながら、喉が渇けばそれをすすらせ、
腹が減ったら互いの肉を噛み千切らせる!
そして永遠続けさせてやる!セックスを!
セックスだ!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!
セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!
セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!」と止めに入ったら
父親からボコられた。
 小学校1年の男の子は、その日いつもより早めに学校から帰ってきた。
 家に入ってママを呼んだけど返事がない。
 2階へ上がってみると寝室のドアが少し開いていた。
 覗いてみると、父親とメイドのセリオがベッドにいる。
 男の子は物音を立てないように家から出て、ママが帰ってくるのを待った。

 買い物袋を下げて、ママが帰ってきた。
「ママッ、ママッ。ボク今何を見たかわかる?
 2階でね、パパとセリオがベッドの中にいてね、2人でね…」

「止めて。もう、いいわ、その話は後でして。
 夕食時にセリオがスープを入れてくれるでしょ、
 そしたらママがウィンクするから、その合図で始めてちょうだい」

 みんなが席について夕食が始まった。
 セリオがスープを配り始める。
 そして男の子はママがウィンクするのを見た。

「ママ。今日学校から帰ってね、ママを探してたんだ。
 その時にボクが何を見たかわかる?
 2階でね、パパとセリオがベッドの中にいてね、2人でね、同じことしてたんだ。
 ほら、去年の夏に、ママと雅史おじさんが納屋で…」
千鶴が梓の死亡を知らされ、コメントを求められた。.
彼女はしばらく考えた後、こう言ったそうである。
「ほんとに亡くなったんでしょうね?」
綾香にゾッコンまいってしまった浩之は、食事に誘ったりプレゼントを贈ろうとしても
ニッコリと言葉巧みに拒否されてしまい、ついにあきらめた。
ところがある朝会ったら、綾香は微笑みながら浩之を見て「お誕生日おめでとう」
といい、さらに、「今夜9時頃、私の家に来てくれない?
キット気に入るような趣向で待ってるわ」というのだ。
いまかいまかと9時を待ち、シャンペンをひとビン手にして、いそいそと彼女のアパートにでかけた。
綾香は美しかった。「暑いから、上着を脱がない?ちょっと寝室の準備をしてくるわ。
私が呼んだら、入ってきてね」
浩之は天にも昇る気持ちだった。
「さあ、入ってきて。でも転ばないように気をつけて。電気はぜんぶ消えてるわよ」
このヒントに気づかぬ男ではなかった。そそくさと服をぜんぶ脱ぎ捨て、暗くなった部屋へはいり、ドアを閉めた。
その途端電気がパッとつき、友人一同が部屋の中央で合唱した。
「ハッピィ・バースディ・トゥ・ユー」
観鈴は言った。
「往人さん、北朝鮮の将軍様を知らないの?」

佳乃は言った。
「それくらいポテトでも知ってるよー」

「国崎さん、それは常識というものです」
美凪が言った。

俺は「それなら日本の将軍様は誰なんだ?」
当たり付き自動販売機でどろり濃厚を買っていた観鈴が、「当たった!当たった!もう一本!」と大はしゃぎ。
往人と二人で「やったー」と、もう一本目を押すと、またランプが全灯した。
それを見た観鈴が一言、「あっ、千円札入れたんだった・・・・」
二本目で気づいてよかった。
 ゴルフ場のレストランで耕一はナイスバディの美人に出会った。
 目配せをすれば、むこうも片目をつぶって情を送ってくるではないか。
 根が好き者の耕一は、早速ボーイを呼んで尋ねた。
「キミ、あそこに座っている女性はどういう方かね」
「はい。このクラブの会員で、プロの方です」
「ほう。女性のプロ・ゴルファーかね」
 ボーイが再びおもむろに答えて、
「いえ。ゴルフはプロではございません。このゴルフ場で男性と知り合い、それから先がプロでいらっしゃいます」
「ケガ、ひどそうだな」
耕一は前歯が2本折れ、全身すり傷切り傷、腕は骨折、顔は腫れ上がっていた。
「いったいどうしたんだ?お前が若い女と元気に遊んでいるところを、俺は昨日見た
ばかりなのに」

「千鶴さんも見たらしいんだ…うっ」
旅客機の座席表示に「I」はない。

「1」と混同しやすいためで、順序は「H」の次が「J」になる。
とある新婚カップル、座席は隣り合わせ指定のはずなのに、チケットの座席表示は「15H」と
「15J」…ちょっと不安に思った新郎が、カウンターの職員に「I」はどこですか?と尋ねたら、職員はにっこり笑って
「はい、アイ(愛)はお二人の間にございます」
綾香は里帰り出産で、3歳の息子と実家へ。
週末、久しぶりに浩之が来るというので、息子に「お父さんが来てくれるってよ」と話したら、
眼を輝かせて
「うわあ、うれしいな。どんなお父さんだろう?」
柏木耕一は千鶴とピクニックに出かけた。
が、彼にとって誤算だったことがあった。千鶴が自らお手製の弁当を用意していたのだった。
彼は何か良い方法はないかと考え、ちょうど小さな湖を見つけた。
彼はその湖のほとりで弁当を食べることを提案し、千鶴から弁当を受け取ると手が滑ったふりをして湖に落とした。
と、湖から精霊が現れて耕一に尋ねた。

「お前が落としたのはこの梓が存分に腕をふるったお弁当か?
 それともこの、初音が心を込めて作ったお弁当か?」

耕一は少しだけ考えて、「その両方です」と答えた。精霊は怒って言った。

「貴方、母親に童話を読み聞かせて貰わなかったの?」

「いえ、読み聞かせて貰いました。この話も知ってますよ。でも」耕一は返答した。

「だって、木こりが最初に落とした普通の斧も返ってきたじゃないですか!」
 久しぶりに、耕一は従姉妹たちの待つ家に帰って来た。
 真っ先に出迎えてくれた千鶴さんに、耕一は笑顔を浮かべながら、問いかける。
「千鶴さん久しぶり。何か変わった事とかなかった?」
「ああ、それなら……」
 千鶴は少し考えてから、ぽんと手を打った。
「梓ったら先月、うっかり枯れ井戸に落ちてしまったんですよ」
「おっと、そりゃ大変でしたね。で、梓は大丈夫なんですか?」
「ええ、大丈夫ですよ。あの子は頑丈さだけが取り柄だから」
 千鶴は耕一に向けて、朗らかに微笑んだ。

「やっと昨日から、助けてくれって叫びが聞こえなくなった所なんです」
デパートの洋服生地売り場のカウンターで、初音が尋ねた。
「この洋服生地を買いたいんですけど、いくらですか?」
「1mにつきキス1回でいいですよ」と男性店員(ロリ)が答えた。
「ほんとですか? じゃあ10mお願いします」
店員は期待を顔いっぱいに表して生地をはかり、包装した。
初音はその包装をパっとつかむと、彼女の後ろに立っていた年増を指差した。
「お姉ちゃんが払いますから」
千鶴:お巡りさん。タクシーにバッグを忘れちゃったんです。
警官:ええっと、どんなバッグですか?
千鶴:小振りの黒いバッグで…
警官:ああ、じゃあ、ひょっとすると、これですか?
千鶴:ああ、それ、それです。
警官:さっきタクシーの運転手さんが届けてくれたんですよ。
   (書類を見ながら)「30歳代くらいの女性客が忘れた」と、間違いないですね。
千鶴:すいません。それ、やっぱり私のではないです。
 天野家の食事風景
真琴「美汐〜、にんじん嫌い〜」
美汐「好き嫌いすると大きくなれないわよ」
真琴「じゃあ、美汐のおっぱいも好き嫌い多かったんだね」
まあ、月島拓也のセックスへの思い入れは凄まじいものがあるからな。
昼休み中に親戚の馬面教師に、親戚のよしみで頼まれて、嫌々学校に行ってみたんだが、
まず人数が凄い。数人単位で塊で犯ってる。手土産に連れてったさおりんをみて「それじゃ足りないよ、
長瀬君」という顔をする。根暗主人公はいつまでも乱交には慣れないらしい、みたいな。
絶対、その肉人形より、俺が連れてきた肉人形の方が質が高い。っつうか、そいつら裸以外の立ち絵ねぇじゃねえか。
で、生徒会長が肉人形を犯す。やたら犯す。地味な眼鏡娘とスポーツ少女もこのときばかりは月島の言いなり。
普段、目もあわせないらしい妹が「お兄ちゃんを止めて」とか言ってる。郷ひろみか? 畜生、氏ね。
右子左子も凄い、まず汚ねぇ。精液とかこびりついてる。 洗え。洗剤で洗え。つうか服`。
で、やたら電波流す。電波流して生徒会役員で犯す。良い肉人形から犯す。ゲストとかそんな概念一切ナシ。
ただただ、犯す。会長が電波流して、右子左子がさおりんを犯しまくる。俺には回ってこない。畜生。
あらかた片付けた後、「どうした勃ってきたんじゃないのか?」などと、ぼろぼろの地味女を寄越す。畜生。
で、生徒会役員、一時間くらい乱交した後に、みんなでさおりんに小便をかける。
「セックス、セックス、セックス。どいつもこいつもセックスさせてやる。」とか月島兄が言う。おまえ、電波どころか絶対薬やってるだろ?
包帯電波女も「…ミズホ…ゴメン…ネ…ミズホ…ゴメン…ネ…」とか言う。こっち見んな、壊すぞ。
月島兄が「…お前も…電波を…使えるのか」とか言って、いきなり「瑠璃子と…SEXしたんだな!」とか叫ぶ。
話のつながりがわかんねえ。畜生、何がおかしいんだ、氏ね。

まあ、おまえら、前生徒会長に真夜中の饗宴に誘われたら、要注意ってこった。
ある時、マルチはテストの一環としてパン屋で働いていた。
毎週同じ曜日、店で最も安い食パンを買っていく若い男の客が居る事にマルチは気付いた。
彼は安い食パン以外に手を出さず、その風体は、いつもうす汚れ、どう見てもお金に不自由しているように思えた。
「いつもいつも、食パンばっかりは可哀想です〜」
なにか自分に出来る事はないかと考え、思い付く。
「パンの中にバターをはさんでおきましょう。そうすれば、食べようとした時に驚きと喜びでいっぱいです!」
早速、マルチは食パンに切れ込みを入れ、その中にバターをたっぷりと仕込み、若い男の客が来るのを待った。

マルチが木炭デッサンでは消しゴムの代わりにパンを使う事を知ったのは1時間後の事だった。
鶴来屋会長、柏木千鶴は倹約家としてたいそう評判である。
彼女は誕生日のケーキに、いつも23本しかローソクを立てないからだ。
浩之、浩平、祐一の三人に、旗のポールの高さを測れという仕事が与えられた。
彼らは、はしごとメジャーを持ってポールのところへ行った。
はしごから落ちるわ、メジャーは落とすわで作業は困難を極めた。

久瀬が通りかかり、彼らのやろうとしていることを見て近くにやってきた。
彼は、ポールを地面から引っこ抜いて平らに横たえ、端から端までの長さを測り、
その結果を三人に教えて歩き去った。

久瀬が行ってしまった後で、祐一が二人に振り向いて笑った。
「いかにも久瀬のやりそうなことだ!俺達は高さを測ろうとしていたのに、あいつが測ったのは長さじゃないか」
五月雨堂店主がビックリ仰天したのは、自分と同業の新しい店が、
すぐ隣に出来てしまったからだ。その新しい店には、次のようなどでかい看板が出ていた。

「安さが売り!」

さらに店主を脅かしたのは、別の同業店が新たに右隣に店をかまえ、
次のようなさらにどでかい看板とともに、その開店を告げたからだ。

「安さ世界一宣言!」

店主はパニくってしまった。でももうアイデアが浮かんだから大丈夫。
彼はさらにどでかい看板を、自分の店に取り付けた。

「正面入り口」
由宇は和樹に言った。「うちの犬ってかしこいわぁ。毎朝、新聞もってくんねん。」

和樹は答えた。「そりゃ、どこの犬でもそれくらいするやろ。」

由宇は言った。「せやけど、調教する前はふみゅんふみゅん泣くばっかりやってんで」
由宇は和樹に言った。「うちの犬ってかしこいわぁ。毎朝、新聞もってくんねん。」

和樹は答えた。「そりゃ、どこの犬でもそれくらいするだろ。」

由宇は言った。「せやけど、ウチの旅館で飼われる前はあんた、一人前に文句たれとったで」
客「ホットコーヒー、ミルク抜きで」
マルチ「はわっ!すっすみません、今ミルク切らしてるんで牛乳抜きにしてくださいっ!」
名雪「うー、とってもねむいんだおー」
秋子「名雪、そういうことは起きているうちに言いなさい」
春原は朋也に言った。「僕の犬は頭がいいんだ。毎朝新聞持ってきてくれるんだよ」

朋也は答えた。「そりゃ、どこの犬でもそれくらいするだろ」

春原は答えた。「それと便座カバー」
 朝食後、うれしそうな妻の聖を見て往人が尋ねた。

「どうしたんだ、一体」

「今日は母の日なんだが。子供たちがカーネーションを3本くれたのだ。
 『いつも、掃除、洗濯、おいしい料理をありがとう』って、事らしい」

「ほぉ〜、よかったな」

「でも、3本のうち2本は国崎君にあげなくては」
ある船に火災が発生した。船長の朋也は乗客に海に逃げるよう指示した。
「椋が溺れてるぞ」 杏は海に飛び込んだ
「貴重な物理学の本が流されたぞ」 ことみは海に飛び込んだ
「ヒトデってかわいいよな」 あっちの世界にいってしまった風子を朋也は海に投げ込んだ
「あぁ、風子が!」 公子を抱えたまま芳野は海に飛び込んだ
「うぁ、このパンまずっ!」 わたしのパンは(略) 早苗は海に飛び込んだ
「俺は大好きだーーーっ!」 秋生は海に飛び込んだ
「生徒が溺れてるぞ」 ほわちゃ! 幸村は海に飛び込んだ
「もういいんだ」 そうか…と呟き直幸は海に飛び込んだ
「さあ、俺たちも逃げよう」 渚の手をとって朋也は海に飛び込んだ
「だれか忘れてませんかねぇっ!」 海に飛び込んだ春原を智代は船に蹴り返した
 海外旅行から帰国した浩之は、税関で手荷物検査を受けていた。
 バッグからは出るわ出るわ、『幼馴染から大人同士の関係へ』『三つ編み眼鏡巨乳三種の神器』
『媚薬で雌犬と化した令嬢を嬲る』『エクストリーム女王、時間無制限のガチンコFU○K』
『サッカー少年の穴にめがけて巨根シュート』
というタイトルの無修正本がこれでもかといわんばかりに税関職員の目の前に現れた。
「困りますね。こんなわいせつ物を国内に持ち込まれては」
「何とか持ち込めないっスかね?」
「駄目です」
 浩之は、既に入国手続きを済ませて待ちくたびれた様子でいる『彼女達』や『彼』をおもむろに指差して言った。
「じゃあ、何で本物は入国できるんスか?」
浩之「矢島、どうして彼女と結婚しないんだ?」
矢島「うん。実は彼女、言語障害なんだ」
浩之「それは悪ぃこと聞いちまったな・・・」
矢島「あぁ。どうしてもYESと言えなくてね」
猪名川由宇と牧村南がこみパ会場の近くの岸壁に立っていた。
由宇:何か参加者の役に立つことがしたいんやけど。
南:それじゃまず、そこから飛び込んでくれない?
藤田浩之が、すっかり憔悴しきった顔で医者をたずねてきた。
「オレは9人から10人の女と、一日それぞれ2回ずつセックスをするんです」
「それですな。それがあなたの病気の原因ですよ」
医者が浩之を見ながら言った。
「やっぱりそうか」
浩之がほっとしたように言った。
「オレはまた、そのう、
マスターベーションの所為ではないかと心配していたんです」
 ラブラブで有名な冬弥と由綺の夫婦がいた。
 ある日、冬弥は理奈の世界ツアーに付いていかなければならなくなった。

由綺「さみしいわ。きっと元気で帰って来てね」
冬弥「俺もつらいよ。でも我慢してくれ。一年ぐらいで帰って来れるはずだから」
 冬弥は出て行った。

 一年の後、冬弥は無事に帰って来た。
由綺「嬉しいわ。この一年の間、ずっと冬弥君の事心配してたのよ」
冬弥「俺もさ。何処にいても、いつも由綺の事を思っていたよ」

 帰還の日の深夜、二人は一年間の互いの苦労をしっぽりと慰めようとしていた。
 しかし、コトが最高潮に達しようとした時、突然、「ドンドンドン!!」 と玄関のドアを激しくノックする音が!!
 冬弥は突然の事に思わず、
冬弥「や、やばいよ!! 英二さんが帰って来ちゃったよ!!」
 すると由綺は意外と冷静に
由綺「大丈夫よ。冬弥君は出張で一年は帰って来ないはずだから」
往人と観鈴の二人がしりとりをしていた。
数十回続き、往人の番のお題が「け」で回ってくる。

「け・・・け・・・」
「はやくー、『け』なんて簡単だよ」
「け・・・け・・・結婚・・・しよう・・・」
    しばらくの沈黙
「・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・」
    しばらくの沈黙
「『ん』がついたからお前の負けだな」
「負けちゃったけど、すっごくうれしい事あったからいいもん」
幻想世界の少女のもとに杏が来て聞いた。
「朋也をゲットできるチャンスはいつですか?」
少女は答えた。「7年後」
杏はすごすごと帰っていった。

幻想世界の少女のもとにことみが来て聞いた。
「朋也くんが私に会いに来るのはいつですか?」
少女は答えた。「10年後」
ことみはすごすごと帰っていった。

幻想世界の少女のもとに朋也が来て聞いた。
「早苗さんをゲットできるチャンスはいつですか?」
…………
……

少女はおもちゃのロボットを粉砕した。
 由宇は死んで天国の門の前で立っていた。
由宇「和樹も大バカも天国に入ったんやろ?ウチも入れてぇな」
天使「馬鹿者!お前の行き先は地獄に決まっとろうがゴルァ」
 次の瞬間、大穴が空き由宇は地獄に落ちた。
 しばらくすると、ずぶぬれになった悪魔の集団が天国の門に押しかけてきた。
天使「お前達!何しに来た!」
悪魔「どうもうこうねぇ、なんていうヤツを地獄に落としてくれたんだ!
    あいつのおかげで毎日雨が降って地獄の業火も消えてしまったぞ」
 一度も結婚しなかった千鶴が、墓石にこう刻むように遺言していた。
「バージンとして生まれ、バージンとして生き、バージンとして死んだ」
 が、字数が多すぎたので結局はこう彫られた。

「未開封返品」
パーフェクトなヒロインとは、
渚のように丈夫で、
椋のように料理し、
杏のように運転し、
ことみのようにギャグが冴えていて、
風子のように色気があり、
智代のように護ってあげたいと思わせ、
そして、
杏のように誰もが間違えようのないよみの名前で、
椋のように誰もが間違えようのない漢字の名前である。
 千鶴が、耕一に愚痴を言っていた。
「いまの運転手さん、今度こそ解雇しようと思うんです。
 今週だけで3回も事故で死にそうになったんですよ」

 夫の耕一は慰めるように言った。
「いいじゃないか、千鶴さん。彼もがんばってるんだし。
 あのかわいそうな運転手にもう一度だけチャンスを与えてあげてみてよ」
神は、大庭詠美を世に出すにあたってこういった。
「この子には、豊かな画力を与えよう、それに良質な感受性、
想像力、美貌、そして、理解ある彼氏も与えよう」
誰かが言った。
「それでは、彼女があまりにも恵まれすぎます。」
神は答えた。
「心配するな、隣のサークルは辛味亭じゃ」
 クーヤからサクヤに
「自慰とは、どういうことじゃ?」
 とご下問あらせられたので、サクヤはしどろもどろになりなりながら、
「……ゆっくり休む、ということでございます」
 と答えた

 ある日トゥスクルから戻ったクーヤが、侍従の同行をねぎらって仰せられた。
「今日は大儀であった。帰って自慰をいたせ」
耕一は魔法のランプを拾った、中から魔神が出てきた

魔神「封印をといてくれて有難うございます、あなたの願いを3つかなえてさしあげましょう!
   さらに、あなたの奥様にはその2倍の望みをかなえてさしあげます!」

耕一「ふむ、じゃあとりあえず金だな、10億円ほど」

たちまち耕一の目の前に10億円が出現した

魔神「奥様には20億円差し上げました、さて、次は何にします?」

耕一「そうだな……じゃあ次は豪邸だ、1万坪の豪邸をくれ!」

たちまち耕一の目の前に1万坪の豪邸が出現した

魔神「奥様には2万坪の豪邸をさしあげました、最後の願いは何にします?」

耕一「そうだな、俺を死ぬほどひっぱたいてくれ、ただし……」

魔神「ただし?」

耕一「半殺し程度にするんだぞ!」
高校教師の幸村氏が田舎の進学校で授業をしている。

「伊吹さん、人間の体の器官で、ある適当な条件の下、大きさが通常の6倍になるものを挙げてください。
そしてその時の条件も言って下さい」
指名された彼女はハッと息をのんだが冷静に、
「幸村先生、今の質問は適切なものとは思えません。 このことは家に帰って両親に伝えます」
そう言うと顔を真っ赤にして座った。

幸村先生は平然としたまま、今度は相楽さんを指名して同じ質問をする。
彼女は落ち着いて、
「目の中の瞳です。暗いと大きくなります」
「正解です。それから伊吹さん、あなたには言いたいことが3つあります」

「1つ、授業は真面目に聞きなさい」
「2つ、あなたの心は汚れています」
「3つ、6倍になるなんて思っていたらいつの日か本当にがっかりする日が来ます」
「聖先生、居候が屋根から落ちたんや、急いで診てやってくれんか」
「どれどれ、……もう少し早く連れて来れば良かったが、手遅れだな」
「『もう少し早く』ったって、たった今屋根から落ちたところなんやで!」
「落ちる前ならば良かった」
観鈴「先生、脳の手術後記憶力が低下したんですけど・・・」

聖「安心しなさい。神尾さんの問題はすぐに解決しますよ」

観鈴「問題? 私に何か問題でもあったんですか?」
パーフェクトなこみパのヒロインとは、

瑞希のようにオタクに理解があり
由宇のように人には迷惑を掛けず
詠美のように頭が良く
千紗のようにお金持ちで
彩のように売れる同人誌を作り
あさひのように積極的で
すばるのように胸が大きく
郁美のように健康なヒロインのことである。
パーフェクトなうたわれのヒロインとは、

ソポクのように控えめで
トゥスクルのように若く
エルルゥのように成熟した身体で
アルルゥのように大人びていて
ユズハのように健やかで
カミュのようにおしとやかで
ウルトリィのように裏表なく
カルラのように奥手で
トウカのように冷静で
クーヤのように世故長けて
サクヤのようにぬかりなく
ミコトのように運がよく
ムツミのように話が分かるヒロインのことである。
パーフェクトな痕のヒロインとは

千鶴のように家庭的で
梓のようにおしとやかで
楓のように明るくて
初音のようにスタイルがよいヒロインのことである。
パーフェクトなヒロインとは

瑞穂のように明るくて
梓のように慎み深く
理緒のように賢くて
玲子のように常識を持ち
みどりのように個性的で
夕霧のように友達思いで
真帆のように突飛な一面を持ち
晴香のように清潔で
美汐のように派手で
佳乃のように大人びて
清水のようにまともなヒロインのことである。
 努力の結果、北川は香里を食事に誘うことに成功した。

「美坂、このホテルからの景色は100万ドルの夜景として有名なんだ」
「ふーん、そうなの? 素敵ね」
 香里は窓の外を見渡した。
「…でも、それにしては暗くない?」
「俺には1000ドル分しか出せなかったんだ…」
パーフェクトな主人公とは

 ティリア・フレイのように、惚れた女一筋で他の女に目もくれない……
パーフェクトなCLANNADのヒロインとは
椋ように、惚れた男一筋で他の男に目もくれないヒロインのことである。
パーフェクトなエロゲーマーとは、
CLANNADをプレイしないエロゲーマーの事である
しかし、パーフェクトなエロゲーマーである必要性は全く無いし、
パーフェクトなエロゲーマーになったところで誰も尊敬してくれない
所詮エロゲーなんてそんなものである。
千鶴「耕一さん、私が年をとっても私を愛してくれますか?」
耕一「もちろんだよ。ほら、今愛してるじゃないか」
 浩平がゴージャスな美女を伴って高級宝石店に現れた。
 浩平はショウケースの中のネックレスを指して店員に尋ねた。
「このネックレスはいくらだい?」
「はい、この商品はダイヤモンドをふんだんに使っておりますので、お値段は400万円となります」
 値段を聞いて驚く美女を尻目に、浩平は言った。
「じゃあ、そいつをもらおうか。代金はこの小切手で頼む」
 男が額面400万円を書き込んだ小切手を手渡すと、店員はうやうやしく受け取ってから言った。
「ありがとうございます。ただ、申し上げにくいのですが、本日は土曜日でございまして…」
「わかってるよ。商品は、あんたが銀行で小切手を現金に替えてからでいいよ。
 月曜に取りにくる」
 そう言い残すと、浩平は美女を伴って店から出て行った。

 週明けの月曜日、浩平が昼頃に再び宝石店を訪れると、店員は怒りに満ちた声で言った。
「おいあんた! 銀行へ行ったが、あんたの口座には一円も入ってなかったぞ!
 この嘘つきめ! 今さら何しに現れたんだ!」
 すると浩平はニヤリと笑っていった。
「最高の週末を過ごせたお礼を言いにさ」
 エルルゥは悩んでいた。
 畑に忍び込んでスイカを食べてしまう奴がいるのに手を焼いていたのだ。
 いい対策はないかと知恵を絞った末、最高のアイデアを思いつき、看板を作って畑に貼り出した。

 翌日スイカ泥棒が畑に来てみると、看板は次のように書いてあった。

「!!警告!! この畑に、毒薬入りのスイカ 1 個あり」

 その翌日、エルルゥが畑に出てスイカを確認すると、はたして1つも盗られていなかった。
 ただし、看板には次の文句が書き加えられていた。

   「今は 2 個」
キキーッ ドカン

千鶴「きゃーーーー!!」
梓「どうした!?」
千鶴「轢き逃げが車の楓で、意識不明が事故にぃ!!」
梓「「落ち着け! 要するに楓が車に轢き逃げされて意識不明なんだな!」
千鶴「そ、そうなの! 早く、れ、れれれ、霊柩車呼ばないと!」
初音「お姉ちゃん落ち着いて! 救急車でしょ!」
千鶴「そそそそそうだったわね! 早く! 早く117番をーー!」
修学旅行の道中、新幹線で浩之と志保が隣になった
たいくつしていた浩之が志保にゲームをしようと持ちかけたんだけど
志保はとにかく眠かったので適当に断った。
そこで、浩之はある提案をした。
「もし君が俺の質問に答えられなかったら君が俺に100円払う、
君の質問に俺が答えられな かったら俺が君に500円払う」
志保はこの提案に乗った。
まず、浩之はこう質問した
「地球から太陽までの距離は?」
志保は黙って100円払った。
次に志保の番になって、志保は
「丘に上がるときは三本脚で降りる時は四本脚のものは なんだ?」
と言った
浩之は1時間かけてネットやメールで調べたが答えが見つからず
寝ている志保を 起こして500円払った。
ありがとう、と言ってまた寝ようとする志保を止めて、浩之が、答えはなんなんだ?
って訊いたんだけど
志保は一言も口にせず財布を取り出すと、100円を取り出して浩之に手渡し、眠りについた。
ある会社員が公園に車を横付けして昼寝をしていると、窓をノックする音が。
見ると一人のエロゲオタが覗き込んでいる。窓を開けるとエロゲオタは「ガンガン生撃ち!は面白いですか?」と尋ねてきた。
男は「地雷だよ」と答えるとエロゲオタは「ありがとう」と言って去って行った。
しばらくして男がウトウトし始めたところで別のエロゲオタが窓を叩いた。「みるきぃはみんぐは面白いですか?」
男はやや苛立って「核地雷だよ」と答えると、エロゲオタは礼を言って去って行った。
その後もあまりにも何人ものエロゲオタにソフトの良し悪しを尋ねられるので、
全然眠れない男は頭にきて「私はエロゲの事がわかりません」と窓に張り紙をした。
エロゲオタが来なくなり、男がやっと寝られると思ったところで一人のエロゲオタが窓をノックした。
「なんだ!」と男が怒鳴ると、エロゲオタはにっこりと笑って答えた。
「CLANNADは面白いですか?」
 千鶴が買い物から自宅に帰ってくると、驚いた事に、耕一が若い可愛い娘とベッドに入っているではないか。
 千鶴が怒り狂って爪を伸ばそうとすると、耕一が後ずさりしながら、こう言った。
「千鶴さん! いったい何があったのが聞いてくれないか。

 車で家に帰っていると、貧しそうで疲れ切ったこの若い娘がいたので、乗せてあげたんだ。
 彼女は空腹だったので、家に連れて帰り、梓が冷蔵庫に入れておいたローストビーフを食べさせあげたんだ。
 それから彼女の靴は履き潰れていたので、流行遅れだと言って千鶴さんが履かなくなった靴をあげたんだ。
 それから、彼女の体は冷え切っていたので、千鶴さんが以前、『色が似合わない』と言った新しいセーターをあげたんだ。
 それから彼女のズボンもすり切れていたので、千鶴さんには合わなくなったズボンをあげたんだ

 それで、彼女を帰そうとしたんだけど、その前に、こう聞いたんだ。
 『他には、あなたの奥さんがもう使わなくなったものはないかしら?』って」
浩之が委員長とドライブに出かけた。
途中委員長が運転することになったが、なぜかメガネを外し始めた。
「おいおい、メガネなしで運転できるのか?」
「こっちの方が速いんやで?道から標識も信号もなくなるさかいな」
修学旅行の道中、新幹線で浩平と七瀬が隣になった。
退屈していた浩平が七瀬にゲームをしようと持ちかけたが、
七瀬はとにかく眠かったので適当に断った。
そこで、浩平はある提案をした。
「もしお前が俺の質問に答えられなかったらお前が俺に100円払う。
 んで、お前の質問に俺が答えられなかったら俺がお前に500円払う。どうだ」
七瀬は渋々この提案に乗った。
まず、七瀬がこう質問した。
「地球から太陽までの距離は?」
浩平は黙って500円払った。
次に浩平の番になり、浩平は
「昨日女風呂を覗いていたのは俺を含めて何人でしょう?」
と言った。
浩平は100円の代わりに鉄拳を貰った。
 川名みさきがピザを食べに行った。
 店員が彼女に注文を聞いた。
「なにになさいますか」
「トマト・チーズピザをください」
「分かりました。6つにカットしておきますか、それとも12個にカットしますか」
「6つだとちょっと足りないから、12個にしてください」
名雪とあゆがドライブ中、強盗に遭遇。
強盗は金目のモノを見つけられず、
車を奪って走り去った。
あ「大丈夫?名雪さん」
名「うー、怖かったよう」
あ「命があっただけでも良かったじゃない」
名「あゆちゃんこそ大丈夫?」
あ「でもボク、これだけは盗られまいと
かくしておいたんだよ」
と、あゆは股間からタイヤキを引っ張り出した。
名「流石だねあゆちゃん。じつはわたしもね、
コレだけは盗られたくないから隠していたんだよ」
と、名雪は股間から「けろぴー」を引っ張り出した。
名「あーあ、お母さんも連れて来ればよかった」
あ「,,,,,,,,秋子さんがいたら?」
名「あの車、盗られなかったよ」
 ある日、結花が健太郎に尋ねた。
 健太郎が結花とスフィーとどちらが好きか知りたかった為だ。

結花「ねぇ、健太郎。
    もし、私とスフィーちゃんが川に落ちたら、先にどっちを助ける?」
健太郎「心配するな。お前が水泳が得意なのは知っているから」
綾香「ねぇ、浩之。
    もし、私と姉さんが別々に襲われそうになったら、先にどっちを助ける?」
浩之「・・・」
雑誌記者の響子が鶴木屋会長の柏木千鶴にインタビューしていた。
響子「柏木会長には妹さんが三人おられるそうですが、どのような妹さんか、聞かせていただけませんか」
千鶴「下の二人は可愛いのですが、梓という妹だけは、がさつでレズっ気があって、目上の人間に対する礼儀を知らないので、困っています」
響子「…そうですか。話は変わりますが、柏木会長には何か将来の目標がありますか?」
千鶴「『梓に追いつき、追い越せ!』です」
「綾香はいい女だけどな。すごく忘れっぽいのがタマにキズなんだ」
浩之が、婚約者の綾香のことを、雅史にのろけ混じりに話していた。
「そうだね。昨夜のパーティーで綾香さんの婚約者は浩之であって僕じゃないって
何度も思い出させてあげなくちゃならなかったからね」
ある葉鍵ファンがヒロインたちの集まりに招待され、女の子から接待を受けた。
秋子さんが申し出た。

「以前、ロシアンルーレットというゲームを知りまして。
それをヒントに、葉鍵ルーレットというゲームを考えました。試してみますか?」

彼がとりあえずどんなゲームか教えてくれというと、秋子は手を叩いた。
ワッフル、たいやき、イチゴサンデーなどなど、美味しそうな料理が部屋に現れた。

「この中からお好きな料理を一つ選んで下さい。天にも昇る味ですよ」

「それは素晴らしい。でも、どの辺がロシアンルーレットを参考にしたんですか?」

ファンの疑問に、秋子は答えた。

「この料理のうち一つが柏木千鶴さんのお手製なんです」
柏木耕一が公衆街道を時速80キロで走っていた。
そこへパトカーがやってきて、警官が免許証の提示を求め、
耕一の走っていた速度が20キロのスピード違反であることを告げた。
耕一はとっさに助手席に座ってる妻の千鶴を指して言った。
「か、家内が急に産気づきまして…急いでいるんです」
「そうですか…それはお困りでしょう。パトカーで先導します」
「いえ、結構です。いけません」
「どうして?」
「…そ、それは…

生まれてくる子供は…オニの子なんです!」
由宇「和樹と瑞ちゃんが交通事故で死んだんやって。
    もう直ぐ結婚するはずだったんやろ。
    それにしても軽い事故だって聞いたで。
    わき道に車がそれて、細い木にぶつかっただけやないか。
    パンパーは大分へこんでたらしいけど・・・。
    よっぽど打ち所が悪かったんか?」

大志「おぉ。マイシスター由宇、知らないのか?
    和樹は出血多量、瑞樹は窒息死だったのだ」
柏木耕一は千鶴との結婚式の際に、梓から「結婚生活における二つの心得」と題した一通の手紙を受け取った。
その手紙にはこう書いてあった。

一.何も疑いを持たずに千鶴姉を信じろ。
二.千鶴姉に疑いを感じた際には、一を読み直せ。
あるひ佳乃と国崎は神社へ通じる山道に散歩に出かけた。
途中の橋の上で二人で川を見ていた時、佳乃がバランスを崩して川に転落した。
深みにはまった佳乃を助けようとして国崎は潜っていった。

だが、国崎は佳乃を助けたところで力尽き、今度は自分が溺れてしまった。
佳乃は慌てて駐在所に駆け込み、国崎を引き上げてもらった。

「佳乃ちゃん、救急車呼んだほうがいいよ」
「いいえ、お姉ちゃんのところに連れて行ってください」
「でも、隣町の病院のほうが設備も良いから、ね?」
その警官はそうなだめるように言って、無線で救急要請しようとした。

「だいじょーぶ、だいじょーぶ、お姉ちゃん、モグリの医者だって言ってたから」
耕一「浩之、年増女は好きか?」
浩之「いや、そんなことはない」
耕一「じゃあ、寸胴女は好きか?」
浩之「いや、好きじゃないなぁ」
耕一「じゃあ、胸の小さい女は好きか?」
浩之「基本的には巨乳が好きだな」
耕一「じゃあ、何で俺の千鶴さんに手を出すんだ!!」

浩之「千鶴さーん!!」
祐一「このフルーツポンチって、なんとなくエッチだな」
香里「あら、どうして」
祐一「バナナと桃が入っている」
香里「もう、いやらしいんだから」
祐一「かき混ぜれば子供ができるんじゃないかな」
香里「大丈夫よ。ゼリーが入っているもの」
〜ドラッグストアにて〜
 梓 「わ。ちづ姉ぇ、コンドームの棚の前で何ニヤニヤしてんだ。」
千鶴「だって五ヶ月ぶりに耕一さんが来るんですもん。今度こそは・・・♪」
 梓 「今度こそは♪じゃねぇよ。こんなトコで色ボケしてんなよ恥ずかしいなぁもぉ。」
 楓 「そんな梓姉さんが昨日日吉さんから受け取っていた紙包みは何だったんですか?」
 梓 「げ・・・な、何でも無いよ・・・って楓、お前は何、妊娠検査薬なんか持ってんだ。」
 楓 「これは・・・。・・・ふふふっ、今度こそは・・・」
 梓 「な・・・あの野郎・・・。・・・結局、今回も初音以外は浮かれちまってるって事か?」
初音「ん?・・・あ、梓お姉ちゃん。今日のご飯・・・明日のご飯でも良いんだけど・・・」
 梓 「何かリクエストでもあんのかい?」
初音「うん。・・・今度こそ、お赤飯で良いから。」
豪華客船での旅行にて、千鶴さんの日記。

月曜日 船長に食事に招待される。
火曜日 船長と午後の紅茶を共にする。
水曜日 船長に下品な申し出をされる。
木曜日 船長に、もし申し出を断れば、船を沈めると脅される。
金曜日 乗客499人の命を救う。
 観鈴が初めて都内を訪れた。
 議事堂を見たいと思ったが、見つけることができない。
 そこで、警官に道を尋ねた。
「すみません、議事堂にはどうやって行けばいいのですか?」
「このバス停で待っていたら、54番のバスがきますから、それに乗れば、行けますよ。」

 観鈴は礼を言い、警官は車を出した。
 三時間後、その警官が同じ場所に戻ってみると、観鈴が、まだ同じバス停に立って待っているではないか。

 警官はパトカーから降りると、言った。
「失礼ですが、議事堂に行くには、54番のバスに乗るようにと言ったはずですが。
 あれは三時間前です。なぜまだここに?」

 すると、観鈴が答えた。
「にはは、大丈夫。もうそんなに長くないから。
 たった今、45番目のバスが行ったから」
Q、料理を学ぶ事になったきっかけは何ですか?
初音「私もみんなに私のお料理を食べて貰いたくて。」
 楓 「愛する人にもう一度美味しいと言って貰いたくて・・・」
 梓 「上が出来ないからね。私がやんなきゃ。」
千鶴「鶴来屋の繁栄と発展の為に・・・」
志保「珍しいコインがあるんだけど、マルチ、見てみる?」
マルチ「わあ、何でしょうか?」
志保「これなんだけど、何と! 表の模様が裏に、裏の模様が表に彫ってあるのよ!」
マルチ「す、すごいですー!」
 業績の低迷している鶴来屋に会長として就任した柏木千鶴は、社員に対する就任の挨拶を、以下の言葉で始めた。

 「心を鬼にして職責を果たしたいと存じますので、宜しくお願いします。」 
 うたた寝をしていた耕一が、うなされていたので千鶴が揺り起こした。
千鶴「怖い夢でも見ましたか?」
耕一「怖くはなかったんだけど、胸の大きい女が俺の手を引いて、ベットに上がれって言うんだ。
    上がるまいとしているうちに起こされてしまったんだよ」
千鶴「起こさなかった方がよかったですか?」
前日入稿正午までOK!!本文24P表紙フルカラー箔押し付き !

出品者: tuka_print

にゃ〜。いつもおせわになっています。塚本印刷です。
今回、一部の夏こみパ用製本ラインをオークションのためにご用意しました。
お値段のはねあがる可能性があるかわりに、入稿は前日正午までうけつけます。
用紙や書体の追加料金等は、塚本印刷のHPをごらんください。
ブラザー2などをてがけている塚本印刷で、満足のいく一冊を!!
ノークレーム・ノーリターン。
名雪が真琴と仲良くしようと二人きりになった。
少しの沈黙の後、名雪は何か会話になりそうなことを考え、
真琴に言った。
「狩りは、好きがおー?」
「あうー、好きなわけないのよぅ。」
真琴は答えた。
「だって、いままで狩られる方ばっかりだったし」
 浩之が美女をナンパした夢を見た。
 さっそく、ホテルでシッポリしようとしたところで目が覚めてしまった。
「しまった。外でやればよかった」
由宇がすばるの同人の教育をしていた。
由宇「ええか、大ばか詠美は、今はどうや?」
すばる「はーい。詠美さんは、腐れ外道の崖っぷちに立ってますの☆」
由宇「よっしゃ、では、ウチはどうや?」
すばる「その一歩先を進んでますの☆」
耕一、千鶴が仕事から帰ると深くため息をついた
梓「どうした?そんなため息ついて」
耕一「いや、今日鶴木屋の仕事の都合でホテル街に行ったんだがちょっとした騒ぎになってね」
梓「ああ、鶴木屋会長が男とホテル街だなんてってとこか」
耕一「いや、児童売春容疑でだ」
 ある日、どういう訳か詠美、彩、由宇の3人が
魔女の森に迷い込み、魔女に捕らえられてしまいました。
 3人は一所懸命に命乞いをしました。退屈していた魔女はあるゲームを思いつき、
こう言いました。
 「魔法でこの森に全ての果物を生らせるから、好きなものを一つだけもってきな。
  それがお前たちの運命を決めるだろう。」
 森へ散った彼女たちのうち、詠美は不安でいっぱいのようですが、彩と由宇は
楽観視しているようでした。彼女らは少々の過激な展開にはに慣れていたのです。
 まず最初に帰って来たのは詠美でした。手にはさくらんぼを持っています。魔女は
それを見て言いました。
 「いいかい、今から一分間何があっても声を出すんじゃないよ。耐えられたなら元の世界へ
  帰してあげよう。声を上げたなら・・・わかるな?」
 言い終えるや否や魔女は、さくらんぼを取り上げ、詠美の秘部へ強引にねじこみました。詠美は
はじめびっくりしましたが、なんとか耐えることができ、無事元の世界へ帰ることができました。
       ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 一時間後、彩は苦しんでいました。秘部にはバナナがささっています。しかしなんとか耐えられる、
そう思った矢先でした。彩は狂ったようにあえぎだしました。   ・・・振り下ろされる魔女の鎌。
彩がこの世で最後に見たものは、

   ドリアンを抱えてスキップしながらやってくる、由宇の姿でした。
 マルチ開発中の出来事

 長瀬源五郎がマルチに請求書を書くよう言った。
 しかし出来たばかりのマルチにはまだ読み書きができない。
 源五郎は漢字の教科書を渡し、
源五郎「まずは簡単な漢字から教えよう。一、二、三・・・簡単だろう?
     漢字なんて簡単なものだよ。この教科書を見ればすぐに書けるようになる。
     これで勉強して、十万円の請求書を書いて欲しい。できるかな?」

マルチ「はい、主任、明日には仕上げておきます」
 源五郎は、では頼む、と言い残しその夜は床についた。

 翌朝、起きてきた源五郎は作業しているマルチに聞いた。
源五郎「例の請求書はできたかな?」
マルチ「はい主任、あと千本ほど一を書けばできあがります」
千紗「塚本印刷もデータ入稿割引始めました。」
和樹「おっ、最新機器でも入れたの?」
千紗「いいえ、そこのキンコーズで出力して貰うんです。綺麗ですよ〜。」
あゆがタイ焼き持って走っている。
何と呼ぶべきか。

泥棒ーーーー!
あゆの場合は、本当に泥棒がデフォだから、分かりづらいね。
おれも「また盗んでんのか」って思ったし。
千鶴が料理を持って走ってくる。
何と呼ぶべきか?

逃げろーーー!
瑞希「ねぇ、和樹。今日、わたし、とっても珍しい物をみたのよ」
和樹「へぇ、なんだい?」
瑞希「一つの肩にね、二つの頭がある人なの」
和樹「マンガじゃあるまいし、そんな人間いる訳ないじゃないか」
瑞希「所がいたのよ。それは、和樹。あなたよ」
和樹「えっ?」
瑞希「和樹の肩にね、女の人の頭が乗っかっていたのよ」
 綾香がバーに入ると、非常に大きなブーツを履いた矢島が酒を呑んでいた。
 綾香は矢島に近寄り、流し目を送りながら言った。
「ねぇ、足の大きさとあそこの大きさが比例してるって、ほんと?」
 すると矢島はニヤリと笑って言った。
「本当かどうか、これから試してみるかい」

 二人はバーを出てホテルへ向かい、一晩を共にした。

 翌朝、綾香が去り際に、矢島に1万円を手渡した。
「お、こりゃすまねぇな。女にこんなに感謝されたのは初めてだぜ」
「いいのよ」
 綾香はにっこり微笑んで言った。
「そのお金で足のサイズに合うブーツを買いなさい」
真琴が肩にオウムを乗せて歩いていた。
名雪がそれを見て言った。
「かわいいおー、それどこで手に入れたの?」
「ものみの丘さ」
オウムは答えた。
 香里と栞が夕食後、話し合っていた。
香里「さあ、今日という今日は、アイスクリームの借金、耳を揃えて返してもらいましょうか」
栞「えぅ〜、お姉ちゃん、もう少し待ってくれませんか。
   確かな当てが三つあるんです」
香里「へぇ〜、その当てって何?」
栞「え〜っと、一つ目は金を拾うかもしれないです。もう一つは誰かがくれるかもしれないです」
香里「馬鹿馬鹿しい、アイスクリームばかり食べているからそんな甘い考えしか浮かばないの。で、もう一つは?」
栞「もうちょっとすると、お姉ちゃんが借金を帳消しにしてくれるんです」

 栞は、ポケットから取り出した小瓶を振りながらそう言った。
ちゃん様「ぽ、ぽち〜大変、ちょ〜大変なのよ〜」
和樹「何だよさわがしいな」
ちゃん様「不正ツール使ってるのがばれてるから賠償しろっていう葉書が来たの〜」
和樹「お前そんなもの使ってたのか?」
ちゃん様「そ、そんなわけないでしょ!コミパの女王であるこの私がそんなことするわけないでしょ!」
和樹「わかってるって、でいくら請求されたんだ?」
ちゃん様「ご、五百万円……」
和樹「お前同人でもうかってるだろ?払っとけって。でないと後で怖いおじさんが来てえらいことになるぞ」
ちゃん様「え、えらいことって?」
和樹「そりゃあ殴られたり刺されたりしてだな、ボコボコにされた状態で縛られてさらに……」
ちゃん様「ふ、ふみゅ〜ん、払ってくる〜〜〜〜(涙)」

和樹「これでしばらくは食いつなげるな。道具は使い方次第だなぁ(笑)」
 七瀬彰と観月マナが初めて知り合ったどうしで結婚し、初夜を迎えた。
 二人とも恥ずかしいので電気を消して愛し合った。
 翌朝、マナが起きてバスルームへ行くと、先に起きていた彰がシャワーを浴びて出てくるところだった。
 初めて男の裸を見たマナは、股間にある勃起していないペニスに目を止めて尋ねた。
マナ「あなた、その小さい突起はなに?」
彰 「これはその、昨夜二人でさんざん楽しんだ棒だよ」
 するとマナは落胆して言った。
マナ「もうそれだけしか残ってないの?」
 祐一が会社に遅刻して上司の久瀬に怒られていた。

久瀬「相沢君! 何で二時間も遅刻したんだね! 君は、会社員としての自覚を持っているのかね!?」
祐一「すいません、妻も一緒に車に乗って行きたいって、昨晩、言い出したんです。
    それで妻は10分で準備できたんですけど、僕は妻の乗る助手席の掃除をしていたのですが、その最中にギアを動かしてしまい、そのまま車は川におっこっちゃったんです。
    仕方なくタクシーを呼んで会社に向かったのですが、途中で運転手が居眠りをして、ガードレールに衝突してその衝撃で今度は僕らが川に落っこちてしまい、不運なことに護岸工事がしっかりしていて岸になかなか上れなかったのです。
    やっと、上がれた後、妻がドレスがびしょ濡れになったことに怒って私がまたタクシーを拾って妻を家まで送り返してそのタクシーにのって、会社にきたら二時間も遅刻してしまいました」
久瀬「ふざけるな!!そんな嘘を僕が信じると思ってるのか!!」
祐一「やっぱり嘘だとばれたか?」

久瀬「当たり前だ! 水瀬さんが10分で起きるわけないだろ!!!」
 死の床にある耕一が弱々しい声で言った。
「千鶴さん、死ぬ前に言っておくけど、返してもらってない借金がいくつかあるんだ。
 浩之に200万円、それに祐介に50万円、冬弥には100万円だ」

 千鶴は子供たちに向って言った。
「あなたたちのお父さんは立派な人ね。
 死の間際にあっても家族のことを考えてくれてるんだわ」

 耕一は更に続けた。
「それから、千鶴さん、これも言っておくけど、健太郎に300万円借りてるんだ」

 すると、千鶴は叫んだ。

「まあ、耕一さんたら、うわごとを言ってるんだわ」
いいんちょがメガネを外しても、胸でいいんちょとすぐ分かる。

トン子がメガネを外しても、行動でトン子とすぐ分かる。

凸がメガネを外しても、何の変化もない。
 死の床にある浩之が弱々しい声で言った。
「綾香、死ぬ前に言っておくけど、返してない借金がいくつかあるんだ。
 耕一に200万円、それに祐介に500万円、冬弥には1000万円だ」
「そんなこと、気にしなくてもいいわ」
「ありがとう、綾香・・・」
 浩之は息絶えた。
 鶴来屋をより大きくした耕一は、馬主となった。
 子供が子馬が欲しいということで、牧場主に種馬を借りることになった。
 好奇心にかられた千鶴は、牧場主にこう聞いた。
「この馬は、いつも何頭位の牝馬を相手にするのでしょうか?」
「週に5、6頭位ですかねえ、奥さん」

 千鶴はこの時とばかりに耕一に言った。
「ほらあ、週に5,6頭は普通なんだって・・・」
 耕一を気遣った牧場主は、とっさにこう付け加えた。
「もちろん、同じ馬ばかりが相手じゃ無理ですがね」
 問題:柏木千鶴とケンシロウ、どちらが強いか、理由と共に答えよ。

 解答:ケンシロウ
    柏木千鶴の決めぜりふは、「あなたを殺します。」
    ケンシロウの決めぜりふは、「おまえはもう、死んでいる。」
 由宇が、画材店に買い物に行った。
由宇「このペン2ダースやったらなんぼ?」
彩「2ダースでしたら、5000円におまけしますよ」
由宇「(一方を手にとって)じゃあ、こっちだけやったら?」
彩「それだけなら3000円ですね」
由宇「(もう一方を手にとって)ほな、こっちの2000円の方を貰うわ」
彩「由宇さん、それはおまけと言ったでしょう」
由宇「ほなうちもおまけでもう1個同じの買うたるから」
 浩之と祐一が酒を飲みながら、会話をしていた。
浩之「女性の中で一番色っぽいのは、なんと言っても後家さんだな。
    ああ、俺の女房も早く後家にならねーかな」
 何ヶ月もの間、久瀬はひたすらに佐祐理を慕ってきた。
 しかしついに勇気を奮い起こすと、最も重大な質問をした。

久瀬「独りでいることには数多くの利点があります。
    でも、やがて別の存在が傍らにいてほしいと願う時が訪れます。
    ──自分の事を完璧で理想的だと思う存在、
      完全に自分の所有物として扱うことのできる存在、
      苦しい時にもやさしく忠実であり続ける存在、
      喜びや悲しみを分け合うことのできる存在──」

 うれしいことに、久瀬は佐祐理の目の中に理解の色を見た。
 それから、同意のしるしにうなずくのを。
佐祐理「久瀬さん、とてもいい考えだと思いますよ。
     佐祐理も犬選びを手伝ってあげますね」
浩之との夜の生活に、
倦怠期を疑った綾香がセックスカウンセリングを受けていた。
カウンセラーが言った。
「奥さん、セックスの最中にご主人とお話はされてますか?」
「もちろんです」
綾香が言った。
「手元に電話があれば」
 ダンスフロアで高校生の浩之が千鶴に近づいた。
「俺と踊りませんか?」
「ごめんなさいね、子供とは踊れないから」
「あ、すいません。妊娠してるなんて気づかなかった」
あるイベントに長谷部彩の参加するスペースがあった。
ところが、隣りのスペースに猪名川由宇がやってきてしまった。
悪いことは重なるもので、逆隣りのスペースに大庭詠美がやってきてしまった。
長谷部彩「最後尾はこちら」という看板でも掲げようかと思ったが、
そんな看板の準備なんてしたこともないことに気が付いた。
あるイベントに猪名川由宇の参加するスペースがあった。
ところが、隣りのスペースに大庭詠美がやってきてしまった。
悪いことは重なるもので、逆隣りのスペースに千堂和樹がやってきてしまった。
あれこれ考えた挙句、由宇は次のような看板を掲げた。

「お会計はここ!」
由宇に100点の古文のテストを見せられた詠美は言った。
「私なんてオヤブンのてすとで500点とったんだからっ」
「聞いてくれよ晴子、俺は先日不眠症で聖のところに行ったんだ。
 そうしたら聖の奴、とんでもない量の資料渡しやがった」

「そいつは大変やったな、居候。ヤブ医者はロクな診療もしないで金ばかり請求するんやから」

「あぁ、俺も読むのが嫌になって途中で寝ちまったよ。本当に困ったもんだ」
藤田家の隣に住む人が、街で偶然浩之に会って、言った。

「藤田さん、夜はカーテンを閉めた方がいいですよ。
 昨晩、奥さんがあなたと行為に及んでいる様子が丸見えでしたから」

浩之は返答した。

「大丈夫ですよ。昨晩の俺は、別の女性と相手の家でしてましたから」
由綺と理奈が某国でボランティア公演中に、テロリストに捕まった。
テロリスト「お前たちを殺す。最期の望みがあれば聞く」
理奈「死ぬ前に一曲歌わせて。恋人に捧げる曲なの。Sound of Destinyを」
テロリスト「いいだろう。そっちは何かあるか?」
由綺「理奈ちゃんが歌い出す前に私を殺してください…」
 麻薬取締法違反で逮捕された阿部貴之と吉川がいた。本来なら懲役刑なのだが、
 初犯ということもあり、裁判所はある条件を出してきた。それは
「1週間で5人以上に麻薬をやめさせることができたら無罪にする」というものだった。

 1週間後、貴之は17人の説得に成功した。秘訣を聞かれると、彼は紙に円を描いた。
「○→o 麻薬を吸い続けると君達の脳みそがこうなってしまうって説明したんです」

 裁判官は非常に感心したが、吉川はなんと156人も説得したのだという。
 秘訣を聞くと、彼も円を描き始めた。
 裁判官が「君も脳みその話をしたんだね」と聞くと、
 彼は違うと答え、貴之とは正反対の絵を描いた。
「o→○ ムショに入れられたらお前のケツの穴がこうなっちまうぞって言ったんだよ」
 健太郎が万引きをしたなつみを捕まえた。
 なつみは涙ながらに懇願し、何でもするから赦して欲しいと言った。
 健太郎はなつみに恥ずかしい格好をさせ、嫌がるなつみに無理やり何時間も奉仕させた。

なつみ「店長さん、お願い。もう腰が限界なの」
健太郎「仕方ないな」

 健太郎はなつみを赦すことにして、恥ずかしい格好のままのなつみに向かって言った。
健太郎「もう万引きをしてはいけないよ。
     それと、刈り取った雑草の袋は裏のごみ箱の前に置いといて。
     あと、麦わら帽子と作業服は居間に置いとけばいいから」
 矢島が会社の金を横領した挙句、社長の妻と駆け落ちした。
セリオ「本当に矢島さんには困ったものですね。しかし、そのうち持ち逃げしたお金もなくなって後悔するんでしょう」
浩之「もう後悔してるんじゃないかな。綾香の方は送り返してきたから」
魔物が出るという噂を聞いて夜の学校にやってきた。
夜はやつらの時間・・・。しか、し判別用に魔物が苦手とする道具も持ってきた。
そうそうやられはしない。

・・・人影! おい! これを見ろ!
あっ逃げた! こらー!

・・・・・・お巡りさんって強いんだね。しこたま殴られたよ。
ただの見回りの警備員だったって。

でも、道具を見ていきなり逃げ出すあの人が悪いよ。
剣も取り上げられちゃったしさ。人騒がせな。
名雪は街で開かれた蚤の市に出かけた。並べられている品物を眺めているうちに、羽根のはえた少女の絵を見つけた。
あまりにその絵に心を引かれたので、名雪は店主に値段を尋ねた。

「絵は三千円ですよ」と、店主。
「それにまつわる話を聞きたければ、一万円いただきます。」

「話はいいよ、----でも、絵は買う。」
支払いが済んで、名雪は絵の包みを脇に抱えて店を出た。
店を出ると、カラスが二羽ゴミ置き場から現れてついてきた。
肩越しに振り返りながら、名雪は足を早めたが、ゴミ置き場を通るたびに、更にカラスが増えて、後に続くのだった。

二キロほど歩いた時には、既に空はカラスでいっぱいになっていた。
人々が指差して叫び始めた。
そして坂を下りたところに遮断機の下りている踏み切りがあるのを見ると、名雪は全力で走り出した。
どんなに速く走っても、カラスは羽ばたきながらついてきた。

なんとか踏み切りまで絵の包みを全力で線路の上に放り投げた。
地面に伏しながらも見ると、カラスの群れは電車が来るのも構わず絵に飛びつき、そこで轢かれて死んだ。

名雪は蚤の市に引き返した。

「おや、話を聞きに戻っていらしたんですね?」店主が言った。

「ちがうけど」
「もしかしたら---同じような、ネコの耳が生えた少女の絵は、ないかな、と思って----」
 隆山の夏祭会場。
柳川「フランクフルト1つ頼む」
耕一「俺のでいいか?」
柳川「いや、俺のだ」
千堂和樹と猪名川由宇と大庭詠美の3人があるアラブの国の浜辺で酒を飲んで
ドンチャン騒ぎをしていると、いきなり地元の警察が現れて3人を逮捕した。
その国では酒を所持するだけでも犯罪で、酒を飲んで騒ぐなど死刑に値するところだったが、
外国人であることと、たまたま判決の日が祭日だったこともあり、
一人当たり20回のむち打ちで済まされることになった。
そして、いよいよ執行という段になり、王は言った。
「昨日、わしに38人目の娘が生まれた。めでたいので、お前たちの願いを1つだけ聞いてやろう。
 ただし、刑を止めてくれとか回数を減らしてくれというのはダメだぞ」

最初にむち打ちを受ける詠美は、背中に座布団をくくりつけてくれと願った。
最初の10回は耐えられたものの、その後、座布団はすり切れてしまい、
詠美は残りの10回を、モロに受ける羽目になってしまった。

次にむちを受ける和樹は詠美の失敗から学んだつもりで、
背中に2枚、座布団を当ててくれるよう願いを申し出た。
しかし、2枚重ねの座布団は15回まではもったものの、最後の5回は和樹の背中を強烈に叩きつけた。
最後の由宇に順番が回ってきたとき、王様は言った。
「実はわしの6番目の息子がお前の同人誌の大ファンでな。
 だから、お前には願い事を2つ聞き入れてやろう」

由宇は少し考えて言った。
「じゃぁまず最初の願いや。むち打ちの回数を100回に増やしてくれんか?」
驚いた王様は本当にその願いでよいのか尋ねたが、由宇はその通りにしてくれと答える。
そして、2つ目の願いを聞いた王様に、由宇は答えた。
「2つ目の願いや。詠美をウチの背中に縛り付けてくれるか?」
本当に同人誌を愛し、それを行動にに移している人は
新鮮な刺激を求めるためにブラザー2の本を買い、
反面教師として辛味亭の本を買っている。
とりあえず周りを見回して数で判断する一般的な日本人は
Cat or fishと辛味亭を買っている。
ただ単に笑える面白いものを好んでいる人は
チーム一喝と辛味亭を買っている。
猪名川由宇を批判したり、馬鹿にしたり、茶化したりする大庭詠美、縦王子鶴彦、
横蔵院蔕麿、立川雄蔵氏、こみパスタッフ、2ちゃんねらーほか多数は
その批判材料にするために毎回欠かさず辛味亭の本を買い、隅から隅まで読んでいる。
かくして、こみパ最悪のサークルである辛味亭は中堅サークルの地位を保っている。
 名雪が勤めているデパートの店長と部長が立ち話をしていた。。
店長「水瀬君にも困った物だ。
    いろいろ、担当を替えてみたんだが、何処へ行っても一日中、居眠りばかりしている」

部長「寝具売場にやったらどうです?」
店長「余計に居眠りしてしまうのでは」
部長「首に札をぶら下げておくんですよ。
   『当店の寝具は最高の品質を誇っております。販売担当員でさえも眠りに誘われずにはいられません』
   と書いた札を」
  柏木千鶴は陪審を務めるべく召喚されたが、死刑がよいことだとは思わないし、
  自分の個人的な考えが裁判の進行の妨げになってはいけないので、免除してほしいと申し出た。

  しかし、官選弁護人は千鶴の思慮深さと落ち着いた様子が気に入って、陪審を務めるよう説得にかかった。

弁護人「奥さん、これは殺人事件ではありません。
     単純な民事裁判です。
     誕生日のプレゼントとして台所を改装するための費用として約束していた100万円を、
     浮気相手へのプレゼントで使ってしまった夫を妻が訴えたものです」

千鶴「あら、分かりましたわ
    わたし、陪審を務めさせていただきます。
    死刑についての私の考え、間違っていたかもしれませんし」
あるところに短気な悪魔がいて魔法をかけた。
「『うぐぅ』だの『だよもん』だの鬱陶しい!
全員決めゼリフ一言しか喋れないようになってしまえ!」
『ありがとう』「なの!」
 聖が往人に念を押すように言った。
聖「今日、家に帰ったら、一生懸命飛んだり跳ねたりしたまえ」
往人「なんで、そんなことするんだ?」
聖「さっき、飲ませた薬なんだが…、飲ませる前にビンを振るのを忘れてたんだ」
柏木千鶴は匿名と変装を重ねた上で人生相談所を訪れていた。

「先生、私は自分の体型にコンプレックスを持っています。
いえ、日本の女性の平均値と比べれば普通だという自覚はあるのです。
ですが一番上の妹の一人にいつも『体型がみすぼらしい』と
影で罵られているんです…それだけじゃありません。
私は趣味として料理を嗜むのですが、これもまた妹が小姑のように
                  (中略)
というわけで、三十路を迎えた今でも私に言い寄る男性の方は皆無です。
先生、このような私が人生に希望を見出すにはどうしたらいいのでしょう?」

「簡単です。かの悪名高い柏木千鶴のような真似をしなければいいのです。」
はっきり言って葉鍵のシナリオは低下気味だ

すぐに読める展開などでマンネリしている

だが神であるGOT様にシナリオを書かせば3ヶ月に一本のペースで発売できるよ

これが君たち愚かなる愚民と神の違いだよ。
耕一「この前、千鶴さんからプロポーズされたんですよ」
足立「で、どうしたんだい?」
耕一「もちろん承諾しましたよ」
足立「ははは、ついに君も年貢の納め時だな」
耕一「ええ、そう言わないと出刃包丁を収めてくれそうもなかったんで」
詠美が本屋の袋を持って歩いていた。

和樹「何だ、詠美。漫画でも買ったのか?」
詠美「『これで貴方の悩みの50%が解決されます』って本よ。最近話題になってるじゃない」
和樹「あー、あの本買ったのか」
詠美「当たり前よ。勿論、2冊買ったわ」
こみっくパーティーの当日、猪名川由宇はホテルで東京が豪雨と台風で交通網が寸断されている事を知った。
このままでは会場に辿り付けない!

由宇はなんとしても会場に辿り付くべく寸断された鉄道網を乗り継ぎ、バスを乗り換え、はてはタクシーまで使った。
そしてついに、閑散としたこみパ会場に辿り着いた!

一方詠美は歩いてやってきた。
 冬弥が英二に会議室のドアから首だけ出して聞いた
冬弥「会議が終わるまでどれくらいかかりますか?」
 英二は待っている客を見渡して、
英二「2時間ってとこだね」
冬弥「失礼しました」
 冬弥は去っていった。

 数日後、冬弥が英二に会議室のドアから首だけ出して聞いた
冬弥「面接が終わるまでどれくらいかかりますか?」
 英二は待っている客を見渡して、
英二「1時間半ってとこだね」
冬弥「失礼しました」
 冬弥は去っていった。

 数週間後、冬弥が英二に会議室のドアから首だけ出して聞いた
 (中略)
 冬弥は去っていった。

英二「弥生さん、ちょっといいかな?、青年ががどこに行くかつけてくれないか?」
 しばらく後、弥生が相変わらずの表情で帰ってきた。
英二「で、青年はどこに行ってたんだ?」

弥生「理奈さんのお部屋でした」
 初めてデートすることになったセリオが綾香としゃべっていた。

 綾香が言う、
「ちょっと座って聞きなさい。浩之について言っておきたいことがあるの。
 浩之はセリオにキスしようとするでしょうけど、そんなことさせちゃだめよ」

 綾香はまだ続ける、
「浩之はセリオの胸を触ろう、足の付根に手を入れようとするでしょうけど、そんなことさせちゃだめよ。
 でもね、これからが一番大事なことよ。
 浩之はセリオの上にのしかかって、好きにしようとするでしょう。
 セリオもそうしたいかもしれないけど。でもね、そんなことさせちゃだめよ。
 そんなことをしたら、来栖川家全体の恥ですからね」

 言いつけを心にしまって、セリオはデートに出かけた。

 次の日、言いつけどおりにデートが終わったことを綾香に伝える。
「綾香様、来栖川家の恥になるようなことはさせませんでした。
 しかし、私が浩之さんの家に恥をかかせてしまいました」
詠美「ねー、アンチュウモサクってどんな意味だったっけ?」
由宇「むかし茂作さんちゅう腕のいい餡子職人がおったんやけどな、
   ある時餡子を作るでっかい樽に落ちて溺れ死んでしもたんや。
   その事から、どんなに好きなものでもドップリのめり込んじゃいかんちゅう意味や」
詠美「あーそうそう、思い出した」
耕一がタバコを吸うのを見て千鶴が忠告した。
「耕一さん、タバコを吸うのは止めた方が良いですよ。発育を妨げますから。」
「そういう千鶴さんはタバコはすわないの?」
「生まれてこの方、一度も吸ったことはありません」
耕一の質問に千鶴が答えると、耕一は千鶴の顔からやや視線を下げて言った。
綾香「良いニュースと悪いニュースがあるの」
浩之「何だ? 一体、何があったんだ?」
綾香「私、赤ちゃんが出来たの。」
浩之「なるほど。それで、良いニュースと言うのは?」
浩之「良いニュースと悪いニュースがある」
雅史「え、一体、何があったの?」
浩之「もうすぐ俺は父親になるらしい。昨日そう言われた」
雅史「うっうう……それはおめでとう。で、良いニュースは?」
詠美「良いニュースと悪いニュースがあるの」
和樹「なにかあったのか?詠美」
詠美「和樹の子供が出来たみたいなの。お医者さんにそう言われた」
和樹「え?そ、そうか。で、悪いニュースは?」
詠美「温泉パンダも高瀬さんも同じこと言われたの」
 北川が薬局に入っていった

北川「よぉ、栞ちゃん。いきなりなんだけど、毒薬をくれないか」
栞「北川さん、何に使うのですか?」
北川「あぁ、香里を殺したいんだ」
栞「そんな事、絶対出来ません!! 帰って下さい!!」

 北川は内ポケットから一枚の写真を取り出し、栞に見せた。
 その写真には、北川の妻である香里と、栞の旦那の祐一がベッドにいる姿が写っていた。

栞「北川さん…、処方箋があるなら先に出してくださいよ」
 買ったばかりのカツラと矯正下着で耕一を驚かせてやろうと思った千鶴は、
 鶴来屋の耕一の部屋へ、いきなり入って行った。

 ありったけのセクシーな声とポーズで千鶴は言った。
「いかが、貴方のお相手の中に、あたしのような女も加えて戴けるかしら?」

 耕一は答えた。
「諦めたほうが良いね。
 君は俺の女房に似すぎてるよ」
 営業で各地を飛び回る浩之がいた。
 田舎の町で車が故障してしまい、1人住まいの美しい女性の家に泊めてもらうことになった。
 ベッドに入ってみたもののなかなか寝付かれない。
 その時、こつこつと誰かがノックする音がした。
 浩之が、大急ぎでドアを開けると、ナイトガウンを着た女が立っていた。
「おひとりで淋しくありません?」
 と彼女は言った。

 浩之は胸をわくわくさせながら言った。
「それはまあ」

「まあ、良かった」
 女は顔を輝かせた。

「車が故障して泊めてもらいたいという方が、もうお一方みえてますの」
パーティの最中に春原がのどを詰まらせたとき、運良くその場の者はみんな人口呼吸の心得があった。
でも、不運なことに、だれも実際に人口呼吸を施すほど春原のことを好きじゃなかったんだ。
 聖と往人がお盆休みの予定を話していた。
聖「国崎君。お盆休みの旅行は、佳乃が行きたいと言うので北海道だ」
往人「それは構わんが。もしもの時はどうするんだ?」
聖「もしもの時? 大丈夫だ。火葬場は休みじゃない」
 万能ワクチンを開発したという石原麗子

患者「胆嚢に石ができたらしいんですけど」
麗子「”胆石”ですね。私が開発したワクチンを使用しなさい」
患者「胃潰瘍が直らないんですけど」
麗子「”初期癌”ですね。私が開発したワクチンを使用しなさい」
次の人「あのー、今の男の妻なんですけど本当はどうなんでしょう」
麗子「”付き添い”ですね。私が開発したワクチンを使用しなさい」
来栖川家主催のパーティーに招待された千鶴は、黒のドレスに黒の手袋、
そして黒のハイヒールを履いて出かけた。

しかし、パーティーの会場に入ろうとしたところ、執事のセバスチャンに
止められてしまった。

「お嬢様、申し訳ございませんが今夜のパーティーは仮装パーティーです。
 正装ではお入りできません」

そこで千鶴はやおらドレスを脱ぎ、手袋とハイヒールだけの姿になって
再び会場に入ろうとしたが、またしてもセバスチャンに止められてしまった。

「お嬢様、何度も申し上げますが今夜のパーティーは仮装パーティーなの
です。パーティーの趣旨をご理解いただきたく・・・」

「あなたこそわからないのですか?
 わたしはスペードの5ですッ!!」
仕方なく、千鶴はウェイトレスの恰好をして入ろうとした。
「申し訳ありません。たった今、禁止されている
業務上権限・責任を持つ職業のコスプレに、
『コックなど』が追加されました」
 対立する久瀬と反生徒会長が会談をした。

 久瀬は言った。
「僕はどんなときでも生徒会躍進の機会を逃さない。
 例えば掃除を手伝って欲しいといわれた時、『選挙のときはよろしく。生徒会だ』と言って手伝う」

 反長も負けじと言い返した。
「私もいつも運動しているわ。
 私の場合は掃除を手伝って欲しいといわれた時、まったく手伝わないわ。
 どんなに頼まれても絶対手伝わないの。
 それで去るときにこう言うの。
『選挙のときはよろしく。生徒会よ』」
猪名川由宇「詠美、歴史のテストはどうやった?」

大庭 詠美「ふみゅっ!あんまりよくなかったけれど、でも、とぉーーーーぜんよね! 詠美ちゃんさまが産まれる前のことを聞いてるんだもん!」
 浩平が馘になり、職を失うはめになった。
 が、家族を路頭に迷わせるどころか、悠々自適の生活を送れる事が解った。
 知らぬ間に、彼の妻の瑞佳がアパートを4棟も所有する資産家になっていたのだ。
 瑞佳は、夫婦の営みがあるごとに1000円ずつ貯金していたのである。

浩平「驚いた、お前はほんとに素晴らしい女房だよ」

瑞佳「うん、でも浩平は良い夫とは言えないもん。
    もし浩平が心底わたしを愛してくれてたら、あの駅前マンションが私達の物になったんだよ」
夫である祐一が失業したため、
妻の真琴はけなげにも働きに出ることにした。
しかし、出来ることといったら、結局は世界最古の職業しかなかった。

働きに出た一日目の深夜、真琴が真夜中にへとへとになって帰ってきた。
出迎えた祐一が真琴の財布を開けてみると、六万と五百円が入っていた。
「まあまあだな」祐一は妻が稼いできた金額を、頭の中で綾香で割りながら言った。
「でも五百円って何なんだ。五百円しか払わない奴がいたのかよ」
「何いってるのよぅ」と真琴。「全員よぅ」
 浩之がバーで飲んでいると、一人の女が声をかけてきた。
 童顔のスレンダーな女だ。
 浩之は彼女と一夜の恋に落ちた。
 彼女のリップテクニックは絶品だった。
 浩之は何度も天国を見た。
 浩之の背中を愛撫しながら彼女は耳元でささやいた。
「浩之のお尻に入れたいな」

浩之「!!!」
 由綺がファンレターを受け取った。
 中の便箋には「ふられ女」とひと言だけ書いてあった。
 手紙を前にしかめ面をしている由綺を見て、弥生が尋ねた。
「由綺さん、その手紙がどうかされたのですか?」
 すると由綺は答えた。
「えぇ、差出人の名前しか書いてないから」
「お客様、大変申し訳ありませんがお体から金属反応がありました。
 失礼ながらあちらで持ち物を調べさせていただきたいのですが」

「はわわ〜、すいませ〜ん。わたし、ろぼっとなんです〜」
 敬介は死に別れた妻との間にできた観鈴と、晴子には内緒で会っていた。
 が、自分が父である事は言えずにいた。
 何度目かのある日、敬介は観鈴に聞いた。

敬介「なぁ、観鈴ちゃん。僕が君のお父さんじゃダメかい?」
観鈴「それはむりかな。
    だっておじさんは私と遊んでくれるし、何度も会ってくれるもの」
恋人の杏と同棲生活も長くなった朋也。
ある日、杏が熱を出したため、それまで料理の上手い恋人に任せきりだった厨房に入ることになった。

「おおい、紅茶のティーパックはどこだ?」
そう尋ねた朋也に、布団の中から杏はだるそうに答えた。
「あんたの目、フシ穴にビー玉がつまってんの?
あんたの目の前にある『コショウ』って書かれた缶の中よ」
 ある日、詠美が眼鏡屋に行き、メガネを作った。
 ところが後日、メガネを店に突き返しこう言った。
「これじゃ全然ダメだわ。 新聞すら読めないじゃない!」
 店主は不審に思いつつ再度検眼した。異常は無い。
 店主はふと思いつき紙に『馬鹿』と大きく書いて彼女の鼻先に突きつけた。
「読めますか?」
「えーと、うま…しか…?」
 店主は呆れた顔で言った。
「お嬢さん、まずは学校に行って下さい」
 香里は、占い師から深刻な占いの結果を聞いていた。
占い師「奥さん、近いうちにご主人が変死されるかもしれませんよ」
香里「えぇ、それはわかっているの。
     それで、あたしは捕まるの、捕まらないの?」
 一目で酔っ払っていると解る女が快活な様子で役所の戸籍係に飛び込んできた。
「みんなー、聞いてやー!」
 彼女は叫んだ。
「うちの観鈴ちんに双子が生まれたんやでー。これから届けるんやー」

「何であなたは『みんな』と言うんですか?」
 係が言った。
「ここには私一人しかいませんよ」

「あんた、二人じゃないんか?」
 祖母になった女は、眼をパチクリしながら言った。

「そうかい、どうも家へ帰ってみた方が良さそうやわ。もう一度赤ん坊を見てみよ」
KeyのスタッフがOHPで
「BABA.DOSは基地外!」
と大書し、VAに総額200万の訴訟を起こされた。

内容は
名誉毀損で20万
企業秘密漏洩で180万
 高級車を50万円で売りますという広告を見て、一も二もなく買った。

 売り手の千鶴は権利書と領収書をくれた。
買い手「奥さん、この車を盗むわけにはいきません。
      これは3500万円くらいで売られているんですよ」

千鶴「分かってます
    夫は亡くなるなる直前にこの車を3500万円で買いました。
    でも、遺言にこの車を売ってその売り上げを愛人に渡すように、という指示があったんです」
 下川社長が亡くなり、遺言書が弁護士によって読み上げられた。

「故人の意思により、勤続二十五年以上の社員の方には各250万円が支払われます。」

 吝嗇家だとばかり思っていたのに・・・。歓声を上げる社員一同。
 だが、突然古株の社員が口を挟んだ。

「ちょっと待て、うちの会社は出来てまだ二十年しか経ってないぞ。」
浜辺で佇んでいる渚に汐が駆け寄ってきた。

汐「ママ、ちょっと泳いで来ていい?」
渚「ダメよ。ここは鮫が出るんだから」
汐「でもパパはああやって泳いでるじゃない!」
渚「パパは保険に入ってるからいいの」
詠美と由宇がまた言い争っていた。
詠美「うちのサークルの方が度量はちょおいいんだから。
    たとえばうちのサークルの前で『CAT OR FISH!?の同人誌は
    最悪の出来だ』と叫んでも気にもしないもんね」
由宇「そういうたら、うちのほうがもっと度量はあるで。
    うちのサークルの前で『CAT OR FISH!の同人誌は最悪の出来だ』
    と叫んでも気にもせんからな」
 綾香がロンドンを訪れた。
 ヒースロウ空港の入管で、パスポートと入国書類を係官に差し出した。
 その書類に目を通した係官が首をひねった。
 S(独身)とM(既婚)の箇所両方にマークがしてあったからだ。

「いったい何のつもりなんだね?」

 係官の問いに綾香は微笑んで、

「両方好みなの」
祐一と名雪が海へ行った際祐一が鮫に襲われ片足を食いちぎられると言う事故が起こった

後で分かった事で祐一が鮫に襲われているとき名雪は鮫に襲われていると知っていて助けようとしなかったと言う。

何故助けなかったと怒り狂う祐一に名雪は冷静にこう答えた。

「だって、あの鮫祐一に惚れたと思ってたから」
柏木千鶴が魔法の鏡を手に入れ、早速鏡に質問した。

千鶴「鏡よ鏡、私は何歳に見える?」

鏡 「お顔を見れば16歳、体を見れば15歳に見えます」

千鶴「まあ、それではソフ倫にひっかかってしまうわ」

鏡 「ご安心ください、足し算がまだ終わっていません」
浩之「結婚しよう」
綾香「どうせヤリたいだけなんでしょ?」
浩之「ヤルだけなら結婚しなくてもできるじゃないか」
綾香「ごめんね。常識で判断するべきだったわ…」
 北川が婚約者の香里に聞いた。
北川「俺が好きだったんなら、なぜ最初は『嫌っ』って言ったんだ?」
香里「北川君がどうするか見てみたかったのよ」
北川「酷いなぁ。
    でも、落胆して、話も聞かずに部屋から出ていったかもしれないのに」
香里「さあ、どうかしら。ドアに鍵をかけていたもの」
 喧嘩っ早くて有名な梓の息子がバーで飲んでいると、一人の酔っぱらいが入ってきた。
 酔っぱらいは千鳥足で歩きながら、男を指さすとこう言った。
「お前の母ちゃんはこの町で一番の床上手だ!」

 酒場にいた客たちは、てっきり喧嘩が始まるものと静まりかえった。
 が、息子は黙って酔っぱらいを無視したため、酔っぱらいはフラフラと出ていった。

 30分後、また酔っぱらいが千鳥足で戻ってきて、男を指さして言った。
「オレは今、お前の母ちゃんとやってきたぜ。すごく良かったぜ」

 息子の顔は真っ赤にふくれあがり、酒場の客たちも、今度は絶対に血を見るものとかたずを呑んだ。
 が、息子は見るからに渾身の努力で怒りを押さえ込んだので、酔っぱらいはつまらなそうに、店を出ていった。

 そして、30分後、酔っぱらいがまたやって来た。
「お前の母ちゃんは好き者だ!」

 息子がついに爆発したように振り向いた。
「父ちゃん。いい加減にしてくれ!」
 祐一を見つけた北川はとても心配になった。
 こんなに酔いつぶれている祐一は見たことがない。
 北川は祐一の座っているカウンターに近づき声をかけた。

北川「よぉ、相沢、どうした。何かまずいことでもあったのか?」
祐一「女のことだよ。それじゃ悪いか?」
 と、ぶっきらぼうに答えた。
北川「まぁ、落ち着けって。話してみろよ。聞いてやるからさ」
祐一「お前の彼女の香里のことなんだが」
北川「俺の彼女? 美坂がどうした?」

祐一「あのなぁ、香里なぁ、浮気してるみたいなんだ。
    俺ら2人とも騙されてるよ、きっと」
 デルタ航空のジェット機がアリゾナ上空を飛行中、副操縦士が機内放送で乗客に地形について説明していた。

「右手に見えてきたのがアリゾナ州北部の主要な観光地のひとつ、メテオ・クレーターです。
 これは直径約50メートル、重さ30万トンのニッケルと、鉄の塊が時速74400キロで地上に激突し、
 高温の破片を周囲何キロにもばら撒いた時にできた物です。
 隕石口は直径2キロ近くあり、深さは182メートルです」

 客室から、乗客の言うのが聞こえてきた。
往人「うわあ! もう少しで高速道路に当たるところだったんだな!」
香里「名雪良く眠っているわね。これって病気じゃないわよね」
祐一「俺もそう思って明日病院に連れて行こうかと思ってんだ」
香里「あらそう、で何処の病院なの?」
祐一「産婦人科」
敬介「ああ、僕はもう駄目だ。晴子に完璧に嫌われてしまった」
往人「あんまり落ち込むなよ。晴子なんて言ってみれば酒瓶のようなものだぞ」
敬介「ああ、しかしあの官能的なフォルムが僕にはたまらないのだ!」
往人「おい、しっかりしろよ。あの胸や尻に詰まっているのはアルコールだぞ」
敬介「ああ、思い出してしまった。あの表面張力がまた素晴らしい!」
 巨根で有名な矢島が結婚した。
 ハネムーンから帰った彼に友人達が夜の生活を尋ねた。

「それがね、彼女シックスナインしかしないんだ。どうも、笑いながら相手してるような・・・」
 往人がつらい風邪にかかってしまい聖に診てもらいにいった。
 聖は往人に錠剤を処方したが、風邪は一向に良くならない。

 二度目に聖の所へ行くと注射をうった。
 しかし全く治らなかった。

 三度目行くと聖は、家に帰り風呂に入り、すぐに出て家の窓を全開にし、
 裸のまま部屋の中を吹き抜ける風に身をさらしなさい。と助言した。

「でもよー聖」
 往人は抗議した。
「そんなことしたら肺炎になっちまうぞ」

 すると聖は、

「大丈夫だ、肺炎ならすぐに治せるからな」
 あるカトリック系女学校で面接試験が行われた。
 そこの教会で神父をしている壮年の芳晴は面接官として質問を投げかけた。
芳晴 「毎週教会に行ってますか?」
受験生の少女 「はい」としとやかにうなづいた。
 少女の育ちの良さを感じ取った芳晴は、なるべく簡単な問題を出して、少女を合格させてやろうと思った。

芳晴「この世界は神様が創られたことは知っていますね?」
少女「はい」
芳晴「では、最初の男の人の名を言ってください」
少女「…ここの教会の神父様です」
 帰宅した浩平が、小耳にはさんだうわさを妻に話した。
「なんでも、パブである男が大ボラを吹いていたそうだ
 『オレはこのあたりに住んでる女は、ひとりを除いて全員と寝た』
 ってよ…」
「たぶん、あのひとだわ」
 妻が答えた
「ほら、角に住んでる眼鏡をかけた…」
真琴がリビングに下りてくると、祐一が熱心に「女の統計学」という本を読んでいた。
あまりにも熱心に読んでいるので、真琴はどんな本なのか尋ねてみた。

「真琴、この本はな、凄く興味深いんだ。この本によるとな
 苗字に暴力的な文字の付いてる女性は初恋が実り易くて
 更に、名前には一般的に悪いとされている漢字の名前の女性ほど浮気される率が低いんだ」

流石に1人でしゃべり過ぎたかと祐一が一息つくと、真琴が決心したような顔で言った。

「真琴、今日から殺村凶子でいい……」
スーパーマーケットの店内で、浩之と和樹が押していた買い物カートを衝突させてしまった。
まず耕一が「申し訳ありません。女房の姿が見えなくなって捜していたもので。不注意でした」と謝ると、
「いやいや、それは俺も同じでしたから。お気になさらず」と浩之が言った。
「じゃあ、お互い協力することにしましょうか。あなたの奥さんはどんな人ですか?」
と耕一が言うと、浩之も頷いて答えた。
「私の妻は背は160センチくらい。長い髪を横ポニーにしています。
 体つきは、胸と尻は大きいですが垂れていなくて割と引き締まった体をしていますよ。
 で、あなたの奥さんはどんな感じですか?」
浩之の話を聞いた耕一は、にやけそうになる顔を抑えながら答えた。
「ウチの貧乳で年増のことなんてどうでもいいですから、まずあなたの奥さんを捜すことにしましょうよ」
 香里の家に栞が訪ねてきていた。
香里「あんな男とこのまま生活をしていたらイライラのし通しでやせ細ってしまうわ」
栞「じゃあ、さっさと別れてしまえばいいじゃないですか」
香里「もちろんそのつもりよ。でも後10キロ痩せるまで我慢するつもりなの」
 日本の南極探検隊は問題を抱えていた。
 科学調査のために必要なHM−13が、「極端な温度状況下」では動かなくなってしまうらしいというのだ。
 ただちに来栖川の技術チームが召集され、HM−13の改造が始まった。
 結果、HM−13はマイナス80度まで耐えられるようになった。

 準備を終えた探検隊は船に機械や装備を乗せて、南極へ旅立った。
 南極大陸にたどり着き、温度を見るとマイナス50度と出ていたが、
 HM−13は故障して動かなくなっていた。
日本の南極探検隊は問題を抱えていた。
科学調査のために必要なHM−13が、「極端な状況下」では動かなくなってしまうらしいというのだ。
ただちに来栖川の技術チームが召集され、HM−13の改造が始まった。
結果、HM−13は±80度まで耐えられるようになった。

準備を終えた探検隊は船に機械や装備を乗せて、南極へ旅立った。
昭和基地で起動したHM−13は各種の雑用・科学調査に活躍し、
隊員達の評判も良かった。
その評判は各国の基地にも伝わり、一台がアメリカの
アムンセン・スコット基地にも貸し出されることになった。

だが、アムンセン・スコット基地では、気温が動作保証範囲内だったにも関わらず、
到着したHM−13は起動せず、このように音声メッセージを流した。
「サテライトサービスの圏外です。北緯80度から南緯80度の範囲内で使用してください」
 散々粘ったが20打席連続三振をした祐一がベンチに引き返して来た。
 腰を下ろす前に、バットのラックを蹴りつけた。

 すると、監督の久瀬が言った。
「そんなことするんじゃない。 相沢君に怪我をされたらチームが困るんだよ」

 久瀬の思いもよらなかった温かい言葉に感じ入り、祐一は素直に反省した。
「すまない。こんな俺の事をそこまで思ってくれるなんて」

 久瀬は続けて言う。
「足を折りでもしたら、トレードに出せなくなる」
古河秋生はバスに乗るのを怖がっていた。
彼は交通事故ではなく、バスジャックに遇うのが怖かったのだ。

それを聞いて、娘婿の朋也が言った。
「何を怖がることがあるのさ。
包丁を持った男が同じバスに乗る確率は百万回に一回くらいなもんだぜ!」
すると、秋生は
「じゃあ、包丁を持った男が二人同時に乗る確率は?」
と聞いたので、朋也は
「そんなの百兆回に一回もないさ」
と答えた。

それを聞いてから、秋生は安心してバスに乗るようになった。
必ず包丁を持って。
 腕利きの殺し屋の御堂は、ある男の殺しを依頼された。
 まずその男の生活パターンを調べたところ、朝はきっかり7時起床、7時半ジョギング、8時出社、
 夜7時帰宅というように、時計のように規則正しい生活ぶりだった。
「けっけっけっ、これならやりやすいぜ。1人になるジョギングのときを狙おう」

 そして決行の日。御堂は銃を用意してスタンバイしていた。
 が、7時半を過ぎたというのに男はいっこうに現れない。5分過ぎ、10分過ぎ…。
 8時を過ぎても現れない。殺し屋はつぶやいた。
「ゲーック、ヤツの身に何もなければいいが…」
往人は夏風邪でも引いたのか咳が止まらず、時間外ではあったが霧島診療所へ行った。
しかし、医師である聖は往人のことだし大丈夫だろうと、朝の診療時間まで待つように言った。
そして、朝一番にやってきた往人を診て聖は言った。

「ふむ、随分咳は楽になったようだな」

「一晩中練習してたからな」
 ある隆山の一家がキノコ狩りに出かけた。家に戻ると、毒キノコのことが気になった。
 そこで、キノコを自分の家の猫に食べさせたのだ。
 そのかわいがっていた猫が何ともないことがわかると、家の者はすぐにキノコを食べ始めた。
 ところがひとりが窓の外を見ると先ほどの猫が芝生の上で瀕死の状態で倒れているではないか。
 全員、慌てて胃を洗ってもらおうと猫も連れて、救急病院へ急いだ。
 家にもどると、隣の柏木家の二女が置き手紙をしていた。

「お宅の猫に、姉が手料理を食べさせてしまいました。申しわけありません」
 晴子は、バイクを快調にとばしていた。。
 袋には非常に上等な、年代物の高価な酒が入っていた。
 そして毎度のように、納屋に突入していった。
 幸い、ケガは無いようだった。
 晴子は起き上がり、歩き始めた。数歩も歩いたろうか、
 ポタリ、ポタリと何か滴るものがある。

「神様」
 晴子は祈った。

「どうか、血でありますように」
「先生! 助けてください!」
綾香は精神科医に泣きついた。

「ここのところ毎晩同じ夢を見るんです。私は裸で眠っていて、同じく裸の五人の男が、私をギラギラした目で見ながら近寄ってくるんです」

「それで綾香さん、あなたはどうするんですか?」

「その男達を腕で押しのけるんです」

「なるほど、間一髪だね。で、私にどうして欲しいんですか?」

「夢の中の私の腕をへし折る方法はありませんか?」
 売春宿に耕一がやってきた。宿の女主人が尋ねた。
「あんたのアレ、どれくらいの大きさだい?」
「10センチ」
 女主人は見下すように叫んだ、
「女の子たち、ナニがたったの10センチの大男だとさ!」
 女の子たちは誰も出てこなかった。
 女主人は、もっと大きな声でがなり立てたが、誰も出てこなかった。
「しょうがないから、このあたしが相手してやるよ」
 二人は部屋の方に消えていった。
 15分後、女主人は這うようにして、受付の方に出て来た。
「このケダモノ、何で太さ10センチって言わないのさ....」
マルチと志保がたまたま一緒に下校していた時の事。
1人の外国人が英語で話し掛けてきた。

「英語っぽいけど……わっかんないわ」
「はうぅ〜日本語以外はインストールしてないんですよー」

続けて3種類の異なる言語で外国人が何か話し掛けてきた。

「あーダメダメ、さっぱりだわ」
「申し訳アリマセン〜」

外国人が諦めて立ち去った後、マルチが言った。

「私も英語ぐらいはインストールした方がいいんですかねー?」

「なんで? 今の人4ヶ国語も話せて役立たずだったじゃない」
 バーの常連の雅史がマティーニのダブルを楽しんでいると、香里が隣の椅子に掛けてきた。
 マスターは香里にシャンパンを注いだ。

 香里の方を向いて、
雅史「今日はちょっと特別な日でね。お祝いをしてるところなんだ」
香里「あら、あたしもよ」
 香里は雅史とグラスをカチンと合わせる。

雅史「で、君のいい事って何だったの?」
香里「ずっと前から赤ちゃんが欲しかったんだけど、やっと今日ねぇ、
    お医者さんに妊娠してるって言われたの」

雅史「そりゃ、おめでとう」
 そう言って雅史はグラスを持ち上げた。
雅史「僕は、ハムスターを飼ってるんだけどね、その中の一匹が今まで何年も子供を全然生まなかったんだ。
    でも今日、やっと子供を生むようになったんだよ」
香里「どうやったら子供を生むようになったの?」
雅史「雄を取り替えたのさ」

 香里はニッコリしながら言った。
「ホントに偶然ってあるのね」
 夕食を済ませると、和樹が妻の詠美に言った。
「詠美のお母さん、まだ風邪の具合がよくないんだろ?
 今晩は向こうの家に泊まってあげたら?」
「ポチが、ママの心配をしてくれて嬉しいわ!」
 詠美は喜び、和樹にキスをして車で出掛けたが、2時間後に帰ってきた。
「ママは割と元気だったわ。
 それよりポチが気遣ってくれた話をしたら、すごく喜んで、早く帰りなさいって言ってくれたの」

 その夜、1時を過ぎた頃、電話が鳴った。
 詠美は寝ぼけながら受話器を取り、黙って相手の言葉を聞いていたが、急に怒り出した。
「失礼ね!あたしはレズビアンじゃないわよ!」
 その剣幕に夫が目を覚まし、詠美に尋ねた。
「詠美、いったいどうしたんだい?」
「誰だか知らないけど、とっても失礼な電話だったよの。
 女のあたしに『ダーリン、うまく奥さんを泊まりに行かせた?』ですって!」
「良いニュースと悪いニュースがあるんだが、どちらから聞きたい?」
「じゃあ、良いニュースの方から頼むよ」
「ONEがKeyでリメイクされることが決まったんだ」
「それは凄いじゃないか。で、悪いニュースは?」
「そのリメイクには麻枝も涼元もタッチしないのさ」
すべての次女が巨乳であることを証明せよ。

数学者「梓は巨乳、綾香は巨乳、レミィは巨乳。よって帰納法により次女は巨乳」
物理学者「梓、綾香、レミィは巨乳。栞・・・測定失敗。
 名雪はまあ巨乳・・・。よって実験により証明された」
超先生「君たちが正しいと言ってるなら正しい正解だろう」
あゆが祐一にジグソーパズルを見せびらかし、「ボクって天才かも。
たった3カ月で完成させたんだもん。普通にやれば、3年はかかるヤツなんだよ」
って自慢した。ジグソーパズルの箱をみると「3years」の文字が……。
対象年齢「3歳児」。
葉鍵キャラ全員でカラオケ大会が行われた。
みんな思い思いの曲を歌って行き、残るは秋子・晴子・千鶴の3人になった。
「私達、なにを歌えばいいかしら?」
3人の問いに、その他全員が声を揃えてこう言った。
「マツケンサンバァ!!」

後ろの部分が特に強調されていたのは言うまでもない
「祐一、起きてよお仕事に行く時間だよ」
「おはよう名雪、もうそんな時間か」
「祐一寝すぎもう六時だよご飯五時に作っておいたのに冷めちゃったよ」
「悪いしかし俺も名雪を笑えないな二時間も寝過ごしちまうなんて」
定理    柏木千鶴は貧乳ではない
その証明 それを否定する測定結果は発表されたことが無い
この世に存在する数で最も大きいものは?
「詠美にワープロを打たせて、その内容がシェークスピアの
『ハムレット』と同じになるまで実験を繰り返す回数」
 国崎が豪邸を建てた。
 庭にはプールが3つ。
 観鈴が遊びに来て
「わぁ、プールが3つなんてすごいなぁ。でも1つだけ空なのはどうして?」
「1つは夏用に冷たい水が入れてあって、もう1つは冬用にって温水がいれてある。
 3つ目は泳げない人用に水が抜いてあるんだ」
「にははっ、ウレシイな。往人さん、私がカナヅチなのを覚えててくれたんだ」
マルチがセバスから、主人が芹香と綾香に買い与えた二頭の馬を世話するように言われた。ところがマルチには二頭の馬の見分けがつかない。悩んだマルチは長瀬主任に見分け方を聞いた。
「尻尾を切って長さを変える、という人もいますね」
すぐさまやってみたが、他方の馬が茂みに突っ込んで同じぐらいの長さになってしまった。マルチは今度はセバスに尋ねた。

「あまりススメはしないが、耳に傷をつけて見分ける人もいるな」
これもすぐさまやってみたが、他方の馬が柵に耳をぶつけ似たような傷をつけてしまった。今度はセリオに聞いてみた。

「せっかく私達は正確に長さを測ることができるのです。体長を測って見分けてはいかがですか?」
この方法は上手くいったらしく、息を切らせてセリオのところに駆け込み大喜びでマルチは言った。

「白い馬は黒い馬より2cm長かったです!」
神尾家の面々は居間でテレビを見てくつろいでいた。
晴子はチャンネルをニュースに切り替えた。

“ブッシュ大統領の「新宇宙計画」――月面基地や火星への有人飛行も視野に”

晴子「火星の有人探査やて。えらい話やな」

観鈴「そのうち太陽にも行けるようにもなるかも」

晴子「アホか。熱くて死んでまうやろ」

観鈴「夜に行けば熱くないよ。ぶいっ!」

往人「お前マジで頭いいな」

往人「いや待てよ。そもそも夜には太陽がないじゃないか」

観鈴「往人さん、賢い・・・。」
晴子「居候、あんたもたまにはマトモな事言うやないか。」
浩之・智子夫妻が、ひなびた田舎へ車で旅行中、些細なことで口論となった。
車内の雰囲気はどんどん悪くなり、普段なら言わないような酷い言葉も飛び交うようになった。

途中、農家を横切ると、豚や牛といった家畜がのどかに歩いていた。

「みっともなくでかい乳に垂れたケツ、それに腹の肉も相当酷い、ありゃお前の親戚か?」

「……そうや」

智子は続けた。

「義理のやけどな」
杏がウリ坊を連れて散歩していた。それを見た椋が言った。

「ヘイ、そこのアンタ、なんでブタなんか連れているんだい?」

「ブタなんかじゃないわ。猪よ。」

「アンタに言ってるんじゃないさ。猪に聞いたんだよ」
 休日、浩平が寝そべってテレビを見ていると、
 いきなり七瀬がやってきて浩平をひっぱたいた。
「イテェ、なんでだよ!」
「折原が、アレがヘタクソだからよ!」

 しばらくして七瀬が台所で料理をしていると、
 今度は浩平がやってきて七瀬を殴り飛ばした。
「なんでよ!」
「七瀬、どうして俺がヘタだと分かった!?」
ある日、綾香が警察へと足を運んだ。
前日に来栖川邸に忍び込んで捕まった窃盗犯と話をしたいというのだ。

「わざわざ、いらっしゃらないでも法廷で話せますよ」

「んー、法廷で話す話でもないから。
 ただ、旦那を起こさないで部屋に入る方法が聞きたいだけなのよ。
 長年試してるけど上手くいかないのよね」
浩平は大食い選手権に参加する事になった。
しかし、大会当日に体調を崩し、とてもじゃないが試合に勝つ事は難しいと判断した浩平は、
悪戯心が刺激されたのか、ただ負けるだけなのは癪なので相手をへこませる手を思いついた。
それは、試合である程度食った後に対戦相手に自分が盛大に吐くのを見せつけて、もらいゲロをさせる作戦である。
試合直前にひまし油と生卵をイッキし、準備満タンで彼は試合に臨んだ。

対戦相手は川名みさきだった。
 2人の男に先立たれ、斉藤が3人目の旦那になった香里がいた。
 ある日、斉藤が病気にかかってしまった。
 すると、
香里「あたしの妹は、薬剤師なんだけどよく効く薬を貰いに行きましょう。
    あたしの前の旦那も妹に薬を貰っていたのよ」
 すると、
斉藤「そいつにはおよばねぇ。もう治った」
レストランで久瀬が店と揉めていた。
暑いからと言ってはエアコンの設定温度を下げさせ
寒いからと言ってはエアコンの設定温度を上げさせているのだ。

かれこれ三十分以上もそんなやりとりを繰り返していた。
ウェイトレスの舞は顔色ひとつ変えず、裏と久瀬の間を行ったり来たりしている。

舞の様子を見に来ていた佐祐理は、そのやり取りを見て舞に尋ねた。
何故あの無茶苦茶な久瀬を追い出さないのか、と。

「いいの、この店にはエアコンなんて元々無いんだから」

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